「中高一貫校生(私立中学生)には塾は必要ない」と言われますが、学校の定期テストで成績が低迷している場合には、この限りではありません。
なぜなら、成績低迷の原因は、学校外での勉強(主に宿題や課題、自主的な復習など家庭学習)の不足にあるケースが大半です。
お子さんの独力、あるいはご家庭のサポートによるリカバリーが難しい場合には、学習塾や家庭教師など、プロの助けが必要になります。
まず、中高一貫校生(私立中学生)が、どういうときに塾に通うべきなのか、お子さんの状況を正確に判断するための3つの方法を紹介。
そのうえで、4つの目的別に、いつから塾に通うべきなのか、塾に通い始めるタイミングを解説します。
このページの目次
「中高一貫校生(私立中学生)に塾は必要ない」と言われる理由3選
学校の先生などから「中高一貫校生に塾は必要ない」という話を聞いたことがあり、お子様に塾を勧めにくいと感じている保護者の方も少なくないでしょう。
実際に、カリキュラムや学習環境が充実している中高一貫校(私立中学)では、公立高校生のように、大学受験対策で学習塾に通う必然性は薄くなっています。
1. 授業のレベルが高い
大学進学に強みを持つ中高一貫校(私立中学)の授業は、レベルが高くなっています。
一つは、授業で扱われる内容の難易度の高さが挙げられます。検定外教科書を採用したり、大学入試を目指した学校独自のカリキュラムを組んでいたりします。
検定外教科書とは、例えば、英語ではNEW TREASURE(Z会)、数学では体系数学(数研出版)といった、中高一貫校の学習方針に合った教科書を指します。
二つめは、中高一貫校(私立中学)の生徒は、学力水準が高いことも挙げられます。
中学受験のために、公立小学校では学ばない内容を勉強して、競争を勝ち抜いた生徒が入学しているからです。
そのため、学校の授業を理解し、定期テストで良い成績を取れていれば、大学受験に必要な学力を十分身につけられていると言えます。
そのため、「中高一貫校生に塾は必要ない」と言われます。
しかし、当然ではありますが、学校の授業についていけておらず、定期テストの成績が低迷している生徒は、この限りではありません。
2.大学受験対策が充実している
中高一貫校では、本来であれば中学・高校の6年間で学習する内容を、5年間で終え、残りの1年を大学受験対策に充てる「先取りカリキュラム」を採用する学校が大半です。
これにより、過去問の演習を行ったり、志望校対策をしたりする時間的余裕を作ることができます。
一般的な公立高校では、大学受験の間際まで、学校の授業が終わらず、入試の出題範囲を習い終わりません。
また、学校の授業内で大学受験対策が行われないことも少なくありません。
そのため、公立高校に通う生徒は、難関大学を目指すためには、学習塾を活用する必要があります。
実際、文部科学省が実施した「令和5年度子供の学習費調査」においても、公立高校に通う生徒の通塾率(38.7%)は、私立高校生の通塾率(30.1%)より高いです。
このように、大学受験に向けた学習を学校で行うことができるため、「中高一貫校生に塾は必要ない」と言われています。
中高一貫校ではなぜ5年間で6年分のカリキュラムを終えることができるのか、「先取り学習」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
※参照:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
3. 高校受験がない、指定校推薦が充実している、系列大学へ内部進学できる
中高一貫校では、及第点の成績を収めていれば、中学から高校へ内部進学ができます。高校受験がありません。
中学から高校への内部進学の仕組み
また、大学進学時には、指定校推薦の選択肢も豊富です。学力水準の高い学校には、多くの推薦枠が割り当てられるからです。
指定校推薦の仕組み・選考方法
大学の系列の中高一貫校の場合は、系列大学への内部進学の道もあります。
内部進学の仕組み・対策方法
いずれも、学校の授業についていき、定期テストで好成績を収められていれば、受験勉強をせずに済みます。
塾へ通う必要がないため、「中高一貫校生に塾は必要ない」と言われています。
それでも中高一貫校生・私立中学生に塾が必要になるのは、成績低迷が主な原因
学習環境が充実している中高一貫校(私立中学)ですが、現実には学習塾が必要になるケースが少なくありません。
代表的なのは、成績の低迷です。授業や定期テストのレベルが高いのもあり、そのままにしていて、成績が自然と伸びるものではありません。
