大学受験のA方式とは?B方式と何が違うの?多様化する受験方法をご紹介

「大学によって、入試方法の名称が違って混乱する」
「大学受験のA方式とは何のこと?」

近年、大学受験の受験方法が多様化しています。
とくに私立大学では、一般選抜でも複数の受験方法があり、どの方法で受験すればよいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

一般選抜以外の方法で大学受験する人も増えており、志望校は決まってもどの方法が一番よいのか判断が難しくなっています。

この記事では、大学受験のいわゆる「A方式」などがどのような受験方法なのか、多様化する大学受験の種類などについてもご紹介します。

これから大学受験対策を本格的に始めようと考えている人は、受験方法選びの参考にしてください。

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大学受験のA方式とは?

大学受験の一般選抜でA方式やB方式、Ⅰ方式やⅡ方式といった受験方法を見ることがあります。
選抜方法の違いを表したものですが、その違いは大学ごとに異なります。

名称は大学ごとに異なる

A方式やB方式、Ⅰ方式やⅡ方式という名称は、各大学が複数ある選抜方法を区別するためにつけているものです。

受験方式の名称は大学ごとに異なり、AやBなどアルファベットで分けている大学もあれば、Ⅰ・Ⅱのようにローマ数字で表している大学もあります。

A方式でも大学によって受験内容は異なる

選抜方式の名称は各大学が定めているため、同じA方式・B方式の選抜方法でも、大学ごとにその内容は異なります。

例えば法政大学の場合、一般選抜方法が4種類あり、その中のA方式は一般選抜の中でもっとも一般的な3科目受験のことを指しています。

一方慶応大学の経済学部は、A方式・B方式の2種類があり、どちらも2科目+小論文の受験方法です。
A・Bの違いは受験科目で、A方式は外国語に加え数学を選択、B方式は地理歴史を選択する方式となっています。

一般選抜の受験方法の多様化により選択肢の幅が広がる

同じA方式でも、大学によって受験内容は異なります。
しかし、どの大学も共通しているのは、A方式・B方式のように一般選抜の受験方法が多様化していることです。

受験生は、自分に合った受験方法をさまざまな選択肢の中から選べるうえに、日程さえかぶらなければ、複数回受験のチャンスが得られます。

多様化する大学受験の選択肢

近年の大学受験は、A方式やB方式のように一般選抜の選択肢が広がっただけではありません。
一般選抜以外の受験方法も、多様化しています。

私立大学の共通テスト利用

私立大学の一般選抜の入試方式が多様化している理由の一つに、共通テストを利用する大学が増えていることが挙げられます。
共通テスト利用の私立大学は年々増え続け、今では500校以上にのぼります。

共通テストを利用する受験方法には、共通テストのみで合否を判断する「単独型」と、共通テストに加え学校独自の試験を科す「併用型」の2種類があります。

私立大学の共通テスト利用入試の中でも単独型は、国公立大学志望の受験生が追加で対策する必要がないため、併願しやすいメリットがあります。
しかし、その分志願者も多く、倍率は高めです。

一般選抜以外の受験方法

一般選抜以外の受験方法に「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の2種類があります。

これまで受験といえば一般選抜が主流でしたが、近年は総合型選抜と学校推薦型選抜で入学する比率が増加し、令和4年の時点で全学生のうちおよそ半数の学生が一般選抜以外の方法で入学しています。

では、それぞれの選抜方法の特徴を確認してみましょう。

総合型選抜

総合型選抜とは、旧AO入試のことです。
一般的には、高校時代の成績を含む書類審査と面接により合否が決まります。

高校3年間の成績が選考に大きく響いてくるため、総合型選抜を狙う場合は、1年生から定期テストで好成績を取らなければなりません。

大学側は、自校のアドミッションポリシーに合致する学生を見つけるために、面接以外にも小論文作成や共通テストの受験などを課す場合もあります。

総合型選抜で出願できるのは1校のみとなっているので注意が必要です。
高3の9月以降に出願し、早ければ11月には合否が決まります。

万が一落ちてしまっても、一般選抜で再度受験することも可能です。

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学校推薦型選抜

各大学が、年々割合を増やしている選抜方法が「学校推薦型選抜」です。
私立大学にいたっては、令和4年度の入学者数の4割以上が「学校推薦型選抜」でした。

学校推薦型選抜は「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類があり、どちらの方式でも合格したら必ずその大学に進学しなければなりません。

推薦方法 特徴
指定校推薦       ・大学側が指定した高校の生徒のみ受けられる
      ・同じ高校の生徒がライバルになる
      ・校内選考を通ればほぼ合格できる
公募推薦       ・条件さえ満たせば誰でも出願可能
      ・全国の学生がライバルになる
      ・指定校推薦と比べ合格率は低い

学校推薦型選抜では高校3年間の成績(評定平均)や、取得した資格などが記載された書類が選抜基準の一つです。
中には、出案資格として評定平均をかなり高く設定している大学もあるため、1年~3年までの定期テストで上位の成績を修めている必要があります。

それに加え、共通テストの結果も選考に活用する大学もあります。
総合型選抜や学校推薦型選抜は一般選抜よりも楽そうに見えますが、人気の大学は倍率が高いうえに、共通テストの結果も加味される場合は受験勉強が必要なケースもあり、決して楽な選抜方法ではありません。

しかしどちらも一般選抜よりも早く実施されることが多く、万が一落ちてしまっても一般選抜で再度志望校を受験できるため、チャンスが広がるメリットがあります。

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大学受験の一般選抜で受験方式を選ぶポイント

A方式やB方式のように多様化する一般選抜の中から、どの受験パターンを選択するかによって、合否の確率が大きく変わってきます。

受験方法を選ぶポイントは次の3つです。

  • 受験科目
  • 自分自身の得意な科目の有無は、高得点を狙ううえで大きなポイントです。

  • 募集人数や倍率
  • 受験方法によって、募集人数や倍率がかなり違うこともあります。

  • 各科目の配点
  • 特定の科目の配点が高い受験方式があります。

ご自身がもっとも合格しやすい方式を選べるよう、志望校の入試要項をしっかり確認しましょう。

まとめ

大学受験は多くの選択肢があります。
A方式・B方式などは、各大学によってその内容が異なるため、惑わされないよう注意しましょう。

とくに私立大学の一般選抜は受験方式が複数あることが多く、どの方式を選ぶかが合否の確率を大きく左右します。
志望校の入試情報を早めに入手し、自分に合った受験方法を選びましょう。

とはいえ志望校や併願校、たくさんの受験方式の違いに混乱してしまうこともあるはずです。
また受験勉強の対策も、大学ごとの出題形式で変わってきます。
どのように勉強を進めるかも重要なポイントです。

独学でそれらを決めることに不安がある人は、プロの手を借りることを検討しましょう。

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