中高一貫校生が理科で落ちこぼれている場合にすべきこと|子ども・保護者別に解説

落ち込む女子中学生

「うちの子、理科の授業についていけていないかも」

「どうやって勉強させればいいのか分からない」

とお悩みの保護者の方へ。

中高一貫校に通うお子さんが、理科で“落ちこぼれ”になるとは、授業についていけず、定期テストで平均点を大きく下回る点数を取ってしまう状態です。

理科は意外と家庭学習が求められる科目です。

家庭学習を通じて、知識の定着・演習量が不足した状態が続くと、学年が上がるにつれ、どんどん授業についていけなくなります。

現役の理科教員として、本記事では落ちこぼれてしまった状態から脱出するための具体的な学習法や、家庭でのサポート方法をお伝えします。

 中高一貫校の理科は、学年に合った家庭学習が求められる

中高一貫校の理科では、学年に合った家庭学習が必須です。

その理由を詳しく見ていきましょう。

中高一貫校では、中1の2学期頃から教科書の難易度が上がる

中高一貫校では授業進度が速く、中1の2学期には、中2の教科書に入ることが多いです。

理科の学習内容は、中2以降で、抽象的で複雑な内容が増加します。

例えば、物理分野では電気回路、化学分野では原子や分子など、抽象的な世界が扱われるようになります。

中1の学習内容は、実験・観察を通じて、目で見て理解できる内容が多いです。

一方で、中2以降は頭の中でイメージを作り、概念を理解しなければならなくなります。

また、生物では消化や吸収、地学では天気の仕組みなどを学びます。

単語の暗記だけでなく、自然現象が起きるプロセスまで理解することが求められます。

中高一貫校の理科はハイレベルで、家庭学習が必須

中高一貫校の理科は、物理・化学・生物・地学といった、各分野の専門の先生が授業を行うことが多く、高校の学習内容を扱うこともあります。

例えば、中3で学習する「力と運動の関係」や「エネルギー」では、高校の公式を扱う学校もあります。

高校のハイレベルな学習内容が、通常の学習内容に加えて扱われるため、その分、家庭学習でフォローする必要があります。

また、授業中に実験を行う機会が多いため、知識の暗記や問題演習の時間を、自分で確保しなければなりません。

中高一貫校に通っているお子さんは、小学校の頃は勉強しなくても、学校のテストの点数が取れていたかもしれません。

しかし、中高一貫校の勉強では、学校の授業に合わせた家庭学習の習慣が必要なのです。

理科の落ちこぼれ脱出のために、お子さんに知っておいてほしいこと

理科の勉強は、以下の3つが重要。

  • 知識の獲得
  • 現象の理解、公式の理解
  • 問題演習量

これらをこなすためには時間が必要です。

しかし、理科で落ちこぼれてしまうお子さんは、勉強時間が確保できていないケースが多いのです。

勉強時間を確保しつつ、落ちこぼれ脱出のための勉強をこなしましょう。

積み上げ型の科目である化学の知識を身につける

中2で学習する元素記号・化学式・化学反応式などは、中3以降の学習においても非常に重要です。

