学習塾は個別か集団か? 選び方を中高一貫校生と公立高校生のケースに分けて解説

大学入試を目的とする、高校生のための学習塾は、大まかに次の2種類に分類できます。

  • 個別指導塾=演習を重ねて実力をつけるためのアウトプット型
  • 集団指導塾=難関大学受験に必要な知識を得るインプット型

もともと授業レベルが高い、進学系の中高一貫校の生徒には、さらなるインプットは必要ないケースが大半。実際に問題を解く「演習」を重ねられる、個別指導塾が最適です。

難関大学を狙う公立高校生は、授業の不足を補うために、集団指導塾も選択肢となります。

個別指導塾 集団指導塾
費用
インプット(講義、理解)
アウトプット(演習)
特徴 成績低迷者向けの補習、難関大学受験対策など、一人ひとりの状況・目的に合ったオリジナルカリキュラムを策定可能。一方で生徒数に対する講師人数が多く必要であるため、費用は比較的に割高になりやすい 「最難関大学受験対策」など特長を持つ独自カリキュラムを展開。少ない講師で多数の生徒に講義を行うため、細かなケアは難しい。目的が合致していれば比較的費用が割安となるメリットあり

 

学習塾はアウトプット型(個別)とインプット型(集団)に分類できる

一口に学習塾と言っても、どのような課題を抱えている生徒がターゲットか? 目指すところはどこか? によって、大きな違いがあります。

見分けるポイントは、アウトプットに強みを持つか、それともインプットに強みを持つかです。

アウトプットとは、習った知識でテストで点が取れるようになるように、実際に問題を解く「演習」を重ねることを指します。一般的に、個別指導塾に強みがあります。

インプットとは、問題を解く前提となる知識を先取りで教わったり、難しいポイントをわかりやすく解説してもらったりすることです。集団指導塾が得意としています。

もちろん、個別指導塾でも、わからない問題の解説をしてもらうことができます。集団指導塾でも、宿題を出して演習量を確保する、確認テストの成績が悪い場合に補習を実施するなど、各塾で独自に工夫をしています。

どちらも、弱みとなる部分がからっきしダメというわけではありません。

しかしながら、特徴を理解する上では、ざっくりと次のようにイメージしておくと、わかりやすいでしょう。

個別指導塾=アウトプットに強い

集団指導塾=インプットに強い

中高一貫校生編:インプットは不要。アウトプットに強い個別指導塾が最適

インプットは学校の授業で十分なケースが多いのが中高一貫校のメリット

進学系の中高一貫校では、中学入学時から、大学入試を意識した内容の濃い授業を行います。インプット面で大学受験対策に足りないというケースは少なくなっています。

必然的に、中高一貫校生が集団指導塾を必要とするケースは、極めて少なくなります。インプットは学校の授業で十分であるためです。

【中高一貫校の教育カリキュラムの特徴|詳細解説記事】

ポイント!

なお、中高一貫校の水準や特徴によっては、東京大学や京都大学、あるいは難関医学部等を目標にする場合に、授業内容が物足りないケースは考えられます。

学校の進学実績を確認し、志望大学や同水準難関大学の合格実績がない場合は、これら最難関大学の受験対策を目的に、インプットに特長を持つ集団指導塾を活用する選択肢はありえます。

ただし集団指導塾では、中高一貫校の授業進度を考慮することは基本的にできません(学校ごとに進度が異なるため)。学校の授業とは異なった内容を受講する結果になる点は、考慮しておく必要があるでしょう。

生徒の負担も非常に大きくなり、下手をすると「二兎を追う者は一兎をも得ず」となりかねません。

仕組み上、中高一貫校では補えない演習(アウトプット)

一方で、中高一貫校の授業内で十分に行えないのは、アウトプット=演習(習った知識で、実際に問題を解くこと)を重ねることです。

なぜなら、高校3年生の1年間を大学入試対策にあてるため、中高6年間の学習を、5年間で終える先取りカリキュラムを採用するケースが多く、授業をどんどん先に進める必要があるからです。

