A方式・B方式とは|私立大学の入試(一般選抜)の違いを解説

私立大学の大学入試で、テストでの選抜を中心に行う「一般選抜(一般入試)」では、A方式・B方式・C方式・D方式、あるいはⅠ方式・Ⅱ方式・Ⅲ方式・Ⅳ方式のように、選抜方法が分けられている場合があります。

単純に、選抜方法が複数あることを示しています。

大学ごと、あるいは学部学科ごとに、A方式・B方式の内容が異なるケースがあるため、志望する大学の学部学科でどのような選抜を行うのか、募集要項をよく確認しましょう。

青山学院大学の場合を例に解説

GMARCHの一角を担う、青山学院大学では、次のとおり選抜方式が分けられています。

2025年度入学者選抜概要から紹介します。

 

文学部 英米文学科(個別学部日程)

A方式 B方式 C方式 D方式
募集定員 約55名 約50名 約40名 約10名
選抜内容 大学入学共通テスト:国語(100点)、地理歴史または公民(100点)、外国語(100点)

独自問題:外国語(150点)

独自問題:外国語(150点)、英語による総合問題(100点) 独自問題:外国語(200点)、国語(100点) 英語資格・検定試験

独自問題:英語による論述(100点)

 

文学部 フランス文学科(個別学部日程)

A方式 B方式
募集定員 約40名 約10名
選抜内容 大学入学共通テスト:地理歴史または公民(100点)、外国語(200点)

独自問題:総合問題(200点)

大学入学共通テスト:外国語(200点)

独自問題:論述の総合問題(200点)

 

青山学院大学内の、同じA方式・B方式でも、英米文学科とフランス文学科では、選抜内容がまったく異なります。

「A方式だからこう」「B方式だからこう」と内容が決まっているわけではなく、単に選抜方式が複数ある事実を示しているだけである点に注意が必要です。

A方式・B方式、あるいはⅠ方式・Ⅱ方式という名称は気にせず、シンプルに選抜内容を確認して、お子さんの実力を発揮しやすいと思われる方式を選ぶと良いでしょう。

※なお掲載の表は、選抜方式の違いのイメージを掴むための概略です。受験を検討する際には、必ず詳細を青山学院大学のホームページにてご確認ください

大学受験で必ずおさえておきたい情報&ノウハウ

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、志望校選びの際に気になる情報や、大学受験にまつわるノウハウを、多数発信しています。

大学入試での倍率の考え方

大学入試では、倍率が低いほうがライバルが少なく、合格の可能性が上がりそうですが、次の3つの理由から、過度に倍率を気にするのはおすすめできません。

  1. 併願者が含まれている
  2. 倍率は変動する
  3. 倍率で志望大学を選んでも将来に繋がらない

「倍率」よりも「合格最低点」のほうが、現実的に、合格の可能性を検討できる指標となります。

合格最低点を公表している大学の場合は、過去問を解いて、合格最低点を上回れる可能性があるかどうか、判断が可能です。

詳細はこちら

受験勉強はいつから始めるべきか

受験勉強とは、基礎がしっかり身についている前提で、大学入試のための演習(実際に問題を解く)を重ねることを指します。

定期テストで好成績を収めている生徒であれば問題ありませんが、平均点にも届かない状況であれば、受験勉強の前に基礎のやり直しが必要になります。

大学合格者が、受験勉強をいつから始めているか、実態をデータで確認すると、高校3年生の春に始める生徒が半数ですが、高校2年生までに始めている生徒も半数います。

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中高一貫校生の場合は、授業進度の早さを活かし、高2の秋までに基礎固めを終え、高2の冬から受験勉強を始められる形が理想です。

詳細はこちら

志望大学合格へのロードマップ作成例は、次の記事で詳しく紹介しています。

大学受験での塾の必要性

公立高校生では、志望大学の難易度と、学校の授業内容のギャップを埋めるため、塾の利用がスタンダードです。

また授業内容が充実している中高一貫校でも、学習塾なしでの大学受験は不可能ではないものの、「現場の感覚では、高3になる頃には、ほぼ全員が通塾している」という証言もあります。志望校と自身の学力のギャップを埋めるため、プロのサポートは非常に心強いためです。

また、そもそも成績が低迷していたり、志望校と自身の学力の差が大きく、独力でのリカバリーが難しい場合には、学習塾で解決せざるを得ません。

詳細はこちら

なお、個別指導塾はアウトプットに強みがあり、演習を重ねて実力をつけたり、成績不振からリカバリーしたりするときに有用です。

集団指導塾は、難関大学受験に必要な知識を得るインプットに強みがあります。

お子さんの状況にあった学習塾の選び方については、次の記事で詳しく解説しています。

推薦入試、総合型選抜

近年はテストで選抜する「一般入試」が5割程度にまで減り、推薦入試3割、総合型選抜2割といった状況になっています。

推薦入試や総合型選抜では、学力は調査書(高校での成績や活動内容)で評価され、テストを一切行わないケースもあります。

一方で、論文や面接、プレゼンテーションなどが課され、ここでは「高校までに何をしてきたか」および「大学に入学して何をしたいか」、そして卒業後のキャリアイメージは具体的かどうかが問われます。

社会の課題解決ができる人材の育成が目的である大学が、そのために最適な人材を選ぶ、という観点の選抜方式となっています。

準備の仕方や対策は、次の記事で詳しく解説しています。

大学受験を前に成績が低迷してしまっている場合

困難が多い大学受験では、何よりお子さんのモチベーション、目的意識が重要です。

成績が低迷してしまっているなら、まず本当に行きたい大学=目標を見つけることから始めます。

一気の大逆転を目指すのではなく、スモールステップで少しずつモチベーションを高める必要があります。

受験勉強よりも、土台となる基礎固めが不可欠です。定期テストで平均点以上を目指しましょう。

中高生は、自立心が大きく育ち、親の干渉を極度に嫌がるケースが増えます。

親は情報収集とサポートに専念し、勉強そのものは学習塾など、プロに任せる選択が現実的です。

詳細は次の記事で解説しています。

中高一貫校生の難関大学・逆転合格なら「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」

私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、家庭学習ができず、成績が低迷してしまっている中高一貫校生のための専門塾です。

中高一貫校では、大学受験を意識した難易度の高い授業が行われており、きちんと授業についていき、定期テストで得点できさえすれば、志望校合格が見えてきます。

しかし、難易度の高さと授業進度の早さから、家庭学習が不可欠な仕組みとなっています。

学校の授業・定期テストをサポートしながら、やるべき勉強にしっかり取り組めるように指導するため、本来の実力を発揮できるようになります。

偏差値40台・E判定から、偏差値60台の難関大学(GMARCHなど)逆転合格が可能です。

合格実績、指導方針はこちらでご確認ください。

気になる料金体系、入塾までの流れは、無料Webパンフレットを今すぐダウンロードできます。

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