高校の数学の参考書の定番「チャート式」10種類を、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が解説。
- どれを選べばよいかわからない
- 自分に合わないレベルのものを購入してしまった
- 学校で配布されて使っているものの、うまく使いこなせていない
以上のような悩みを抱えている高校生と、その保護者様に向けて、レベルに合ったチャート式を選べるようサポートいたします。
また、チャート式は使い方・勉強法も重要です。例題と類題のみを解くなど、効率的に使う方法も合わせて紹介します。
このページの目次
数学の参考書の定番|4色チャート
定番の4色チャートの難易度は、難しいものから順番に並べると、次の通りです。
- 赤チャート【最難関国公立・私立大対策向け】
- 青チャート
- 黃チャート
- 白チャート【もっともやさしいレベル】
詳細は数研出版のホームページ「チャート式参考書 レベル表 – 数研出版」にて確認することができます。
※2025年7月時点で、レベル表から赤チャートが削除されています。赤チャート個別ページにて最難関国公立・私立大対策向けである事実が確認できます
ただしこれは、白チャート→黄チャート→青チャート→赤チャートの順に取り組むことを推奨しているものではありません。
黄チャート・青チャート・赤チャートは重厚な問題が数多く収録されているため、仕上げるのにかなりの時間を要します。
ですので、下記のいずれかのパターンをおすすめします。
①白チャート完成→黄チャート・青チャート・赤チャートのうち、いずれか1冊
②黄チャート・青チャート・赤チャートのうち、いずれか1冊+苦手な単元のみ白チャートを併用
では、各色について、中高一貫校専門塾の立場から詳しく解説します。
基礎の白チャート
白チャートは、数学が本当にできない、数学アレルギーな人におすすめのチャートです。
解説も初学者向きですし、exercise(演習用問題)も例題も見れば解けるようになります。
授業についていきたい、テストで平均点を取りたい方におすすめです。
全ての問題ができるようになれば、共通テストレベルはクリアしたことになります。
ただし、発展的な問題は少ないため、白チャートのみでは高得点を獲得しづらいのが弱点です。
高得点狙いの人はほかの問題集と併用しましょう。
標準の黄チャート
黄チャートは、授業や教科書にはついていけているが、実践問題になるとつまずく人におすすめです。
青チャートや赤チャートに載っているような高難易度の問題は採録されていませんが、押さえておきたい典型問題を幅広くカバーしています。
また、難易度も決して低くはなく、応用力の強化にも使えます。
難関大学を志望している人にはぴったりの一冊です。
発展の青チャート
青チャートは、チャート式の中で特に人気のある参考書で、多くの進学校で採用されています。
教科書や授業もある程度余裕をもって理解でき、実践問題をどんどんこなしたい人におすすめです。
黄チャートに比べexerciseの難易度も高く、解説もかなり詳しく書かれています。
最難関レベルの大学の入試対策に向いている一冊です。
内容が難しいと感じる単元があれば、先に白チャートの例題に取り組むとよいでしょう。
最強の赤チャート
赤チャートは、教科書や授業、実践問題も難なくこなすことができ、高校数学を極めたい人向けの一冊です。
旧帝大(東京大、京都大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大)レベルで、数学を得点源にしたい人に最も適しています。
問題の難易度は高いものの、解説がわかりやすく書いてあり、「青よりも使いやすい」と言う生徒もいます。
ただ、すでに青チャートを持っているのなら、無理に乗り換える必要はありません。
青を持っているなら青、赤を持っているなら赤を、繰り返しやるのがおすすめです。
専門的な対策に適した6色チャート
ここから紹介する6種類のチャート式は、専門的な対策に適しているのが特徴です。
共通するのは「これ一つでは数学対策はできない」という点。
あくまで定番の4色チャートの補助的な役割に過ぎません。
基礎のスカイチャート
スカイチャートは、数学の最も基礎的な部分がコンパクトにまとまっているのが特徴です。
難易度は白チャートと同程度ですが、問題数が1/4程度と少ないため、短時間で要点の確認ができます。
