大学受験を控える中高一貫校生はいつから塾に行くべき?4つのパターン&注意点を解説
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中高一貫校生は、大学受験のために、いつから塾に通えばいいのか?
主に、次の4パターンが挙げられます。
- 定期テストの点数が平均点を下回っているとき
- 志望校のレベルと自分の学力レベルの間に大きな差があるとき
- 勉強方法や優先順位のつけ方がわからないとき
- お子さんが自分から塾に通いたいと言ったとき
プラスアルファを求めて塾に通う場合は、集団指導塾に通うという選択肢もありますが、そうでない場合は、学校の授業をサポートできる、補習塾タイプの個別指導塾がベストです。
コーチングをしっかり受けて、学習を効率よく進めていきましょう。
このページの目次
中高一貫校生が塾に通い始めるべきタイミング4選
学習習慣を自力では改善できず、定期テストの点数が平均点を下回っているとき
早急に手当てをした方がよいパターンです。
保護者の方のサポートだけでは改善が見込めない場合は、プロのサポートを受けるしかないでしょう。
まずは基礎力を身につける必要があります。
大学入試で問われるのは演習力ですが、基礎の土台ができていない状態では、演習力を強化することはできません。
受験勉強を本格的に始めることが困難な状態だといえます。
志望校と自分の学力とにギャップがあるとき
定期テストで平均点がとれており、ある程度勉強していたとしても、志望校のレベルとお子さんの学力との間に明らかな差がある、という場合です。
模擬試験などで、合格可能性が低い結果が出ているケースが該当します。
お子さんが模擬試験の結果を受けて反省し、すぐに学習習慣を改善できる場合は様子見でも問題ありませんが、そうでない場合はプロのサポートを受けた方がよいでしょう。
このケースも、早急に手当をした方がよいパターンです。
ただし、合格判定には幅があるので注意してください。
たとえば合格判定が同じD判定(合格可能性が21%以上40%以下)だったとしても、合格可能性が21%なのか40%なのかでは、大きな違いがあります。
判定を確認して終わりではなく、お子さんがその判定のなかのどの位置にいるかまで、見ることが大切です。
勉強の進め方がわからなくなっているとき
大学受験には、英語・数学・国語・理科・社会・情報など、多くの教科があります。そして、志望校や学部によって、何をどれだけ勉強しなければならないかが変わってしまいます。
大学受験勉強の全体像がつかめず、勉強の優先順位がわからなくなっている場合は、プロの助言を受けることをオススメします。
また、お子さんが自分の勉強法に自信が持てず、迷走しているようなケースも早めに手を打った方がよいでしょう。
お子さんが自分から塾に通いたいと言ったとき
最も学習効果が期待できるパターンです。
学習習慣がついていて、学習計画をきちんと立てられているなら、集団指導塾でも問題ありません。
そうでない場合は、教科指導以外のサポートが充実している個別指導塾を選ぶようにしましょう。
〈学年別〉中高一貫校生が通塾するメリット
中学1~2年生は、定期テスト対策か先取り学習か
お子さんが中学に入学して最初に直面するのは、定期テストの難しさです。
小学校のときは大した対策をせずとも高得点がとれていたかもしれませんが、中高一貫校ではそうはいきません。
また、周りの生徒のレベルも高いため、学業成績の立ち位置も変化します。
公立の小学校では最上位層にいたのに、中高一貫校に入った途端、中間層に落ちてしまった、ということが起こりえるのです。
中にはこうしたギャップにショックを受け、勉強から距離をとってしまう生徒もいます。
中学1~2年生で通塾する主なメリットは、ギャップを埋める意味での定期テスト対策になるでしょう。
定期テストの点数が平均点を下回っているようなら、個別指導塾がオススメです。集団指導塾とは異なり、お子さんの学習状況に合わせたきめ細やかな指導が期待できます。
なお、お子さんに余裕がある場合は、塾での先取り学習を検討してもよいでしょう。
ただし、学習進度が早い中高一貫校より早いペースとなると、消化不良を起こす可能性もありますので、注意が必要です。
中学3年生は、高校受験がない中だるみを防げる!
