

中高一貫校用教科書『PROGRESS IN ENGLISH 21(プログレス21)』の特徴と勉強法を、500校以上の中高一貫校の生徒の指導実績がある専門塾が解説します。
中高6年間の内容を5年間で学ぶ設計になっており、なおかつ一般的な検定教科書よりも扱う英単語数が圧倒的に多いため、とても難易度の高い教材です。
定期テストで良い成績を取るには、学校の授業をしっかり受けるだけでなく、宿題・課題、英単語の暗記、テスト勉強など、家での勉強が欠かせません。
家で勉強できない・勉強の仕方がわからないケースでは、『プログレス21』の指導に精通した、中高一貫校専門の個別指導塾で解決できます。
『プログレス21』を効果的に活用したいのなら、ぜひ「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」にご相談ください。
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このページの目次
英語の教科書『プログレス21』の特徴
英語の中高一貫校用教科書(検定外教科書)『プログレス21』は、検定教科書と比べてとても難易度の高い教材です。
特徴を解説します。
リスニングや英会話に重点が置かれている
『プログレス21』には、練習問題の最初に「Speak」という箇所が設けられています。
「Speak」では、音声教材と合わせて口頭練習が可能です。
最初に口頭練習ができるため、母国語の習得と同じ順番で英語が学べます。
『プログレス21』が目標としているのは、このように英語を母国語と同レベルで使えるようになることです。
また、扱っている文章も物語文や会話文などが中心になっています。
物語文や会話文は、主に口語が使用されるため、口語練習の文章にはぴったりです。
授業スピード1.2倍:中高6年間の内容を5年で終わらせる設計
『プログレス21』は、中高一貫校生向けの教科書です。
そのため、公立の学校で使用している教科書とは異なり、学習指導要領に沿って作られていません。
『プログレス21』は、中高全課程をbook1からbook5までの5冊に分けています。
中高6年分の学習を5冊に凝縮しているため、1冊のボリュームが多くなっているといえるでしょう。
中高一貫校では、この5冊を高校2年生の2~3学期までに終わらせてしまいます。
濃密な内容を早くに終わらせる必要があるため、公立よりもハイスピードで英語を学ぶことになるでしょう。
英米の文化が学べる
『プログレス21』の元である『PROGRESS IN ENGLISH』は、1964年にイエズス会の神父によってつくられました。
改訂を重ねつつも、その意志を強く残しているため、イエズス会と関わりの深い英米の文化についての文章が扱われています。
英米文化に関する文章を読むことで、英語話者の背景知識の共有が可能です。
背景知識を共有していれば、英語の読解や英会話がより円滑に進められるでしょう。
実際、藤上隆治氏が行った調査では、背景知識を持った状態で英語を学習した学生は、英語の読解に楽しみを見いだすようになったようです。(※)
(※参考:リーディング活動における背景知識の効果―英語を専門としない大学生に対する授業実践を中心に― 藤上隆治)
『プログレス21』の勉強方法|学習内容を定着させる「演習」が重要
『プログレス21』は、英語を母国語のように習得することを目標につくられています。
すなわち「聞く→話す→読む→書く」の順で学習することです。さらに学習内容を定着させるため、最後に「演習」を重ねる必要があります。
『プログレス21』を「聞く」
「聞く」については、「音声アプリ」を利用しましょう。
『プログレス21』には、周辺教材として「音声アプリ」があります。
この音声アプリを使って、教科書の文章を聞き取る練習をします。
『プログレス21』を「話す」
「話す」については、教科書中の「Speak」の部分を活用しましょう。
こちらにも音声が付属しています。
始めはこの音声に合わせて「Speak」を読みつつ、段々自分だけで話せるようにしていきます。
意識するポイントは、正しい発音で話すことです。
正しい発音を覚えるために、初めは音声に合わせるのです。
余力があれば、末尾の「Pronunciation」で、発音の難しい単語の発音を練習しておきましょう。
舌の使い方や綴りとの関係を知っておくことで、ほかの人と差をつけることができます。
『プログレス21』を「読む」
「読む」については、教科書の「Scene」及び「Read」を黙読しましょう。
わからない単語や文法の事項があれば、教科書内の説明部分を参照しましょう。
重要なのは、目で単語を追うだけにならないようにすることです。
頭で何も考えずに読むだけでは、「読む」作業をしているとは言えません。
そうではなくて、普段日本語でもやっているような、「意味を考えながら文章を追う」ことを意識しましょう。
語順のまま英語を理解できるようになることで、リーディングだけでなくリスニングの点数アップにもつながります。
次の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
