中高一貫校生はいつから塾に通う?タイミングの見極め方を解説
中高一貫校に通うお子さんを、いつから塾に通わせるべきかわからず悩んでいませんか?
また、「中高一貫校に通う子どもに塾が必要?」と疑問に思っているかもしれません。
今回は、中高一貫校生のお子さんの塾に通うタイミングを迷っているあなたに向けて、中高一貫校専門個別指導塾WAYSの知見から、中高一貫校生が塾に通うべきタイミングの見極め方を紹介します。
WAYSでは、中高一貫校生に特化した指導を行っており、多くの生徒が成績アップや志望校合格を実現しています。
ぜひこれから紹介する方法で、お子さんに合った塾に通うタイミングを見極めてください。
このページの目次
中高一貫校生に塾は必要?
結論からお伝えすると、塾が必要な中高一貫校生もいれば、塾なしでも問題ない中高一貫生もいます。
例えば、学校の授業についていけていない中高一貫校生であれば、塾に通って勉強の遅れを取り戻した方がよいでしょう。
一方で、自分で勉強をして学校の授業についていけており、定期テストや成績も悪くなく系列大学への進学がほぼ間違いない状態であれば、塾は必要ありません。
しかし、学校の成績が良くても一般入試で難関大学に進学したい場合は、大学受験対策のための塾が必要です。
つまり、「成績が悪いから塾に通うべき」「成績がいいから塾なしでもいい」と単純に考えられるわけはないのです。
実際、中高一貫校の成績下位層と成績上位層の通塾率に、大きな差はありません。(参考:ベネッセ教育情報「中高一貫校生の通塾率は、成績や学年に関わらずほぼ40%と一定」)
そのため、お子さんの学力や成績を把握することに加えて、今後の進路をしっかりと考えた上で判断することが大切になります。
中高一貫校生の子どもの塾に通うタイミングを見極める方法
「中高一貫校生の子どもに塾が必要か」「いつから塾に通うべきか」などを見極めるのは、簡単ではありません。
お子さんの現状を客観的に把握しつつ、お子さんの希望を聞いたり今後の進路に関する情報を集めたりすることが大切です。
➀定期テスト・成績表を確認する
お子さんの現状を把握するためには、過去の定期テストや成績表を確認することが大切です。
定期テストや成績を見る時は、「良いか・悪いか」だけを判断するのではなく、次のことを確認しましょう。
- 定期テストで赤点は取っていないか
- 特定の科目だけ点数が低くなっていないか
- 定期テストや成績の結果が下がってきていないか
- 成績表に提出物や授業態度など、定期テスト以外の問題点はないか
こういった細かい部分まで確認することで、お子さんの現状を詳細に把握することができます。
②担任の先生に話を聞く
定期テストや成績だけでは、お子さんの現状を把握することは難しい場合もあるため、担任の先生に話を聞くことがおすすめです。
学校での様子や授業態度などを聞いておくと、「学校の授業についていけているか」「意欲を持って勉強に取り組めているか」などがわかります。
また、担任の先生と話をする際は、内部進学・系列大学への進学・指定推薦などの情報を収集することが大切です。
それぞれの進級・進学方法で、どのくらいの成績が必要かを把握しておけば、「塾が必要か」を判断しやすくなります。
とはいえ、内部進学・系列大学への進学・指定推薦などの情報を明らかにしていない学校も少なくありません。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSでは、中高一貫校ごとの細かな情報を収集しているため、進学に関する情報も把握しています。
そして、これらの情報に基づいた学習計画を作成して指導を行い、生徒の希望する進路を実現するためサポートを行っています。
少しでもWAYSが気になりましたら、お気軽に無料学習相談にお越しください。
③子どもと今後の進路について話し合う
お子さんの現状の学力や進学に関する情報だけでは、「塾は必要か」「いつから塾に通うべきか」は見極められません。
なぜなら、お子さんの意思を確認することが重要だからです。
例えば、お子さんが系列大学の一番人気の学部に進学したい場合は、すぐにでも定期テスト対策のために塾に通うべきでしょう。
また、難関大学への受験を考えているのであれば、大学受験対策が必要です。
一方で、芸術系の大学に進みたいのであれば、一般的な塾ではなく芸術系の受験に特化した塾に通うべきです。
また、専門職の資格や免許を取得したい場合は、専門学校が進学先として考えられるため塾が必要ない可能性も考えられます。
