【大学受験】英語がまったくできない偏差値40台からの勉強方法パーフェクトガイド

勉強する高校生

英語がまったくできない受験生が、難関大学に逆転合格するための具体的な勉強方法を、英語教師歴30年のベテランライターが解説します。

英語がわからず偏差値40台に低迷していても、大学受験に必要な英単語3000語を覚え、高校レベルの英文法をマスターすれば、偏差値60以上に到達できます。

さまざまな理由により、自宅学習が困難であれば、個別指導のプロのサポートを活用するのも選択肢です。

このページの目次

英語がまったくできない原因はシンプルに「英単語」と「英文法」を理解していないだけ

大学受験では、英語は最重要科目です。文理を問わず受験科目になるので、誰もが避けることはできません。

そんな重要科目にも関わらず、英語に苦手意識を抱えている受験生は少なくないのが現実です。

お子さんが英語を苦手としている場合、英語の勉強を避けてきているはずです。

英語は、正しいやり方でしっかり時間をかければ、必ず成績が上がります。努力が報われる科目です。

「英単語」と「英文法」が不十分では英語はわからない

英語は「単語」が「文法」のルールに従って並んで意味を表しています。

そう考えると、英語ができない原因はシンプルです。

  • 英単語を覚えていない
  • 英文法を理解していない

実際に、英語が苦手な生徒と話してみると、「英単語を覚えていない。」「英文法を理解していない。」と口にします。

テストでは、長文読解、英作文、リスニングなどが出題されるので、そうした勉強に取り組みがちです。

しかし、そもそも英単語と英文法がわかっていないと英語はできないので、当然、こうした問題は解けません。

その結果、「英語はやっても無理」と諦めてしまうのが現実だと思います。

目標は「英単語3000語」と「高校英文法」のマスター!驚くほど英語がわかるようになる

「わからない英語をわかるようにする」と考えると、家庭でサポートしようにも、どこから手をつけていいのかわかりません。

しかし、「英単語を覚えて、英文法を理解する」と、するべきことが明確になると、道筋が見えてきませんか?

実際に英語が苦手なほとんどのケースが勉強不足です。正しい方法できちんと勉強したら誰でもマスターできます。

まずは3000語程度の英単語を覚えて、高校で習った英文法を理解する。これができた頃には、驚くほど英語が理解できるようになっています。

英語の偏差値40台から60超え到達までの勉強方法3ステップ

【ステップ①】英単語と英文法の学習で基礎固め

【ステップ②】長文読解の学習で得点力UP

【ステップ③】志望校対策で合格を勝ち取る

【ステップ①】2レベルで英単語と英文法の基礎固め

【レベル1】中学〜高校基礎レベルの英単語と英文法をマスター

中学〜高校基礎レベルの2冊を仕上げます。

簡単に感じるはずですが、どんな勉強でも基礎が大事です。偏差値60超えを目指す際にも、最初は基礎固めから始めるのがセオリーです。

高校基礎レベルまでの単語と文法を理解した段階で、簡単な長文読解にチャレンジしましょう。単語と文法の知識を使って英文を読む練習です。

この時期は偏差値は気にしないでください。

逆に言えば、ここまでマスターしても高校レベルの模試では偏差値は上がりません。

基礎の基礎を固めると割り切るのが非常に大事です。

【レベル2】高校標準レベルまでの英単語と英文法をマスター

ここから高校標準レベルです。レベル1に比べて難易度がグッと上がるので、しっかり取り組みましょう。

ポイントは最初から完璧を目指さないこと。1回目は30%、2回目は60%のように、繰り返しながら完璧を目指します。英語は全体像を掴むのが大事です。

英文法『Vintage』に関しては、field 1.2の文法・語法をメインに取り組みましょう。

『Next Stage英文法・語法問題』(桐原書店)など、同タイプのテキストを学校で指定されている場合は、代用可能です。

英単語・英文法の勉強がある程度進んだら、並行して長文読解にチャレンジします。

英単語と英文法の知識を使って、長文読解に取り組んでください。『ハイパートレーニング』を読みこなせるようになれば、基礎固めは完了です。

高校標準レベルの英単語と英文法を固めた頃には、偏差値は50を超えて、60が視界に入ってくるはずです。

【ステップ②】英単語と英文法の知識を使って長文読解で実力養成

英単語と英文法が固まったら、配点が一番大きい長文読解で実力を養成します。

長文読解には直読直解と英文解釈の2つ方法でアプローチしていきます。

直読直解で英語の語順のまま長文読解する感覚を養う

直読直解とは、英語の語順のまま英語を読み取ることです。

英語が苦手で英文を読めないと悩んでいる人は、英語を日本語の語順に置き換えようとしてしまいます。

英語はそもそも日本語とは違う言語です。英語の語順のまま読み取る感覚が掴めると、一気に英文が読めるようになります。

教材は次の2冊です。

この問題集では音読の仕方を解説しています。

音読しながら英文を理解する練習を繰り返してください。英語の語順のまま英文を読む感覚が掴めるようになるはずです。

英文解釈で一文一文正確に英文を読み取る力を養う

長文読解も結局は一文一文の英語でできています。次に、英文法に基づいて正確に和訳する練習をします。教材は次の1冊です。

『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)