この時期に必要な知識を獲得していないと、その後の学習が積み上げられなくなります。

化学は、英語や数学と同じ積み上げ型の教科のなのです。

しかし、英語や数学と比べると、化学で積み上げる知識の量は圧倒的に少なくなっています。

もし、知識が足りないと感じている場合は、中2レベルの知識を振り返って暗記するだけでも、授業が理解できるようになる可能性があります。

今行っている授業の知識を定着させるには、授業ごとの復習が重要です。

10分程度の短い時間での復習でも十分効果があります。

時間をかけて復習するというより、短い時間の復習を何回も行うことが効果的です。

復習の習慣がない人は、毎回の授業ノートを見返すだけでも良いので、まずはやってみましょう。

授業が劇的に分かるようになる可能性があります。

暗記だけに頼らず、現象や公式の意味を理解することがカギ

中1の学習内容は、暗記だけで定期テストの点が取れるものが多いです。

しかし、中2以降の内容は暗記だけでは太刀打ちできません。

生物や地学は暗記が基本ですが、光合成や呼吸など、プロセスを理解して、自分の言葉で説明することが必須です。

また、物理では公式を暗記しても、それをただ当てはめるだけでは解けない問題が出ます。

物理現象を理解していないと、そもそも立式ができません。

暗記からの脱却を図るには、授業ノートを利用して、現象や仕組みを理解する勉強法が大切です。

学校の授業で現象を理解できなかった場合は、優しめの参考書や、講義系の参考書をやることが有効です。

情報が羅列されているだけではなく、授業のような解説が口語調で書かれており、読みやすく理解しやすいです。

【中学向けのおすすめ参考書】

「中学ひとつひとつわかりやすく 中1理科」

「やさしい中学理科」

【高校向けのおすすめ参考書】

「宇宙一わかりやすい高校物理」

「二見太郎の早わかり化学(化学基礎+化学)」

「田部の生物基礎をはじめからていねいに【改訂版】」 

1番重要なのは、学校教材の問題演習

暗記した内容や理解したことは、アウトプットすることでより定着します。

また、定期テストは、学校で使用している問題集から、類似問題が出題されることが多いです。

そのため、学校で使用している問題集を2〜3周解くことが、テストの点数に直結するため、問題演習が最も重要です。

定期テストで点数が取れていないお子さんは、問題演習に十分な時間をかけられていないケースが多いです。

落ちこぼれ脱出のチャンスは、勉強方法を把握し、時間を確保すること

復習せずに授業に臨むと、内容が分からず、家庭学習にかかる負担が増加します。

そうすると、テスト直前の復習に時間がかかり、問題演習の時間が削られます。

問題演習に十分な時間がかけられないと、テストの点数が取れなくなり、モチベーションが下がってさらに勉強しなくなる、という悪循環に陥ります。

ただし、悪循環に陥った場合でも、やるべきことを把握し時間をかけて勉強すれば、悪循環を断ち切ることは十分に可能です!

