中高一貫校生の英検所持率87.9%、3級以上53.4%|中高一貫校専門 個別指導塾WAYS調べ

英検の指導を受ける中高一貫校生

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」で、中高一貫校に通う中学1年生~高校3年生58名にアンケートを取ったところ、87.9%が英検を所持していました。

授業進度が早い中高一貫校の場合、中学3年生で英検準2級、高校1年生で英検2級の取得が理想的です。

実際、調査結果では、中学3年生は英検準2級取得者が52.6%で最多でした。

英検準2級は、高校中級程度の難易度とされますから、先取りカリキュラムで学ぶ中高一貫校生ならではの結果と言えます。

近年、英検が重視される理由と、調査結果の内訳を詳しく紹介します。

英語の実力判定ツールとして注目度の高い「英検」

政府目標の指標の一つとなっている

文部科学省は、教育振興基本計画において、中学卒業時に英検3級相当(CEFR A1レベル)、高校卒業時に英検準2級相当(CEFR A2レベル)を達成する生徒を、2027年までに6割以上とする目標を掲げています。

そのため、たとえば横浜市では、市内のすべての中学3年生・高校3年生を対象に、全額公費負担での英検受験を行っているほか、各自治体で費用負担や補助金施策が多数実施されています。

高校・大学入試でのメリット

高校入試では、公立高校で英検等の結果を活用したり、私立高校で加点要素としたりという動きがあります。

大学入試でも同様で、入試システムが多様化していますが、英検等の外部資格を評価ポイントとしたり、出願資格としたりというケースが増えています。

英語力養成ツールとして

単純に、実力テストとしての意味合いもあります。

英検3級からはスピーキングテスト、英検準2級からは長文、英検2級からはライティングが加わり、より実用的な英語力が試されるようになります。

特に2級以上は、大学入試対策や、海外大学への進学・留学に有用です。

中高一貫校生は中3で準2級、高1で2級の取得が理想

難易度
英検5級 中学初級程度
英検4級 中学中級程度
英検3級 中学卒業程度
英検準2級
中高一貫校生・中3目標
高校中級程度
英検2級

中高一貫校生・高1目標

高校卒業程度
英検準1級 大学中級程度
英検1級 大学上級程度

 

一般的には中学卒業で英検3級、高校卒業で英検2級が目安ですが、授業進度が早い中高一貫校生は、大学入試のための学力の土台を作るため、中学3年生で英検準2級高校1年生で英検2級の取得が理想的です。

特に、高校受験の勉強をしなくてよい中学3年のうちにしっかりアドバンテージを作っておくと、大学入試では極めて有利になります。

目標設定の仕方や、勉強方法は、次の記事で解説していますので、お子さんが中高一貫校に通っている方は、ぜひご覧ください。

またネックになりがちなリスニングの勉強法は、こちらで詳しく解説しています。

中高一貫校生対象の「英検」アンケート結果

中高一貫校に通う中学1年生~高校3年生58名へのアンケート結果です(2018年「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」調べ)。

「英検」所持率 87.9%(全体)

  • 英検を持っている……87.9%
  • 英検を持っていない……12.9%

「英検」所持率 87.9%(学年別)

中学1年生

  • 英検を持っている……71.4%
  • 英検を持っていない……28.6%

中学2年生

  • 英検を持っている……86.7%
  • 英検を持っていない……13.3%

中学3年生

  • 英検を持っている……89.5%
  • 英検を持っていない……10.5%

高校1年生

  • 英検を持っている……100%
  • 英検を持っていない……0%

高校2年生

  • 英検を持っている……100%
  • 英検を持っていない……0%

高校3年生

  • 英検を持っている……87.9%
  • 英検を持っていない……12.9%

「英検」級ごとの所持率(全体)

  1. 準2級……29.3%
  2. 3級……24.1%
  3. 4級……15.5%
  4. 2級……10.3%
  5. 持っていない……10.3%
  6. 5級……6.9%
  7. 準1級……3.4%

「英検」級ごとの所持率(学年別)

