

理科の偏差値が40台の中高一貫校の受験生が、志望大学に合格するための勉強法を、中高一貫校での指導歴約10年の教員が解説します。
理科の成績が低迷している理由は、基礎が固まらないまま、わかったつもりで先に進んでいるからです。
成績を立て直すには、まず教科書に戻り基礎事項を理解したあと、学んだ内容を定着させるために、問題集を最低3周は解き直しましょう。
勉強のやる気が起きない・計画的に勉強できない場合は、中高一貫校専門の個別指導塾で解決できます。
成績が低迷しており大学受験に不安を抱いている場合は、450校以上の中高一貫校生の偏差値を60以上へと引き上げてきた「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」にご相談ください。
お子さんの志望校や学力に合わせた最適なカリキュラムで、志望校合格までしっかりサポートします。
理科が全くできない中高一貫校の受験生が、偏差値50にたどり着くためにやるべき4つの柱
まずは、定期テストや模擬試験で、安定して平均点をとるためにやるべきことを解説します。
なお、地学については、教科内容が難しく、試験科目として用意されていない大学もありますので、本記事では扱いません。
①教科書や参考書で基本事項を理解する・暗記する
まずは基礎知識のインプットからです。
教科書を軽視せず、参考書を併用しながら教科書レベルの知識を押さえましょう。
化学
無機化学・有機化学の基礎にあたる理論化学から勉強してください。
定義や公式、理論を丸暗記するのではなく、理解することを意識しましょう。自分で化学式などを作れるようになるイメージで勉強してください。
理論化学の参考書は、『橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業 改訂版』(旺文社)や『鎌田の理論化学の講義 三訂版』(旺文社)がオススメです。
また、無機化学・有機化学の参考書は、『橋爪のゼロから劇的にわかる無機・有機化学の授業 改訂版』(旺文社)や『福間の無機化学の講義 五訂版』(旺文社)、『鎌田の有機化学の講義 五訂版』(旺文社)がオススメです。
7割ほど覚えたら、教科書準拠問題集に取り掛かりましょう。
物理
物理は、公式の基本的な運用を理解することが大切です。
教科書に載っている問題をすべて自力で解けるようにしましょう。
生物
生物は暗記重視です。
参考書は『改訂版 大学入試 山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)をオススメします。
7割ほど覚えたら教科書準拠問題集に取り掛かりましょう。
②教科書準拠問題集を完成させる!
教科書準拠問題集の基本問題→標準問題の順で解き進めてください。
難易度としては、大学入学共通テストレベルです。
教科書や参考書に戻りつつ、漏れがないよう丁寧に学習することが大切です。
9割以上の完成度になれば、標準レベルの問題集に進みましょう。
③標準レベルの問題集を少し進めよう!
中高一貫校に通っている場合は、定期テストの問題が難しく、また、お子さんの志望大学のレベルも高くなりがちです。
教科書準拠問題集で満足するのではなく、標準レベルの問題集もしっかり進めましょう。
4割くらいの完成度で偏差値50は十分狙えます。
色々な問題集に手を出すのではなく、良問揃いの問題集を1冊仕上げることを目指してください。
以下に、科目別のオススメ問題集を挙げておきます。
化学
『2025 実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学』(数研出版)
物理
『2025 実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理』(数研出版)もしくは『良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集 -三訂版-』(河合出版)
生物
『2025 実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物』(数研出版)もしくは『生物[生物基礎・生物]基礎問題精講 五訂版』(旺文社)
④理科基礎ができていないならやり直す!
教科書や教科書準拠問題集の基礎問題で詰まるようなら、理科基礎の完成度が低い可能性があります。
まずは理科基礎について、教科書の理解→教科書準拠問題集の順に仕上げてください。なお、標準レベルの問題集に取り組む必要はありません。
問題演習をする際のポイント
自力で解けるまで周回する
問題演習をしていて分からない問題に直面したとき、解説を読めば解けた気になることはよくあります。
ただ、自分で1から考えて解答が書けなければ、解けるようになったとはいえません。
ノーヒントで解けるようになるまで問題集を丁寧に周回しましょう。最低3周はしたいところです。
1周目で、解けた問題には○、解けなかった問題には△×をつけ、2周目以降で、△×がついている問題を中心に解き直します。すべての問題に○がつくまで泥臭く周回してください。
ただし、時間が経つと、〇がついていた問題でも解けなくなる可能性はあります。
定期テストや模擬試験で間違えた場合は、類似の問題をもう一度解き直しましょう。
解説を1行1行理解し、不明点をそのままにしない
問題を解いたら、答えの正否にかかわらず、解説を確認するようにしましょう。
その際、どういうプロセスが踏まれているか、1行ずつ理解することが大切です。
不明点は、学校や塾の先生、友人などに聞いて早めに解消してください。
不明点をそのままにしておくと、何が理解できていないのかがわからなくなってしまいます。
実例紹介 | 大雑把な勉強から脱却して偏差値の大幅アップに成功
私が担任をしていた高校2年生の男子生徒の実例です。
化学・物理選択だったこの生徒は、理科の成績が伸び悩んでいることに危機感を持っていました。
早くから理科の勉強法について教科担当に確認し、教科書準拠問題集と『2025 化学重要問題集 化学基礎・化学』+『良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集 -三訂版-』を完成させるという目標を立てました。
私は、進捗状況を定期テストごとに確認。進捗そのものは順調でした。
ところが、定期テストの成績は一向に伸びてきません。
本人に尋ねると、毎回「家でもう一度解いたらできるのですが……」という答えが返ってきます。
最初は、緊張による精神的なものが原因かと思われましたが、状況はなかなか改善されませんでした。
そこで、本当に試験以外なら「できる」のかを検証するため、教科担当の目の前で実際に解いてもらいました。
すると、答えさえ合っていれば、プロセスが違っていたり、記述が甘かったりしても、「できる」と判定していたことがわかりました。
さらに、問題の解き直しが徹底できていなかったことも判明。
本人はいたく反省し、勉強法を見直すことになりました。
基礎の土台はある程度できていたので、標準レベル以上の内容について、定期的な確認を含め、もう一度丁寧にやり直すことに。
応用レベルの問題集に手を出すまではいきませんでしたが、受験本番までに、教科書準拠問題集と『2025 化学重要問題集 化学基礎・化学』+『良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集 -三訂版-』をしっかりと完成させることができました。
ちなみに、高校3年生の後半には、理科の偏差値が60を突破しました。
理科の偏差値を50から60に乗せるための演習法
標準レベルの問題集を完成させよう!