このように、お子さんの希望する進路によって、「塾は必要か」「いつから塾に通うべきか」などは大きく異なります。
そのため、お子さんと今後の進路について話し合うことが何よりも大切なのです。
目的別・中高一貫校生が塾に通い始めるべきタイミング
さきほどの内容からもわかるように、塾に通い始めるべきタイミングは「塾に通う目的」によって異なります。
また、お子さんの学力や塾に通う目的によっては、タイミングを逃すと手遅れになることもあるため、目的別の塾に通い始めるべきタイミングを知っておくことが大切です。
前提:子どもの「塾に通いたい」という気持ちが大切
これから目的別に塾に通い始めるタイミングを紹介しますが、前提としてお子さんが「塾に通いたい」と思っていることが重要になります。
塾に通いたいと思っていない状態で塾に通い始めると、前向きに塾に通うことができないのはもちろん、勉強を「親からやらされるもの」と認識してしまうため、主体的に勉強に取り組めなくなる可能性があるためです。
そのため、塾に通うタイミングは、親御さんが決めるのではなくお子さんと相談した上で決めましょう。
また、塾に通うことを前提に話を進めるのではなく、お子さんが「塾に行きたい」と思っているかを確認することが大切です。
➀授業の遅れを取り戻したい
授業の遅れを取り戻すことを目的に塾に通う場合は、今すぐに塾に通うことがおすすめです。
中高一貫校の授業は、難易度が高い上にスピードも速いため、一度遅れてしまうと遅れが日に日に大きくなり、追いつくことが難しくなります。
そのため、お子さんから「授業についていけない」「授業を理解できず遅れている気がする」などの言動が見受けられたら、塾の利用を検討しましょう。
また、お子さんが何も言っていなくても、学校で「授業中に寝ている」「課題が未提出であることが多い」などの状態がある場合は、塾を利用することを検討する必要があります。
②定期テストの点数・成績を上げたい
定期テストの点数や成績を上げたい場合も、できるだけ早いタイミングで塾に通いはじめましょう。
成績を上げるためには定期テストの点数を上げる必要があり、定期テストの点数を上げるためには日頃の学校の授業をきちんと理解しなければなりません。
そして、中高一貫校の難易度の高い授業を理解するためには、学習習慣を身につけ予習・復習を行うことが必須です。
しかし、学習習慣をお子さん1人で身につけられないことは少なくありません。
そのため、塾などを利用して毎日一定の時間勉強ができるよう、指導してもらうことが大切なのです。
また、塾に通えばテスト前に定期テスト対策を行ってもらえるため、定期テストの点数アップも期待できます。
③系列大学への進学・指定推薦などで大学に進学したい
お子さんが、系列大学への進学・指定推薦などで大学に進学したいと考えている場合は、高校生になったタイミングから塾に通うことがおすすめです。
系列大学への進学・指定推薦での大学進学は、高校3年間の成績が良い人から順に希望大学や希望学部を選べることが多いからです。
ただし、学校によって進学に関するルールが異なるため、お子さんが通う学校の情報を小まめに収集しておきましょう。
また、お子さんが中学の範囲の勉強を理解できていない場合は、高校生になる前から塾に通い、遅れを取り戻したり苦手を克服したりしておくことが必要になります。
④大学受験対策がしたい
お子さんが、一般入試での大学受験を考えていて大学受験対策をしたい場合は、遅くとも高校3年生になる前に塾に通いましょう。
一般入試の場合、試験当日の結果のみで合否が判断されるため、時間をかけてしっかりと学力を身につける必要があるためです。
ただし、お子さんが超難関校や医学部などを目指している場合は、中学生の時点から塾に通い大学受験対策に取り組む必要があります。
このように、大学受験対策の場合、志望校によって塾に通い始めるべきタイミングが異なります。
そのため、「私立か国公立か」「学部は考えているか」「偏差値はどのくらいか」など、志望校についても話し合っておきましょう。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSでは、大学受験対策のコースも設けています。
指導では、受験本番で点数を取れる「できる状態」になることにこだわり、アウトプットを重視しています。
また、週に1回の学習コーチングでは、学習内容の提案やメンタルケアなど、受験生に必要なサポートを丁寧に行っています。
WAYSが少しでも気になった場合は、お気軽に無料学習相談にお越しください。
中高一貫校生が塾に通うメリット・デメリット
