理系の大学受験に強い塾選び|演習が最重要!成績低迷〜医学部志望まで3パターン解説

理系の大学受験はどの塾がおすすめ?選ぶポイントと適性紹介

数学、理科(化学、物理、生物)など、理系科目を重視する大学受験を目指す場合の、学習塾選びのポイントを解説します。

理系科目の得点力は、実際に問題を解く「演習」の量で左右されます。しっかり演習に取り組める塾を選びましょう。

  1. 成績が低迷している場合
  2. 平均点レベルからさらに伸ばしたい場合
  3. 医学部など特殊な対策が必要な場合

以上3パターンに分けて紹介します。

理系の大学受験を目指すなら「演習」を重視する

大学入試(テスト中心の一般選抜)で、数学、理科(化学、物理、生物)等の理系科目で高得点を目指すのであれば、どれだけ演習の量を確保できるか? を重視します。

問題を解く公式や、様々な知識・暗記事項を覚えるだけでなく、実際に解く練習を重ねて始めて、テストで点数が取れる実力に変わるからです。

なにか特別な知識を学んでいるから理系の大学・学部に合格できるわけではありません。

成績が思うように伸びていない場合も、難関大学を目指してテストでの得点力を磨きたい場合も、方針は同じです。

数学

数学の大学受験対策は、大枠では次の手順で進めます。

  1. 教科書の例題レベルから解き直して、基礎を完璧にする(基礎が身についていることを確認)
  2. 教科書準拠問題集を周回
  3. 標準~応用レベルの問題集を周回
  4. 志望校対策(過去問を周回、など)

問題集の周回(=演習)のやり方は、1周目で解けなかった問題に△や✕など印をつけておき、2周目以降は、△や✕などがついている問題を中心に解き直しを行い、完璧にしていきます。

数学に限らず、あらゆる科目で該当しますが、解けなかった問題を解けるようになることこそ、テスト勉強です。

そのためには、間違えてしまった問題、解けなかった問題の解き方を理解した上で、時間を置いて、繰り返し解き、定着させる必要があります。

最難関大学の大学受験でも同様で、なにか特別な知識を知っているから点数が上がるわけではなく、標準レベルの問題をどれだけ完璧に近づけられるか? 応用・発展問題をどれだけ解いたか?  が問われます。

まさに数学は、演習の量がわかりやすく問われる科目と言えます。

理科(化学、物理、生物)

理科系科目のうち、「化学」は、理系の大学・学部を受験する際に、ほぼ必須となり、主に「理論化学」「無機化学」「有機化学」の3分野があります。

理論化学は、言葉の定義や概念をしっかりと押さえ、なぜそうなるのか理解が重要です。無機化学は、暗記要素が中心の勉強です。有機化学は、暗記事項を土台に、思考力も問われます。

大学受験「化学」の特徴

「物理」は、工学部の受験にほぼ必須となります。数学と同等の計算力や思考力が問われるのが特徴です。

大学受験「物理」の特徴

「生物」は、暗記を土台としますが、単に言葉を覚えるだけでなく、現象をしっかり理解した上での思考力も必要です。

大学受験「生物」の特徴

このように理科系科目は、数学の派生のような物理から、暗記が土台となる有機化学・生物まで、性格が大きく異なります。

しかし結局のところ、やるべきことは数学の場合と同じで、実際に問題を解く「演習」です。

暗記も繰り返さなければ定着しませんし、ただ用語を答えさせるだけでなく、思考力も問われますから、演習が不可欠です。

大学受験対策の手順は、数学と同様です。

  1. 基礎が身についていることを確認
  2. 教科書準拠問題集を周回
  3. 標準~応用レベルの問題集を周回
  4. 志望校対策(過去問を周回、など)

