中高一貫校の定期テスト対策について
英語・数学を中心に~テスト前の準備期間~
通常授業では、主に各学校の教材を用いて、定期試験の範囲、レベルに沿った対策を行います。
テスト直前までは、完成に時間のかかる科目である数学、英語を中心に指導を行います。テスト2週間前までに既習範囲1周、テスト1週間前までに既習範囲2周を行うペースで学習を進めていくため、テスト勉強期間は1,2ヶ月の短いスパンではありますが、学習計画を作り、それに沿った指導をしていきます。
時間の余裕あるうちに完成に時間が掛かる数学、英語を仕上げておくことにより、数学、英語では安定した点数を獲得できます。
また、家で勉強できない生徒=学校の課題、宿題も終わっていない生徒 なので、定期テストの点数に直結する学校の課題等を指導中に扱います。
暗記科目を中心に~テスト直前~
試験2週間前からは試験範囲の学校プリント、ノート等を用いて各個人の学校の試験に合わせた対策を行います。
英語、数学が仕上がっていて時間に余裕がある場合、他科目の試験対策を行います。当塾では自宅学習を全く期待せず、当塾教室で試験に対しての準備をすべて終えてもらいます。
英語・数学の基礎の穴埋めを中心に~長期休み~
長期休み期間では、通常の試験対策指導で時間が足りなくてできなかった試験範囲外や中学生の範囲の基礎の抜け、弱点を克服します。
基礎を固めることによって、定期試験範囲での理解の促進や、大学受験の準備にもつながります。長期休みの有り余る時間を使い、一見遠回りに見える基礎の補強をすることで、
日々の勉強の効率を上げるとともに、新しい範囲を勉強するハードルを下げることに繋げることができます。
また、長期休み期間では英検や漢検対策も行っています。
なぜ中高一貫コースでは英語・数学を重視するのか
中高一貫校では、大学受験を見据えたカリキュラムで授業が進むため、英語、数学の進度が速いです。このスピードに遅れてしまう生徒が多数存在します。
積み重ねの科目である英語と数学の授業に遅れてしまうと、以降の授業が理解できなくなってしまい、挽回が困難になります。そのため、いつでも挽回可能な理科、社会よりも、
挽回することが困難になる英語、数学に集中して学習するのがよいです。 そして、英語、数学に余裕が生まれ次第、理科、社会に手を広げて全体の成績アップを狙っていくのがよいでしょう。
中学理科、高校物理化学の定期テスト対策について
中学理科1分野、高校物理基礎、物理、化学基礎、化学の定期テスト対策指導を行います。
英語数学と同じく、理科も積み重ねの分野です。中学分野の理科がわからない場合、高校分野の物理、化学についていけなくなってしまいます。
理科が苦手な生徒は中学のうちから苦手を潰しておきましょう。
高校生で物理化学が全くわからない場合は中学レベルの基礎知識から入れていきます。
英語、数学よりも授業範囲が狭く、暗記要素が強いので比較的短期間での成績アップが望めるでしょう。
中高一貫校生向けの大学受験を見据えた指導
中高一貫校のカリキュラム2・3・1年制(中学範囲2年・高校範囲3年・大学受験1年)に合わせて学習サポートをしていくため、内部進学対策以外の大学受験をする生徒は高2までの指導となります。中高一貫校のカリキュラムは大学受験を考慮して作られているため、学校の勉強についていけていれば、高2までの5年間は予備校に通わなくても大学受験の基礎を固めることが出来るようになっています。
そのため、当塾では各中高一貫校のカリキュラムに従って大学受験の基礎固め指導は行いますが、東大の過去問を解く等の大学受験に特化した対策は行っていません。
高2の終わりまで中高一貫校と当塾で大学受験の基礎を固めて、高3で大学受験に特化した塾、予備校に通うという中高一貫校生に適した大学受験学習モデルをおすすめしております。
付け焼刃的な定期テスト勉強だけでなく、普段から模試等の実力試験のための勉強をすることで余裕を持って大学受験の準備が出来るのです。
中だるみ高校生から優等生への3ステップ!
