春期講習の選び方|中高一貫校の私立中学生は演習中心型の個別指導塾が最適

春期講習に通う私立中学生

新学年を迎えるにあたって、春休みの期間を勉強に有効活用したいと考える保護者の方は少なくないでしょう。

特に長期休暇中は、生活リズムが変則的になりやすく、お子様の勉強習慣も崩れがちになるため、塾の春期講習を利用して学習習慣を確保するのは有効な手段です。

しかし、多くの塾が春期講習を開催しており、どの塾がお子様に合っているか選べずに二の足を踏んでしまってはいませんか。

中高一貫校の中学段階に通う生徒には、家庭学習の習慣を確立し、学校の授業理解をサポートするタイプの春期講習が最適です。

本記事では私立中学生に適した春期講習とはどのようなものか、その理由と併せて詳しく解説します。

家庭学習の習慣がない私立中学生は春期講習を活用しよう

進学系の中高一貫校では、授業スピードが速いため、予習・復習や基礎的な内容の理解をするための家庭学習が必須です。

しかし、国立教育政策研究所の「令和6年度全国学力・学習状況調査」では、平日は35.3%、土日は35.9%の中学生において、学校以外の学習時間が1時間未満でした。
約4割の中学生は、家庭学習の習慣がありません。

家庭学習の習慣がない私立中学生は、学習習慣を確立するために春期講習を上手に活用しましょう。

特に中学3年生からは授業が高校段階の内容に入るため、学習内容がさらに難しくなることから、授業を受けるだけではついていけなくなる可能性が高いです。

現在、学習面で次のような悩みをお子様が抱えている場合、家庭学習の時間が十分に確保できていない可能性があるため、春期講習の活用を検討してみてください。

  • 定期テストの点数が悪い・下がってきている
  • 基礎的な内容の理解度に不安がある
  • 学校の授業についていけなくなってきている

新中学1年生においても、中学受験までの学習習慣が崩れかけていたり、燃え尽きて勉強できなくなっていたりする場合は、春期講習を利用して学習習慣を復活させるのがおすすめです。

学習習慣を取り戻して中高一貫校へ入学することで、良いスタートを切りましょう。

※参照:「令和6年度全国学力・学習状況調査

私立中学生が春期講習で取り組むべきことを学年別に紹介

春期講習は学年の変わり目で受講するため、新学年に向けた学習が必要です。

家庭学習の習慣がない生徒は、これまで学習した内容の復習を中心に取り組み、新学期から始まる授業についていける体制を整えることが大切です。

新中学1年生は、新たに始まる中高一貫校の授業に向けた準備が必要になり、新中学3年生では、高校段階の授業が始まるため、中学段階の総復習などに取り組みます。

そのため、春期講習で取り組むべき内容は、学年によって異なります。

春期講習で取り組むべき内容について、学年別に詳しく見ていきましょう。

新中学1年生は小学校の内容の復習と中学の内容の予習

新中学1年生は、小学校の内容で理解が怪しい単元や苦手科目など、不安な部分の復習と、中学校で学習する内容の予習に取り組みましょう。

中学段階の学習内容には、数学の正負の数や方程式など、新しい概念が登場するため、春期講習で予習しておくことで、授業に取り残されにくくなります。

特に中高一貫校の授業では、基礎的な内容を軽く扱う程度で済ませ、標準以上の内容に時間を割くため、基礎的な内容について予習をしておくと、授業の理解度を高められます。

新中学1年生が、春期講習で中学の授業内容の予習や、小学校で学ぶ内容の総復習を行うことのメリットについては、こちらの記事で解説しているので、春期講習の意義を詳しく知りたい方は併せてご覧ください。

