英語の定期テストで頻出の問題は?おすすめの対策は傾向を知ること!
とくに、定期テストで悪い点を取ってしまって、苦手意識がついた、という人もいるのではないでしょうか。
しかし、定期テストの英語には、出題される問題の傾向があります。
その傾向に合わせて対策すれば、苦手な英語でも得点が上がるようになるのです。
今回は、英語の定期テストの問題にはどんな種類があるかについて紹介します。
「今まで英語の定期テストはなんとなく対策してきた」
「このままだと英語で赤点を取り続けてしまう」
という人は、紹介する問題の種類に合わせた対策を始めてみましょう。
このページの目次
英語の定期テストの問題①単語
授業で扱った文章や単語帳に登場した英単語の意味を直接問う問題です。
一度扱った単語が問われるので、落とせない問題といえるでしょう。
テスト直前には、この問題の対策を中心にすることをおすすめします。
覚えるだけで得点に繋がるからです。
テスト前の休み時間に単語帳を眺めておくだけでも、点数アップが望めるでしょう。
英語の定期テストの問題②文法問題
長文とは別に、英文法の知識を直接問う問題があります。
主に授業で扱った文法についての問題になるでしょう。
こうした文法問題についても、問題の形式は複数あります。
今回はそのうち、3つほど紹介します。
並べ替え
並べ替えは、用意されている日本語の文に合わせて、ばらばらの英語を並べ替える問題形式です。
文法の知識を正しく使えるかが問われます。
この形式では、知らなければ正しい順にすることができない特殊な構文が問われることがあります。
授業で扱った特殊な構文は、すべて覚えておきましょう。
ノートや紙に、「構文一覧」のようなものを自分で作っておくと、効率的な対策が可能になります。
選択肢問題
英文の一部を空所にし、そこに当てはまる語や文を選択肢から選ぶ問題形式です。
単語・熟語・文法の知識が問われます。
英文法には、語順や時制などの細かな違いによって、意味が大きく変わることがあります。
この問題形式は、そういった細かな違いを選択肢として同時に複数提示するのです。
文章全体の意味を踏まえて、どの選択肢を入れれば意味が通るようになるかを吟味する必要があります。
おすすめの対策方法は、可能な限りこの形式の問題を解いておくことです。
基本的に、ひっかけの選択肢のパターンはある程度決まっています。
市販の問題集などで、テスト範囲となっている分野の問題を複数解いておきましょう。
英作文
提示された日本語を英訳する「和文英訳」と、ある一つのお題に沿って自由に書く「自由英作文」があります。
正しい文法を自ら使えるかが問われています。
和文英訳は、日本語をそのまま英語にするだけでなく、適切な表現に言い換えることができるかが重要です。
自由英作文も同様、自分の考えていることを、適切な表現で言い換える作業が必要になります。
たとえば、「参考書」を英語で言いたいけれども、その英訳である「a reference book」が出てこない場合があったとします。
そうした場合、直接「参考書」を英訳するのではなく、「a book that we look at to find information」(情報を探すために我々が参照する本)と言い換える作業が必要です。
英訳がわからない単語を書くことになったら、その定義を簡単な単語を使って表現してみましょう。
そのためには、単語の知識に加えて、正しい文法を覚える必要があります。
英語の定期テストの問題③長文読解
英語の試験において重視されるのが、「読解力」です。
実際、大学入試共通テストも、すべての問題が文章の読解が必要とされます。
学校の定期テストもその例に漏れず、長文読解の問題を出題することがあるのです。
定期テストの長文問題には、大きく分けて2種類あります。
「授業で扱った文章」と「初見の長文」です。
「授業で扱った文章」は、教科書や問題集などで扱った文章が出題されます。
一度読んだことがある文章のため、問題数が「初見の長文」に比べて多くなる傾向があります。
この文章を出題する意図としては、「授業をしっかり聞いていたかを確認する」というものが考えられるでしょう。
「初見の長文」は、授業でも扱っていない、問題集や先生オリジナルの文章が出題されます。
「授業で扱った文章」よりも問題数が少ない傾向がありますが、限られた時間の中で、初見の文章を読まなければならない点に難しさがあります。
この文章を出題する意図としては、「授業で習ったことを新たな文章にも応用できるかを確認する」というものが考えられるでしょう。
どちらにせよ、定期テストでは、その文章に関する問題が問われます。
以下では、その具体的な形式の例を4つほど紹介します。
内容一致
内容一致は、提示された選択肢のうち、文章の内容と一致するものを選ぶ問題形式です。
文章を正しく読解できているかが問われます。
ひっかけの一つとして、文章中の語彙をそのまま使った選択肢を用意するというものがあります。
同じ単語が使われていても、その選択肢全体の文の意味が異なっているのです。
このようなひっかけは、単語の知識だけでなく、その知識を使って文章が読めているかを試すためです。
日本語訳、英訳
日本語訳は、文章の一部、または文章全体の英文を日本語にする問題形式です。
英文の大まかな内容だけでなく、ニュアンスなどの細かい部分を把握しているかが問われます。
細かい部分とは、たとえば、指示語が何を指しているかが明確な訳文を書かなければならない、というものが考えられます。
一方英訳は、日本語で書かれた部分を英語に直す問題形式です。
日本語をそのまま英語にするだけでなく、適切な表現に言い換えることができるかが問われます。
日本語訳も英訳も、長文の文章が使われているという点が重要です。
すなわち、文脈を意識する必要があるのです。
とくに、文章中にある問題は、前後の文章とつながりが良い訳文を書かなければなりません。
これらの問題形式の対策には、事前に訳を確認しておくのが不可欠です。
手元にある日本語訳や英文をそのままにする必要はありませんが、「英語→日本語」と「日本語→英語」の練習をそれぞれ一度はやっておきましょう。
並び替え
並び替えは、文章中の英語の順番を正しく配置する問題形式です。
文法の知識や、文脈を理解して正しい順序にできるかが問われます。
文法問題との違いとして、文脈に沿った並び替えが必要なことが挙げられます。
たとえば、文章の途中から並び替えをしなければならない場合、前後と文法や文脈を合わせなければなりません
おすすめなのは、授業で扱った文章を音読して、文章全体の流れを音で覚えるという方法です。
空所補充
文章の一部分を穴抜きにして、そこに当てはまるものを考える問題形式です。
穴抜きにされるのは、単語や熟語、文章などさまざまです。
熟語や文法の知識や、文脈を理解して正しい意味の単語を埋められるかが問われます。
日本語訳や英訳、並び替えと異なり、問われる部分の意味に関するヒントがありません。
自分で空所に入る語を推測する必要があります。
対策としては、熟語や構文の正しい形を覚えることが挙げられます。
事前に文章全体の流れを覚えておくことも重要です。
また、空所補充と同様の理由で、音読による対策も効果的でしょう。
まとめ
英語の定期テストでは、大きく分けて「単語」「文法」「長文」の3つが出題されます。
これら3つの特徴をそれぞれ理解し、適切な対策を立てましょう。
とはいえ、今回紹介した問題の特徴はあくまで一例です。
先生や学校によって、問題形式が大きく変わることもあります。
そうしたテストに臨む場合、過去のテストの出題傾向を分析する作業が必要です。
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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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