中高一貫校では、知識を定着させ、テストで点数が取れるようになるために欠かせない演習は、学校外での生徒の自主的な学習(主に家庭学習)が前提となっています。

中高一貫校特有の事情に完全対応している専門塾も

自分で、計画的に学習を進められるお子さんであれば、大きな問題はありません。

しかしながら、家庭学習が様々な事情で難しかったり、お子さん自身が苦手であったりするケースもあり、こうした際にアウトプット=演習に強みをもつ、個別指導塾が必要とされます。

私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、まさに、家庭学習ができない中高一貫校生のための専門塾です。

500校以上の中高一貫校の生徒の指導経験があり、各学校の個別のカリキュラム・教材に完全対応できます。

成績が低迷してしまっているケースの定期テスト対策/補習塾としての役割をはじめ、偏差値40台・E判定からの難関大学(偏差値60台)逆転合格まで、お子さんの状況に合わせて、オリジナルの指導計画を立てられます。

中高一貫校専門塾を名乗る理由や、他の個別指導塾との違いは、こちらの記事で解説しています。

公立高校生編:成績低迷の場合は同じく個別指導塾。難関大学対策で集団指導塾も選択肢

成績低迷の場合はアウトプット不足が根本原因。個別指導塾が優位

公立中学校から公立高校へ進学した場合、まず中学と高校の学習レベルのギャップが大きくなります。

中学では義務教育の範疇の基礎基本を学び、高校から大学入試対策へと入るためです。

一気に勉強が難しくなり、成績低迷してしまうケースがあります。

英語|中学と高校の違い解説

数学|中学と高校の違い解説

具体的には、「授業ではわかったつもりなのに、テストになると解けない(点数にならない)」という状況が多く生まれます。

原因は、理解(インプット)不足というより、演習(アウトプット)不足です。

なぜなら、習った知識は、実際に問題を解く演習を重ねてはじめて、実力として身につきます。

授業内容がわからない場合でも、理解するために必要な前提知識(中学時代に習った内容など)が、「演習」の不足により万全ではないことが根本原因です。

すなわち、勉強についていけない・成績低迷の状況をリカバリーするには、アウトプットに特長がある個別指導塾が優位です。

わかりやすい説明を聞いても(=インプット)、アウトプットをしなければ、ずっとテストで点は取れないままで、解決には繋がりません。

なにがわからないのか、苦手なのかは、生徒それぞれによって異なりますので、個別の状況にフレキシブルに対応してもらうためにも、集団指導塾ではなく、個別指導塾のほうが、効果・利便性ともに高い場合が多いでしょう。

学校の授業が物足りない場合に、難関大学対策として集団指導塾の選択も

公立高校の場合は、学校によって、偏差値に非常にばらつきがあります。

志望する大学の難易度が高い場合に、学校の授業では、インプットが不十分というケースもあるでしょう。

「東大、京大、医学部を目指す」「早慶上智、難関国立大学を目指す」と明確な目的を持って、集団指導塾でインプットの質を高めるという選択はありえます。

学習塾それぞれ、特定の大学の出題傾向を踏まえた、オリジナルカリキュラムを展開しています。

注意点としては、インプットだけでは、大学入試で得点はできない事実です。習った知識を実力に変えるためには、十分な演習(アウトプット)が必要です。

この観点から、自分で自主的に勉強ができる子のほうが、集団指導塾を活用しやすいでしょう。

テスト範囲を3周するから確実に伸びる。中高一貫校生ならWAYSで根本的に解決を

進学系の中高一貫校では、学校外での自主的な勉強が、絶対に必要な仕組みになっています。

私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、500校以上の中高一貫校の生徒を指導してきましたが、成績低迷の原因は非常にシンプルです。

不可欠である家庭学習(主に、復習・宿題・自主的な演習)をやっていないためです。

中学受験を突破している中高一貫校生は、本来の実力にはなんら問題がありません。

WAYSでは、次の定期テストまでに、問題集のテスト範囲を3周できるように指導計画を立てます。やるべき勉強を着実にやるからこそ、92.9%の成績UPを実現しています。

そして中高一貫校のレベルの高い定期テストで、しっかり点が取れるようになれば、それがそのまま大学受験へと繋がっていきます。

偏差値40台・E判定から、MARCHなど偏差値60台の難関大学逆転合格へ導く、WAYSの大学受験対策は、こちらで詳しく紹介しています。

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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