「テスト1週間前なのに何もしてない」から逆転!中高生の定期テスト直前の挽回術

やる気のない女子高生

「テスト1週間前なのに、全然勉強していないみたい…このままで大丈夫なの?」

そう感じて不安になるのは、決してあなただけではありません。

私は15年間、中高一貫校で数多くの生徒を指導してきましたが、成績が伸び悩む子ほど、テスト直前になってようやく机に向かうというケースが本当に多いのです。

この記事では、そんな“今からでも間に合わせたい”状況に向けて、限られた時間で得点を伸ばすための「応急勉強法」を紹介します。

また、次回以降に同じ失敗を繰り返さないための「学習習慣の立て直し」について、具体的にお伝えしていきます。

このページの目次

テスト1週間前「何もしていない」状態からの緊急対策

「気づいたらテスト1週間前。でも、何も手をつけていない」――そんな状況に陥ってしまった中高生は少なくありません。

本来であれば、2週間以上前から計画的に準備するのが理想ですが、時間が限られた今、やるべきは“最短距離で点数を取る”ための応急勉強法です。

まずやるべきは“時間と範囲”の見える化

闇雲に勉強を始めるのではなく、まずは現状把握から始めましょう。

  • 残り1週間で使える時間を1日ごとに書き出し、各教科に何時間あてられるのかを明確にします。
  • それと同時に、テスト範囲を科目別にノートや表にまとめてください。

この2つが整理できれば、「いつ・何を・どこまでやるか」の計画が立てやすくなります。計画の見える化が、焦りを落ち着かせる第一歩です。

3ステップで乗り切る「応急勉強法」

1つ目は、配点が高く出題頻度の高い最重要項目に絞って暗記すること。

全範囲をやる時間はないので、8割の得点が狙えるポイントに集中するのが鉄則です。

2つ目は、問題集の反復。

最低2周、できれば3周を目指します。1周目は理解、2周目で定着を図りましょう。

すべてを解き直す必要はなく、間違えた問題に印をつけて重点的に見直すのがおすすめです。

3つ目は、暗記は短時間×反復で行うこと。

まとまった時間が取れなくても、通学中や休み時間などの隙間時間を活用すれば十分に戦えます。

「全部やる」はNG。点につながる範囲に集中

1週間という限られた時間では、全範囲を網羅しようとするとどこも中途半端になり、結局点にはつながりません。

英数ならよく出る基本問題のパターン、理社は語句や公式の暗記、国語は頻出の設問形式と記述の型など、確実に得点に結びつく範囲から優先的に取り組むべきです。

1週間で間に合わせる!教科別・勉強の優先順位と進め方

すべての教科を完璧に仕上げるのは不可能です。

大切なのは、自分の得意・不得意や、過去のテスト傾向を踏まえた“効率重視”の戦略。ここでは、各教科で点を取るために優先すべきポイントを紹介します。

数学:公式の使い方と問題パターンの反復がカギ

数学は、ただ公式を覚えていても点にはなりません。「どの場面でその公式を使うか」という判断力が重要です。

まずは1周目で全体をざっと解き、2周目以降は間違えた問題を中心に、理解→演習→確認のサイクルを繰り返します。時間がない中でも、最低2周は取り組みましょう。

また、計算ミスの傾向や苦手な出題形式に気づいたら、重点的にその分野に絞って演習を重ねることも有効です。図形問題、関数、文章題など、形式別にまとめて取り組むと、出題傾向に応じた対応力も身につきます。

