勉強の仕方がわからない高校生がすべきこと5選!科目別勉強法も解説
中学と違い、高校は授業のスピードが速いだけでなく、覚えることも増えます。
難易度が上がるため、勉強についていけなくなる生徒も少なくありません。中には「そもそも勉強の仕方がわからない」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、そんな高校生にやって欲しいことに加えて、科目別の勉強法を解説します。
どのように勉強すればよいか明確になるので、ぜひ最後までご覧ください。
このページの目次
勉強の仕方がわからない高校生がやるべきこと5選
勉強の仕方がわからない高校生にまず、やって欲しいことは以下の5点です。
- 学校の授業を大切にする
- 予習・復習を行う
- 勉強計画を立てる
- 目標を設定する
- 結果が出ない場合は通塾を検討する
順番に解説します。
学校の授業を大切にする
勉強の基礎を身につける上で、学校の授業は欠かせない機会です。
授業をなんとなく受けて「テスト前にまとめて勉強すればいい」と考える高校生もいます。しかし、それでは1コマ50分×6コマの300分の時間がもったいないです。
集中して先生の話を聞き、授業中に理解するように努めましょう。理解できたこととわからなかったことを明確にできるというメリットもあります。
また、授業で習う内容は定期テストだけでなく、大学入試でも出題されます。目の前の定期テストだけに目を向けるのでなく、長期的な視野をもつことが重要です。
予習・復習を行う
せっかく授業を真面目に受けても、何もしなければ学習内容を忘れてしまいます。知識の定着率を高めるために欠かせないのが予習と復習です。
それぞれのやり方を解説します。
予習の仕方
学習習慣が身についていない場合、いきなり机に向かって予習するのは難しいかもしれません。
その際は、次に授業で勉強する教科書の範囲に軽く目を通すことから始めてみてください。
予習の段階で全てを理解する必要はありません。わからないことがあっても、深く考え過ぎないようにしましょう。
もっと言うと、大事なのはわからないことが明確にすることです。「授業中に解決しよう!」という気持ちも徐々に芽生えてくるはずです。
復習の仕方
復習も知識の定着に欠かせません。まずはその日に勉強した内容を、教科書やノートを見返えすことから始めてみてください。
慣れてきたら、問題演習で理解度を確認し、不明な点を解消しましょう。解答や解説を読んでも理解できない場合は、学校の先生に積極的に質問してみることをおすすめします。
積極的にコミュニケーションを取ることで、先生にも勉強への姿勢を見せられます。
勉強計画を立てる
いつ何を勉強するのかを明確にするためにも、勉強計画を立てましょう。計画に沿って勉強に取り組むことで、学習習慣も身につきやすくなります。
計画を立てていない場合、勉強するかどうかが気分に左右されるおそれがあります。勉強時間にムラが生じると、成績も安定しないので注意が必要です。
目標を設定する
勉強のモチベーションを維持するためにも、目標設定は重要です。
「定期テストで〇点を取る」「〇〇大学に合格する」といった中長期の目標を立てて、モチベーションを高めましょう。中長期の目標を立てたら、どうすれば達成できるかを考えます。
例えば、英語の定期テストで80点以上を目標に掲げれば「テスト2週間前までには英単語と熟語を暗記しておいた方がいい」かもしれません。いつまでに何をやるべきかがわかるのです。
なお、目標を立てたら親や友人などに宣言するのがおすすめです。一貫性の法則をご存知でしょうか。一貫性の法則とは「宣言したことはやり遂げるべきだ」と考える傾向のことです。
「言ってしまったからにはやらなければ」という責任感が生まれて、行動が促進されます。
結果が出ない場合は通塾を検討する
色々試してみたものの、結果が出ない場合は塾を利用するのも手です。
指導実績が豊富な塾であれば、効率的な勉強の仕方を教えてくれます。また、定期テストや大学受験に向けた効果的な勉強法も指導してくれるでしょう。
入試までに残された時間には限りがあります。1人で悩んでいても、時間が過ぎるばかりです。迷ったら早めに、勉強のプロに相談するとよいでしょう。
勉強の仕方がわからない高校生におすすめの科目別勉強法
勉強の仕方がわからない高校生に向けて、5教科の勉強法を解説します。
国語
国語は、現代文、古文、漢文に分けて勉強法をお伝えします。
現代文
まずは高校の授業で扱った文章の内容を理解しましょう。授業中にとったノートを見返しながら要点を理解します。