ここまで来れば、かなり長文を読めるようになっています。

既に偏差値60を超えてくるはずです。偏差値60を越せばGMARCHや関関同立が視野に入ってきます。

【ステップ③】最後の仕上げは志望校対策

最後は志望校対策です。志望校の出題傾向に従って問題演習をしましょう。

すでに英語の基礎は固まっているので、参考書の解説も理解できるようになっています。

自分の志望校の問題傾向に合わせて、長文読解・下線部和訳・英作文など出題されやすい分野の問題を解きます。

また、難易度も志望校のレベルに合わせてください。やればやるほど志望校の合格に近づくはずです。

英単語・英文法・長文読解の具体的な勉強方法

英単語の勉強法:速く&繰り返しがポイント

単語帳の見出し語を覚えます。手順は次の通りです。

  1. 単語(見出し語)を発音しながら意味を覚える(1単語=30秒)
  2. 単語(見出し語)の意味をシートで隠して、単語を発音して意味を想起→意味が想起できない単語を×印(1単語=3秒)
  3. 手順1→2を50単語1セットで練習(50単語1セット=25分+2.5分=約30分)
  4. 手順3(50単語1セット)を繰り返す

注意するポイントは次の通りです。

  • 1日200単語なら2時間。『英単語ターゲット1200』なら6日で1周。18日で3周できる。
  • なかなか覚えられない単語(×印の多い単語)は発音しながら書いて覚える。
  • 発音できないと頭に入りません。ターゲットなら専用アプリ『ターゲットの友』の音声を活用する。

このペースで英単語を覚えていくと、先述の3冊なら約2ヶ月でカバーできます。とにかくスピード感を持って取り組むのが大事です。

『英単語ターゲット1200』(18日)→『英単語ターゲット1900』(30日)→『英熟語ターゲット1000』(15日)

今、英語がまったくできなくても諦める必要はありません。英単語を2ヶ月頑張れば、先が見えてきます。

よくあるNG例が、「1日10単語」のようゆっくりやることです。

これだといつまで経っても必要単語数を覚えられません。また、繰り返さないと必ず忘れてしまいます。

英文法の勉強法:全体像を掴む&繰り返すがポイント

ポイントを解説します。

  • 問題を解きながら解説を理解する
  • なるべく早く全体像を掴む
  • 繰り返して知識を染み込ませる

ただ問題を解くだけでは不十分です。しっかりと解説を理解していきましょう。

分からない問題を丸暗記するのはNGです。なぜなら、英文法の問題を解けるようになるのが目的ではなく、英語が読めるようになるのが目的だからです。

不定詞を理解しただけでは英文は読めません。

英文は全項目を理解しないと読めるようにはなりません。その意味ではなるべく速く全範囲を学習するのがポイントです。

例えば、1周目理解度30%→2周目理解度60%→3周目理解度80%のように、最初から完璧を目指さずに全体像を捉えるように心がけましょう。

やっぱり英文法も繰り返すことが大事です。少なくとも3回は繰り返して、知識を自分に染み込ませていきましょう。

長文読解の勉強法:直読直解&英文解釈の2通り

英単語と英文法の勉強が終われば、長文読解にチャレンジします。

英語の試験では長文読解が最も配点が大きいです。

つまり、長文読解ができるようになると、偏差値が跳ね上がります。

これまでとは違い、英単語と英文法がわかっているので、ずいぶん英語が読めるようになっているはずです。

さて、長文読解には2通りの勉強方法があります。

  • 直読直解
  • 英文解釈

それぞれ解説していきます。

直読直解の勉強法

直読直解は、英語の語順のまま英語を理解する勉強法です。

English is a language which is used by a lot of people all over the world.  It is spoken in England, in Canada, in the U.S.A., in Australia, and in New Zealand.

『大学入試 英語長文ハイパートレーニングレベル1超基礎編』(桐原書店)からの引用です。

この英文を直読直解すると、

English is a language / which is used / by a lot of people / all over the world. / It is spoken / in England, / in Canada, / in the U.S.A., / in Australia, / and in New Zealand.

このように英語の語順で意味のかたまりを意識して、

英語は言語である / 使用されている / 多くの人々によって / 世界中で。 / それは話されている / イギリスで / カナダで / アメリカ合衆国で / オーストラリアで / そしてニュージーランドで。

日本語に訳さなくても、これで十分に意味が読み取れるはずです。

更に、音読しながら英語の意味をとる練習を積めば、英語の語順のまま英語を読み取れるようになります。

英文解釈の勉強法

文法の知識に基づいて、英文を正確に和訳して理解する勉強法です。

The average life expectancy has increased. A person who reaches age 65 has an average life expectancy of about 14 more years.

