日本大学(日大)の内部進学|「基礎学力到達度テスト」を徹底解説
日大の付属校にお子さんを通わせている保護者の方の中には、内部進学の仕組みが気になるという方も多いのではないでしょうか。
多くの付属校生にとって重要となるのが基礎学力到達度テストです。
本記事では、2500名の内部進学をサポートしてきた立場から、日大の内部進学の仕組みや基礎学力到達度テストについて解説します。
このページの目次
日大の内部進学の仕組み
日大の内部進学は、次の3つの方式があります。
- 基礎学力選抜方式
- 付属特別選抜方式
- 国公立併願方式
3つのうちいずれか1つを選択し、高校で推薦されたのち、適性検査や筆記試験(小論文・作文)、面接などにより判断されます。
適性検査や筆記試験など何を行うかは学部ごとに異なります。
3つの方式で推薦募集枠が埋まらなかった場合は、追加募集が行われる場合もあります。
基礎学力選抜方式
「基礎学力選抜方式」は、日大の内部推薦の中でもっとも人数が多く、全体の7割ほどを占める方式です。
学力重視の方法で、基礎学力到達度テストの順位で、希望する学部に推薦されるかが決まります。
日大のすべての学部・学科で行われる方式です。
付属特別選抜方式
「基礎学力選抜方式」が学力重視の選抜方式なのに対し、内申重視で評価されるのが「付属特別選抜方式」です。
高校3年間の成績や取得した資格・課外活動などがポイントとなります。
また、志望学部のアドミッションポリシーに合致する学生を選抜することが目的となっているため、それに向けた対策が必要です。
日大の内部進学の3割程度を占める選抜方式ですが、実施しない学部や学科もあるため、注意が必要です。
国公立併願方式
「国公立併願方式」は基礎学力選抜方式と同様に、基礎学力到達度テストの順位で志望学部・学科へ推薦が決まる方式です。
その名のとおり国公立大学のみ併願でき、不合格だった場合は、必ず日大の推薦された学部へ進学しなければなりません。
募集枠が少なく、すべての学部が実施するわけではありません。
日大の内部進学で重要な「基礎学力到達度テスト」とは
基礎学力到達度テストは、高1~高3の4月と高3の9月の計4回実施されます。
内部推薦の選考で活用されるのが、高1を除いた3回の試験結果です。
3回それぞれ、科目や内部進学の比率が異なります。
これらの得点を、割合に合わせて得点化し、上位8割までに入った生徒が出願可能です。
基礎学力到達度テストの科目と点数配分
「基礎学力選抜方式」「国公立併願方式」で必要な高2・高3の3回の「基礎学力到達度テスト」の科目とそれぞれの比率は次のようになります。
学年 | 実施月 | 教科 | 内部進学の比率 |
---|---|---|---|
2年 | 4月 | 英語・国語・数学 | 2割 |
3月 | 4月 | 英語・国語・数学 | 2割 |
9月 | 英語・国語・数学 | 6割 | |
文系:地理・日本史・世界史などから1科目 理系:物理・化学・生物から1科目 |
10割 |
ポイントは、3年9月に実施される基礎学力到達度テストです。
英語・数学・国語が6割、理科・社会が10割と、比重がほかのテストに比べ大きく設定されています。
それまでのテストで成績が振るわなかった生徒も、ここで一気に挽回できる可能性もあります。
基礎学力到達度テストの難易度
基礎学力到達度テストはマークシート方式で行われ、教科書中心の基本的な問題が出題されます。
高3の9月に行われるテストは、それまでより難易度が大幅にアップします。
問題数も多いため、基礎を身につけつつ、素早く解けるようにしなければなりません。
日大で内部進学を狙うには定期テスト対策が最も重要
日本大学への内部進学を目指すなら、定期テスト対策に力を入れることが最も効果的です。
基礎学力到達度テストは、それまでに学んだ範囲から出題されるからです。
定期テスト対策を通じて基礎知識をしっかり身につけておきましょう。
定期テストの対策は単なる成績向上だけでなく、内部進学への近道です。
日々の学習を大切にし、着実に知識を積み重ねていくことで、希望学部への内部進学を確実なものにできます。
日大の付属校生の成績アップ事例
中高一貫校専門 個別指導塾WAYSでは、日大の付属校生をはじめ、数多くの中高一貫校生の成績アップを実現してきました。
ここでは、日大の付属校生の成績アップ事例を3つ紹介します。
日本大学第一中学校3年生:数学2科目で42点アップ!