中高一貫校では、成績が学年下位に落ち込んだまま低迷してしまった生徒を「深海魚」と比喩することがあります。
成績が下がってきていると感じたら、「深海魚」化する前に対策が必要です。
中高一貫校で生徒が「深海魚」化してしまう6つの原因と、成績挽回のための方法をこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
実際に中高一貫校生も塾に通っている|私立中学生の通塾率は約5割
文部科学省の統計によると、私立中学生の通塾率は約5割、私立高校生の通塾率は約3割です。
中高一貫校の多くは私立中学・私立高校であるため、この統計からも、塾に通っている中高一貫校生が一定数いる事実がわかります。
学年 | 通塾率 |
中1 | 50.9% |
中2 | 47.3% |
中3 | 55.6% |
高1 | 30.1% |
高2 | 29.4% |
高3 | 30.8% |
※参照:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
アンケート結果:学習塾を探したきっかけは、定期テストの点数低下や勉強方法など学習の悩みが中心
「中高一貫校 個別指導塾WAYS」に通う生徒の保護者200人を対象に行った、塾を探すきっかけを尋ねたアンケートの結果を紹介します。
塾を探すきっかけはなんですか?※1人2つまで
- 定期テストの結果が悪かった 30.6%
- 勉強時間や勉強のやり方に不安を感じた 30.1%
- 家庭での勉強のサポートに限界を感じた 16.4%
- 宿題や提出物のサポートをしてほしかった 8.6%
- 通知表の評定が悪かった 7.4%
中高一貫校の定期テストの点数や、内申点は、内部進学や指定校推薦、系列大学への進学などにおいて、一般的な公立校よりも重視される傾向があります。
そのため、進路への影響をおそれて、定期テストの点数が下がったことをきっかけに塾を探し始める人が多いのでしょう。
また、勉強方法の悩みや、宿題・課題といった自宅学習への不安は、レベルの高い授業についていかなければならない中高一貫校生特有の悩みと言えます。
なぜなら、大量に出される宿題・課題に対応したりするためには、難易度の高い定期テストで良い点数を取るためには、家庭学習が重要になるためです。
そのため、
- 家庭学習の習慣がない
- 家庭学習を苦手としてる
- 自宅ではどうしても勉強に集中できない
このような状況で、十分な学習時間を確保できていない場合は、家庭教師や学習塾など、プロのサポートが解決策になるのです。
《子どもの成長(思春期)も、学習塾を必要とする大きな要因に》
これまでにたくさんの中高一貫校生を見てきている、WAYS代表・遠藤は、WAYSへ問い合わせがあるご家庭は、
「勉強に対して熱心な家庭だからこそ、危機感を感じている」
と指摘します。
危機感の背景には、中学受験の時と同じように保護者が伴走者として面倒を見きれなくなったことや、子どもが思春期でコミュニケーションの取り方が変わったことなど、中高一貫校生、そしてその保護者ならではの悩みや不安があります。
中高一貫校生が塾を探すきっかけについては、以下のWAYS取材記事も参考になりますので、あわせてご覧ください。
※参照:NHK首都圏ナビ「中高一貫校に入学 すぐに塾でモヤモヤ ~中高一貫生“専門塾”とは?」
塾に通うべき?お子さんの状況を正確に判断するための3つの方法
中高一貫校生(私立中学生)が「塾に通うべき」「塾に通ったほうが良い」と判断できるのは、次のいずれかに該当する場合です。
- 定期テストで平均点を下回っている
- 学校の授業についていけていない
- (内部進学を含む)志望校のレベルとお子さんの学力にギャップがある
まずはお子さんの状況を正確に把握する必要があります。3つの方法を解説します。
1.定期テストや成績表を確認する
直近の定期テストの結果や成績表を確認し、次のポイントを確認してみてください。
- 平均点を下回っていないか
- 特定の科目だけ点数が低くなっていないか
- 成績や点数が下がってきている、または学年下位に低迷し続けていないか
- 宿題などの提出物をきちんと提出できているか
- 授業態度などテストの点数以外の問題を抱えていないか
成績が下がってきていたり、宿題に取り組んでいなかったりする場合には、家庭でのサポートのみで対応できそうかを検討してみましょう。
思春期の関係や、学習難易度の問題で家庭での学習サポートが難しそうであれば、学習塾の活用が有効です。
2.担任に詳しくヒアリングする
宿題の提出状況や授業態度などは、直接お子様と接している担任の先生に話を聞くのも良い方法です。
