中高一貫校生の春休み勉強法|新年度の成績アップを目指すなら1年の総復習が重要

中高一貫校の女子高生

中高一貫校生が、新年度の成績アップを目指して、春休みにどのような勉強をすればよいかを、500校以上の中高一貫校の生徒を指導してきた専門塾が解説。

基本的には、1年間の総復習に取り組み、基礎を完璧に定着させることが最優先です。

新・高校3年生は受験勉強を開始し、新・中学1年生は入学準備を行いましょう。

新・中学2年生〜新・高校2年生共通

学年末テストで解けなかった(間違えてしまった)問題の復習

2月中旬〜下旬にかけて、学年末テストが実施される学校が多くなります。

3月上旬には、学年末テストが返却されているはずです。

解けなかった問題を解けるようになることこそ勉強です。春休みに入る前に、まずは学年末テストで間違えてしまった問題を完璧にしましょう。

「春休みに入るから」「4月から新しい学年になるから」などと自分で理由をつけて放置してしまうと、弱点を抱えたまま進級することになってしまいます。

新学年の学習は、英語・数学を中心に、前年度までの学習内容を理解している前提で進みますので、新学年でつまづく原因となります。

トップクラスの成績を取る生徒ほど、間違えた問題をそのままにしません。

勉強の手順は次の通りです。

  1. 解けなかった問題の解き方を、教科書・参考書などに戻り理解する(自力ではわからない場合は、教師に質問しにいく)
  2. 解き方がわかったら、①その場で解く ②夜寝る前にもう1度解く ③翌日に確認のために解く というように、最低3回は演習をする
  3. 定期テスト全体を解き直して、100点が取れるようにする

1年間の総復習に取り組む

学校指定の問題集で構いませんので、これまで1年間に習ってきた単元が、完璧に理解できているかどうかを確認するため、頭から一通り解き直してみましょう。

すでに習った単元ですが、3ヶ月、半年と経過すると、ところどころ記憶が薄れ、頭から抜け落ちてしまっているところが必ずあるはずです。

勉強の手順は次の通りです。

  1. 問題集を一通り解いていく
  2. 解けなかった問題、間違えてしまった問題には、△✕などの印をつけておく
  3. 回答の解説を読み、解き方を理解し、演習を重ねる
  4. 少し時間をおいて、△✕印がついた問題だけを解き直し、解けるようになっていることを確認する(間違えてしまったら、2に戻る)

詳しい勉強の進め方は次の記事で解説していますので、必要に応じてご確認ください。

新年度の予習を進める

1年間の総復習で、しっかり基礎が定着していることが確認できたら、新年度の予習に入りましょう。

ここで一つ注意したいのは、優先すべきなのはあくまでも復習である点です。

前年度の基礎固めをせずに、新年度の予習をする意味はありません。

予習に入れるのであれば、市販の参考書を読み、問題を解いてみましょう(手元に新年度の教科書があれば、もちろんそちらを使用するのがベストです)。

そこまで難しくない単元であれば、自分で解き方を理解し、学校の授業で復習する形にできるはずです。

独力ではわからない箇所が多い場合は、どこかわからなかったかチェックをつけておき、いざ学校の授業が始まったら、疑問を解消できるようにします。

自主勉強の場合は、このあたりが限界かと思います。本格的に予習に取り組みたい場合は、個別指導塾の活用が有力な選択肢です。

生徒それぞれの状況や、要望に沿って、個別に指導計画を立てることができます。

《中高一貫校現役教師の経験談・実例紹介》

中学3年生の春休みについてです。

勤務校に限らず、多くの中高一貫校では、中学卒業から高校入学までの数週間は、差がつきやすい期間ではないでしょうか。

高校入学から勉強量を増やそうとする生徒は少なくありません。

そのなかで良いスタートダッシュをきった生徒の多くは、この春休み期間を準備期間として有効活用できています。

①学校課題をこなす
②既習範囲の弱点単元を補強する(主に英数)

上記の二点を中心に、プラスアルファで高校内容の予習をする(主に数学)。

次年度に向けた土台をきちんと作れるかどうかが勝負どころです。

青木ユウ(教師歴約10年)

【注】中高一貫校用教科書に対応した塾であることを必ず確認

中高一貫校では、難易度の高い検定外教科書(中高一貫校用教科書)や問題集を使用するケースが目立ちます。

個別指導塾を選ぶ際には、お子さんが使用する教科書・問題集の指導実績がしっかりあることを確認しましょう。

私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、カリキュラムの特徴や、使用教材など、ノウハウを蓄積しています。

WAYSの春期講習なら、中高一貫校生の成績アップのサポートが可能です。

新・中学1年生(中学受験に合格した後の入学準備)