あわせて問題集にも取り組み、全て解けるようにしておけば、定期テストでも点数を確保できます。漢字や語彙は意味を理解し、書いて覚えるのがおすすめです。
古文
古文は単語と文法の暗記が重要です。古語には、複数の意味をもつ多義語も存在します。きちんと意味を覚えていないと、文章を誤って読解してしまうので注意が必要です。
現代文と同じように、授業で扱った古文は、現代語訳できるようにしておきましょう。
漢文
漢文で重要なのは句法とレ点です。例文を音読して知識を定着させましょう。
次に問題演習を行い、文章を読み進められるかチェックします。うまく訳せなかった箇所や意味がわからなかった箇所は、解説を読んで解決しましょう。
漢文は、古文と同様に、暗記によって得点を稼ぎやすい科目です。受験直前の時期は、時間を確保して暗記の定着を図りましょう。
英語
英語では、単語・文法と長文読解の勉強法を解説します。
単語・文法
英語では、単語が学力の土台となります。単語さえわかれば長文読解力も高まるので、まずは単語の暗記に取り組みましょう。
英単語は、音読しながら書いて覚えるのがおすすめです。1日で覚える単語数を設定して、暗記しつつ、次の日以降に自分でテストして定着させていきましょう。
文法は、型を覚えたら、問題を解いて理解度を確認するとよいでしょう。できなかった問題に印をつけておき、何度も復習すると定着度が高まります。
長文読解
長文読解のコツは、スラッシュリーディングです。日本語に訳しながら読むのではなく、文節で区切って前から読むようにしましょう。
【スラッシュリーディングの例】
He Lived in China / to study Chinese. 彼は中国に住んでいた / 中国語をべんきょうするために |
定期テスト対策としては、教科書の長文をスラッシュリーディングで読んで、内容を理解できるようにしておくと点数を取りやすくなります。
問題演習を行い、定期テストで同じ問題が出題されたら確実に解けるようにしておきましょう。
数学
数学の基礎となるのが公式です。問題演習を重ねて公式を定着させるとともに、解法パターンを暗記しましょう。
間違えた際は、解説を読んで終わりにせずに、自力で正解できるようになるまで解き直しましょう。解説を読んで理解できる状態と、実際に正解を導き出せるかは似て非なるものです。
なお、数学は積み上げ科目なので、1度つまずいてしまうと、どんどんわからなくなる傾向があります。数学に苦手意識がある方は、塾を利用するなどして、早めに勉強の仕方を身につけましょう。
理科
理科の勉強法は、主に暗記系の生物・地学と計算系の化学・物理に分かれます。
生物・地学の基本事項を暗記する際は、図とセットで覚えるのがおすすめです。暗記科目はテストの点数が勉強時間に比例する傾向があります。時間をかければ点数をアップさせやすい科目なので、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。
化学と物理は計算能力が問われる科目です。まずは公式や基礎知識の理解に努めて、問題演習で定着させましょう。問題を解くことで、出題パターンを把握できるので、テストでも点数を取りやすくなります。
社会
社会は暗記科目ですが、覚える用語が多いため、効率性が大事です。語句を書いて覚える前に、まずは教科書を読んで、物事の背景を理解しましょう。暗記事項は口に出して読みながら書いて覚えるのがおすすめです。
1回書いただけでは、時間が経つと忘れてしまいます。定期的に復習することを心がけて定着率を高めましょう。
まとめ|勉強の仕方がわからない高校生におすすめの勉強法を解説しました
勉強の基礎となるのが学校の授業です。予習・復習を行うことで、授業の理解度を高めましょう。
勉強する際は計画と目標も必須です。何の勉強をいつまでにやればいいかが明確になります。
目標と計画は、親や友人などに宣言すると「宣言したからには達成させなければ」という責任感が芽生えるのでおすすめです。
なお、効率的な勉強の仕方がわからなくて悩んでいるのであれば、塾を利用するのも手です。
「中高一貫専門塾WAYS」では、450校以上の指導実績をもとに、一人ひとりに合ったカリキュラムで指導を行っています。
入塾前よりも偏差値を大幅にアップさせて第1志望に合格した生徒も多数いるのでので、ぜひ検討してみてください。
投稿者プロフィール
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低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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