日本大学(日大)の付属高校にお子さんが通っている保護者様向けに、日大への内部進学の仕組みと、基礎学力到達度テストの対策の仕方を解説します。
基礎学力到達度テストは、それまでに学んだ範囲から出題されるため、日大への内部進学を目指すなら、定期テスト対策に力を入れましょう。
また高校3年生の9月に実施される基礎学力到達度テストは、配点が高く、難易度も大幅に上がります。しっかりと準備をして臨む必要があります。
中高一貫校生2500名以上の内部進学をサポートしてきた「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」なら、データベースに蓄積してきたノウハウがあり、日大付属校の基礎学力到達度テストにも対応できます。
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このページの目次
日大付属高校から日本大学(日大)への内部進学の仕組み
日本大学(日大)への内部進学には、次の3つの方式があります。
- 基礎学力選抜方式
- 国公立併願方式
- 付属特別選抜方式
選抜の内容は方式によって異なり、また学部によっても違いが出るケースがあります。
3つの方式で推薦募集枠が埋まらなかった場合は、追加募集が行われる場合もあります。
基礎学力選抜方式:3回のテストによる選抜
日大付属高校から日本大学(日大)への内部進学の主流であり、全体の約7割を占めます。日大のすべての学部・学科で実施されます。
- 高校2年生・4月(英数国20%)
- 高校3年生・4月(英数国20%)
- 高校3年生・9月(英数国60%|文系:地理歴史・公民から1科目、理系:理科から1科目100%)
計3回の基礎学力到達度テストの成績で、優秀な順に、希望する学部への推薦が叶うかどうかが決まります。
ただし3回の評価は均一ではなく、高校3年生・9月の基礎学力到達度テストは配点が英数国60%、地理歴史・公民と理科100%となり、重要度が高くなります。
国公立併願方式
基礎学力選抜方式と同じく、計3回の基礎学力到達度テストの成績で選抜を行います。
ただし、国公立大学の併願ができるのが特徴です。
不合格だった場合は、必ず日大の推薦された学部へ進学しなければなりません。
募集枠が少なく、すべての学部が実施するわけではありません。
付属特別選抜方式:高校3年間の総合評価で選抜
高校3年間の学業や活動が総合的に評価される選抜方式です。
たとえば、日本大学第三中学校・高等学校のホームページでは、次のように説明されています。
学部ごとの出願資格(特技、取得資格、部活動、生徒会活動、3年生9月までの基礎学力到達度テストの成績、教科の評定平均値及びその他の基準等)に基づき、各付属校で推薦者リストが作成される。その後、学部ごとに必要に応じて適性検査、筆記試験(小論文・作文)及び面接等が実施され、合否判定が行われる。
内部進学先の日本大学(日大)には、16学部86学科があり、学部ごとにアドミッションポリシー(入学者の受入方針)が異なっています。
そこで、付属高校側で、各学部の出願資格に合致する生徒の、推薦者リストを作成します。
推薦者リストに入らなければ、付属特別選抜方式は利用できないため、意識して狙うのであれば、良い成績を取り続けることはもちろん、学部のアドミッションポリシーに沿った実績作りが欠かせません。
学力面では、基礎学力到達度テストのほか、高校3年間の評定平均が問われます。
基礎学力到達度テスト3回のみで評価される基礎学力選抜方式とは異なり、高校1年生からコツコツと取り組み、定期テストで好成績を収める必要があります。
推薦者リストに入った後は、学部ごとの様々な基準で選抜が行われます。たとえば、適性検査、筆記試験(小論文・作文)、面接等があります。
内部進学の3割程度を占める選抜方式ですが、実施しない学部学科もあるため、注意が必要です。
日大の内部進学で重要な「基礎学力到達度テスト」の詳細解説
基礎学力到達度テストの実施時期
基礎学力到達度テストは、高校1年生~3年生の4月と、高校3年生の9月の、計4回実施されます。
そのうち、内部進学の選抜に使われるのは、高校1年生を除いた、3回の試験結果です。
基礎学力選抜方式では、これらの得点を、割合に合わせて得点化し、上位8割までに入った生徒が、内部進学に出願可能と見られます。
基礎学力到達度テストの科目と点数配分
基礎学力到達度テストは、実施時期により、テスト教科や、配点比率が異なります。
学年 | 実施月 | 教科 | 配点比率 |
---|---|---|---|
2年 | 4月 | 英語・国語・数学 | 2割 |
3月 | 4月 | 英語・国語・数学 | 2割 |
9月 | 英語・国語・数学 | 6割 | |
文系:地理歴史、公民から1科目 理系:物理・化学・生物から1科目 |
10割 |
ポイントは、3年9月に実施される基礎学力到達度テストです。
英語・数学・国語が6割、理科・社会が10割と、比重がほかのテストに比べ大きく設定されています。
それまでのテストで成績が振るわなかった生徒も、ここで一気に挽回できる可能性がある、という考え方もできます。
