【大学受験】勉強計画の立て方を解説!科目別の勉強方法も紹介
大学受験に向けて勉強に取り組もうと考えている高校生の中には、計画の立て方がわからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、効率的な勉強計画の立て方やコツ、科目別の勉強方法を解説します。
受験までの限られた時間を有効活用したい方はぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
【大学受験】勉強計画の立て方4ステップ
大学受験の勉強計画は以下の手順で立てるとよいでしょう。
- 志望校を決める
- 志望校の入試情報をリサーチする
- 現状とのギャップを把握する
- 科目ごとに勉強計画を立てる
順番に解説します。
志望校を決める
まずは志望校を決めましょう。
ゴールを設定することで、逆算して計画を立てることが可能です。
志望校が明確に決まっていない場合は、現在の実力(偏差値)よりも高めの大学に仮設定することをおすすめします。
その際は、受験に必要な科目の多い大学を選ぶとよいでしょう。
高校1、2年生の場合は、志望校を変更する可能性を考慮する必要があるので、高校3年生時の選択肢を狭めないためにも、幅広く勉強しておく必要があるからです。
志望校の入試情報をリサーチする
次に、志望校の入試情報をリサーチします。
具体的には、以下の項目をチェックしましょう。
- 受験科目と配点
- 選抜方式(共通テストを利用するか、当日の試験のみで選抜されるのか)
- 合格最低点や合格者の平均点
同じ大学でも、学部によって受験科目や選抜方式は異なります。
志望大学は決まっているものの、学部はまだ決まっていない場合は、学部ごとの入試情報をチェックして、全体的な傾向を把握するとよいでしょう。
現状とのギャップを把握する
志望校に合格できるレベルと現在の実力にはどれくらいのギャップがあるのかを把握しましょう。
ギャップを把握することで、何をすべきかが明確になるからです。
特に役立つのが以下の3つです。
- 模試の合格判定
- 模試の偏差値
- 過去問
受験範囲を勉強し終えているのであれば、過去問を解いてみることをおすすめします。
現在の実力で合格できるのか、合格最低点に何点足りないのかがわかるだけでなく、点数を稼ぐ科目や底上げしなければならない科目が明確になります。
科目ごとに勉強計画を立てる
次に、科目ごとに大学受験の勉強計画を立てましょう。
英語
英語は文系、理系問わず、受験科目で必須になるケースが多く、配点も高めに設定されている傾向があります。
基礎となる語彙力や文法は単語帳で繰り返し暗記するとよいでしょう。
語彙力がついてきたら、長文読解の問題を解くという流れが理想です。
また、リスニングは慣れが必要なので、英語を耳で聴く時間を計画に組み込みましょう。
数学
数学は前に習った知識を前提に、新しい単元を学ぶ科目です。
一度つまづいてしまうと、新しく勉強する単元を理解しづらくなるので、苦手分野の勉強を中心とした計画を立てるとよいでしょう。
そのためには、公式や定理を定着させることから始めることをおすすめします。
偏差値アップには時間がかかりやすい科目なので、十分な勉強時間を確保できる計画を立てましょう。
国語
現代文を勉強する際は、読解問題を解いて、間違えた問題の解説を読んで理解するとよいでしょう。
演習量を重ねることで、実力をつけることが可能です。
漢字や古文は暗記すれば、得点アップにつなげやすくなります。
定期的に時間を確保して、暗記量を増やしていきましょう。
理科
理科の勉強計画を立てる際は、各科目の特徴を把握しておくことが重要です。
科目 | 特徴 |
---|---|
化学 | 計算と暗記の両方が求められる |
物理 | 数学の知識が必要で、暗記要素は少なめ |
生物 | 暗記要素が強い |
地学 | 暗記要素が強い |
生物と地学は暗記要素が強く、勉強時間に比例して偏差値を高めやすいのが特徴です。
化学と物理は数学的な要素が求められるので、定期的に勉強時間を確保する必要があります。
社会
日本史、世界史、地理に共通しているのは、暗記要素が強いため、時間をかければ偏差値を高めやすくなる点です。
一方、一度暗記したとしても、時間が経てば忘れてしまう可能性が高いので、繰り返し勉強できる計画を立てることが必要です。
その際は、単に語句や用語を覚えるのではなく、理由や流れを意識するとよいでしょう。
勉強計画を立てる際のコツ
大学受験の勉強計画を立てる際のコツを紹介します。
- 無理な計画を立てない
- 計画は柔軟に変更する
- 学習時間ではなく学習量を重視する
- 勉強計画は紙に書く
- 勉強計画を講師や親と共有する
無理な計画を立てない
無理な計画を立てないようにしましょう。
特に、学習習慣が身についていない場合、1日の学習量を多くしてしまうと達成させることがストレスになってしまうからです。
体調不良や急な用事で勉強できなくなった際に、遅れを取り戻すのも難しくなります。
まずは達成可能な計画を立てて、余裕があれば、翌日以降の勉強を前倒しで進めることをおすすめします。
計画は柔軟に変更する
実際に勉強してみた結果を踏まえて、柔軟に計画を変更しましょう。
計画はあくまで予定なので、実際に勉強してみないとわからない部分も多いからです。
例えば、予定よりも問題集の消化スピードが遅い場合は、1日あたりに勉強する範囲を少なくするとよいでしょう。
柔軟に計画を変更することで、自分に合った学習スタイルを確立できます。
学習時間ではなく学習量を重視する
学習時間ではなく、学習量をもとに計画を立てましょう。
「1日〇時間勉強する」という計画の場合、学習量が少なかったとしても、時間が経てば計画を達成してしまいます。
時間はあくまで結果として捉える程度にとどめておくとよいでしょう。
ただし、学習習慣を身につけるという点で「最低〇時間は勉強する」といった条件を自分に課すのは効果的です。
勉強計画は紙に書く
勉強計画は紙に書き出して、見える化しておきましょう。
何を勉強するかをひと目で把握できるので、勉強に取り掛かりやすくなります。
また、翌日以降のスケジュールも把握できるので、先を見据えて勉強に取り組めます。
勉強計画を講師や親と共有する
作成した勉強計画は塾の講師や親、友人などと共有するのがおすすめです。
他人と共有することで、責任感が生まれるので、計画達成の後押しとなるでしょう。
塾に勉強仲間がいる場合は、一緒に自習室を使う計画を立てて、切磋琢磨するのも効果的です。
積極的に公言して、周りを巻き込んで計画を達成させましょう。
まとめ
大学受験の勉強計画を立てる手順やコツを解説しました。
まずは志望校を決めて、現状とのギャップを把握します。
ギャップを埋めるために、科目ごとにどのような勉強が必要なのかを把握し、計画を立てるとよいでしょう。
勉強計画は、塾の講師や親、友人などに共有するのがおすすめです。
計画達成の責任感が生まれるだけでなく、周囲の協力も得やすくなります。
なお「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、中高一貫校生を対象に一人ひとりに合ったカリキュラムで指導を行っています。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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