東大受験生の勉強時間は合計4〜5,000時間!1日のスケジュールも紹介

東京大学の赤門
大学受験生の中には、東大に合格するには何時間勉強すればいいか知りたいという方もいるのではないでしょうか。

結論、東大受験生に必要な勉強時間は3年間で合計4~5,000時間です。
もちろん、現在の学力や学習の理解度などに左右されるので、個人差はあります。
とはいえ、平均的な受験生よりも多くの勉強時間が求められるのは間違いないでしょう。

本記事では、東大受験生の勉強時間を平日・休日、学年別に深掘りします。
東大受験を検討している方はぜひお役立てください。

東大合格に必要な1日の勉強時間

東大合格を目指している高校生に求められる1日の勉強時間を学年別に解説します。

高校1年生 高校2年生 高校3年生
平日(月~金) 2~3時間 3~4時間 5~6時間
土日祝日 3~4時間 4~5時間 7~8時間
年間の合計時間 約1,000時間 約1,400時間 約1,880時間

※月〜金曜日の平日が約245日、土日祝日が120日の場合
※高校3年生の場合、平日205日、土日祝日100日で計算

上記の表をもとに、高校3年間を合計すると、約4,300時間です。
全く勉強しない日があることを考慮すると、ときには目安の時間以上の勉強時間を確保する必要があります。

【高校1年生】勉強時間の目安

高校1年生の場合、勉強時間の目安は、平日は2~3時間、休日は3~4時間程度です。
例えば、平日に2.5時間、土日祝日に3.5時間勉強した場合、年間で約1,000時間の勉強時間を確保できます。

平日:2.5時間×245日=612.5時間
土日祝日:3.5時間×120日=420時間
合計:1032.5時間

【高校2年生】勉強時間の目安

高校2年生の場合、勉強時間の目安は、平日は3~4時間、休日は4~5時間程度です。
例えば、平日に3.5時間、土日祝日に4.5時間勉強した場合、年間で1,400時間の勉強時間を確保できます。

平日:3.5時間×245日=857.5時間
土日祝日:4.5時間×120日=540時間
合計:1,397.5時間

【高校3年生】勉強時間の目安

高校3年生の場合、勉強時間の目安は、平日は5~6時間、休日は7~8時間程度です。
例えば、平日に5.5時間、土日祝日に7.5時間勉強した場合、年間で約1,880時間の勉強時間を確保できます。

平日:5.5時間×205日=1,127.5時間
土日祝日:7.5時間×100日=750時間
合計:1,877.5時間

東大受験生(高校3年生)の1日のスケジュール

東大を目指す高校3年生の1日のスケジュール例を、平日と土日祝日に分けて紹介します。
あくまで一例なので、色々試してみて自身に合った時間の使い方を確立しましょう。

平日のスケジュール

東大受験生の1日のスケジュール(平日)

1日の流れは以下の通りです。

6:00:起床
6:00~6:30:朝食
6:30~7:30:勉強(1時間)
7:30~8:15:登校
8:15~16:00:学校
16:00~16:45:下校
16:45~17:00:休憩
17:00~18:30:勉強(1.5時間)
18:30~19:00:夕食
19:00~20:30:勉強(1.5時間)
20:30~21:15:お風呂
21:15~22:00:休憩
22:00~23:30:勉強(1.5時間)
23:30~24:00:寝る準備

土日祝日のスケジュール

東大受験生の1日のスケジュール(土日祝日)

1日のスケジュールは以下の通りです。

7:00:起床
7:00~7:30:朝食
7:30~8:30:勉強(1時間)
8:30~9:15:休憩
9:15~10:45:勉強(1.5時間)
10:45~11:30:休憩
11:30~12:30:昼食
12:30~14:00:勉強(1.5時間)
14:00~14:15:休憩
14:15~15:45:勉強(1.5時間)
15:45~16:45:休憩
16:45~17:45:夕食
17:45~18:45:勉強(1時間)
18:45~19:45:休憩
19:45~20:45:勉強(1時間)
20:45~22:00:休憩
22:00~22:30:寝る準備

東大受験生が効率よく勉強時間を確保する方法

POINTと書かれた紙と色鉛筆
東大合格を目指す受験生が、効率よく勉強時間を確保する方法を紹介します。

  • 勉強計画を立てる
  • すき間時間を有効活用する
  • 手の届くところに勉強の妨げになるものを置かない

順番に解説します。

勉強計画を立てる

勉強時間を確保するには、まず計画を立てましょう。
計画を作成すれば、やるべき内容が明確になるため「今日は何の勉強をしようか」と迷ったりする時間も省けます。

計画を立てる際は、月間スケジュールを作成し、週や日ごとに落とし込むとよいでしょう。
ポイントは、はじめから無理な計画を立てないことです。
達成可能な計画を立てて、確実に勉強時間を確保することが重要です。
また、実行しながらこまめに修正すれば、自分に合ったスケジュールを確立できるでしょう。