一方で、配点比率が低いからと言って、高校2年生・4月と高校3年生・4月のテストを軽視していいわけではもちろんありません。
基礎学力到達度テストの難易度
基礎学力到達度テストはマークシート方式で行われ、教科書中心の基本的な問題が出題されます。
ただし、高校3年生・9月に行われるテストは、配点比率が高いだけでなく、それまでより難易度が大幅にアップします。
問題数も多いため、基礎を身につけつつ、素早く解けるようにしなければなりません。入念な準備をして臨む必要があります。
日本大学(日大)への内部進学を狙うには定期テスト対策が最も重要
日本大学への内部進学を目指すなら、定期テスト対策に力を入れることが最も効果的です。
基礎学力到達度テストは、それまでに学んだ範囲から出題されるからです。
定期テスト対策のポイントは3つです。
- 学校から出された課題や提出物、授業での小テストは、定期テストのベースになります。しっかり取り組みます。
- 問題集を解いたり、小テストを受けたりする中で、解けなかった問題や、間違えてしまった問題は、チェックをつけるなどして、すぐにわかるようにしておきます。
- 定期テスト2週間前になったら、計画的に勉強を進めます。特に2でチェックをつけておいた、間違えてしまった問題を、自力で解けるようになるまで、繰り返し復習をします。
詳しく知る:
このような定期テスト対策を自力で行うことが困難に思える場合は、学習を根本的に立て直す必要があります。学習塾の活用を検討してください。
詳しく知る:
成績低迷に悩んでいた日大付属高校生の成績アップ事例を紹介
普段から定期テストの点が低迷しており、基礎学力到達度テストに不安がある場合、根本的な原因は、自宅学習の不足にあるケースが大半です。
授業では理解できたとしても、テストで自力で解ける状態にまで定着させるには、実際に問題を解く演習を繰り返す必要があります。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、自宅学習が苦手で、成績が低迷してしまっていた、日本大学(日大)の付属高校生の成績アップ事例が多数ありますので、紹介します。
日本大学第一中学校3年生:数学2科目で42点アップ!
入塾前の中学2年生の3学期期末テストでは、代数が58点、幾何が50点と実力を発揮できていなかった、日本大学第一中学校3年生の事例です。
原因は、テスト前を除けば、普段は1時間足らずしか自宅学習をしていなかったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 120分×週3コマ(6時間)〜GWや日曜日の特別開講特訓があるときは週5コマ(10時間)の学習時間の確保
- 学習計画を生徒本人と立て、効率よく学習を進める
理解できる内容や、解ける問題が増えてきたことで自信をつけ、学年が上がった中学3年生の1学期中間テストで、代数が80点(+22点)、幾何が70点(+20点)と、大幅に成績アップを実現しました。
詳しく知る:
日本大学鶴ヶ丘高校1年生:物理と数学で合計57点アップ!
入塾前の1学期期末テストでは物理23点、数学A52点と、成績が低迷してしまっていた、日本大学鶴ヶ丘高校1年生の事例です。
原因は、部活動の影響で、自宅で十分に勉強ができていなかったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 苦手な物理は、入塾した8月の夏期講習で基礎から徹底的にやり直し
- 通常指導では、数学を計画的に進め、学校の授業に追いついていけるように対策
2学期中間テストでは、物理が66点(+43点)、数学Aが66点(+14点)と大幅な点数アップを実現しました。
詳しく知る:
日本大学豊山高校2年生:英語が49点→72点にアップ!
2学期中間テストで、英語が49点と低迷してしまった、日本大学豊山高校2年生の事例です。
原因は、自宅で全く勉強をしていなかったためです。
何を・どのくらいのペースで勉強すればいいのか、自分は何が理解できて・何が理解できていないのか、全く分からないという、難しい状況でした。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 1週間の学習計画を立て、やるべきことを明確にする
- 塾での勉強をきっかけに、自宅でも少しでも勉強するように促す
その結果、期末テストでは英語が72点(+23点)と、大幅な点数アップを実現しました。
詳しく知る:
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」には、500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、お子さんが通う中高一貫校にも対応できます。
左下の虫めがねマークより「学校名 成績アップ」で検索すると、学校別の成績アップ事例を探せます。ぜひお試しください!
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