夏休みの中だるみを防ぐ最良の方法は、勉強のモチベーションをあげることです。
以下の3つを軸に、高校受験を控える中学生や、大学受験を控える高校生に、適切なサポートをしてあげてください。
- お子さんに合った目標を立てる
- 2学期最初の理想の状態を明確にする
- 学習環境を整える
また、学年別にやるべきことを、公立校・中高一貫校に分けて、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高生や受験生が夏休みに中だるみをしてしまう原因と解決法
進路や成績における目標がない→お子さんに合った目標を立てる
勉強する意味がわからないため、モチベーションが維持できないケースです。
勉強の目標は、短期的なものから長期的なものまで様々です。
ゴールを設定し、そこから逆算して目標を設定していきましょう。
<目標設定の例>
- 超長期的:〇〇を研究する、〇〇業界で働く
- 長期的:〇〇大学に合格する
- 中期的:定期テストや模擬試験で△割以上とる・偏差値△を超える、評定平均△をとる
- 短期的:単元☆☆の理解度を深める
- 超短期的:参考書「□□」と問題集「□□」を完成させる
ただ、将来のキャリアや学びたいことなど、長期的な目標を見つけるのは簡単なことではありません。
どこの大学に通いたいかわからない状態だというお子さんも多いでしょう。
解決法は、以下の2つです。
①立てやすい目標を設定する
短期的な目標は、比較的設定しやすいはずです。
弱点単元の克服や得意単元の強化を目標にし、そのために何に取り組むかを具体的に考えるとよいでしょう。
②長期的な目標を見つける
職業や大学の学問などを調べ、興味のあるものを探します。
通いたい大学を見つけてもOKです。
高校1・2年生であれば、夏休みを利用してオープンキャンパスに参加するのがオススメです。
オープンキャンパスの重要性については、下記の記事をご覧ください
やるべきことがわからない→2学期最初の理想の状態を明確にする
やるべきことがわからないのは、現在の勉強の習熟度が理解できておらず、上記で述べた「短期的な目標(単元☆☆の理解度を深める)」が設定できない状態だといえます。
とはいえ、既習範囲をすべて復習して弱点を見つけようとするのは無理があるでしょう。
よってこの場合も、まずは短期的な目標を見つけるようにしましょう。
その際に一番わかりやすいのは、2学期最初の理想の状態を考えることです。
実用英語検定に合格する、中学2年生の後半から数学をやり直す、化学の問題集を進めておく、などモチベーションが続きそうなものをラインアップしていってください。
あまり思いつかないようなら、次の3つの視点から攻めてみましょう。
- 学校の夏休み課題を終わらせる
- 2学期の予習をためる
- 1学期の復習をする
学校の夏休み課題を終わらせる
英数の主要教科を中心に、学校(あるいは塾)課題をきちんと終わらせることを目標にします。
課題に取り組んだ際、不明な点が出てくればそれが弱点です。
中学内容の理解度が低くて行き詰まるようであれば、中学内容の復習をしましょう。
時間をかけて関連単元にも取り組めば、かなり充実した勉強ができるはずです。
2学期の予習をためる
予習が必要な教科を優先し、予習をためておきましょう。
2学期に体育祭や文化祭といった行事が集中している学校もあります。
余裕をつくっておくことで良いスタートを切れます。
1学期の復習をする
主要教科に絞り、中間テストや期末テストを解き直してみるのがオススメです。
丁寧に見直すことで、復習すべきことが見えてきます。
勉強する体力・集中力がない→学習環境を整える
成績が伸び悩んでいるほとんどの生徒に当てはまるパターンです。
自然と勉強時間が伸びることはほぼありません。
まさに自分との闘い。
試行錯誤しながら机に向かうしかないのですが、環境を整える工夫はできます。
勉強する場所をきれいにする