中学受験に合格し、中高一貫校への入学を控えているお子さんの場合は、4月から始まる、6年間の強度の高い勉強に備えます。

特別な勉強が必要というよりも、中高一貫校では学校外での自主学習が絶対に必要であることなど、これまでとは違った新しい環境に、頭を切り替えることが重要です。

学習面では、先取り学習ではなく、基礎の再確認を重視しましょう。

中学受験までの勉強習慣を絶やさない、という意識で十分です。

詳しくは次の記事で丁寧に解説していますので、新中学1年生の保護者の方は、ご確認いただければと思います。

新・高校3年生は受験勉強に取り組む|ただし基礎固めが優先

中高一貫校生が受験勉強を始める時期の理想は、高2の冬です。

もし、高校3年生になったタイミングで本気を出す……というような場合は、大きな遅れを取っており、早急にリカバリーが必要です。

なぜなら、受験勉強は、基礎固めが終わっていないと始められないからです。

受験勉強をしようとしても、わからない問題、解けない問題が頻出してしまい、先に進められません。

先取りカリキュラムで授業が早く進む中高一貫校の環境を最大限に活かすなら、高校2年生の秋までに基礎固めを終え、高校2年生の冬からは受験勉強を開始する形になります。

ライバルははるか先を行っているわけですから、追いつくにはかなりの熱意と集中力が必要になります。

受験勉強の始め方、合格ロードマップ作成の詳しい解説

春休みの段階で、すでに基礎固めが終わって、順調に受験勉強を開始できている場合は、そのまま演習力の強化を進めましょう。

受験勉強開始が遅れている、あるいは、受験勉強を始めていても、志望大学と自身の学力に大きな差がある場合は、学習塾の活用が王道です。

中高一貫校の現場では、受験生の9割以上が学習塾に通っている肌感覚だといいます。

学習計画はお任せ!完全オーダーメイドの「中高一貫校生専用」春期講習

「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、中高一貫校特有の環境に最適化し、成績アップをサポートする専門塾です。

大学入試を意識した、内容の濃い授業・定期テストが行なわれている中高一貫校では、学校の定期テスト対策こそ、大学合格の最短ルートです。

  • 確かな実力が身につくよう、1年の総復習をして基礎を固めたい
  • 新年度に備えて、予習を進めたい
  • 大学入試の準備を始めたい
  • 大学合格を目指してロードマップを作成し、取り組みたい

などなど、春休みの勉強をフォロー可能です。

WAYSの春期講習は、個別指導塾ならではの、完全オーダーメイド。

固定のカリキュラムがあるわけではありませんので、いつでも始められますし、お子さんそれぞれの課題に対応ができます。

WAYSでの成績アップ事例を紹介

春休みの学習を通じて、成績を向上させた事例を紹介します。

海城中学校3年生|数学A 12点 → 63点|数学B 26点 → 52点

春休み期間中に苦手単元の総復習と予習を進めたことで、数学の基礎力が大きく向上し、成績が劇的に改善した事例です。

入塾前は、テスト直前にしか勉強せず、演習不足の状態で臨んだ結果、基礎問題でもつまずいていました。教材も1周できておらず、勉強のやり方自体に課題がありました。

WAYSでは、春期講習を中心に以下の取り組みを行いました。

  • 苦手単元を5回以上繰り返し解き、解法と考え方を定着
  • 春休み中に次回テスト範囲の予習を完了し、授業の理解度を向上
  • 毎週3コマ・合計6時間の演習で、学習時間を大幅に確保

春期講習を活用して「復習」と「予習」の両輪で学習を進めたことにより、数学A・Bともに得点が大幅アップ。効率的な学習法を身につけた成功体験となりました。

桐朋中学校3年生|英語 55点 → 70点

春休みに基礎の文法から徹底的に学び直したことで、英語への苦手意識が薄れ、成績向上に成功した事例です。

入塾前は、オールイングリッシュの授業に対応できず、「授業が何を言っているか分からない」という状態。正しい勉強法を模索するも成果が出ず、英語への不安を抱えていました。

WAYSでは、春休み期間を活用して以下の学習を行いました。

  • 中2までの文法事項(受動態・現在完了など)を基礎から復習
  • 通学時間などのスキマ時間を使った単語暗記の習慣化
  • 教材の英文を和訳→英訳する練習で長文読解力を育成

春休みからスタートした三段階学習(文法→単語→長文)により、苦手だった英語の理解が進み、2学期末には70点を獲得。「できる」という実感が自信につながった事例です。

京華高校1年生|数学(1) 20点 → 31点|数学(2) 38点 → 74点

春休みに中学範囲の基礎計算を総復習したことで、新学期のスタートでつまずくことなく、大幅な点数アップを達成しました。

入塾時は高校課程の予習が求められる中で、共通因数や分配法則といった中1〜中2レベルの計算でつまずいており、問題を解くスピードも遅く、自信を失っている様子でした。

WAYSでは、春休みの間に以下の取り組みを行いました。

  • 現在のミス傾向を分析し、中1レベルからの総復習を実施
  • 学校課題と並行しながら、基礎計算問題を反復演習
  • 苦手を自覚し、積極的に質問する姿勢を維持し続けた

春休みに基礎の土台を整えたことで、新学期の授業も理解しやすくなり、数学(2)では74点を記録。

苦手意識を前向きに乗り越えた成功事例です。

まずは、完全無料の学習相談で、学校での学習のお悩みや、お子さんの勉強の課題をお知らせください。

予約は以下より、Webで今すぐ可能です。枠には限りがありますので、お早めのご予約をお待ちしております。

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
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中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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