中学1年生

  • 5級……42.9%
  • 持っていない……28.6%
  • 4級、2級……14.3%

中学2年生

  1. 4級、3級……40%
  2. 持っていない、5級、準2級……6.7%

中学3年生

  1. 準2級……52.6%
  2. 3級……21.1%
  3. 持っていない、4級……10.5%
  4. 準1級……5.3%

高校1年生

  1. 準2級……55.6%
  2. 3級……22.2%
  3. 2級、準1級……11.1%

高校2年生

  1. 2級……60%
  2. 3級……40%

高校3年生

  1. 持っていない、準2級、2級……33.3%

中高一貫校生は通常よりも取得級が上の傾向

政府目標で「中学3年卒業時に3級相当」とされているように、難易度から考えれば、一般的には中3で3級が目安です。

しかし、中高一貫校の場合は授業進度が早く、中学2年で中学3年までの内容を、中学3年ですでに高校の内容を学んでいます。

英検の取得級にも現れており、中学3年で準2級以上を取得している中高一貫校生が約6割という結果でした。

統計としてはサンプル数が十分ではないため、目安ではありますが、中高一貫校生の実態を探るデータの一つと言えるかと思います。

早期に2級を目指す。中高一貫校生の「英検」対策ならWAYS

大学入試を目標とする進学系の中高一貫校では、大学入試に役立つ「英検2級」の取得が、一つの目標となります。

理想は高校1年生での取得ですが、中高一貫校生は高校受験の必要がないため、余裕のある中学3年時に取得を目指してもいいでしょう。

もし中3で英検2級を取得できれば、大学入試の大きなアドバンテージとなります。

しかしながら英検は、3級と準2級の難易度の差に比べ、準2級と2級の間には、極めて大きな難易度の差があります

公益財団法人 日本英語検定協会のリリースによると、5級から準2級までは、各級の合格までに要する期間がおよそ1年なのに、準2級合格者が2級に合格するまでには約2年かかっているデータがあります。

そのため2025年度からは、準2級と2級の間に級が新設されるほどです。

「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、合格率87%の実績を誇る英検対策を行っています。

リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をしっかり対策できます。

特に、自学自習が苦手で、家では勉強をしない・ほとんどしない中高一貫校生の成績を跳ね上げられるのが強みです。

英検2級までの勉強に不安がある場合は、ぜひお問い合わせください。

《中高一貫校現役教師の経験談・実例紹介》

私の勤務校の英検取得の実態を紹介します。

中3になると、多くの生徒が準2級に合格します。授業内容がすでに高校レベルになるので、準2級合格は標準的なレベルだと思われます。

スコアを分析すると、合格者はリスニングとライティングのスコアが高い傾向がわかります。中でも、直前の対策で最もスコアを伸ばしやすいのがライティングです。

英検のライティングには型(テンプレート)のようなものがあります。具体的には、Introduction(序文)→ Body(本文)→ Conclusion(結論)の型です。この型に当てはめて書くとスコアにつながりやすいです。

英検前に対策問題集を解くと思いますが、ライティングの演習は十分にできていますか?

勤務校でも、英検前にライティングの添削を頼みにくる生徒がいますが、こうした生徒はライティングのスコアが伸びています。

学校の先生に添削を頼んでみてください。個別指導塾などで英検も対応している場合は、その環境を活用しましょう。

ひろ先生(教師歴約30年)

「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、英検直前対策ができます。

WAYSで英検対策&英語力アップに成功した事例

WAYSの指導を受けた中高一貫校生が、英検取得や定期テストの成績アップに成功した事例を3つ紹介します。

横浜共立学園中学校2年生|英語 50点 → 61点 / 英語リスニング 80点 → 97点(学年1位)

英検対策を活用し、英語リスニング力を向上させた事例です。

入塾前は、家庭学習が1日30分程度で、テスト範囲の問題演習を1周も終えないまま定期テストに臨む状態でした。学習習慣が確立されておらず、勉強の効率が悪かったため、点数が伸び悩んでいました。

WAYSでは、

  • 2分考えて解けなかった問題は解答を確認し、解き直しを徹底
  • 英検対策講座を活用し、リスニング力を強化
  • テスト範囲の問題演習を3周し、理解を定着

その結果、英語リスニングは学年1位の97点、英語も11点アップし、数学も42点→74点と大幅な成績向上を達成しました。

芝浦工業大学附属中学校3年生|英語(コア) 36点 → 86点 / 数学(甲) 68点 → 92点

学習時間を確保し、計画的に英検対策を進めたことで成績を向上させた事例です。

入塾前は学習習慣が確立されておらず、定期テストの準備も十分にできていない状態でした。特に英語(コア)は平均点以下で、テスト前に焦って勉強するものの、学習内容が定着しないまま本番を迎えていました。

WAYSでは、

  • 学習時間を確保し、塾での演習量を増加
  • わからない問題を積極的に質問し、理解を深める
  • 英検準2級対策を取り入れ、英語力を向上

その結果、英語(コア)は50点アップし86点に到達。数学も92点と安定した高得点を維持し、全体的な成績向上を実現しました。英検2級の取得を目指し、さらなる実力向上を図ります。

佼成学園女子中学校3年生|英語 62点 → 93点、英検準2級合格

演習量を増やし、英検対策を取り入れることで英語の成績を向上させた事例です。

入塾前は、英語の得点が安定せず、定期テストでも60点台に留まることが多い状況でした。高校進学時に「留学コースを目指す」目標があったものの、英検準2級の取得基準を満たせず、どのように勉強すれば良いのかわからずにいました。

WAYSでは、

  • 文法の理解を強化するため、演習量を増加
  • 苦手な単元を特定し、2~3周の反復学習を実施
  • 英検対策を行い、総合的な英語力を向上

その結果、英語は93点に到達し、クラストップの成績で上位クラスへ進級。さらに英検準2級にも合格し、希望通り留学コースへの進学を決めました。

成績アップ事例、入塾までの流れ、料金体系は、無料Webパンフレットでチェック!今すぐこちらよりダウンロードできます。

 

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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