勉強する場所が乱雑に散らかっていては、無意識のうちに勉強意欲がますます削がれてしまいます。
どこに何があるのかがすぐにわかるようにするためにも、勉強場所は美しく保っておきましょう。
左右に物を積み上げがちな人は要注意。
1日5分ほどでよいので、整理整頓の時間を確保するようにしてください。
誘惑物を遠ざける
勉強に少し疲れてくると、遊びたくなるのは当然のことです。
そのとき、近くにスマートフォンやタブレットPCなどがあると、ついつい手が伸びてしまいます。
勉強場所には誘惑物を持ち込まず、休憩はリビングなどでするのが理想的。
勉強部屋から誘惑物をすべて排除するのが難しいようなら、少なくとも物理的に手の届く範囲には置かないようにしましょう。
また、スマートフォンやタブレットPCなどについては、家庭で使用ルールを決めておくことを強くオススメします。
スクリーンタイムでアプリの使用時間を制限するという方法もありますので、参考にしてください。
勉強場所を変えてみる
同じ場所で勉強すると、外部刺激が少なく飽きがきてしまいます。
自宅だけでなく、学校や塾の自習室を併用するとよいでしょう。
また、一人で勉強するのもよいですが、頑張っている人がいる空間で勉強するとモチベーションが維持しやすくなります。
ついつい遊びに興じてしまう、ということがないようであれば、友達と勉強するのも一つの方法です。
進捗管理を手伝ってあげる
勉強をどれだけしているかの確認をしてあげてください。
徹底する必要はありませんが、気にかけているよ、というメッセージをお子さんに発信することが大切です。
小さな成長を喜び、ほめてあげる。前向きな気持ちになれるような声かけを心がけましょう。
夏休みの中だるみ防止は、勉強スケジュールを立られるかが勝負
勉強の優先順位を決める
さまざまな科目・分野があるなかで、やりたい勉強のすべてを夏休み中にこなすのは大変です。
夏休みのスケジュールを立てるときには、勉強の優先順位をはっきりと決めておきましょう。
具体的には、以下の優先順位がオススメです。
- 学校や塾の宿題
- 苦手単元の克服
- 2学期の予習(受験生は受験勉強)
優先順位を決めておくことで、「受験勉強に熱が入りすぎて宿題に手を付けられなかった…」「ついつい得意科目の勉強に時間を割きすぎて、苦手科目の勉強を後回しにしてしまった…」などの事態を防げます。
1日あたり何時間勉強するか決める
夏休みは、勉強をまったくしない日をなるべく作らないようにして、毎日コツコツと勉強を進めましょう。
一気に勉強をするよりも毎日継続する方が、学力が上がりやすくなります。
部活や習い事などで忙しい日でも、「最低1時間は勉強する!」と決めておくことが大切です。
体調不良などのやむを得ない事情がある日以外は、自分が決めた最低限の学習時間は守るよう心がけましょう。
1週間ごと・1日ごとの計画を立てる
夏休み全体のスケジュールだけをもとに勉強を進めていると、いつの間にか計画通りに進まなくなってしまう恐れがあります。
「ちょっとくらい計画から遅れても、あとから頑張れば大丈夫だろう」と思っているうちに、取り返しのつかない遅れをとってしまう人も少なくありません。
その点、週の初めに1週間のスケジュールを立てておけば、計画から大幅に遅れにくくなります。
また、週の終わりにフリーの勉強時間を設定しておくことで、うまく進まなかった日の分を調整できます。
教科の極端な偏りが出ないように留意しながら、無理のない勉強計画を立てましょう。
毎日スケジュールを振り返る時間を作る
夏休み中には、毎日スケジュール通りに進んだか振り返る時間を設けましょう。
おすすめは、夜寝る前に10分程度の振り返りタイムを作ることです。
計画通りに勉強が進まない日があったとしても、焦る必要はありません。
目標を達成できるように、計画を柔軟に修正しましょう。
ただし、気が進まないなどの理由で計画を後ろ倒しにするのは良くありません。