成績が低迷している場合の理系に強い塾選び

成績低迷は「家庭学習ができない」が原因

学校の成績が低迷しており、定期テストで平均点にも満たない点数しか取れていない場合は、そもそも演習をまったくしていないか、ほとんどしていないはずです。

たとえば、学校から出される宿題、定期テスト勉強での問題集の周回、自主的な復習などです。

言うまでもなく、これらはすべて家庭学習となります。

成績が低迷している問題のほとんどは、家庭学習ができなかったり、苦手であったりする問題とイコールになります。

そのため、学習塾選びのポイントは、次の3つに集約されます。

  1. 理系の大学受験対策に欠かせない、演習がしっかりできる学習塾であること
  2. 一人ひとりの状況にあったオリジナルの指導計画を立ててくれる、個別指導タイプの塾や家庭教師であること
  3. できれば、家庭学習の負担が増えない、宿題を出さないタイプの学習塾であること

「わかりやすい指導」では成績は上がらない!

一つ勘違いをしやすいポイントは、「成績が低迷しているのなら、必要なのはわかりやすい指導ではないか」という考え方です。

しかし解説してきたとおり、実際にテストの点数を向上させられるのは、演習です。

そもそも、わかりやすく説明できるというのは、学習塾の講師や家庭教師ならば当然で、必要最低限の資質と言えます。わかりやすさでは差はつきません。

テストの点数に直結する「演習」をしっかり行なってくれる学習塾かどうかで選びましょう。

また、集団指導塾は、独自のカリキュラムで授業が進みますので、成績の悪い生徒に合わせてくれることはありません。そもそも入塾テストで弾かれる可能性もあります。

個別指導タイプの塾を選ぶのが最適

成績低迷からのリカバリーには、「基礎からやり直したい」「苦手分野を克服したい」など、一人ひとりの状況にあわせて指導計画を立ててくれる、個別指導タイプが最適です。

もう一つ留意すべきは、指導スタイルです。個別指導塾や家庭教師では、指導時間内では足りない演習の量を補うために、宿題を出すケースがほとんどです。

しかし、そもそも家庭学習が苦手であるために成績が低迷してしまっているため、宿題を出されてもやり切れなかったり、解答を丸写しして片付けるなど効果的でなかったりする可能性が高くなります。

できれば、1コマの指導時間が長く、指導時間内でしっかり演習ができる(=宿題を出さない/少ない)個別指導塾を選びたいところです。

高校化学の勉強法

高校物理の勉強法

高校生物の勉強法

平均点レベルからさらに伸ばしたい場合の理系に強い塾選び

必要最低限の演習(宿題、テスト勉強での問題集周回、復習等)ができていて、学校の定期テストでは平均点を超えており、さらに上を目指したい場合は、大きく2つの選択肢があります。

学校の授業が物足りない場合:予備校や集団指導塾でインプットの質を高める

基本的に演習が重要であることは変わりませんが、在籍している高校の大学進学実績を確認して、志望大学への進学実績が少ないようであれば、学校の授業ではインプットが十分ではない可能性があります。

志望大学対策の講座を開講している予備校や、志望大学への進学実績がある集団指導塾を活用するのも、一つの選択肢となります。

塾と予備校の違い

進学校に在籍していて授業レベルが高い場合:ポイントをおさえた演習で実力UPをはかる

在籍している高校から、志望大学への進学実績が十分にある場合や、レベル的に遜色ないと見られる場合には、演習の質を高め、得点力を着実に身に着けていきましょう。

やはり、一人ひとりの状況に合わせて、個別に指導計画を立ててくれる、個別指導タイプの塾が有利です。

志望大学合格のために、どのような問題集を、どれだけ演習すればよいか、指導ノウハウを持った塾を選びましょう。

演習を重視しているかや、指導ノウハウを持っているかは、ホームページでのリサーチだけでは判断できない場合がほとんどですので、授業見学や面談の際に質問するといいでしょう。