中高一貫校生が塾に通うことを考える場合、メリットとデメリットを把握した上で検討することが大切です。
特に、デメリットを知らないまま塾に通い始めると、お子さんも親御さんも後悔する恐れがあります。
メリット➀勉強への不安・心配を払しょくできる
中高一貫校は、通常中高6年間で進める授業内容を5年間で終わらせるため、授業スピードが速い傾向があります。
また、学校独自の教科書を使うことも多く、授業の難易度が高いことも少なくありません。
こういった状況の中で、学校の勉強についていかなければならないとなると、お子さんがプレッシャーや不安を感じている可能性が高いです。
しかし、塾に通えば、わからないことをすぐに聞けたり、勉強の不安を相談できたりするため、不安を払しょくできます。
不安がないというだけでも、勉強に対して前向きになりやすかったり、勉強する手が止まりづらかったりするでしょう。
さらに、お子さんが勉強につまずいた時も、塾に行っていれば早い段階で気づけるため、遅れが大きくなったり学校の授業についていけない状況が長引いたりすることも防げます。
メリット②勉強に集中できる環境に身を置ける
多くの場合、塾には自習室があり、塾に通っている生徒であれば自由に使うことができます。
そのため、「自宅で勉強できない」「学校の自習室が使えない」など悩みがあるお子さんも、自習室であれば集中して勉強に取り組むことができるでしょう。
また、自習室は勉強に集中するための空間なので、周りに邪魔されることなく勉強に取り組めます。
ほかにも、塾によっては自習室で勉強していてわからない部分を講師に質問できるため、わからない部分をわからないままにすることがなくなります。
さらに、毎日自習室を利用するようになれば、自然と勉強の習慣を身につけることもできるでしょう。
デメリット➀塾に通うための費用がかかる
当たり前のことではあるが、塾は無料ではないので、塾に通うとなると費用がかかります。
そして、早い時期から塾に通うとなると、長期間塾に通うことになる可能性が高いため、塾にかかる費用ももちろん多くなります。
お子さんを塾に通わせたいと思う気持ちはあるかもしれませんが、ご家庭の経済状況や他の兄弟姉妹の教育費などを考慮することが大切です。
塾の費用については、以下の記事で詳しく紹介しています。
デメリット②子どもの負担になる恐れがある
中高一貫校に通っている場合、一般的な公立校と比べて学校までの距離があることが多く、通学時間が長くなる傾向があります。
また、授業の難易度が高かったり、学校から出される課題も多かったりするため、学校に通うだけでも精一杯というお子さんも少なくありません。
このような状況で塾が加わると、体力的にも精神的にもお子さんの負担になる恐れがあります。
そのため、お子さんの日々の様子をチェックし、塾に通う余裕があるかを確認した上で、塾に通わせるかどうか判断する必要があるのです。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSは、中高一貫校生が塾に通うデメリットを最小限に押さえることができる塾です。
WAYSの授業は、平均的な個別指導の月謝と同料金で、指導時間が4倍以上となっています。
さらに、指導時間内にすべてが完結するため、「中高一貫校の課題に加えて塾の宿題もしないといけない」といったことが一切ありません。
できる限り少ない負担でお子さんを塾に通わせたいと考えている方は、ぜひ一度WAYSの無料学習相談にお越しください。
まとめ:子どもの進路・意思からいつから塾に通うかを考えましょう
「中高一貫校生がいつから塾に通うべきか」には、1つの正解があるわけではありません。
適切な時期を見極めるには、お子さんの学力や意思、進路など様々な情報を収集した上で検討することが大切なのです。
とはいえ、「適切な時期を見極める自信がない…」と悩むこともあると思います。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSの無料学習相談では、中高一貫校生の指導に精通した講師と直接話し疑問や不安を解消できます。
もちろん、「お子さんをいつから塾に通わせるべきか」という疑問についても、お子さんの状況に合わせた回答が可能です。
WAYSが少しでも気になりましたら、気軽に無料学習相談にお越しください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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