イレギュラーな予定が入った・想定していたよりも問題集を解くのに時間がかかった、といった事情がない限り、最初に立てたスケジュール通りに学習を進めましょう。
家庭での中だるみ防止が難しいようならプロのサポートを検討する
思春期の中学生・高校生のサポートは難しい
中高生ともなると、思春期に突入して独立心が強くなり、親から距離をとろうとします。
勉強の目標やスマートフォンの使用ルールを一緒に考えるのは、難しいかもしれません。
さらに、勉強の進捗を見守り、やる気を引き出すような声かけも簡単ではないでしょう。
親よりも友達や先生の影響を強く受ける時期だからこそ、教育のプロである塾のサポートが有力な選択肢になりえます。
状況を打開するきっかけとして、検討してみてください。
プロのサポートを受けるなら個別指導塾がベスト
教育のプロと一口にいっても、その形態は様々です。
ただ、成績が伸び悩んでいるのなら、集団指導塾は避けた方がよいでしょう。
集団授業は、お子さんの習熟度に合ったものではない場合が多く、演習時間も確保できません。
「わかったつもり」になるだけというケースが多いのです。
一方、個別指導であればきめ細やかなサポートが期待できます。
ただ、家庭教師やオンラインでの個別指導ではなく、できれば周りに頑張っている生徒がいるところがよいでしょう。
刺激になり、励みにもなって、モチベーションを維持しやすくなるからです。
上記の理由より、プロのサポートを受けるなら個別指導塾がベストです。
夏休み明け確認テスト平均点越えの成績アップ例 | 中央大学附属中学校3年生 英語49点→70点
中高一貫校専門 個別指導塾WAYSに入塾し、夏期講習で成績アップを実現した生徒の実例です。
数学が好きでよく勉強していた一方、英語は嫌いで学習を避けていました。
中央大学附属中学校の英語の教材は『NEW TREASURE』です。
文法問題集やワークブックなどもあるため学習はしやすい反面、難易度が高いため闇雲に問題集を解いているだけではなかなか定着しません。
そこでWAYSでは、1コマ120分の指導時間により、英語の学習量を大幅に増加。
単語や英文の暗記と並行して学校課題の問題集を進めつつ、確認テストを実施して、効率よく確実に定着させていきました。
夏期講習の成果は、夏休み明けの確認テストに早速表れ、62点で平均点を越えたのです。
2学期の中間テストでは7割に到達し、本人も「英語は勉強すればできる」ということを実感して、数学と英語をバランス良く学習するようになりました。
《中高一貫校生専門の夏期講習》
勉強スケジュールを立てるのが難しい場合は、学習環境が整っている個別指導塾の夏期講習で解決できるかもしれません。
また、プロの講師に質問することで疑問点を解消し、効率よく学習を進めて、学習の遅れを取り戻すこともできます。
中高一貫校専門 個別指導塾WAYSの夏期講習で成績アップを実現できるのは、「わからない」を「わかる」に変える指導、「わかる」を「できる」に変える確認テストが秘訣です。
お子さんが中高一貫校生なのであれば、ぜひ下記のページも合わせてご覧ください。
【公立校】<学年別>夏休みにやるべきこと
学校の課題だけでは演習量が不足します。
高校受験や大学受験で中堅校以上を狙うのなら、塾に通うのがよいでしょう。
大学受験については、中高一貫校と比べると進路指導が十分でない場合が多いです。
教科指導以外のサポート体制も充実している塾を選ぶようにしてください。
中学1年生:大人のサポートのもと、英数国の土台固めをしよう
中学からは、算数が数学に変わり、英語が本格的に始まっています。
1学期の時点でつまずいていないかを確認し、英数国の復習をしましょう。
小学校の学習内容と比べると難しく感じる生徒が多いので、自走できるまでは大人のサポートがあるとよいでしょう。
厳しそうなら塾の夏期講習などを利用してください。
お子さんの学習状況に合わせてくれる個別指導塾がオススメです。
中学2年生:英数国の土台固めを継続