英語:英単語・文法を固めたうえで読解・英作文へ

英語の得点源は、語彙力と文法力です。

毎日少しずつでも単語と文法を確認し、読解や英作文へと進めます。

英単語は一気に覚えようとせず、1日30語程度を反復するのが効果的。

文法は「例文を丸ごと暗記」することで使い方が自然に身につきます。

長文読解は設問を先に読んでから本文を読むと効率がよく、英作文では「使えるフレーズ」を2〜3個ストックしておくと安心です。

国語:漢字と記述問題の反復練習で“確実な得点”を

国語は、コツコツ型の教科です。

特に漢字や語句は、毎日書いて覚えることで記憶に定着します。

記述問題は「答え方の型」と「キーワード」を覚えたうえで、2周以上の解き直しが効果的です。

加えて、現代文の読解では「設問の指示語・接続語に注目」するクセをつけると得点が安定します。

古文や漢文が出題される場合は、基本の文法や頻出語の意味を確認し、簡単な問題から演習を繰り返して読解のリズムに慣れることがカギです。

理科:用語と公式を覚えてから問題演習でアウトプット

理科は知識と計算のハイブリッド型。

まずは用語や公式を教科書やノートでインプットし、その後に実験問題やグラフ問題を通して理解度を確認しましょう。演習量が点数に直結します。

また、暗記だけでは対応できない「思考力問題」も増えているため、実験の手順や結果を説明するような記述問題にも取り組むことが重要です。

社会:図や表を活用した暗記+問題演習で知識を整理

社会は範囲が広いため、最初に教科書を図や表でまとめて可視化し、重要な語句やテーマを絞って覚えることがポイントです。

その後、教科書準拠の問題集でアウトプットを重ねていきましょう。

特に歴史や地理では「因果関係」や「時系列」に着目しながら覚えると、記述問題や選択肢問題にも強くなります。

資料集を使って視覚的に学習したり、用語を赤シートで隠しながら繰り返すことで記憶の定着が進みます。

毎回ドタバタ…原因は「学習習慣の欠如」

テスト前に毎回慌てて詰め込む…そんなサイクルに陥っているなら、それは“習慣”の問題です。

日常的に家庭学習ができていないと、テスト勉強が「突発的な作業」になってしまいます。

そもそも「家庭学習」の習慣が根づいているか?