日本大学第一中学校3年生のことの生徒は、入塾前の3学期期末テストでは代数58点、幾何50点でしたが、1学期中間テストでは代数80点、幾何70点と、両科目で42点アップを実現しました。
WAYSでは、生徒に合わせた学習計画を立て、十分な学習時間の確保を重視。
週3コマの通常授業に加え、ゴールデンウイークや日曜特訓にも参加を促し、多い週では週5コマもの学習時間を設けました。
理解できる内容や解ける問題が増えるにつれ、生徒の自信が高まり、学習への積極性が大幅に改善されました。
日本大学鶴ヶ丘高校1年生:物理と数学で合計57点アップ!
日本大学鶴ヶ丘高校1年生のこの生徒は、入塾前の1学期期末テストでは物理23点、数学A52点でしたが、2学期中間テストでは両科目とも66点と、特に物理で43点もの大幅な点数アップを実現しました。
WAYSでは、部活動で忙しくテスト前に十分に勉強時間を確保できていなかった生徒に対して、季節講習と通常指導を組み合わせたカリキュラムを提案。
夏期講習で物理の基礎を徹底的に復習し、通常指導では数学を計画的に進めることで、学校の授業進度に追いつく努力をしました。
さらに、理系に強い講師陣による的確な指導と、質問しやすい環境が生徒の学習意欲を高め、挫折することなく継続的に勉強に取り組めるように。
この結果、テスト前に余裕を持って他教科の学習にも取り組めるようになりました。
日本大学豊山高校2年生:数学が49点→72点にアップ!
日本大学豊山高校2年生のこの生徒は、2学期中間テストでは英語が49点でしたが、期末テストでは72点と、23点もの大幅な点数アップを実現しました。
WAYSでは、自宅学習の習慣がなかった生徒に対し、週間学習計画を立ててから指導を行いました。
英文法と長文を交互に学習する計画を立て、指導時には必ず文法の小テストを実施。
さらに、単なる正誤だけでなく、理由まで説明できるよう指導しました。
また、「日曜開講特訓」など、追加の学習機会を提供することで、生徒の学習意欲を高めました。
この結果、英語だけでなく数学でも平均点を20点近く上回る成績を収めるまでに至りました。
日大への内部進学を目指すならWAYSにお任せください!
WAYSはこれまでに2500人以上の中高一貫校生の内部進学をサポートし、成功率は98.5%を誇っています。
首都圏および関西圏の中高一貫校を500校以上網羅し、学校ごとに定期テストや使用教材、内部進学に関する情報を一元管理しています。
お子さんを「日本大学の希望学部に内部進学させたい」と考えている保護者の方はぜひWAYSを検討してみてください。
料金や指導システム、生徒・保護者の声を知りたい方は、すぐにダウンロードできるWebパンフレットにてご確認いただけます。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
内部進学2024年11月20日【青山学院中等部・高等部の保護者の方必見】内部進学を徹底解説 - 一貫教育コンパス2024年11月19日中高一貫校生の生活実態を徹底解剖!勉強、睡眠、スマホ利用に関するリアルな声
- 勉強法2024年11月19日中学数学のつまづきやすい単元一覧|解き方・教え方がわかる事典
- 一貫教育コンパス2024年11月17日Z世代の流行り調査!2024冬Ver.