中学3年生は、中高一貫校生にとって、高校内容の学習が始まる大事な時期です。
しかし一方で、部活動を引退し高校受験もないために、時間を持て余す時期でもあります。
通塾には、中だるみを防ぎ、高校の基礎内容の定着が図れるという大きなメリットがあります。
高校1年生は、英数基礎固めをする絶好のチャンス!
中高一貫校生は、高校内容の学習が2年目に突入。文系数学などは集大成を迎えます。
英数中心に基礎固めをするには絶好の機会といえるでしょう。
高校2年生になると、理系は理科、文系は社会が加わります。それまでに英数の土台を作っておけば、大きなアドバンテージになります。
高校2・3年生は、大学受験対策が効率よく進められる!
高校2年生からは、理系は理科と数ⅢC、文系は社会が本格的に始まります。
そして文系数学や英語などを中心に、いよいよ大学受験勉強(演習力の強化)が始まる時期です。
既習範囲の基礎固め・演習力強化・新規事項の学習が入り乱れる難しい時期になってきます。
プロのサポートを受けることで、効率よく学習を進めることができるでしょう。
大事なのは、志望校合格を見据えた学習計画です。
何をどの時期までにどのように進めるのか。
お子さんがそうしたプランを持つことができていないようなら、コーチングがある個別指導がオススメです。
自己管理が難しければ個別指導塾がオススメ!
迷走しない塾選びを心がけよう!
中高一貫校の教員としての経験上、通塾を始めたはいいものの、学校との両立に失敗したというケースは少なくありません。
学校の勉強も塾の勉強も中途半端になり、迷走してしまうのです。
特に集団指導塾に通っている生徒に多いので、塾選びには細心の注意を払っていただければと思います。
レベルの高い塾に通っていれば成績が上がるのではありません。
ついていけなくなって置き去りにされてしまうだけです。
一番よいのは、お子さんの学習レベルに合った塾に通うこと。少し背伸びをするくらいのレベルがベストです。
そういう意味では、お子さんの学習状況に合わせられる個別指導塾は非常に有効な選択肢といえます。
コーチングがある塾が安心!
中高一貫校の定期テスト対策も、大学受験勉強も、やるべきことは多岐に渡ります。
自己管理をしつつ、学習計画を立てることが成績アップの強力な下支えとなるでしょう。
プロの講師と一緒に勉強計画を立てるなど、コーチングがついている塾は、お子さんの学習状況に合わせたきめ細やかな指導が期待でき、安心です。
やるべきことが明確になり、お子さんが迷走することもないでしょう。
逆に、課題ばかりを一律に出し続けるような塾には注意が必要です。お子さんがその課題をきちんと消化できているかどうかが焦点になります。
実例:個別指導塾に移籍して学習習慣が大幅に改善!
私が担任をしていた中学2年生の女子生徒の実例です。
彼女は、とある進学塾に通っていました。
医学部をはじめ、難関国公立大学に照準を合わせた、ハイレベルな集団授業を展開している塾です。
ところが、彼女にはそもそも学習習慣がありません。
ハイレベルどころか、基礎的な内容もおぼつかない状態です。
彼女に尋ねたところ、塾の授業はまったくわからない、とのこと。とりあえず椅子に座っているという状況でした。
そこで、そのことを保護者に相談しました。
保護者も、塾のテストの結果などから、薄々気づいてはいたようで、すぐに塾の移籍を決断されました。
移籍先は、個別指導塾。それも、勉強計画を立て、進捗まできちんと管理してくれる塾です。
それでも最初、彼女はなかなか勉強に身が入りませんでしたが、数か月、半年と経つなかで、徐々に学習習慣が改善。
中学3年生の終わりには、学年順位を中ほどまで上げることに成功しました。
自己管理が難しい生徒には、勉強のやり方を付きっきりで我慢強く教え続ける、というのが非常に効果的な打開策なのだといえます。
定期テスト対策から大学受験対策までの徹底サポートなら中高一貫専門塾WAYSへ!