中だるみ高校生は現時点の成績によって点数の上げ方が変わってくるため、ステップごとの点数の上げ方を示しました。
1. 勉強法、勉強習慣を身に着け、定期テストの成績を跳ね上げる。
勉強しない、勉強の仕方がわからない、成績が低迷している中だるみ中高一貫校生は勉強法と勉強習慣を身に付けて点数を跳ね上げ、一刻も早く最下位層、赤点から脱出していきましょう。
当塾では、指導時間で完結かつ成績アップを目指しているため、塾に来てマイペースにタラタラと勉強してもらっては困ります。短期間で点数を上げるための準備として、当塾の学習スタイルに矯正する必要があります。当塾の指導では今までの適当学習スタイルを捨てさり、当塾の学習法をしっかりと実践してもらい効率のよい勉強法を実践して身につけます。そして、点数を取るためにやるべきことを全て塾内の指導で完結してもらいます。このステップでは、当塾の勉強法の体得や学習習慣をつけるため週3回以上の受講をお勧めしております。
まずは直近の英語、数学の定期テストの点数を上げることに集中してもらいます。長い間成績が低迷していた生徒は、成功体験によって勉強に対する自信をつけるのがよいでしょう。 「テストは赤点で中2なのに中1の内容もボロボロなんです。総復習してください。」とよく依頼されますが、この段階での総復習の優先順位は低いです。というのは、今までの範囲の復習をしたところで新たな範囲のテストでは点数が思ったように取れず、やる気を失う可能性があり、復習すべき範囲がどんどん増えていき、一向にテスト対策が出来ないからです。そのため、総復習の時間がある長期休み期間以外では、直近のテストの点数を上げることに集中し、直近のテスト対策の中で必要な復習事項が出てき次第、その都度以前の範囲に戻って指導しますが、総復習は後回しにします。勉強に対する苦手意識を持っている、勉強嫌いな生徒は努力がすぐに点数に反映する勉強をするのがよいため、このステップでは点数に直結しやすい各学校の教材を用いて指導を行います。短期間でテストの点数が少しでも上がれば、努力が報われることがわかってやる気に繋がり、さらなる高みを目指して勉強に励むことができるのです。
2. 今までの基礎の穴を総復習し、楽に高得点を取りつづける。
ステップ1で成績が上がったからといって満足すると中学受験の頃と同様にずるずると成績が落ちて、前の状態に戻ってしまいます。このステップでは好成績をキープすることを目指します。
ステップ1で跳ね上がった成績がキープできれば、脱中だるみすることができるのですが、中だるみ中高一貫校生にはここがまた難所なのです。というのは、ステップ1では今までサボっていた分、勉強をするだけで点数が上がって努力が報われるのですが、点数が上がった後は同じ努力しても点数キープ、さらなる努力をしないとそれ以上の点数が取れないため、勉強へのやる気を無くしてしまうからです。脱中だるみには、前よりも努力・勉強量を減らして同じ点数を取れるようにする、つまりは楽して現状維持することが必要です。そのために今までの基礎固め、総復習を行います。
今までの定期テストを付け焼き刃の勉強で乗り越えてきた生徒やWAYSに入るまで全く勉強していなかった生徒は基礎がぼろぼろです。次回の定期テストの勉強をする準備として、今までの総復習をして基礎力をつけましょう。基礎の穴をなくすことで、授業や学習の理解を促進し、学習のつまりを解消することができます。これにより学習効率が上がり、成績キープが容易になり、中だるみは完全に解消されます。今までと同じ努力、同じ学習時間で更なる高得点が期待できるようになり、結果的に安定して高得点を取ることができるのです。
英語、数学は積み重ねが重視される教科です。英語、数学が赤点状態のままいつも通り学習しても赤点ですが、高得点をキープしていればいつも通り学習しても高得点を取れるようになります。さらに、英語・数学のテストで高得点を取った上で、日々欠かさず英語・数学の学習を行っていけば、テスト1週間前になって英語・数学に時間を取られることなく他の科目の学習に時間をたっぷり使えます。そのため、試験前は暗記科目に集中することで、英語・数学だけでなく全体の成績を上げることが出来るのです。
3. 大学受験に通用する学力をつける。
学校の定期テストである程度の点数がとれるようになったら、大学受験に向けた対策を行います。
定期テストでは点数が取れるが、模試では点数が取れないという生徒を対象に直近の模試や検定などを目標にして、大学受験対策していきます。大学受験模試では定期テストの勉強法では通用しないことがあります。例えば、大学受験英語は初見の英文しかなく、定期テストのように教科書の決められた範囲からの出題がないのでいつもどおり教科書を勉強しているだけでは点数が取れません。大学受験対策していく中で、基本的な勉強法に加えて大学受験に特化した勉強法を身に着け、大学受験で狙える大学を増やしていきましょう。