定期テスト対策として、基礎の確認に使うのもよいでしょう。
ただし、白チャートの方が解説が丁寧で、体系的に問題が整理されています。
基礎からしっかり数学を勉強したい場合は、白チャートがオススメです。
大学入学共通テストの緑チャート
緑チャートは、全問マーク式の問題集です。
解き方が定められているなかで、どのように答えを導いていくかを練習できます。
共通テストだけでなく、マーク式の私立大学の入試対策としても使える一冊です。
ただしスカイチャート同様、網羅性は低いため、他の問題集と併用するのが無難でしょう。
【短期完成】大学入学共通テストの黄緑チャート
黄緑チャートは、全問マーク式の問題集で、難易度は緑チャートの例題レベルです。
大学入学共通テストの数学に強い苦手意識がある人にオススメです。
ただし、この一冊だけでは共通テストで高得点をとることはできません。
次のステップとして、緑チャートや他の問題集に取り組んでください。
入試対策の紫チャート
紫チャートには、「入試必携168」と「入試によくでるこれだけ70選」があり、前者をインプット用、後者をアウトプット用として使うのがオススメです。
「入試必携」は文系、理系で分かれており、「どの公式を使い、どのように解くか」がわかりやすくまとめられています。
「入試によくでるこれだけ70選」は、入試頻出問題や問題分析がコンパクトに掲載されています。
難易度はやや高めで、青チャートと同程度です。
国公立大学の二次試験対策本ですが、演習量が足りないため、時間に余裕があるなら青チャートを使った方がよいでしょう。
極みの黒チャート
黒チャートと呼ばれる「数学難問集100」は、前半45問、後半55問に分かれています。前半はある高校数学についての学習が完了している方なら解けるレベルです。
一方、後半55問は赤チャートよりも難易度が高く、「数学マニアなら楽しめるのでは?」というレベルの問題が並んでいます。
無理に手を出す問題集ではないでしょう。
なお、表紙に「新課程入試対応」と書かれていますが、現行の過程に対応しているわけではありません。
チャート式の使い方・勉強法
チャート式は収録されている問題数が膨大なため、効率的に学習を進めるには、解く順番を考えなければなりません。
ここでは、チャート式を使って効果的に実力をつける勉強法を紹介します。
難易度順に問題を解く
チャート式の各問題には、難易度が1から5までの5段階で示されています。
まずは、難易度1〜3の問題を集中的に解いていきましょう。
難易度4、5の問題は、基礎的な問題が解けるようになってから取り組むのがおすすめです。
自分のレベルに合ったチャート式を選んでいる場合、高難易度の問題は手ごわいでしょう。
逆に、難易度4、5の問題が簡単に解けるようであれば、そのチャート式のレベルが自分には低すぎるということです。
より高いレベルのチャート式や他の問題集に挑戦しましょう。
また、間違えた問題は必ず解き直すことが重要です。
一度解説を見て理解した気になっても、時間が経つと再び解けなくなることが多いからです。
例題と類題を中心に学習する
理想は全ての問題を解き、間違えた問題は完全に理解するまで解き直すことですが、現実的に数学に割ける時間は人それぞれ異なります。
定期試験や受験までの時間が限られている場合や、他の教科の学習に多くの時間を要する場合は、問題を絞って解くことも検討しましょう。
チャート式には多くの問題パターンが例題で紹介されているため、例題とそのページ内の類題を解くだけでもかなりの実力がつきます。
ただし、例題や類題を解く際は、解説が見えないように隠しながら取り組むことが大切です。
解説を見ながら解いても、本当の実力はつかないからです。
チャート式を使った勉強法のポイントは、自分のレベルに合わせて問題を選び、着実に学習を進めていくこと。
難易度の低い問題から始め、例題と類題を中心に学習することで、効率よく実力をつけることができるでしょう。
なお、効率的な勉強法がわからない、家で勉強できないという場合は、塾のサポートを受けるのがおすすめです。
チャート式を使って成績アップ!中高一貫校専門塾の指導事例
これまでに500校以上の中高一貫校生を指導してきた「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、チャート式を使った成績アップ実績も豊富です。
中高一貫校の高校生2名の事例を紹介します。
開智中3年:数学が25点→69点にアップ!