また、春休み中に中高一貫校から宿題が出されている場合は、宿題を持ち込んで取り組める春期講習を利用すれば、宿題を進められるうえに学習習慣も作れて一石二鳥です。

学校によっては宿題で学習を済ませた単元は、授業で扱わないこともあるため、宿題が出されている場合、ただ解くだけでなく内容をしっかり理解する必要があります。

中学受験を終えてお子様が「燃え尽き症候群」に陥り、学習習慣を失っている場合にも春期講習が有効です。

春期講習を通して、講師が中高一貫校への合格がゴールではないことを伝え、入学後の次の目標を探すことをサポートします。

お子様が勉強へのやる気を失ってしまっている時こそ、春期講習を活用してみてください。

現在お子様が「燃え尽き症候群」に陥ってしまっている場合は、こちらの記事で原因と解決策を紹介しているので、併せてご覧ください。

新中学2年生は苦手科目の克服と授業の遅れを取り戻す

新中学2年生は、長期休暇で学校の授業が止まっている間に、苦手科目の克服と既習部分の理解ができていない分野を学習しましょう。

苦手科目については教科書の基礎部分から復習し、公式や解法を丸暗記するのではなく、成り立ちから理解できるまで講師に繰り返し質問します。

中高一貫校の授業スピードについていけないと感じる一年間であった場合、春休みの間に学校の問題集をやり込み、遅れを取り戻しましょう。

進学系の中高一貫校であれば、春休み中に補講を行っている場合があるので、学校でインプットを行い、春期講習でアウトプットをして内容を定着させるのが良いです。

また、中高一貫校生は高校受験がないため、中学1年の夏から中学3年生あたりにかけて、勉強へのやる気を失ってしまう「中だるみ」になってしまう生徒も少なくありません。

中学1年の間に十分な家庭学習ができていなかったり、定期テストで赤点を取ったりしている場合は、春期講習で学習習慣を作り、新年度で挽回するきっかけ作りが必要です。

中高一貫校生が「中だるみ」になってしまう理由と、克服方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

新中学3年生は中学段階の総復習と高校段階の予習

新中学3年生は、学校の授業が高校段階の内容に入るため、数学・英語といった積み上げ式の科目はもちろん、中学段階の内容で理解不足な分野はないか総点検を行いましょう。

特に積み上げ式の科目では、前の単元の内容が理解できていないと、次の単元の内容を理解するのが難しくなってしまいます。

定期テストや実力テストで点数の低かった分野があれば、春期講習を利用して重点的に復習を行い、理解の甘い部分を潰して高校段階の学習に入りましょう。

中高一貫校の場合、中学段階と高校段階で学習難易度に明確な違いはなく、段階的にレベルアップしていきます。

そのため、中学段階の内容が理解できていないと、どこかでダムが決壊するように授業についていけなくなるタイミングが訪れてしまいます。

苦手な部分は、学校の教科書や問題集を用いた復習が必要です。

復習を終えて余裕があれば、高校段階の内容も学校の教科書を用いて予習しておくと、新学期で良いスタートを切れるようになります。

積み上げ式の科目である英語と数学について、中学段階と高校段階で内容や難易度にどのような違いがあるのか、こちらの記事でそれぞれ詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

私立中学生には演習中心&塾内完結型の春期講習が最適

中高一貫校では、各校の学習方針に沿って大学受験に向けたカリキュラムが組まれています。

そのため、私立中学生には集団指導塾のような、独自カリキュラムの授業を受ける形式ではなく、学校の授業を理解し、定期テストで高得点を取るための春期講習が必要です。

苦手科目の克服や、1年間の学習で理解が不足している部分を補うといった、演習を中心とした授業体制の塾で春期講習を受講しましょう。

また、中高一貫校では宿題が多いため、塾からは宿題を出さず、学校の授業をサポートする指導方針を持った塾であるとなおよいです。

なぜアウトプット型の授業体制と宿題を出さない指導方針がよいのか、順番に見ていきましょう。

演習を中心としたアウトプット型の授業体制

定期テストの点数が下がったり、学校の授業についていけなくなったりする要因は、演習量不足です。

成績が低迷している中高一貫校生は、そもそも家庭学習の時間が短いか、机には向かっているけれど集中できていないことが考えられます。

そんな生徒に必要なのは、塾の講義を受けるインプット型の春期講習ではなく、自学自習を中心としたアウトプット型の春期講習です。

アウトプット型の指導を行うためには、講師が中高一貫校のカリキュラムや教材に精通している必要があります。

そのため、中高一貫校生を専門に指導している個別指導塾の春期講習が最適です。

中高一貫校生を専門に指導している個別指導塾WAYSでは、学校指定の教科書や問題集を中心に演習を行います。

それだけではなく、WAYSオリジナルのタブレット教材を使った、苦手分野全体の総復習も行います。

積み上げが重要な英語と数学においては、コアカリキュラムを策定し、特に押さえておきたい単元だけを厳選しているため、一年間の遅れを短期間で一気に取り戻すことが可能です。

WAYSのアウトプット型授業で、92.9%の中高一貫校生が成績アップに成功しています。

その鍵となる「学校教材の計画的3周勉強法」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

塾からの宿題が出ない

家庭学習の習慣がない中高一貫校生に対して、塾から宿題を出しても消化しきれず、春期講習に通うモチベーションを下げてしまうだけです。

また、学校からも宿題が出ている場合、宿題の量がお子様のキャパシティを超えてしまい、回答を書き写して提出するなど、その場しのぎの対応を招いてしまうおそれがあります。

春期講習を選ぶ際には、宿題が出ない塾の方がお子様の負担を増やさないため、前向きに学習に取り組んでもらいやすくなります。

WAYSでは、塾からの宿題は基本的に出さないため、お子様の負担を増やすことなく塾内で学習を完結させることが可能です。

塾内でしっかり学習できるように、一般的な個別指導塾と同水準の料金で、4倍の指導時間が確保できるように、単価を抑えた指導体制を取っています。

学校から出される春休みの宿題を塾に持ち込んで学習し、わからない部分はその場で講師に質問できるので、主体的に学ぶ姿勢を身につけられます。

必要に応じて宿題の類題を出して演習も行いますので、わからなかった問題も解けるようになるまで挑戦が可能です。

なぜWAYSでは宿題を出さずに生徒を成績アップへ導けるのか、演習量を確保するために採用した、独自の120分指導について、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

WAYSの春期講習で成績アップした私立中学生の事例3選!

