高校数学が全くわからない場合のおすすめ参考書・問題集|苦手になる原因と勉強法解説

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高校生になって数学の成績が低迷してしまった場合におすすめな、基礎〜標準レベルからわかりやすく解説してくれる参考書と、テストで点が取れるように知識を定着させるための問題集を紹介します。

①教科書と参考書で基礎事項を理解する

②問題集で基礎レベルの問題から順に「できる」まで繰り返す

という手順で取り組みましょう。

学校外で自分で数学の勉強をする学習習慣が必要です。どうしても自分で勉強ができない場合は、プロの個別指導に頼るのも有力な選択肢です。

数学の成績低迷には必ず理由があります。数学を苦手に感じる原因と克服方法も合わせて解説します。

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このページの目次

高校数学が全くわからない人向け!オススメ参考書・問題集

オススメ参考書2選

①『高校これでわかる 数学Ⅰ+A』(文英堂)

教科書の「基礎~標準」レベルの例題を中心に掲載しています。図解やイラストが多く、とっつきやすい構成になっている、講義形式の参考書です。

②『やさしい高校数学(数学I・A)』(Gakken)

分量は多めですが、その分解説が非常に丁寧なので、数学がわからない人でも理解しやすくなっています。図解やイラストも豊富な講義形式の参考書です。

ただし、模範解答はわかりやすさ重視でかなり丁寧に記述されているため、実際の試験で書くには不向き。

解答の書き方については、下記で紹介するオススメ問題集の模範解答を参考にしましょう。

基本レベルから定着できるオススメ問題集3選

①教科書準拠問題集(『4STEP』や『サクシード』(数研出版)など)

教科書レベルの基本事項を押さえるなら、教科書準拠問題集で演習するのが王道です。学校から配付されているものを使用しましょう。

問題がレベル別に整理されています(例題・A問題・B問題……など)ので、教科書や上記参考書を併用し、まずは例題とA問題を解けるようにするのが目標です。

ただし、きちんとした解答解説が手元にない場合は使用を避け、下記のどちらかの問題集の購入を検討してみてください。

②『新課程 チャート式基礎と演習数学Ⅰ+A』(数研出版)

いわゆる白チャートと呼ばれるもので、教科書レベルの例題が数多く載っているため、公式や理論を理解しやすく、参考書としても使える一冊です。

一つ上のレベルである黄チャートや、定番教材である青チャートと比べると、基礎事項が非常に丁寧に記述されています。共通テストを解くために必要な土台となる部分を着実に養成できます。

③『数学Ⅰ・A 入門問題精講 改訂版』(旺文社)

教科書よりも丁寧な説明が載っているため、参考書としても使えます。

問題数はやや少ないですが、しっかりと厳選されており、効率よく学習を進めることができます。「入門」という言葉を冠してはいますが、基礎レベル~やや応用レベルまで、幅広くカバーしているのが特徴です。

高校数学が苦手になる4つの原因と克服方法

数学の勉強をしているはずなのに点数が伸びないのは、数学の才能がないからだ、と考える生徒は少なくありません。

しかし、それは才能の問題ではなく、原因が存在する場合がほとんどです。そしてその原因は、勉強のやり方次第で解消できます。

数学に限らず、苦手意識をもってしまうと伸び悩んでしまうことが多いので注意が必要です。

①公式や定理の理解不足→導出方法を知り原理を理解する

公式や定理をただただ丸暗記してしまっている人は、原理を理解していないため、うまく使いこなせなかったり、使いどころがわからなかったりするものです。

公式や定理の導出方法を知れば、原理の理解に大きく近づけます。

例えば、方べきの定理や二項定理を理解する際、前者が相似と比を利用していること、後者が分配法則の考え方をもとにしていることを知っておくと、グッと理解が深まります。

因数分解、三角関数などつまづきやすい単元の詳細解説

②模範解答の理解不足→解説の1行1行を丁寧に押さえる

そもそも模範解答が十分に理解できていない、というパターンです。全体をざっくり捉えてわかった気になっているだけだと、細かい表現のところで失点することがあります。

模範解答の文言や途中式にはすべて意味があると考えましょう。

例えば、「aとbは互いに素なので」や「底は1より大きいから」、分母が0でないかの確認などです。

論証力が問われていることを意識してください。

③問題の演習不足→自力で解けるようになるまで繰り返し確認する

1から自分の力だけで解答が作れてはじめて「解けた」といえます。

問題集に取り組む際は、問題の出来具合によって〇△×をつけておきます。△×が〇に変わるまで、適宜時間を空けつつ何度も解き直しましょう。

この泥臭い確認作業が、数学力を伸ばし、テストで点を取る一番の近道です。

上記で挙げたオススメ問題集、教科書準拠問題集・『新課程 チャート式基礎と演習数学Ⅰ+A』(数研出版)・『数学Ⅰ・A 入門問題精講 改訂版』(旺文社)のいずれかが終われば、『新課程 チャート式解法と演習数学Ⅰ+A』(数研出版)に進んでください。