高校受験の主軸となる英数国の地力を養成しましょう。
教科書レベルの内容をきちんと理解し、苦手単元をつぶしていくイメージで勉強してください。
難しいことをやるのではなく、基礎を丁寧に押さえることが大切です。
中学3年生:高校受験対策|受験生にとって夏休みは、基礎固めの最後のチャンス
中学1年~2年生の内容を押さえましょう。
英数を主軸に勉強します。暗記要素が強めの理社が次点です。
勉強時間の目安は1日8時間。
勉強スケジュールをしっかりと立てて学習を進めてください。
また、模擬試験を受験して現状を把握するのも大事です。
もちろん、見つかった弱点は、参考書や問題集などで補っておきましょう。
高校受験に強い塾の夏期講習に参加してみるというのも手です。
高校1年生:英数古典の土台固めをしよう
主要教科のうち、英数古典は高校内容になり難化しています。
教科書レベルから順に基礎をしっかりと押さえておくことが大切です。
つまずいてしまった人は、下記の記事を参考にしてください。
中学英語の復習法
数学の勉強ガイド
志望大学・志望学部を念頭に、文理選択を考える時期です。
オープンキャンパスに参加するというのもよいかもしれません。
難関大学志望者は、塾の夏期講習などに参加し、通塾を検討しましょう。
高校2年生:英数古典の土台固めを継続
部活動や課外活動で忙しい時期です。
高校1年生から引き続き、英数中心に復習を進めるとよいでしょう。
理系であれば理科、文系であれば社会にも触れておいてください。
理科は教科書+教科書準拠問題集を進め、社会はノートまとめをしましょう。
独学での勉強に不安があるなら、塾の夏期講習に参加するのがオススメです。
高校3年生:大学受験対策|受験する大学の過去問を解く
まずは、受験する大学の過去問を一年分解いてみましょう(共通テストも含む)。
どのような問題が出るのか、ゴールを再確認しておくことは大切です。
演習は塾や市販のテキストを中心に行います。
なお、理社については、学校の授業が2学期までに終わらない可能性があるので注意が必要です。
学校の進度に合わせるのではなく、先取り学習を進めましょう。
【中高一貫校】<学年別>夏休みにやるべきこと
ほとんどの中高一貫校では、主要教科を中心に非常に多くの課題が出されます。
答えを書き写して終わりではなく、きちんと理解できるように取り組みましょう。
「わかる」だけでなく、自分で「できる」段階まで到達するのが理想です。
下記では、学校課題のほかにやるべきプラスアルファを紹介します。
部活動や課外活動にも取り組みつつ、充実した夏休みにしてください。
積み重ねが必要な英語の復習に時間をかけるのがポイントです。
中学1年生:大人のサポートのもと、英数の土台固めをしよう
中学からは、算数が数学に変わり、英語が本格的に始まってきます。
中学内容を2年間で終わらせる中高一貫校の授業についていけるかどうかは、中学1年生のスタートダッシュにかかっているといえるでしょう。
1学期の定期テストや小テストの成績が伸び悩んでいるのなら、1学期の復習を行いましょう。
数学は教科書や問題集の問題の解き直し、英語は暗記を進めます。
暗記中心の英語をサボってしまう中高一貫校生が多いので注意が必要です。
ここで手を抜く習慣がつくと、後に長く響きます。
繰り返し泥臭く取り組むしかありません。
中高一貫校生必見!英語の勉強法を徹底解説
数学の苦手な人のための勉強法を解説
1学期の定期テストや小テストの成績が安定しているなら、2学期の予習をためておくようにしてください。
下記の記事で、さらに詳しい解説をしています。合わせてご覧ください。
中学1年生の理想的な夏休みの過ごし方を解説
中学2年生:英数+古典文法の土台固めを継続
中高一貫校であれば、中学2年生の1学期までで中学2年生の学習内容がすべて終わっているはずです。
英数を主軸にしっかりと復習しましょう。やり方は、中学1年生の項をご覧ください。
古典文法が始まっているなら、その復習もしておきましょう。