お子様が自力で挽回できそうか判断するために、次の内容を先生に聞いてみましょう。
- 意欲を持って勉強に取り組めているか
- 学校の授業にはついていけているか
- 問題がある場合は学校でどのようなサポートをしてくれるか
また、内部進学や指定校推薦などを考えている場合は、今の成績で志望校へ進学できそうか相談しておくとよいです。
現在の成績や学習態度では進学が難しそうな場合、学習塾の活用も視野に入れて対策を考える必要があります。
3.子どもと進路についてコミュニケーションを深める
中高一貫校では、おおむね次のようなスケジュールで進路を決められるのがベストです。
- 中学生:高校からの進路決めに早めに備える
- 高校1年生:文理選択
- 高校2年生:志望校確定
- 高校3年生:受験勉強に本腰&併願校の選定
進路(志望大学)の決め方|学年別するべきこと&NG事例
お子さんと進路について、きちんとコミュニケーションできているでしょうか。
- 親子間で進路のイメージに乖離がある
- 志望大学をイメージできていても、お子さん自身が、志望校と自分の学力とのギャップに気づけていない(危機感がない)
このような状況であれば、早めにコミュニケーションを深める必要があります。早ければ中学段階から勝負は始まっています。
一般選抜(テスト入試)だけで受験するのであれば、そこまで急ぐ必要はないという考え方もありますが、昨今では一般選抜での大学入学者は4割台にまで減少しています。
増加を続けている推薦系入試(指定校推薦、公募制推薦、総合型選抜など)では、高校1年生からの評定平均が問われます。系列大学への内部進学でも定期テストの成績が重要です。
定期テストの成績が低迷しており、評定が悪い場合には、学習塾の活用が視野に入ります。
また、思春期で親子関係が難しく、進路についてコミュニケーションが取りにくい場合も、学習塾を検討しましょう。
親子間の仲立ちとなって進路指導やコーチングを行ってくれたり、学習の悩みの相談に乗ってくれたり、問題の解決につながるケースが多いからです。
中高一貫校生(私立中学生)が塾に通い始めるタイミング|4つの目的別に解説
状況や目的により、塾に通い始めるベストなタイミングは様々です。
中高一貫校生(私立中学生)にとって、いつから学習塾に通い始めるべきなのか、4つの目的別に解説します。
1.授業の遅れを取り戻したい:今すぐに通塾を
授業についていけていない場合、今すぐに塾に通い始めるべきです。
中高一貫校の授業は、難易度が高いだけでなく授業スピードも速いため、一度ついていけなくなると日に日に差が大きくなり、リカバリーが難しくなります。
英語や数学では、前の単元が次の単元を理解するための土台となっており、一つつまずくとそのまま理解ができず、苦手科目になってしまう可能性もあります。
「わからない」状態で授業を受けるのはとても苦痛なことです。
この状態が続くと、勉強へのモチベーション低下や、学習への自信喪失にもつながりますので、早急な対策が必要です。
2.定期テストの点数や成績を上げたい:「なるべく早く」が望ましい
定期テストで点数が伸び悩んでいる、赤点をとってしまっている場合も、なるべく早いタイミングで塾に通うべきです。
なぜなら、自力でのリカバリーは困難なケースが多いからです。
私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」の指導経験から、定期テストで点がとれない原因の9割は、自学自習ができていないからだと言えます。
机には向かっているけれど、集中できていないなど、効率よく勉強ができていない生徒も含まれます。
やるべきことは、学校から出される宿題・課題、自主的な復習、定期テスト対策の演習など、シンプルです。
お子さん自身も、勉強をしなければいけないことはわかっているはずです。しかし、わかっていてもできないからこそ、問題になります。
学習計画を立て、進捗管理をしてくれる学習塾の利用が、現実的な解決策になります。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、先取りカリキュラムの授業進度についていくため、1コマ120分の指導時間を確保。
確認テストの合格率管理により、テスト範囲をしっかり理解できた状態で定期テストに臨めるため、82.9%の中高一貫校生が成績アップを実現しています。
WAYSで多くの生徒が成績アップ成功している秘訣はこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