詳しく知る:
『プログレス21』を「書く」
「書く」については、まずディクテーションを行いましょう。
ディクテーションとは、聞き取った音声をそのまま書き写す作業を指します。
具体的には次の4つの手順で行います。
- 「Scene」及び「Read」の音声を一文ごとに止めながら聞く
- 一文ずつ聞き取れた部分を書き取る
- 教科書の文章と照らし合わせる
- 聞き取れなかった部分、聞き間違えた部分を確認する
ディクテーションによって、単語の綴りや正しい語順を覚えることが可能です。
ディクテーションが完了したら、教科書中の「Write」で英作文の練習をしましょう。
「Write」には、日本語の文章を英語にする問題が載せられています。
和文英訳だけでなく、穴埋め、課題作文、要約問題なども扱われているため、テスト対策に使うこともできます。
プログレスのWORKBOOKで演習して定着させる
『プログレス21』は、1つの教材で「聞く→話す→読む→書く」のすべてができます。
しかしその分、各単元ごとの問題数は4〜6問程度です。
そのため、演習不足になってしまうおそれがあります。
そこで、教科書だけで演習するのではなく、別の教材を使って演習しましょう。
「問題を解くこと」に特化した問題集でなら、より多くの問題を解くことが可能です。
おすすめの問題集は、同じプログレスシリーズの「WORKBOOK」です。
教科書の文章や単元と対応した問題を扱っているため、効率よく演習量を重ねられます。
「シリーズに縛られず、より多くの問題を解きたい」という人は、以下の記事で紹介されている問題集がおススメです。
詳しく知る:
ただし、どの問題集に取り組むとしても、教科書の内容を完璧にしてからにしましょう。
演習は、基礎的な部分を応用する方法を学ぶためのものです。
基礎、すなわち教科書の内容を理解していないと、それを応用する方法を学ぶことに意味はありません。
『プログレス21』に完全対応!WAYSの成績アップ事例3選
獨協中学校3年生:英語1桁得点→60点
獨協中学校3年生の事例です。入塾当初のテストでは、英語が1桁という非常に危機的な状況でした。
原因は、英語に強い苦手意識があり、ほとんど勉強していなかったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 教材に文法事項の説明が少なく抵抗を感じやすいため、丁寧に和訳しながら文法事項や重要表現を確認
- 和訳が単調にならないように、問題集の演習を通して「教科書のどこが重要で何が問われているのか」を体感
- 「新中学問題集」の大量演習で基礎を固め、反射的に解答が出るように訓練
結果、1桁だった英語が60点と、飛躍的に成績がアップしました。
詳しく知る:
鎌倉女学院中学校1年生:英語45点→83点(+38点)
鎌倉女学院中学校1年生の事例です。入塾前の2学期期末テストでは、英語が45点という苦しい状況でした。
原因は、英語の教科書『プログレス』に対応できず、文法を定着させられていなかったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 『プログレス』対策として文法問題集を使い、これまで学習した全範囲の文法を復習
- 学校で指定されたScene本文の暗唱
- Readの内容理解&キーセンテンスの暗唱&単語・熟語の暗記
結果、3ヶ月後の3学期学年末テストでは、英語が83点(+38点)と点数が大幅にアップしました。
詳しく知る:
白百合学園中学校2年生:英語55点→70点(+15点)
白百合学園中学校2年生の事例です。入塾前のテストでは、英語55点、代数69点、幾何51点と苦戦していました。
原因は、学校の授業だけでは内容を理解できていなかったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 英語の文法は学校配布のプリントで各単元のポイントを定着
- 英語の長文は重要な文を選定して和訳・英訳・暗唱
- 数学は問題集を3周演習し、指導の最後にはテストで理解度を確認
結果、勉強を重ねた2学期期末テストでは、英語70点(+15点)、代数79点(+10点)、幾何75点(+24点)と点数が大きくアップしました。
詳しく知る:
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『プログレス21』が難しくて成績低迷に悩んでいるなら、指導経験豊富なWAYSで解決
『プログレス21』を有効活用するためには、「聞く→話す→読む→書く→演習する」という段階を、一つひとつ踏んでいく必要があります。
しかし、勉強法がわかってはいても、自宅学習が継続できなかったり、計画どおりに進められなかったり、思うように成果を出せないケースもあります。
成績低迷に悩んでいるなら、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」にぜひご相談ください。
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