少し目先を変え、実用英語検定3級(範囲は中学英語まで)の対策をするのもオススメです。
中学3年生:英数+古典文法を強化
中学内容の学習が終わり、高校内容に入っている時期です。
古典文法を強化しつつ、英数を主軸に学習しましょう。
このあたりから学校課題の難易度も上がってきます。
復習をしないとできない場合は、復習を優先してもよいでしょう。
余裕のある人は、先取り学習や大学受験用の問題集に取り組んでみてください。
高校数学の勉強ガイド
実用英語検定準2級(範囲は高校1年生まで)の取得を目指すのもオススメです。
中高一貫校生の英検事情について徹底解説
高校受験がないので中だるみしがちな時期です。
高校進学に向け、勉強する体力を身につける時期にすることが理想です。
モチベーションを少しでも高めるため、受験する可能性のある大学を見に行くなどしてみましょう。
下記の記事で、さらに詳しい解説をしています。合わせてご覧ください。
中学3年生の理想的な夏休みの過ごし方を解説
高校1年生:英数(+理系志望は理科)を強化
英数は既習事項がかなり多くなってくるため、基礎固めが十分なら大学受験を意識した標準演習に入ることも可能です。
理系志望であれば、化学+物理or生物の教科書準拠問題集を解き直すのもよいでしょう。
ただし、基礎がおぼつかないようなら、数学は教科書+教科書準拠問題集をやり直すようにしましょう。やり方は中学3年生の項で示した通りです。
英語は、下記の記事を参考にしてください。
理系志望の場合は、高校2年生以降、英語を勉強する時間が減ってしまいます。今のうちにしっかり勉強しておきましょう。
中高一貫校生にオススメの問題集を紹介
英語長文読解の勉強ガイド
英作文の勉強ガイド
リスニングの勉強ガイド
英検準2級・2級の取得を目指すのもよいでしょう。
志望大学・志望学部を念頭に、文理選択を考える時期でもあります。
ぜひオープンキャンパスに参加してください。
オープンキャンパスについて詳しく解説
高校2年生:ライバルと差をつける勉強をしよう
志望校が決まっているなら、過去問に目を通しておきましょう。
どのような問題が出るのか、解答形式などを知っておくと勉強の方針を立てやすくなります。
高校3年生の夏休みは、多くの受験生が勉強に注力するので、差がつきにくいです。
高校2年生の夏休みの過ごし方が重要だといえるでしょう。
理系
高校2年生では数ⅢCが始まり、理科が本格化してきます。
数理の教科書・参考書・問題集を進めていくのが基本です。
英語の勉強時間が減りがちなので、意識的に勉強時間を確保するようにしてください。
英語の勉強法は高1と同様です。
化学の必勝法を解説
物理の必勝法を解説
生物の必勝法を解説
社会については、使用科目を決めて少しずつ暗記を進めましょう。
文系
英数を主軸に勉強を進めます。やり方は、高校1年生と同様です。
それから、社会については使用科目を決めておきましょう。
また、できれば志望校もある程度絞り、二次試験で社会を使うかどうかを決めておきます。
国公立大学では、東京大学や京都大学であれば二次試験に社会が必要です。
それ以外は不要ですが、大阪大学文学部のように、数学と社会を選択できるケースもあります。
私立大学については、学部や受験型により異なりますが、数学と社会が選択できるところは相当数存在します。
二次試験で社会を使わない場合は、ノートまとめをしつつ、軽く復習しておくくらいでよいでしょう。
二次試験で社会を使う場合は、ノートまとめに加え、基礎事項を本格的に覚え始めてください。
高校3年生:大学受験対策を進めよう
受験する大学の過去問を一年分解いてみましょう(共通テストも含みます)。
どのような問題が出るのか、ゴールを再確認してください。
勉強法については、英数は高1、理科は高2と同様です。
社会で二次試験がある場合は、記述対策を本格的に始めましょう。
ただし、全教科について言えることですが、共通テストレベルの問題が解けないようなら、基礎~標準をやり直すことが急務です。
