【国語現代文編】中高一貫校生の大学受験対策用おすすめ問題集・参考書4選
大学受験といっても国語の現代文は、漢字を覚える程度で特別な対策をしていない人もいるのではないでしょうか?
たしかに大学受験で出題される問題文は初見のため、対策のしようがありません。
しかし現代文は感覚で解くものではなく、論理的に答えを導き出せる科目です。
そこでこの記事では、現代文を論理的に学べる参考書・問題集をご紹介します。
勘に頼るだけの解き方では、得意なジャンルとそうでないジャンルとで、得点に大きな開きができてしまいます。
コンスタントに現代文で高得点を狙えるよう、論理的に考えられる力を身につけましょう。
このページの目次
現代文の大学受験対策用問題集・参考書の選び方
現代文の参考書や問題集は数多くあり、どの問題集を購入すればよいか迷っている人も多いのではないでしょうか?
何となくネットで人気の参考書を購入したという人もいるでしょう。
しかしできれば参考書や問題集は、中身をみて選ぶことが望ましいです。
ネットで購入する場合は、試し読みや参考書の出版元のホームページで、ある程度内容を確認したうえで購入することをおすすめします。
取り上げている問題文のジャンルが幅広い
大学受験で出題される現代文の問題は初めて見る内容が多いため、現代文対策にはできるだけ多くのジャンルの問題に触れることが必要です。
購入する際は論説文や小説・エッセイなど、複数取り上げているものを見つけましょう。
2冊目・3冊目と購入する際も、これまでやってこなかったジャンルを取り上げているか確認することをおすすめします。
解説がていねい
現代文で重要なのは、なぜその答えが導き出されるかを論理的に説明できるかどうかです。
解説が丁寧に書かれている参考書や問題集であれば、問題を解いていくうちに自然と解き方が身についていきます。
また答えの説明だけでなく、文章自体が何を意図しているものなのか解説している参考書ならなおよいでしょう。
論述問題がある
論述問題があることも重要です。
論述問題は、文章の内容を簡潔に説明できる力や、指示語の意味を正しく理解して答えられる力などを養うことができます。
マークシート方式のテストでも役立つ知識ですので、習得できるようぜひ取り組みましょう。
【大学受験対策用】中高一貫校生向け現代文おすすめ問題集・参考書
大学受験用の現代文の対策では、読解力を養うための参考書や問題集が必要です。
現代文は、漢文や英語と比べて「書かれている文章の意味がまったく分からない」ということにはなりません。
だからこそ問題集に取り組みやすく、ほかの科目と比べ早く進められます。
なるべく多くの文章を読んで、さまざまなジャンルに取り組むようにしましょう。
現代文 キーワード読解(Z会出版編集部)
まずご紹介するのは「Z会出版編集部」の『現代文 キーワード読解』です。
現代文の内容を正しく理解するために必要な現代文特有の「キーワード」160語を、文章を読みながら覚えられます。
実際の入試で出題された文章が掲載されているため、大学受験でよく取り上げられるテーマを学べる点もポイントです。
さらに文章の要約もついており、文章の解釈が合っているかを独学で学べます。
学校の授業が終わっていなくてもできるため、早い段階からコツコツ読み込んでいきましょう。
また現代文の成績が伸び悩んでいるときにもおすすめです。
何度も読み返すことで、読解の基礎が身につきます。
関連記事
【大学受験対策】現代文キーワード読解の効果的な使い方を徹底解説
入試現代文へのアクセス 基本編・発展編(河合出版)
問題に挑戦する際におすすめする問題集が『入試現代文へのアクセス 基本編』と『入試現代文へのアクセス 発展編』です。
難易度は基本編が比較的易しい問題から標準的な問題、発展編は標準からやや難しい問題となっています。
これらの問題集のポイントは、本文と設問それぞれに分かりやすい解説がついていること。
さらに現代文で覚えておくべき語句の解説もついています。
文章内でどの部分に注目すべきか、何を意識して問題を解けばよいのかが学べます。
より難易度の高い「完成編」もありますが、まずはこの2冊にじっくり取り組んでみましょう。
完成編は一気に難易度が上がるため、もう少し上のレベルまで行きたい人はチャレンジしてみるとよいでしょう。
船口のゼロから読み解く最強の現代文(学研プラス)
現代文の正しい読み方を教えてくれるのが「学研プラス」の『船口のゼロから読み解く最強の現代文』です。
実際に予備校の講師をしている船口先生の図解を使った解説が非常にていねいで、分かりやすく正攻法で現代文の読み解き方を教えてくれます。
内容は、読解の方法を学ぶ「STEP1」読解のトレーニングをする「STEP2」で構成されています。
単に問題を解くだけではな「なぜその答えになるのか」が説明できるぐらいになるほど、じっくり取り組んでいただきたい良書です。
より難しい問題に取り組みたい人や入試で記述問題が出る人は『船口の最強の現代文記述トレーニング』もおすすめです。
参考書や問題集以外に現代文の大学受験対策で取り組むべきこと
参考書や問題集で現代文の対策を行うことはもちろん重要ですが、読書や新聞を読むことを習慣化させることもおすすめです。
さまざまな文章に触れることで、語彙力や読解力が身につきます。
また、志望校の過去問対策も重要です。
過去問を解くことで、志望校がどのようなジャンルの問題を頻繁に出題しているのか分析することができます。
可能であれば、10年ほど遡った過去問も解いてみましょう。
まとめ
現代文の試験は勘だけで解いてしまうと、テストの点にムラが出てしまう可能性があります。
質のよい参考書や問題集で勉強することで読解力を養い、平均的に点を取れるようになります。
現代文は大学受験対策の中ではどうしても後回しにしがちな科目ですが、確実に得点につながるよう、しっかりと読解力をつけましょう。
「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」では、大学受験対策を開講しております。
現代文に限らず、志望校受験に必要な科目は「WAYS」へお任せください。
現在の成績や志望校などを考慮し、一人ひとりに合ったカリキュラムを組み最短ルートで合格を目指します。
無料受験相談・体験授業も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
勉強法2024年11月24日中学での赤点とは|私立中学では退学に繋がる場合も。リカバリーできる塾の選び方 学校紹介2024年11月23日【穎明館中学・高校の保護者の方必見】定期テストの傾向や進学実績を解説 学校紹介2024年11月22日【白鷗高校・附属中学校の保護者の方必見】定期テストの特徴や進学実績を解説 内部進学2024年11月20日【青山学院中等部・高等部の保護者の方必見】内部進学を徹底解説