なお、お子さんが中高一貫校や進学校に通っている場合は、より実戦的な『新課程 チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』(数研出版)あるいは『フォーカスゴールド6th Edition 数学Ⅰ+A』(啓林館)がオススメです。

数学の「解き直し」「繰り返しの演習」の具体的なやり方

④中学数学に積み残しがある→高校数学に合わせて復習する

図形の作図などの一部の単元を除き、中学数学は高校数学の土台になっています。中学数学で理解できていない箇所は、早めに対策するようにしてください。

ただし、中学数学ばかりを一気に復習してしまうと、今度は高校数学で取り残される恐れがあります。

さしあたり、学校の授業についていくために必要な中学数学の単元を復習しましょう。

一気に復習してしまいたい場合は、夏休みや冬休みなど、まとまった休みを活用してください。

中学数学の復習方法を解説

高校数学では論証力がより一層求められる!

家庭学習が難しい場合は個別指導塾を検討しよう

勉強できる環境を準備する

お子さんが苦手な数学を克服するには、結局、学習時間を増やさなければなりません。

ただ、数学を勉強する体力がついていないために、勉強法がわかっても、うまく実践できないケースが非常に多いです。

数学の学習サイクルが確立されるまでは、大人のサポートが必要です。

①勉強する場所を用意する

②取り組むことを決める

③ペース配分を決め、進捗状況を見守る

上記のようなサポートがご家庭では難しい場合、プロである学校の先生か塾に頼ることを検討してください。

個々の学習状況に合わせてくれる個別指導塾がベスト

塾を検討する場合、集団指導塾は避けた方がよいでしょう。集団授業は個々の学習状況に合わせたものではないため、効率が悪いからです。

お子さんにはお子さんの学習到達度があり、単元ごとに扱うべき問題の難易度や優先度が異なります。

よりきめ細やかな指導が可能な個別指導塾を選ぶのがベストです。

また、指導経験が豊富な個別指導塾では、教科指導もさることながら、学習計画の立て方や学習管理についても十分なノウハウが蓄積されています。

お子さんの成績が上がるまで、丁寧に伴走してくれる塾を選びましょう。

中高一貫校生が苦手な数学を克服するための塾選び

個別指導塾で学習習慣の改善し、赤点から脱却できた事例 | 法政大学高校2年生:数学Ⅱ 18点→75点、数学B 28点→74点

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」での、法政大学高校2年生の事例です。

入塾前の高校1年生の1学期期末テストでは、数学Ⅱが18点、数学Bが28点と、非常に深刻な状況でした。

原因は、部活動やスマホに時間をとられ、家庭での学習習慣がほぼ身についていなかったためです。

そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。

  • 週4コマ(1コマ120分)通塾し、集中して勉強に向かえる時間を確保する
  • 学校教材を単元ごと・難易度別に細かく分け、定期テストまでの計画を立てる
  • 試験範囲の問題を繰り返し解く

結果、次の2学期中間テストでは、数学Ⅰが18点→75点(+57点)数学Bが28点→74点(+46点)と、大きく成績をアップすることができました。

詳しく見る:

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、お子さんの学習状況に合わせ、学校教材のベストな取り組み方をご提案します。

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中高一貫校や進学校の場合は、家庭学習中心の復習サイクルをさらに強化しよう