放課後にどう過ごすかは、成績の分かれ目。机に向かう習慣がなければ、「やる気がある時だけ勉強する」になってしまい、安定した学力にはつながりません。

さらに、習慣がないと“やるべきこと”の取捨選択ができず、無駄な時間や労力を費やす結果にもなります。

「とりあえず手をつける」学習ではなく、「今日はこれだけやる」と自分で決めて集中する学習スタイルが必要です。

こうした力は、一朝一夕では身につきません。毎日の積み重ねがカギを握ります。

宿題・予習・復習・演習が“日常”になっていれば、テスト勉強で焦らない

日頃から宿題や復習、演習に取り組んでいれば、テスト前にはその延長線として少し調整するだけで済みます。

逆に、詰め込みが必要な場合は、普段の学習が不十分であったことの証拠とも言えます。

予習を通じて授業を“先読み”し、復習で知識の穴を埋め、演習で実力を確認する。

この一連の流れが毎日の中に溶け込んでいれば、テストは単なる“確認作業”に過ぎなくなります。

慌てて新しいことを覚えたり、復習に追われるような状況にならないよう、学期初めから地道に取り組むことが、最大のテスト対策になるのです。

中高一貫校では「自宅学習ありき」の進度と難度

特に中高一貫校では、授業が速く深いため、家庭学習を前提としたカリキュラムになっています。

習慣がないまま放置していると、あっという間に理解が追いつかなくなり、学力差が広がってしまいます。

学校の授業だけでは消化不良になりがちで、特に英数理などの積み上げ型科目では、自宅での補強がなければ苦手分野が雪だるま式に増えていきます。

学年が上がるごとに内容も難化し、手遅れになる前に早めに「自学の型」を確立することが必要です。

そのためには、家庭学習の時間と質を意識し、1日30分でもいいので“机に向かう癖”を育てることから始めてみましょう。

次回テストからは慌てない!定着する学習サイクルの作り方

テスト勉強は、前倒しの準備が命。2週間前から段階的に進めていけば、「できる」に変わります。

2週間前から始める「4段階逆算法」

2週間前からの勉強は、4つの段階に分けて進めるのがおすすめです。

①テスト2週間前までの事前準備:
テスト範囲や出題傾向を確認し、必要な教材を整理します。「解けなかった問題リスト」を用意し、苦手の把握と計画表作成を行います。

②14〜8日前(基礎の完成):
英語・数学など時間がかかる科目から着手。基礎の確認と、標準問題に取り組み、「理解できていない内容」を洗い出していきます。

③7〜4日前(反復と暗記強化):
「解けなかった問題リスト」を最低3周は解き直し、定着を図ります。同時に社会・理科など暗記科目のインプットも始め、バランス良く勉強を進めます。

④3〜1日前(仕上げ・得点直結):
終わっていない範囲を優先順位で整理。演習は得点につながるものに絞り、暗記も「8割理解」優先で回転率を上げます。

このように、時間の使い方を段階的に整理することで、直前に焦ることなく、落ち着いて準備を進めることが可能になります。

「できなかった問題」がカギ

一度ミスした問題を放置するのは非常にもったいないことです。

チェックを入れて数日後に再チャレンジすることで、記憶にしっかり残り、同じミスを防ぐことができます。

さらに、間違いの原因を「ケアレスミス」や「暗記不足」で終わらせず、「なぜ間違えたか」「次にどうしたら防げるか」まで深掘りすることが重要です。

ノートや付箋に“気づき”を書き込むことで、自分だけの弱点帳ができあがります。これが次のテスト勉強にも大いに役立ちます。

《中高一貫校現役教師の経験談・実例紹介》

私の授業では、不定期に生徒の授業ノートを回収してチェックするようにしています。

授業をどのように受けているか、どんなメモを残しているかを確認することで、生徒一人ひとりの理解度や姿勢を把握できるからです。

成績上位者の中には、授業中に少しでも疑問に感じたことがあれば、すぐに付箋を使ってその場に貼り付け、「なぜこうなるのか?」といった気づきをその都度メモしている生徒がいます。