最後に、中高一貫校生にオススメの個別指導塾、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」をご紹介します。
WAYSの最大の特長は、プロの講師によるコーチング指導です。
講師と一緒に学習計画を立て、進捗を確認してもらうことで、効果的な学習を継続することができます。
WAYSの定期テスト対策は、9割以上の中高一貫校生の成績をアップ!
1コマ120分の長時間指導による演習量の確保と、試験範囲を3周する学習計画をベースにしたコーチングで、9割以上の中高一貫校生の点数を跳ね上げてきました。
のべ500校以上の中高一貫校生の点数をアップさせたノウハウの詳細を、下記よりご覧になれます。
WAYSの大学受験対策なら、偏差値40前後からの大逆転合格が実現できる!
お子さんの教科力や学習習慣、志望校などを考慮したうえで、合格を勝ち取るためのロードマップを、プロの講師が作成します。
コーチング、学習管理で徹底的に伴走し、お子さんの学習時間を一気に跳ね上げます。
WAYSの成績アップ事例3選
スモールステップで点数アップ!化学基礎8点→80点
高校1年生の12月に入塾した生徒の実例です。
入塾当初は、授業についていけなくなっており、化学基礎の知識がほぼ身についていませんでした。
「有機物ってなに?」「H2Oってなに??」という状態でした。
自学では非常に厳しい状況だったので、週5回通塾し、試験範囲に限定した中学基礎知識からスタートしました。
教材は、『中1理科をひとつひとつわかりやすく。改訂版』(Gakken)を使用。
勉強する体力を徐々につけながら、スモールステップで進めてもらいました。
基礎力がついてきたら、今度は教科書準拠問題集に移行。
解き直しを徹底し、寄り道をしない最短ルートで学習内容の定着を図りました。
そうして3か月、定期テストの点数を大幅にアップすることができました。
通塾によって学習習慣を改善することができたのが勝因だと考えています。
鎌倉女学院中学3年生 | 数学53点→73点、英語24点→57点
中学3年生の1月から入塾した生徒の実例です。
この生徒は数学と英語に苦手意識を持っており、数学は授業の内容を理解しておらず、英語は宿題を出していませんでした。
自宅で学習する習慣がなく、テスト勉強も一夜漬けに頼るという、典型的な演習不足の状態です。
そうした状況を打破できたのは、以下の3点があったからです。
①WAYSの学習空間でモチベーションアップ
②長時間の学習時間を確保
③プロの講師による学習スケジュールの管理
WAYSには、大学受験を見据えて努力する中高一貫校生しか在籍していません。他の生徒たちの頑張る姿を間近に見ることは、大きな刺激になります。
また、1コマ120分の長時間指導により、演習量を確保しながら、勉強する体力を徐々につけることができました。
そしてそのなかで、試験範囲の問題集を最低3周できるよう、プロの講師がコーチングをしていくのです。
2か月後、学年末テストで成績の大幅アップに成功。
この調子で頑張り続け、理系の大学に進学したいと語ってくれました。
富士見中学校2年生 | 幾何45点→83点、代数45点→62点
中学2年生の9月に入塾した生徒の実例です。
この生徒は中学入学以来、燃え尽き症候群となり、家庭学習がほぼできていないような状態でした。
学校の課題にも取り組まず、問題集のテスト範囲についても1周解ききることができていなかったのです。
そこでWAYSでは、1コマ120分の長時間指導をフル活用し、学校教材である『体系問題集』3周を徹底的に行いました。
学校の授業進度に合わせて問題を解く1周目、その日に間違えた問題を解き直す2周目、そしてテスト前に総復習を行う3周目、という形です。
プロの講師がペース管理を行い、毎回の指導で何をするべきかを明確に示すことで、効果的な学習を持続することができました。
その結果、半年後の学年末テストでは、大幅に成績を改善できたのです。
投稿者プロフィール


- 中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。