やるべきことは日々の復習、そして2〜3周りの問題演習。

生活を見直し、時間を確保することが重要です。

理科の落ちこぼれ脱出のために、保護者の方に知っておいてほしいこと

落ちこぼれているお子さんを目の前にすると、保護者の方は不安な気持ちになりますよね。

お子さん以上に保護者の方が焦ってしまう、というケースをよく見かけます。

しかし、焦っても良い結果は得られません。

あくまでも主役はお子さんであることを意識して、保護者の方ができることを確認しましょう。

叱咤激励せず、お子さんを信じる

理科の成績が悪いことに、焦りや不安を感じているのは、保護者の方よりもお子さん自身です。

お子さんは、頑張らなければいけないことを十分理解しています。

叱咤激励は、逆にお子さんを追い詰めてしまい、「点数を取らなければならない」というプレッシャーを強く感じさせてしまいます。

プレッシャーが原因で、不正を働いてしまうお子さんもいるほどです。

余計なプレッシャーはかけないようにしましょう。

結果ではなく、プロセスを見守る

理科の成績向上には時間がかかります。

保護者の方が焦って、結果を求めすぎると、お子さんを追い込んでしまいます。

結果を焦らず、変化の兆しや努力を認め、信じて待つことが大切です。

学習に最適な環境を整える

保護者の方が実際にできることは、お子さんが学習に集中できる環境を整えることです。

家庭学習をサポートするために、さりげなくリビングに学習スペースを設けることなども有効です。

しかし、すべてを一人で抱え込む必要はありません。

個別指導塾のプロの力を借りるのも有効です。

ただし、落ちこぼれているお子さんには、学校の授業形式に似た、集団授業塾はあまり向いていません。

必要なのは、自分で復習したり問題集を解く時間の確保です。

新たに授業を受けるのは、負担が増えるだけです。

個々の事情に合わせて、学習内容やペースを調整できる、個別指導塾の方が向いているでしょう。

中高一貫校専門塾「WAYS」の成績アップ事例を紹介

落ちこぼれの悩みには、テストで結果を出し、自信を取り戻すことが一番の薬です。

中高一貫校での成績不振に悩んでいるお子さんには、中高一貫校専門塾「WAYS」をおすすめします。

WAYSでの成績アップ事例を紹介します。

奈良学園中学校2年生|理科 58点・57点 → 73点・71点

解き直しの徹底と学習時間の確保で、理科の理解力を大幅に向上させた事例です。

入塾前は勉強といえば宿題中心で、テスト直前でもギリギリ1周終える程度の学習量でした。解説を読んで理解したつもりでも、実際には自力で解けないまま終えてしまう状態が続いていました。

WAYSでは、

  • 解説の理解だけで終わらず、「自力で解ける」状態を目指して問題を繰り返し演習
  • テスト3週間前から学習計画を立て、苦手単元の洗い出しと集中的な復習を実施
  • 学校・家庭での勉強時間も増加し、4周以上の周回を達成

その結果、理科の得点は73点・71点と大幅にアップ。学習への姿勢にも変化が現れ、「重要だと思った内容をメモする」「余裕がある時に自習を進める」など、積極的な学習姿勢が見られるようになりました。

大妻中学校2年生|理科 54点 → 90点

季節講習で基礎から徹底的に復習し、理科で高得点を達成した事例です。

入塾前は中学1年の基礎が抜けており、新しい単元を理解しきれないまま学習を続けていたことで、理科でも点数が伸び悩んでいました。

WAYSでは、

  • 夏休みの講習期間を活用して、中1範囲から徹底復習
  • 苦手分野を中心に演習を繰り返し、理解の定着を図る
  • 理科に関しても時間をかけて基礎から積み上げ、テスト直前には高精度な総仕上げを実施

その結果、理科の得点は90点に到達。勉強へのモチベーションも向上し、他教科にも好影響を与えるなど、総合的な成績アップにつながりました。

浅野中学校1年生|理科Ⅰ 48点 → 94点|理科Ⅱ 40点 → 68点

暗記方法の見直しと確認テストの実施で、理科の点数が大幅アップした事例です。

入塾前は暗記に対する工夫がなく、ノートをただ眺めるだけで終えてしまう状態でした。理科に関しても、重要語句や計算の定着が不十分で得点に結びついていませんでした。

WAYSでは、

  • 元素記号や用語などの確認テストを実施し、覚えたつもりを防止
  • 暗記ノートの作成指導により、重要ポイントの整理と自己テストの習慣化
  • 暗記内容を繰り返し確認するサイクルを定着

その結果、理科Ⅰは94点、理科Ⅱは68点に上昇。特に理科Ⅰは平均点を30点以上上回る成果となり、着実に結果の出る学習スタイルが確立されました。

WAYSのノウハウと実績を詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事も合わせてご覧ください。

WAYSの落ちこぼれ対策なら、成績不振から脱出できる

理科の成績向上のためには、知識を定着させ、問題演習の時間を確保することが重要です。

WAYSの落ちこぼれ対策なら、定期テストの成績を伸ばし、理科の勉強に対する自信を取り戻すことが可能です。

実際に、当塾に通う生徒の92.9%が成績アップを実現しています。

お子さんが思春期を迎え、勉強について話し合うのが難しいと感じる保護者の方もいらっしゃるでしょう。

無料学習相談は、Webで今すぐ予約できます。

入塾を無理に勧めることはありませんので、勉強の悩みや、お子さんの状況について、お気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

けいた先生
けいた先生
中高一貫校で15年間指導してきました。10年間は高校3年生の大学受験指導を、次の5年間は主に中学で指導してきましたので、大学受験を見据えた中学からの学力形成に知見があります。私自身も中高一貫校を卒業しました。
せっかく努力されて入学した学校なので、充実した時間を過ごせるよう情報発信という形でサポートしていきます。

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