国公立大学の二次試験で意外と差がつくのは、標準レベルの問題です。基本問題は多くの受験生が解けるので差がつかず、逆に応用問題は多くの受験生が解けないので差がつきません。
偏差値50にたどり着くためには、標準レベルの問題集を4割くらい完成させることが目標だと上述しましたが、そこから上を目指すには、さらに完成度を高めていくことが重要です。
8~9割の完成度を目標にしてください。
これを頑張るかどうかで、理科の実力が決まってくるといっても過言ではありません。
余裕があるなら応用レベルの問題集を少し進めよう!
標準レベルの問題集がほぼ完成したのなら、次はいよいよ応用レベルの問題演習に突入です。
ただし、理系理科2科目の負担は、並大抵のものではありません。全単元を網羅できるような時間的な余裕はそれほどないでしょう。
得意単元や苦手単元、志望大学で頻出の単元などに絞って取り組むことをオススメします。
以下に、科目別のオススメ問題集を挙げておきます。
化学
『化学の新演習 改訂版』(三省堂出版)
物理
『名問の森 シリーズ』(河合出版)
生物
『生物[生物基礎・生物] 標準問題精講 七訂版』(旺文社)
個別指導のプロの力を借りて大学入試で逆転合格を狙おう!
理科2科目を仕上げるには、かなりの労力が必要です。
数学や英語なども含め、偏差値50に届いていない教科が複数ある場合は、時間的な余裕はあまりないでしょう。
偏差値を上げて逆転するには、演習量を確保するしかありません。
ポイントを押さえた学習で効率よく学力を伸ばすためにも、プロのサポートを受けることを検討してください。
集団指導塾では個々の学習状況に合わせてくれない
集団指導塾でも、理科を苦手とする人向けの講座が設定されていますが、結局は個々の学習状況に合わせたものではありません。
個別指導できめ細やかな指導を受けるのがベストです。
質問もしやすいので、不明点をすぐに解消できます。
FAQ
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Q
理科の偏差値が40台の受験生は、何から勉強を始めればいいですか?
A教科書レベルの基礎事項の理解・暗記からです。化学は理論化学から、物理は公式の基本運用、生物は暗記を重視します。7割ほど覚えたら教科書準拠問題集に進み、9割以上の完成度を目指しましょう。 -
Q
理科の偏差値を50から60に上げるには、どんな演習が必要ですか?
A標準レベルの問題集を8〜9割の完成度まで高めることです。国公立の二次試験で差がつくのは標準問題だからです。余裕があれば、応用問題集を得意・苦手単元や志望大学の頻出単元に絞って進めましょう。 -
Q
理科の問題演習で成績を伸ばすコツはありますか?
A①ノーヒントで解けるまで最低3周する ②解けなかった問題に印をつけ2周目以降で重点的に解き直す ③解説を1行ずつ理解し不明点を早めに解消する、の3点です。解説を読んで解けた気になるのが落とし穴です。 -
Q
受験までに理科を含む複数教科を立て直す必要がある場合、どうすればいいですか?
A演習量の確保と効率化が必要になるため、個別指導塾や家庭教師で学習状況に合わせたサポートを受けるのが選択肢です。集団指導と異なり個々の進度に合わせられるので、苦手の根本原因から立て直せます。
成績が低迷しており、大学受験に不安を抱いているなら「中高一貫校専門 個別指導塾 WAYS」で解決
理科の成績を立て直すには、教科書で基礎を固めたあと、問題集の周回で学んだ内容を定着させる必要があります。
勉強のやる気が起きない・計画的に勉強できない場合は、450校以上の中高一貫校生の偏差値を60以上へと引き上げてきた「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」にご相談ください。
WAYSでは、お子さんの現在の学力や志望校から逆算した専用カリキュラムを作成し、毎週の「学習コーチング」で進捗を確認・軌道修正します。
正しい勉強法と勉強量を管理するため、やる気に左右されることなく勉強ができ、成績アップを実現します。
さらに、内容の定着度合いを確認する「修得テスト」を毎回実施。不合格の場合は合格するまで再指導するため、「分からない」を着実に減らし、偏差値アップが可能です。
- 学校の定期テスト対策も可能?
- どのようにして勉強習慣をつけさせるの?
- 英検対策も可能?
このような疑問については、次のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。



















