私立中学校の教科書の特徴は?採択方法や公立中学校との違いもご紹介
「私立中学校と公立中学校の教科書の違いは?」
「教科書の活用方法は?」
上記のような疑問を抱いている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
多くの私立中学校では検定外教科書を使用します。
一方、教科書を使わず学校独自の教材を使用するケースも珍しくありません。
私立中学校と公立中学校で、なぜ教科書が異なるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、塾生92.9%の成績アップを実現した専門家が、私立中学校と公立中学校の教科書の違いを解説します。
難易度の高い教科書の使い方や、使わない教科書の活用方法を把握したい方は、ぜひご一読ください。
このページの目次
【私立中学校】教科書の採択方法
ほとんどの私立中学校は、教育方針や生徒のレベルに合った教科書を選びます。
そのため、検定外教科書を使用する私立中学校も珍しくありません。(※検定外教科書とは、文部科学省が認定していない教科書のことです)
例えば、一部の私立中学校では、まず各教科の教師が授業で使用したい教科書を選びます。
その後、校長が学校や生徒に適切な教科書を決定します。
【教科別】私立中学校と公立中学校の教科書の違い
英語と数学においては、公立中学校とレベルの異なる教科書を使用する私立中学校が大半です。
ここからは、私立中学校と公立中学校の英語・数学の教科書の違いをご紹介します。
英語
私立中学校で使用されている英語の教科書は「NEW TREASURE」「Progress in English」が、代表的です。
「NEW TREASURE」で扱っている英単語数は約2,300語「Progress in English」では、3,000語以上の英単語を身につけられます。
一方、公立中学校で使用されている教科書は「NEW HORIZON」や「NEW CROWN」であるケースが多く、学ぶ英単語数は1,600~1,800語が一般的です。(※参考:文部科学省)
英単語数だけ見ても、私立中学校の教科書のほうが難しいといえます。
また「NEW TREASURE」や「Progress in English」専門の英語塾もあることから、難易度の高さを把握できるでしょう。
併せて、私立中学校で使用する機会のない「NEW CROWN」の活用法を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
数学
私立中学校で多く使用されている数学の教科書は「体系数学」です。
「体系数学」は、中高6年間の総合的な数学力を身につけられる教科書です。
また、問題集・書き込み式ノートもあり、これらは教科書とセットで使用されるケースがほとんどでしょう。
しかし「体系数学」は、学習量が多いうえに難易度も高いのが特徴です。
例えば、公立中学校で使用する数学の教科書どおりに授業を進めた場合、以下の順序で学びます。
学年 | 学習内容 |
---|---|
中学1年生 | 一次方程式 |
中学2年生 | 連立方程式 |
中学3年生 | 二次方程式 |
高校1年生 | 一次不等式 |
一方、「体系数学」を使用した授業では、中学1年生で一次方程式・連立方程式・一次不等式を学習します。
つまり、私立中学校で使用しているのは、公立中学校で3年間かけて学習する内容を1年間でマスターする難易度の高い教科書だということです。
そのため「体系数学」の内容をマスターすれば、大学受験対策にもなります。
併せて「体系数学」の使い方を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【私立中学校】検定外教科書を使う理由
ここまで御覧になった方で、なぜ私立中学校は検定外教科書を使用するのか疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
その理由は、私立中学校に合格した生徒にとって、検定教科書では質・量ともに足りないからです。
また、大学進学を目指す私立中高一貫校では、早い段階から高校課程をマスターし大学受験対策の時間を設けます。
そのため、公立中学校と同じ内容の教科書では、大学受験対策が不十分になってしまいます。
特に、大学受験において英語と数学は重要であるため、私立の中高一貫校でも英語と数学に力を入れているケースがほとんどです。
また、他教科も検定教科書を使わず、独自の教材やプリントを活用する私立中学校もあります。
【私立中学校】使用しない検定教科書の活用法
配布された検定教科書を学校で使わない場合、処分するか否かお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げますと、検定教科書は処分せず、成績アップのために活用するのがベストです。
検定教科書はすべての教科において、全中学生が理解できるよう基礎を網羅したものです。
つまり、検定教科書は基礎力を身につけるための最適な教材だといえます。
そのため、基礎を復習する参考書として本棚に収納しておきましょう。
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私立中学校で使用されている教科書は、大学合格を目指す方のレベルや学校の教育方針に合ったものです。
そのため、中高一貫校生の中には、授業についていけなくなってしまうケースも少なくありません。
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お子様の成績が心配な保護者の方、学校の授業についていけず不安を抱いている方は、お気軽に「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」までお問い合わせください。
まとめ
私立中学校で使用する教科書は、公立中学校より難易度の高いということがわかりました。
また、大学合格を勝ち取るために、私立中学ではレベルの高い授業を短期間で実施します。
そのため、授業についていけず成績が下がってしまう方も少なくありません。
当塾は、中高一貫校用教材に対応した個別指導により、中高一貫校生の成績アップを実現します。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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