偏差値60は上位何パーセント?偏差値40台から60の大学に合格するための勉強法
現状の偏差値が40台だとすると、偏差値60の大学受験は無謀だと思いますか?
結論から言います。
偏差値40台からでも、努力次第で偏差値60の大学に合格することは可能です。
そもそも「偏差値60」とは、どのような意味合いがあるのでしょうか?
この記事では、大学受験における偏差値60の意味と必要な勉強時間・偏差値40台から60台まで上げる勉強法について紹介します。
「志望校の偏差値に全然届かないけれど、どうしよう」
「偏差値60の大学に行くには、どれぐらい勉強すればよい?」
といった疑問のある方はぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験の偏差値60はどれだけレベルが高いのか?
偏差値は、大学受験をする際に、大学選びや自分の学力との差を比較する際に非常に役立ちます。
偏差値の中央値が50であることを考えると、偏差値60は難しい部類に入るでしょう。
では、全体の何パーセントぐらいの人が、偏差値60以上なのか、ご存じですか?
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偏差値60の意味
あるテストでちょうど平均点をとると、偏差値は50になります。
平均点が、30点であろうと80点であろうと、偏差値は50です。
もし平均が30点のテストで70点を取った場合、偏差値は50よりも高くなることが予想されます。
しかし平均点が80点のテストで70点を取ると、偏差値は50を切ってしまいます。
このように偏差値は、点数関係なく自分自身がそのテストでどのくらいの位置にいるかを確認する際に便利な値です。
大学の偏差値は、各大学が出しているわけではありません。
大規模な模試やテストを行っている塾や予備校が、そのテストの結果を参考に割り出している数字です。
そのため、大学の偏差値は、対象となる模試によって数値が変わります。
参考にする場合は、自分が受けた模試の偏差値を参考にするのが、もっとも正確な大学の偏差値といえます。
偏差値60は上位何パーセント?
では、偏差値60は、全体の上位何パーセントぐらいの人が取れるものなのでしょうか?
最上位からの割合を示した表(※)があります。
偏差値 | 最上位からの割合 |
---|---|
80 | 0.13% |
75 | 0.62% |
70 | 2.28% |
65 | 6.68% |
60 | 15.87% |
55 | 30.85% |
50 | 50.00% |
45 | 69.15% |
40 | 84.13% |
偏差値60以上の割合は上位15.87%、つまり100人いるとそのうちの上位15人程度ということです。
なかなか狭き門だと感じる人もいるでしょう。
しかし、偏差値60の人が必ずしも偏差値60の大学に合格できるわけではありません。
何が起きるか分からないのが大学受験。
偏差値50台・40台の人でも、合格の可能性はゼロではありません。
逆に偏差値65の人でも、不合格になる可能性もあるのです。
(※参考:偏差値とは何?偏差値の意味と求め方・計算方法をわかりやすく解説!|栄光ゼミナール
大学受験までに偏差値を40台から60台まで上げる勉強法
偏差値60の大学を目指す場合、必ずしも自分の偏差値が60あれば合格できるわけではありません。
そのため、自分の偏差値が60以上になることを目指した方が、合格できる確率は高くなります。
偏差値40台から受験日までに偏差値60を超えるには、どのように勉強を進めていけばよいのでしょうか?
この場合、無計画に勉強を進めていくのはおすすめしません。
細かく計画を立て、偏差値60以上を目指しましょう。
また、偏差値が40台の場合、圧倒的に勉強時間が足りていません。
夜遅くまで勉強するのは効率が悪くなるためおすすめしませんが、隙間時間を見つける・スマホを封印するなど工夫して勉強時間を確保しましょう。
偏差値を60台まで上げる勉強は、次の流れで行います。
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基礎固め
偏差値40台は、平均点が取れるほどの知識が身についていないことを意味しています。
基礎がまだしっかり定着していないため、まずは高校1年からの復習を兼ねて基礎固めを進めましょう。
どのような難関校の問題でも、基礎が身についていなければ解けません。
基礎問題が中心の問題集をじっくり1冊解き、間違えた問題は、必ず解答と解説に目を通します。
この方法で1冊の問題集を3回ほど繰り返せば、ほとんどの問題は解けるようになっているでしょう。
ただし、英語や数学のように知識の積み上げが重要な科目の場合、習熟度によっては、中学レベルから振り返ったほうがよい場合もあります。
自分自身の学力がどの程度なのか見極めて取り組むことが重要です。
なお、基礎固めで重要なのが予習・復習です。
効率的なやり方を知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
苦手科目の克服
苦手科目の克服も早めに取り組みましょう。
ただし、必ずしも苦手科目の得点を、得意科目まで上げる必要がない場合もあります。
なぜなら、大学受験は、全受験科目の合計点が重要なため。
得意科目である程度の点が取れそうであれば、苦手科目は及第点を目指すといった方法もあります。
苦手科目の克服は、どこから苦手になったのか突き止めることから始め、その部分から再度やり直しましょう。
場合によっては、勉強法が間違っているため苦手になってしまった可能性も考えられます。
学校の先生や塾の講師に相談し、勉強法を指導してもらうとよいでしょう。
また、苦手だからと避けるのではなく、毎日少しずつでも取り組むことも重要です。
少しずつでも、前進していきましょう。
演習問題を繰り返す
基礎が完璧にできるようになったら、標準的なレベルの問題集に取り掛かります。
こちらも同じように、1冊を3回繰り返すことで、より知識が定着します。
1冊を3回繰り返せたら、次の問題集へ進みましょう。
問題集を何冊か解いていると、出やすい問題や見慣れた問題が増えてきます。
それらをスラスラ解けるようになったら、応用問題にもチャレンジしてみましょう。
基礎や標準問題を複数こなすことで、応用問題を見たときに解き方がスムーズに頭に浮かぶようになります。
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過去問を解く
過去問に取り組むことも忘れてはいけません。
同じ偏差値60でも、学校によって出題傾向が異なります。
マークシート形式の大学もあれば、文章で答えなければならない大学もあり、難易度も教科書レベルのこともあれば、より難易度の高い問題のこともあるのです。
その出題傾向を探る意味でも、過去問を5年以上はさかのぼって解いてみましょう。
こちらも問題集同様、何度か解き直します。
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まとめ
偏差値60の大学を目指す場合、自分自身の偏差値が60あれば合格できるわけではありません。
そのため、60を超えられるような偏差値を目指して勉強を進めましょう。
偏差値60は、上位15%程度とハイレベルな位置です。
計画的に勉強し、着実に成績を上げていく必要があります。
今のままでは、偏差値60の大学受験は厳しいかもしれない、と不安に感じている中高一貫校生は、「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」までご相談ください。
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