授業進度が速く、応用内容まで扱われる

中高一貫校や進学校では、中学1年・中学2年の2年間で中学3年分を扱います。

それ以降は、中学3年で高校1年内容、高校1年で高校2年内容(数学ⅠA・ⅡBは終了)、高校2年で高校3年内容(数ⅢC、理系のみ)というペースで進んでいきます。

中学3年以降は1年分ずつ進むので、進度は通常通りだと思われるかもしれませんが、実際は、難関大学対策を念頭に置いた応用内容まで扱うため、難度は高めです。

レベルの高い授業は、生徒の自学力を前提にしている

中高一貫校や進学校の数学では、予習→授業→復習のサイクルが求められます。

生徒が家庭学習で演習をしているため、授業内で演習時間を確保する必要が少なくなり、学習進度を速めることができるからです。

ただ、当然生徒側にも大きなメリットがあります。

①授業を受ける前に予習で疑問点を明らかにしておくことで、授業の理解度が上がる

②予習で1周目、授業で2周目、復習で3周目……と、反復する習慣ができる

いずれにせよ、授業外での家庭学習をどれだけ密にやれるかが重要だといえます。

中高一貫校の数学カリキュラムの詳細と勉強法を解説

家庭学習は復習を中心に行う

以下のケースの場合、予習は無理にしなくてもかまいません。

・該当単元を理解するための前提となる内容(中学内容など)がわかっていない

・学校の授業は該当単元の標準~応用内容に入っているが、基礎内容でつまずいている

まずは、学校の授業に追いつくことを目標に、復習を中心に組み立てましょう。

教科書+参考書→教科書準拠問題集→『新課程 チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』(以下、青チャート)

あるいは

『フォーカスゴールド6th Edition 数学Ⅰ+A』(以下、フォーカスゴールド)

の順で取り組むのがオススメです。

試験範囲の基礎~標準レベルの問題を押さえていってください。

なお、標準レベルを超えているものについては、いったん触らないでおきましょう。青チャートの章末問題、フォーカスゴールドの章末問題やチャレンジ問題などが該当します。

ただし、学習進度によっては、青チャートのExerciseやフォーカスゴールドのStepUpも飛ばしてかまいません。

自力でできるまで反復して確認できるようなサイクルを作るのがポイントです。

ただし、お子さんが自身の学習到達度をわかっていない場合は、教科書準拠問題集・青チャート・フォーカスゴールドのうち、1冊を選んで例題を総ざらいしていき、理解度を知るところから始めてください。

数学が苦手な中高一貫校生にオススメの学習法を具体的に解説

「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」で質の高い復習ができるように! | 実例2件を紹介

淑徳高校1年生 | 教科書準拠問題集と確認テストで数学Ⅱが9点→65点!

高校1年生の1月に入塾した生徒です。

直近の2学期期末テストでは数学Ⅱが9点。基本的な公式さえ定着していないような状態でした。

淑徳高校では主に教科書準拠問題集の『4STEP』を使用しています。

そこでWAYSでは、まずは『4STEP』のA問題に絞って、基礎内容の定着を図るために、繰り返し演習を行いました。

着実に基本問題を解く力がついていき、内容によっては、B問題も解けるようになりました。

その結果、2か月後の学年末テストでは50点以上も点数をアップすることができたのです。

文教大学附属高校1年生 | 自学自習の量を大幅に増やして数学Aが38点→72点!

高校1年生の6月に入塾した生徒です。

この生徒は中学時代から数学Aに対して苦手意識を持っており、家庭であまり勉強時間をとらず、わからない問題も放置していました。

そこでWAYSでは、テスト範囲に指定されている、テスト対策プリントや練習ドリルの問題を一つずつ押さえていきました。

講師の丁寧な解説で理解した後は、自力で「できる」ようになるまで演習を繰り返し、特に数学Aの練習ドリルはテストまでに3周することができました。

やがて少しずつ「できる」問題が増えていき、自然とモチベーションアップにつながりました。

その結果、わずか1か月後の1学期期末試験では、数学Aの点数を大きくアップすることができたのです。

ご家庭でのサポートが難しいようなら、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」がオススメ!

苦手な高校数学を1から積み上げていくには、質の高い復習の時間を確保することが必要です。

解答解説を読んでわかった気になっているだけの勉強では、あまり意味がありません。

家庭でのサポートに限界があると感じる場合は、中高一貫校に特化した個別指導塾を活用してください。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、

  • 本質に触れる解説で、「わからない」を「わかる」へ。
  • 指導時間の最後と次回冒頭での二重の確認テストで、「わかる」を「できる」へ。

を中核に、1コマ120分の長時間指導により、量と質の両面から中高一貫校生をサポートしています。

WAYSなら、プロが組んだカリキュラムをこなしていくことで、自力で「できる」問題が着実に増えていきます。

そして何より、中高一貫校専門塾だからこそ、レベルの高い学習内容にも完全対応しています。

8割以上の中高一貫校生の成績を跳ね上げてきたWAYSの指導を、ぜひ体験してみてください。

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投稿者プロフィール

青木 ユウ(中高一貫校教師歴 約10年)
青木 ユウ(中高一貫校教師歴 約10年)
中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。

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