3.指定校推薦や、系列大学への内部進学を考えている:高校生になるまでに検討すべき
成績に不安がある場合は、高校生になるまでに塾に通い始めるべきです。
指定校推薦や、系列大学への内部進学は、高校3年間のトータルの成績の優秀な生徒ほど、希望どおりに大学や学部を選べると考えておきましょう。
そのため、希望どおりの大学・学部へ進学するためには、高校1年生から好成績を収める必要があります。
注意したいのは、中学生の段階で、定期テストで平均点前後やそれ以下の成績しかとれていない場合です。
中学段階の勉強についていけていない状態で、高校生になってからいきなり得点を伸ばすのは難しいため、早急な対応が望ましいでしょう。
4.テスト入試(一般選抜)での大学受験を中心に考えている:高校2年生の冬までに検討
成績が低迷している場合は、中学・高校にかかわらず、なるべく早く塾に通ったほうが良いのは言うまでもありません。
一方で、独力でもそれなりの成績が取れている場合ですが、高校2年生の冬までに、塾に通うかどうか検討をしましょう。
ポイントは、志望大学と、現在の学力に、どれだけのギャップがあるかです。
模試の結果が思わしくない場合には、合否のデータを多く持ち、指導経験豊富なプロである学習塾は、非常に心強い存在となります。
受験勉強の開始時期は、高校3年生の春と夏が5割を占めます(※)。
しかし、先取りカリキュラムで進む中高一貫校では事情が異なり、高校2年生の秋ごろまでに概ね基礎固めを完了できますので、高校2年生の冬からの受験勉強開始が理想です。
周囲よりも一歩早いスタートを切って、優位を築くためにも、高校2年生の冬までに、塾が必要かどうか検討できるのがベターです。
※参照:Studyplusトレンド研究所「受験トレンド白書2024」
塾に行きたがらない場合|一度はお子さんの意志を尊重することも大切
無理に学習塾に行かせても、学習効果は上がりません。
本人が塾に前向きでない場合は、まずは話し合いの場を設け、なぜ学習塾が必要なのかを伝えてみましょう。
それでも納得せず、自分で勉強して成績を上げる意志を示した場合には、一度は尊重し、期限や目標点数を定めるなどして、任せてみるのも一つの方法です。
もし、自分で決めたのに成果が出なければ、次の話し合いで、保護者の提案に耳を傾けてくれやすくなるはずです。
中高一貫校生(私立中学生)が塾に通うメリット・デメリット
もともと「学習塾は不要」とされる中高一貫校(私立中学)ですから、「学習塾の使いどころはどこなのか?」を、しっかり把握しておく必要があります。
またシステムに馴染まず、むしろ邪魔をしてしまうケースもありますので、デメリットも頭に入れておきましょう。
メリット1:高難度の授業・定期テストで、学習の遅れやつまずきを取り戻せる
中高6年間の内容を5年間で学習する先取りカリキュラムは、一度ついていけなくなると、リカバリーは非常に困難です。
わからない箇所を復習しようにも、授業はどんどん先に進んでしまい、遅れが拡大してしまいます。
中高一貫校の事情に精通している専門塾(特に個別指導塾)であれば、目の前の授業を理解できるようになるために、今なにをすべきか、的確に分析し、学習計画を立てることができます。
これはお子さん独力では難しい場合が多いため、学習塾を活用する大きなメリットです。
「授業と部活だけでも忙しいのに、塾に通うのは大変」と考え、塾を敬遠する方もいますが、成績の悩みを解決できれば、学校生活を充実して過ごせるようになるという一面もあります。
メリット2:学習計画を立ててくれる&不安等を相談できる
学習塾と聞いて、集団指導塾を思い浮かべる方は、“塾とは授業を受けに行く場所” とのイメージが強いかもしれません。
しかし、画一的なカリキュラムで指導する集団指導塾は、そもそも成績低迷からの脱出には向きません。
生徒一人ひとりが抱える課題に応じて、学習計画を立ててくれる、個別指導塾こそが最適です。
特に、中高一貫校に精通している個別指導塾では、学校ごとに異なるカリキュラムや教材に対応し、定期テストで良い点数をとるための学習計画を立て、進捗管理をしてくれます。
「わかっていてもできない」「何をすればいいかわからない」という悩みはなくなるわけです。
また、個別指導塾では、講師と生徒が1対1、または1対少数での指導です。
思春期の真っ只中にある中高生は、勉強に関する不安や悩みを、保護者や先生に相談できないケースもありますが、個別指導塾であればいつでも講師に相談ができます。
メリット3:内部進学基準や大学受験に関する情報を得やすい
学習塾は、大学入試で実際に合格した・不合格になった受験生のデータを大量に保有しています。