中学2年の10月に入塾した開智中学校の生徒は、入塾前の2学期中間テストで数学(解析)が25点と苦戦していました。
自宅学習はしていたものの、集中して取り組めておらず、学校独自の教科書や授業内容も理解できずにいました。
そこでWAYSでは、基本的な考え方や解き方が理解しやすい「チャート式数学 I+A」(黄色チャート)を用いて指導。
例題の確認や、間違った問題の練習を繰り返すことで、解き方の流れを身につけていきました。
さらに、質問しやすい環境の中で、講師からのアドバイスを受けながら、効率よく問題を解決していったのです。
その結果、入塾から9ヶ月後の中学3年1学期期末テストでは69点と、大幅な成績アップを実現。
問題集を最低3周解くことで、解法を確実に定着させることができました。
WAYSの2時間の指導を通して、効率的な学習法を身につけ、今後は平均点+10~20点をキープすることを目指しています。
本郷高校1年:数学Aが33点→54点にアップ!
高校入学後、数学の成績が伸び悩み、2学期中間テストでは数学Aが33点だった本郷高校1年生の事例です。
学校の問題集に取り組んでいたものの、テスト前の復習や繰り返し演習が不足し、長期休暇中の宿題も滞りがちでした。
そこでWAYSでは、定期テスト問題の多くが掲載されている「チャート式 基礎からの数学」(青チャート)のテスト範囲を、試験までに3周することを目標に指導。
毎回の授業で、1周目の演習、間違えた問題の解き直しによる2周目を徹底し、テスト前には3周目を完了して万全の対策を行いました。
その結果、2学期期末テストの数学Aは54点と大幅にアップ。
また、講習を受講したことにより長期休暇中の宿題にも確実に取り組めるようになりました。
また、WAYS生の保護者の声を知りたい方は、ぜひインタビュー記事もご覧ください。
家庭学習が苦手な中高一貫校生は、チャート式に対応する専門塾WAYSへ
膨大な問題数を誇るチャート式は、必要に応じて問題を選び、演習を重ねることで成績アップを実現できます。
しかし、いま何が必要かを正確に自己分析し、学習計画を立て、着実に実行していくのは簡単ではなく、わかっていても難しい高校生もいるでしょう。
だからこそ、私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が解決策となる可能性があります。
WAYSは500校以上の中高一貫校の指導実績があり、学校ごとに異なるカリキュラムや教材の情報をデーターベースに蓄積しているため、お子さんが通う中高一貫校に完全対応できます。
中高一貫校に通っているものの、チャート式を使いこなせておらず、数学の定期テストの成績が低迷してしまっている場合は、ぜひWAYSにご相談ください。
ご要望に合わせて2種類の無料学習相談を実施しています。
どちらもWebからすぐに予約可能で、費用は一切発生しません。
最寄りの教室で直接お話を伺う無料学習相談をご希望の方は、次のボタンからお申し込みください。
教室に足を運ぶ時間がない方や、オンラインでご自宅から気軽に相談したい方向けに無料オンライン相談もご用意しています。
勉強方法や学習計画の立て方についてのお悩みに、中高一貫校の学習のプロがお答えしますので、次のボタンから予約をしてみてください。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」の学習法、成績アップ実績、料金体系、入塾までの流れについては、無料のWebパンフレットを、オンラインで今すぐに請求できます。
投稿者プロフィール

-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。