すき間時間を有効活用する

すき間時間を有効活用することで、勉強時間を増やせます。
日々の生活を振り返り、無駄な時間や勉強に充てられる時間がないか考えてみるとよいでしょう。

例えば、通学中や起床後、寝る前などの短い時間も有効活用できるはずです。
「英単語を暗記する」「前日に勉強した内容を反復する」などに使うことで、忙しい中でも勉強時間を確保できます。

手の届くところに勉強の妨げになるものを置かない

勉強の妨げとなるスマホやマンガ、ゲームなどは手の届かない場所に置きましょう。
特に遠ざけておきたいのがスマホです。手元にあると、SNSの通知がある度に触ってしまう高校生も多いのではないでしょうか。

自宅で勉強している場合は親に預けるのも効果的です。塾で自習している場合は、塾の先生に預けるなどして、物理的に触れられないような環境を整えましょう。

東大受験に関するよくある質問

よくある質問
最後に、東大受験に関するよくある質問を紹介し、回答します。
勉強時間を確保する上で「どのような科目を勉強しなければならないのか」「ライバルはどのくらいいるのか」を把握しておきましょう。

東大の試験科目は?

2024年度の大学入学共通テストと試験科目は以下の通りです。

大学入学共通テスト

文系の場合は、5教科8科目または6教科8科目
理系の場合は、5教科7科目

2024年度 大学入学共通テスト

教科 科目 科目の選択方法
国語 国語 必須
地歴・公民 世界史B

日本史B

地理B

倫理、政治・経済

文系の場合は左記より2科目

理系の場合は左記より1科目

数学 数学Ⅰ・数学A 必須
数学Ⅱ・数学B

簿記・会計

情報関係基礎

左記より1科目
理科 物理基礎(物理)

化学基礎(化学)

生物基礎(生物)

地学基礎(地学)

左記より2科目

※理系の場合は、「物理、化学、生物、地学」より2科目

外国語 英語

ドイツ語

フランス語

中国語

韓国語

左記より1科目

参照:令和6(2024)年度東京大学入学者募集要項(前期日程)

第2次学力試験

2024年度 第2次学力試験の文系と理系それぞれの試験科目を紹介します。

文科各類

教科 科目
国語 国語総合、国語表現、現代文B、古典B
数学 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B
地理歴史 日本史B、世界史B、地理Bの3科目のうち2科目
外国語 英語、ドイツ語、フランス語、中国語の4科目のうち1科目

理科各類

教科 科目
国語 国語総合、国語表現、現代文B、古典B
数学 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・

生物、地学基礎・地学の4科目のうち2科目

外国語 英語、ドイツ語、フランス語、中国語の4科目のうち1科目

※理科Ⅲ類の場合は、個人面接も加わる

東大の倍率は?

2023年度入試の倍率を紹介します。
なお、計算方法は以下の通りです。

志願倍率=志願者数÷募集人員
実質倍率=受験者数÷合格者数

文科Ⅰ類 文科Ⅱ類 文科Ⅲ類 理科Ⅰ類 理科Ⅱ類 理科Ⅲ類
募集人員 401 353 469 1,108 532 97
志願者数 1,237 1,101 1,416 2,838 2,294 420
受験者数 1,188 1,044 1,392 2,730 1,845 288
合格者数 406 358 471 1,118 547 97
志願倍率 3.1倍 3.1倍 3.0倍 2.6倍 4.3倍 4.3倍
実質倍率 2.9倍 2.9倍 3.0倍 2.4倍 3.4倍 3.0倍

参照:東京大学「2023年度入学者数・志願者数」

まとめ|東大受験生の勉強時間について解説しました

東大受験生の勉強時間の目安は合計4~5,000時間です。1日あたりの場合、以下の通りです。

高校1年生:平日2~3時間、休日3~4時間
高校2年生:平日3~4時間、休日4~5時間
高校3年生:平日5~6時間、休日7~8時間

現時点の学力によって、必要な勉強時間は生徒ごとに異なるので、現状を把握し、必要な勉強内容を値出して、計画を立てましょう。

なお「中高一貫専門塾WAYS」では、大学受験対策を設置して志望校合格を目指す高校生をサポートしています。
実際に高校1年生の2学期に入塾した生徒で、東京大学の文科Ⅰ類に合格した生徒もいます。

志望校合格には早めの対策が必要です。ご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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