中高一貫校の理科についていけない状況を打破する学習法|理科は復習が命!

中高一貫校の理科の授業についていけない……。

理系学部を志望する可能性があるのなら、由々しき事態です。

原因は、中高一貫校のハイレベルな授業にあります。

例えば、中学理科で高校内容を扱うことも少なくありません。

授業内容に合う参考書や問題集を用意し、復習に時間をかけることが大切です。

中高一貫校の理科のレベルを知ろう

中学理科は難易度が高いことが多い

中学理科は、一般的には高校理科を学ぶための土台の役割を果たします。

ですが、中高一貫校の中学理科では、高校理科(理科基礎)を扱うことがあります。

また、中学理科の範囲におさまっていたとしても、物理分野など、思考力が試される単元では、ハイレベルな問題まで扱われるのです。

高校理科は大学入試を意識したハイレベル授業!

理系理科は正式に文系理系に分かれるタイミングで本格的に始まるので、公立の学校と大差ありません。

ただし、入試演習期間を確保するため、進度は少し早めです。

独自のオリジナルプリントを用意するなど、扱う演習問題の難度は高く、それに伴って、定期テストでもハイレベルな問題が出題されます。

定期テストで平均点をとるために最低限やるべきこと

試験範囲の単元を学ぶための土台ができているかを確認する

教科書を読んでもまったく分からない場合、その単元を学ぶ土台ができていない可能性が高いです。

必要があれば、理系理科→理科基礎→中学理科の順に学び直しを行いましょう。

どの単元を理解しておくべきなのかが判然としないなら、学校や塾の先生に尋ねてください。

土台の作り方は、理科基礎・理系理科ともに以下の順で進めることをオススメします。

①教科書の読み直し

②教科書の問題→教科書準拠問題集の基礎問題という順番で解き直し

なお、中学理科の復習については、教科書や参考書を読み直して理解し、暗記に努めれば十分です。演習までする必要はありません。

自分の現状に合う参考書・問題集を用意しよう!

たとえば、中学理科のはずなのに高校内容まで習っている場合は、高校理科の参考書や問題集がないと対応できないということになります。

問題集の用意は必須です。知識不足を補うために教科書だけでは不十分だと感じたなら、参考書を用意しましょう。

予習よりも復習重視で!

予習は学校からの指示がないかぎり、しなくても問題ありません。

大事なのは復習、つまり定期テスト勉強です。

まず、教科書・ノート(・参考書)・授業プリントの内容を押さえ、覚えるべきことを暗記しましょう。

問題演習に基礎→標準の順に取り組む

基礎レベルが80%~90%程度できて、標準レベルが30~40%程度できれば、学校の授業についていけない、ということはなくなるでしょう。

ただし、定期テストの平均点をとるには不十分です。

定期テストの平均点を狙うなら、基礎レベルの完成度は100%、標準レベルの完成度は60~70%程度を目指しましょう。

高校理科(理科基礎含む)の場合

学校指定の教科書準拠問題集→二次試験対策用の問題集の順番で進めてください。

授業で扱われた問題は押さえてしまいたいところですが、応用レベルのものは優先順位が低くなります。すぐに理解できないようなら、先に問題集の標準レベルを進めることをオススメします。

教科書準拠問題集→授業で扱った問題のうち標準レベルのもの+二次試験対策用の問題集

の順に取り組みましょう。

問題集は周回が基本です。

1周目で、解けた問題に○、解けなかった問題に△や×をつけておき、2周目以降は△×がついている問題を中心に解き直してください。

中高一貫校の理科を攻略するためのオススメ自学本!

中学理科のオススメ自学本

理科に苦手意識がある場合

『中学理科が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)をオススメします。『中学ひとつひとつわかりやすく シリーズ』(学研)『学研ニューコース問題集 シリーズ』(学研)も解説が充実しているので自学向きです。

標準レベルの問題集

『新Aクラス中学理科問題集 シリーズ』(昇龍堂出版)が中高一貫校のレベルに合っています。ただし、学校採用の問題集(『中学の理科 分野別問題集』(教育開発出版)など)があるなら、その一冊だけで十分です。

授業内容が一部高校分野を扱っている場合

『高校物理基礎の解き方をひとつひとつ』(学研)のシリーズを使いましょう(理系理科ではなく、理科基礎の方を購入してください)。

高校理科のオススメ自学本

基礎から知識事項を見直したい場合

『宇宙一わかりやすい シリーズ』(学研)『面白いほどわかる本 シリーズ』(KADOKAWA)を使いましょう。

基礎レベルの問題集は、教科書準拠問題集で十分です。

標準レベルの問題集

『重要問題集 シリーズ』(数研出版)をオススメします。物理は『良問の風』(河合出版)、生物は『基礎問題精講』(旺文社)という選択肢もあります。

なお、このレベルの問題集が完成すれば、国公立大学二次レベルの大まかなところはほぼ押さえたといっても過言ではありません。

定期テストで高得点をとるには標準レベルの問題集を最低3周しよう!

中高一貫校の定期テストで高得点を狙うなら、基礎レベルはもちろん、標準レベルも完成させておくことが重要です。

標準レベルの問題集を丁寧に周回し、授業で扱った応用問題についても、自力で解けるようにしておいてください。

問題を解く過程を記述できるようにしておくとよいでしょう。

中高一貫校専門塾WAYSで定期テストの平均点を突破しよう!

時期にもよりますが、定期テスト勉強で優先度が高いのは、やはり数学と英語です。

理科の点数は上がったけれど、数学と英語の点数が下がってしまった……、という結果では、正直微妙です。

学習習慣を改善し、理科を勉強する時間をプラスで確保する必要があります。

ただ、高校受験がない中高一貫校生は、どうしても中だるみしがちです。

保護者の方のサポートだけでは学習習慣が改善されない場合は、プロのサポートを積極的に活用してください。

オススメは、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」です。

WAYSは学習習慣と学習計画のフルサポートを実現!

個別指導塾WAYSは教科指導だけして終わり、という塾ではありません。

定期テストまでの時間をどのように使うかを大事にし、学習計画をお子さんと立て、適宜進捗を確認しながらコーチングを行っています。

定期テストまでに試験範囲を3周する計画を立て、実に9割以上の塾生の成績を跳ね上げてきました。

また、1コマ120分の長時間指導による演習時間も、中だるみに陥っている中高一貫校生には非常に効果的です。

中高一貫校のハイレベルな授業内容にも完全対応!

WAYSのもう一つの強みは、講師のレベルが高いことです。

教える側が、中高一貫校のハイレベルな問題を理解できていないようでは、話になりません。

WAYSでは、深い理解につなげるため、生徒に問題の解説をしてもらうという指導スタイルを採用しています。

これは、講師がその問題を本質的なところまで理解しているからこそできることなのです。

WAYSが500校以上の中高一貫校生の成績を伸ばしてきたノウハウを、下記よりご覧になれます。

投稿者プロフィール

青木 ユウ
青木 ユウ
中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。

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