合格のために何をすべきなのか、ノウハウがあるのです。
これらの情報は、一般の個人では収集できないため、学習塾を活用する大きなメリットです。
また、中高一貫校専門の個別指導塾WAYSでは、次のような情報も保有しています。
- 中高一貫校ごとのカリキュラムの特徴、使用教材
- 定期テストに出題される問題の傾向や難易度
- 中高一貫校ごとの、中学から高校への内部進学の条件
- 系列大学への内部進学の条件
500校以上の中高一貫校の生徒を指導してきた経験を、データベースに蓄積しており、データに基づいて指導を行うため、
- 82.9%が成績アップ
- 98.5%が大学への名部進学を成功
という実績をあげています。
デメリット1:塾の宿題が負担になる可能性がある
中高一貫校(私立中学)では、ほとんどの場合、非常に多くの宿題・課題が出されます。
先取りカリキュラムで授業をどんどん進めるため、習った知識を定着させる演習は、学校外で行う必要があるためです。
一方で、学習塾の多くも、宿題を出します。指導した内容を定着させるために、やはり実際に問題を解く演習が必要だからです。
これでは、中高一貫校生にとっては、学校の宿題と、塾の宿題の二重苦になってしまいます。
成績アップが難しく、実際に個別指導塾に通っているのに成績が上がらないケースもあります。
そのため、個別指導塾を選ぶ際には、宿題を出さず、指導時間内で演習をしっかり完結できる、中高一貫校特有の事情に対応した専門塾を選ぶ必要があります。
私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、一般的な個別指導塾よりも長い120分指導を採用し、指導時間内でしっかり演習を行います。
そのため、塾からは基本的に宿題を出しません。
また、指導時間内で、学校の宿題や問題集に取り組むこともできます。もちろん講師に質問できますので、しっかり定着させることができます。
詳細は次の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
デメリット2:塾に通うための費用がかかる
「中高一貫校では塾に通う必要がない」と聞いていた保護者からすると、塾の費用を支払うことに納得がいかないこともあるでしょう。
やはり通塾の費用負担は大きく、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」によれば、私立中学生32万8000円、私立高校生37万5000円の支出をしています(学習塾に通っている家庭の学習塾費の年間平均)。
月間平均に直すと、私立中学生は約2.7万円、私立高校生は約3.1万円です。
中高一貫校生(私立中学生)は、特有の環境に対応できる「中高一貫校専門塾」が最適解
中高一貫校(私立中学)では、公立中学・公立高校とはまったく違ったカリキュラムで学習が進み、宿題が多い・テストの難易度が高いなど、特有の環境があります。
そのため、一般的な個別指導塾では対応できない可能性があります。
なぜなら、多くの個別指導塾は、公立の中学生・高校生が9割前後を占めるからです。
塾を選ぶ際には、お子さんが通う中高一貫校の生徒の指導実績があるかどうか、よく確認しましょう。
その他、中高一貫校生の塾選びには、次のような7つのポイントがあります。
- 学校の授業を邪魔せず、成績向上をサポートできるか?
- 演習中心の指導内容か?
- 宿題に頼らない指導を行っているか?
- 学校の宿題も指導しているか?
- 子どもが通う中高一貫校の教科書・問題集に対応できるか?
- 講師がいない場でも解けるように指導できるか?
- 「自分で学習できるようになること」を重視しているか?
以上の条件をすべて満たすのが、私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」です。
これまでに500校以上の中高一貫校に通う生徒の指導実績があり、それぞれの学校で使用されている教材や定期テストの傾向、内部進学基準等を一元管理しています。
400件以上の成績アップ事例を掲載していますので、お子さんと同じ中高一貫校に通う生徒の成績アップ事例も見つかるかもしれません。
左下の虫めがねマークより「学校名 成績アップ」で検索できます。ぜひお試しください。
投稿者プロフィール

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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。