中高一貫校生を専門に指導している個別指導塾WAYSの春期講習では、私立中学生の成績アップに成功した事例が多数あります。

本章では、生徒の学習習慣の形成に役立ったものや、苦手科目克服に成功した事例を紹介するので、「なぜWAYSの春期講習は成績アップできるのか」参考にしてみてください。

本郷中学校2年生:学年下位5%から2ヶ月で数学平均点越えに成功!

中学1年の学年末テストの点数が学年下位5%だったところから、WAYSの春期講習を通して、平均点越えに成功した私立中学生の事例です。

この生徒は、学校の宿題は提出していましたが、わかる問題だけを解き、わからない問題や間違えた問題は見直しをせずテストに臨んでいたため、成績が伸び悩んでいました。

WAYSでは学校教材の3周やり込みを推奨しているため、春期講習では間違えた問題を反復して解くことの大切さを伝え、繰り返し学習を徹底。

春期講習の中で、わからない問題があると考え込んでしまい、学習が進まなくなるところがあることに講師が気づきました。

そこで、わからない問題は立ち止まらずに解説を読み、2周目で解けるように理解するというルールを設定して、周回を促しました。

勉強方法を大きく見直したことで、中学2年生の1学期中間テストで数学の平均点越えに成功し、他教科の平均点越えにも意欲を示しています。

海城中学校3年生:春期講習を通して数学A38→93点、数学B41→94点に!

海城中学の生徒が2年生の2学期中間テストで、数学A 38点、数学B 41点の状態でWAYSへ入塾し、春期講習を経て6ヶ月で数学A 93点、数学B 94点に大幅アップした事例です。

この生徒も入塾前は、家庭学習の習慣が全くなく、学校の宿題は提出日前日に徹夜で取り組んでいたようです。

WAYSでは、中高一貫校生に必要な家庭学習の時間を塾で確保できるように、指導時間で学校教材の「システム数学問題集」を何度も解き直してもらいました。

テスト前には指導時間内で、学校の小テストの解き直しと、学校から配布される定期テスト対策プリントを全問正解できるようになるまで、反復演習を徹底。

春期講習では、WAYS独自のアプリケーションを用いて、テスト範囲の予習に取り組み、学校の授業を復習として受けることで、演習の効果を高めました。

数学で大幅に点数を伸ばせたため、他の科目でも高得点を獲得する、と自分から次の目標を設定し、モチベーション高く学習に取り組んでいます。

春期講習で苦手な数学の総復習を行って成績大幅アップ!

中学2年の2学期中間テストで、数学A 12点、数学B 26点から、春休みに総復習を行い、3年の1学期中間テストで数学A 63点、数学B 52点に大幅アップした私立中学生の事例です。

WAYS入塾前は、テスト数日前から勉強を始めており、演習量が圧倒的に不足していました。

学校教材の「システム数学」については、1周も終わっていない状態でテストに臨んでいたため、基礎問題にも苦戦していたようです。

WAYSでは1コマ120分の指導を週に3コマ受講し、計6時間の学習時間をコンスタントに確保し、学習習慣を大幅に改善。

学校の授業がある期間は、指導時間を授業内容の解説に費やしているので、春期講習を活用して苦手だった数学の単元の総復習と、次の定期テストに向けた予習を行いました。

春期講習を通して復習だけでなく、予習にも取り組めたため、学校授業の理解度が深まり、授業時間の学習効果も高まったことで、点数の大幅アップにつながりました。

学習習慣の確立・成績不振からの挽回にはWAYSの春期講習が近道!

中高一貫校では、扱う内容の難易度や授業スピード、宿題の多さから家庭学習が必須です。

しかし、中学受験で燃え尽きていたり、学習方法がわからなかったりするため、独学で授業内容を完璧に理解するのは簡単なことではありません。

一度成績が低迷してしまうと、抜け出すのは難しいため、早いうちから学習習慣の確立が必要です。

WAYSは、500校以上の中高一貫校生を指導してきた実績があり、92.9%の生徒が成績アップに成功しています。

春期講習では、生徒の自学自習をサポートするアウトプット中心の授業体制と、お子様の負担を増やさない塾内完結型の指導によって、中高一貫校生の成績アップをサポートします。

WAYSの春期講習について具体的な指導方法を知りたい方は、以下のページをご覧ください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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