あとで調べたり、質問したりするための“疑問の足跡”を残しておく工夫です。

このように、ノートや付箋に疑問や気づきを書き込む習慣を続けていくと、自分だけの「弱点帳」ができ上がっていきます。

その生徒にとっての苦手や課題が視覚化され、次のテスト前にはとても有効な復習資料として活用できるようになります。

「わかる」で終わらせない、“説明できる”まで

答えを見て「なるほど」と思うだけでは、本番で再現できません。

友達や家族に説明したり、自分の言葉で書き出したりして、解法を“使える知識”に昇華させましょう。

特に数学や理科では、計算過程や公式の使いどころを説明できるようにすることが理解の証です。

「なぜそうなるのか」「他の解き方とどう違うのか」を考えながら勉強することで、表面的な理解から本質的な定着へとつながっていきます。

説明できる=実力です。

家庭では「計画的な学習習慣」の定着が難しいときこそ、WAYSのサポートを

どれだけ良い計画を立てても、自宅ではなかなか継続できないのが現実です。

計画を立てても実行できない──自宅学習は挫折しやすい

テレビ、スマホ、ベッド…誘惑だらけの家では、つい後回しになってしまいがち。

予定通りにいかない自分に落ち込んで、ますます勉強から遠ざかってしまうことも。

学習習慣を根づかせるには、仕組みと環境が不可欠です。

また、自宅では「やったつもり」になりやすく、勉強時間が長くても中身が薄いことも少なくありません。

集中できる環境と、適度なプレッシャーやチェック体制があれば、学習効果は何倍にも跳ね上がります。

家庭だけで抱え込むのではなく、外部のサポートを活用することは、子どもにとっても保護者にとっても有効な選択です。

WAYSなら「計画→実行→振り返り」の習慣化を伴走サポート

WAYSでは、週ごとの課題進行を管理し、演習の記録や間違えた問題を指導に活かしています。

学習の“型”を塾の中で確立することで、自宅でも自然と勉強できるように。

家庭だけでは難しい学習習慣の定着も、WAYSなら一歩ずつ確実にサポートしていきます。

さらに、生徒一人ひとりの状況に応じて、勉強の「やり方」から「考え方」まで丁寧に指導することで、自走できる学習力が身につきます。

自宅学習がうまくいかない…と悩んでいる方こそ、ぜひ一度WAYSの無料体験や相談をご活用ください。

WAYSで学習習慣を身につけて成績が向上させた事例を紹介!

日本大学豊山高校1年生|英語 49点 → 72点

学習習慣がなかった生徒が、週間計画と指導を通じて学習のペースをつかみ、英語の得点を大幅に向上させた事例です。

入塾前は、家庭学習の習慣がまったくなく、何をどのように勉強すればよいかも分からない状態で、英語の成績は49点にとどまっていました。

WAYSでは、

  • 学習計画を週ごとに明確化し、日ごとの教材とペースを決定。
  • 英文法テキストと長文教材を交互に進め、授業では小テストを実施。
  • 自宅学習の進行を促し、テスト直前には日曜特訓なども活用。

このようにして、お子さんに合った形で学習習慣を着実に形成していきました。

その結果、2学期期末テストでは英語が72点まで上昇。他教科でも得点が向上し、学習全体のリズムが整いました。

早稲田高校1年生|英語Grammar 36点 → 66点|英語Read 46点 → 84点

学校以外での勉強習慣がなかった生徒が、通塾を通じて学習リズムを身につけ、短期間で大幅な点数アップを果たした事例です。

入塾前は、自宅では誘惑が多く集中できず、授業内容の復習や演習も手つかずでテストを迎えていました。

WAYSでは、

  • 120分の指導時間内に自力で演習を進め、不明点をその場で質問。
  • 解き直しや類題演習を繰り返し、「わかったつもり」を防止。
  • 和文英訳対策として英文の暗唱も取り入れ、表現力を強化。

結果として、英語Grammar・Readともに30点以上の得点アップを実現。学習習慣の定着により、理社の得点向上にもつながっています。

攻玉社高校2年生|数学I 39点 → 64点|数学A 50点 → 75点

限られた学習時間の中で成果を出せなかった生徒が、WAYSでの計画的な学習と学習習慣の確立により、得点を大きく伸ばした事例です。

入塾前は短期の課題対応に追われ、長期的な対策ができず、テスト範囲の学習が不十分なまま本番に臨んでいました。

WAYSでは、

  • 120分の集中指導で、分からない部分を即座に解消。
  • 毎週の固定スケジュールで学習リズムを整え、科目別に取り組みを管理。
  • テスト前には余裕を持って課題を終え、本格的な試験対策を実施。

このように学習の習慣化により、計画的な進行を実現し、余裕のある準備体制により、定着度を高める学習を実現させることができました。

結果、数学I・Aともに25点以上の得点アップを達成。学習の質と量を両立できるようになりました。

WAYSのノウハウと実績を詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事も合わせてご覧ください

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1回120分の長時間指導を通して集中力と学習体力を養い、自然と学習習慣が身につく仕組みを整えています。さらに毎回の確認テストで「できたつもり」を見逃さず、着実に「できる」へと導く指導を行っています。

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投稿者プロフィール

けいた先生
けいた先生
中高一貫校で15年間指導してきました。10年間は高校3年生の大学受験指導を、次の5年間は主に中学で指導してきましたので、大学受験を見据えた中学からの学力形成に知見があります。私自身も中高一貫校を卒業しました。
せっかく努力されて入学した学校なので、充実した時間を過ごせるよう情報発信という形でサポートしていきます。

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