『入門英文解釈の技術70』(桐原書店)からの引用です。

whoは関係代名詞なので、who reaches age 65 が形容詞節で先行詞 a person を修飾します。つまり、a person who reaches age 65は「65歳に達する人」と訳す。

このように、関係代名詞whoの働きをしっかり押さえて、正確に和訳するのが英文解釈です。

英文解釈を学べば、難しい英文でも読みこなせるようになります。一文一文の英文解釈ができると、最終的には長文読解ができます。

直読直解と英文解釈が両輪として長文読解力を強化

直読直解で、英語の語順のまま英語を読み取れるようになっています。

英語の意味の区切れ目がわかりにくい、難しい英文では、英文解釈の練習が役立ちます。

「直読直解」と「英文解釈」の両面から長文読解の勉強をすることで、難しい英文でもスラスラと読める力が付きます。

やるべき勉強をやって偏差値60を超えたら、GMARCHや関関同立は手が届く!

ここで説明した英単語と英文法をマスターして長文読解に取り組む流れは、オーソドックスなもので、これまでに一度は聞いたことがあるはずです。

英語が得意になる魔法の方法があるわけではありません。

英語が得意な人とそうでない人の差はシンプルに勉強量。当たり前の勉強をきちんとこなしてきたかどうかです。

英語がわからないということは、「英語が好きでない」「興味がない」「ちょっとやったけどわからない」などの理由で、英語の勉強を避け続けてきたはずです。

大学受験を目の前にした今度こそ、絶対にやり遂げましょう。

スタートがどのレベルでも、必ず偏差値は60に届きます。

偏差値が60を超えたら、GMARCHや関関同立は手が届くところまで来ていますよ。諦めてしまうのはもったいないです。

自宅での学習が困難なら、個別指導のプロのサポートで解決

苦手を克服できるかどうかは、最後まで勉強法をやり切れるかどうかにかかっています。

しかし、お子さんが自宅学習を苦手としている場合があります。また、家庭でサポートしようにも、お子さんが思春期で反発したり、仕事が忙しく時間がなかったりする場合もあります。

独力では困難に感じるようであれば、プロのサポートを検討してみてはどうでしょうか?

勉強を管理しながらゴールまで導いてくれる個別指導が最適解です。

学習コーチングの個別指導塾なら「学習計画の立案」「わからない内容の説明」「理解度を確認」「モチベーションUP」「学習計画の修正」など、学習の進捗をサポートします。

ここまでサポートしてもらうと勉強時間が増えます。

勉強時間が増えれば必ず成績がUPします。

授業を聞くだけの集団塾では成績が上がらなかった人にもおすすめです。

中高一貫校生の場合は、先取りカリキュラムの優位性を活かせる専門塾がおすすめ

偏差値40台から60超へ!難関大学 “逆転合格” 実績多数「中高一貫校専門塾WAYS」

もしも中高一貫校生なら、先取り学習のおかげで、高2終了の時点で英語の6年分の学習が終了しています。

英文法や英単語は、すでに学校で習ってきたものばかりです。

学校で習ったことを復習するだけなので、圧倒的に有利です。

何より中高一貫校生は中学受験に合格したポテンシャルがあります。

ただし、これまで一人では勉強できなかったのは事実です。何かを変えなければいけないのは間違いありません。

本気で苦手な英語を克服したいなら、『中高一貫校個別指導塾WAYS』を検討してください。

WAYSの『大学受験対策』の学習コーチングなら、英語がどのレベルからのスタートでも、偏差値60超えまで導きます。

WAYSが英語の苦手を克服できる強み

WAYSでは、学校の教材はもちろん、学力を分析して、苦手を克服するために最適な参考書・問題集を厳選して、徹底的にやり込みます。

一冊の問題集だけでも、20回以上の確認テストを行ない理解度を確認します。ここまでするから、わかったつもりでは終わりません。

1回120分の授業は演習中心。自分で解いてわからないところは講師がサポートします。

自分で演習するスタイルなので、力がついてくるのが実感できます。

90日の指導でほとんどの生徒は学習時間が5倍に伸びます。

週1回は進捗状況を講師がチェックします。

進度調整、モチベーション管理など、最短距離で合格に導くので、受験勉強のスタートが遅かった人でもまだまだ間に合います。

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お子さんが中高一貫校の生徒で、英語の勉強に不安を抱えているなら、是非、WAYSに相談してください。

中高一貫校生の成績不振の大半は勉強不足が原因です。

受験に合格するくらいですから、実力には問題ありません。大学受験向けの学習量に対応できなかったのが大きな要因になっているはずです。

WAYSなら学習時間が確実に伸びるので、本来のポテンシャルを発揮して、ほとんどの場合で成績がUPします。

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投稿者プロフィール

ひろ先生
ひろ先生
中高一貫校指導歴30年のベテラン教師です。勉強が得意な生徒から苦手な生徒までたくさんの生徒を指導してきました。念願叶っての中高一貫校だと思います。充実した6年間を過ごして欲しいものです。ベテランならではの視点で悩みに寄り添ったアドバイスを心がけます。ちなみに2人の子供も中高一貫校に通っています。保護者としての目線も大事にします。

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