数学編:偏差値40台からの逆転合格の具体的な勉強法

理科編:偏差値40台からの逆転合格の具体的な勉強法

医学部など特殊な対策が必要な場合の理系に強い塾選び

難関大学を目指す生徒の場合は、学習習慣が身についており、普段から十分な量の演習ができているはずです。

そのため、重要なのは、限られた時間を効率よく使えるかどうかになってきます。

国公立大学、総合大学の医学部、単科大学の医学部では、必要な対策が異なります。

たとえば、慶應義塾大学や順天堂大学、京都府立医科大学など、医学部の単科大学では、医学部受験生専用の難問や奇問が出題されるケースがあり、ただ漠然と学力を上げるだけでは対応しきれません。

医学部専用の問題集(『医学部攻略の数学 シリーズ』(河合出版)など)で応用力をつける必要があります。

どのような勉強が必要なのか、しっかり見極めて対策できる塾や予備校を選びましょう。

やはりホームページでのリサーチだけでは判断できないので、授業見学や面談の際に「◯◯大学の合格実績はありますか?」「具体的にどのような対策をするのですか?」など、質問をし、納得できる回答があるかどうか確認します。

難関大学に合格するための具体的な勉強法は、次の記事で解説していますので、塾選びの参考になさってください。

数学編:難関大学受験対策パーフェクトガイド

化学編:難関大学受験対策パーフェクトガイド

物理編:難関大学受験対策パーフェクトガイド

中高一貫校生は学校の授業を邪魔しない塾であることが必須!

お子さんが進学に強みを持つ中高一貫校に在籍している場合は、学習塾選びの際に、もう一つ加味しなければならない、重要なポイントがあります。

進学系中高一貫校では、学校の授業や定期テストが、大学受験前提の独自カリキュラムになっています。

学校の授業についていき、定期テストで良い点数を取れていれば、大学受験につながっていきます。中高一貫校に塾は必要ないと言われる理由です。

ただし、自宅学習が苦手なケースを筆頭に、成績が伸び悩んでいたり、学校では対応できない高難度の医学部受験をしたりする際には、学習塾が必要になります。

こういったときは、学校の授業を邪魔しない学習塾であることを、必ず確認しましょう。

たとえば集団指導塾は、公立高校の学習指導要領に沿った授業に合わせて、授業を進めていくため、中高一貫校の授業進度には合わせてもらえません。

個別指導塾であれば、生徒それぞれに合わせた指導計画を立ててくれますので、解決できますが、今度は中高一貫校用教科書(検定外教科書)の指導ノウハウがあるか?という問題があります。

すなわち、中高一貫校生に必要な学習塾の条件は、次の通りです。

  1. 学校の授業を邪魔せず、成績向上をサポートできる
  2. 演習中心の指導内容である
  3. 塾からの宿題がなく(少なく)子どもの負担にならない
  4. 学校の宿題・課題も指導している
  5. 学校ごとに異なる中高一貫校用教科書(検定外教科書)・問題集に対応できる
  6. 講師がいない場でも解ける実力がつく指導ができる
  7. 自分で学習できるようになることを重視している

500校以上の中高一貫校生の指導実績がある専門の個別指導塾WAYSで逆転合格を

私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、中高一貫校の特有の環境に完全対応した、補習塾タイプの個別指導塾です。

中高一貫校の授業を邪魔せず、生徒それぞれの状況にあわせて、定期テストの点数を上げられるようにサポートします。中高一貫校生にとっては、これこそが最も効率の良い大学受験対策となります。

一般的な個別指導塾の1.5倍となる、1コマ120分指導のため、指導時間内に十分な演習ができます。そのため塾からの宿題は原則として出しません。

それどころか、指導内で学校の宿題・課題に取り組むこともできます。学校の宿題は、学校の定期テストで点を上げるための演習教材として最適であるためです。

偏差値40台で入塾し、偏差値60台の難関大学に合格するケースも多々あります。

成績が低迷していても、必要な演習の量をこなせば、着実に成績は上がっていきます。

まずは、お子さんの学習状況や、勉強の困りごと、志望大学との学力ギャップなど、何でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

無料学習相談、無料体験指導は、次のリンクよりWebから今すぐ予約ができます。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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