焦って難しい問題ばかりやらないように注意してください。
中高一貫校生の夏休みの学習サポートは、専門塾WAYSへ
質の高い自学自習は独力では難しい
学校の宿題や大学受験対策など、中高一貫校生がこなさなければならない課題は膨大です。
やるべきことを決め、計画を立てたとしても、効率よく学習を進めていくのは簡単ではありません。
さらに、ご家庭で学習進捗を管理しようにも、仕事で家にいないなどの事情で、中途半端になってしまうことがほとんどです。
お子さんが中高一貫校生なのであれば、実績と経験のある「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」の夏期講習がオススメです。
中高一貫専門塾WAYSの夏期講習で成績アップ!実例2選
鎌倉女学院中学2年生 | 英語41点→62点、数学57点→75点
中学2年生の7月末に入塾した生徒の実例です。
WAYSに通塾するまでは、学校の課題は期限通りに提出できるものの、英語も数学も不明点や疑問点が解消しきれていませんでした。
苦手単元や解き方が不明確な問題が増えて、何から手をつけていいか分からなくなっていたのです。
そこでWAYSでは、夏期講習期間を利用し、苦手単元を絞り込んで疑問点を残さないように不足している演習量を補っていきました。
その結果、夏期講習のわずか1か月で英語が21点、数学が18点アップ。
担当の講師とテストまでの日数を確認しながら学習計画を立てて実行したことが、功を奏しました。
日本大学鶴ヶ丘高校1年生 | 物理23点→66点、数学A 52点→66点
高校1年生の8月に入塾した生徒の実例です。
この生徒は部活動が忙しいため、テスト範囲を反復演習しないままテストに臨んでいました。
その結果、物理が赤点、数学も平均点を大幅に下回るという状況でした。
WAYSの季節講習は、生徒の弱点に合わせてピンポイントに対策を行います。
そして、WAYSには理系に強い講師が多数在籍しています。
夏期講習では、物理を中心に講師の解説で疑問点を解消しつつ、基礎から徹底的にやり直しを行いました。
また、通常指導では数学を計画的に進め、学校の授業に追いついていけるように対策をしていきました。
この生徒は入塾からわずか3か月で大幅な点数アップを実現しました。
学習時間を確保しやすい夏休みを有効利用できたことが勝因です。
成績をアップさせるWAYSの夏期講習システム
WAYSは専門塾だからこそ、中高一貫校のレベルの高い教材にも完全対応しています。
前学期までの総復習をするコアカリキュラムや長期休みの宿題サポート、大学受験対策や英検®対策など幅広いカリキュラムを用意。
学習計画についても、プロの講師がサポートします。
WAYSのベースにあるのは、1コマ120分の長時間指導です。
これだけ長い時間になっているのは、演習→解き直し→確認テストのサイクルで、指導時間内に学習内容を定着させるためです。
指導時間の最後の30分で、演習で間違えた問題や、理解が不十分で講師が解説した問題の解き直しを行ってもらいます。
また、次回の指導時間の冒頭で確認テストを行い、学習した内容が定着しているかをチェックしています。
二重の確認テストを用いて「できる」まで繰り返し確認することで、着実に力がつくのです。
学習内容が定着したかどうかを判断するのは簡単なことではありません。
WAYSでは確認テストを毎回実施するので、学習到達度を客観的に把握できます。
そして、WAYSは他の生徒の勉強する姿が見えるように設計しています。
自分と同じように頑張っている仲間が近くにいるから頑張れる。
モチベーションを保ちやすくなっているのです。
WAYSの夏期講習の詳細については、下記のページをご覧ください。
投稿者プロフィール


- 中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。