

一般的な中学・高校のテスト期間を、「3学期制」と「2学期制(前期・後期制)」に分けて紹介します。
全国的に多い「3学期制」の場合、中間テスト2回、期末テスト3回の計5回のテスト期間があります。
中間テストは5月中旬~下旬(1学期)と10月上旬~中旬(2学期)、期末テストは6月下旬~7月中旬(1学期)、11月中旬~12月上旬(2学期)、2月中旬~3月上旬(3学期)が目安になります。
このページの目次
3学期制の場合のテスト期間の目安
| 1学期 | 中間テスト | 5月中旬~下旬 |
|---|---|---|
| 期末テスト | 6月下旬~7月中旬 | |
| 2学期 | 中間テスト | 10月上旬~中旬 |
| 期末テスト | 11月中旬~12月上旬 | |
| 3学期 | 期末テスト | 2月中旬~3月上旬 |
全国的に主流なのは3学期制です。
公立中学校では、文部科学省による令和6年度の調査によると、3学期制78.4%、2学期制21.4%です。
公立高校(全日制)では、文部科学省による令和5年度の調査によると、3学期制75.1%、2学期制24.3%です。
2学期制に比べて、テストの回数は1回多く、全5回となります。
1学期は夏休みまで、2学期は冬休みまで、3学期は年が明けてから春休みまで、と感覚的にわかりやすい特徴があります。
2学期制(前期・後期制)の場合のテスト期間の目安
| 前期 | 中間テスト | 6月中旬 |
|---|---|---|
| 期末テスト | 8月下旬~9月中旬 | |
| 後期 | 中間テスト | 11月中旬~12月上旬 |
| 期末テスト | 2月中旬~3月上旬 |
全国的には3学期制が主流ですが、学校側の事情として、
- 授業時間数を多く確保できる
- 3学期制よりも長いスパンで評価できる
- 成績表を作成する教師の負担が減る
などのメリットがあり、前期と後期の2学期とする学校も増えています。
2学期制では、3学期制に比べてテストの回数が1回少なくなる分、1回のテストあたりの出題範囲が広くなる点に注意が必要です。
また前期の期末テストは、夏休みが終わってすぐになります。夏休みをどう過ごしたかで、大きな差がつきます。
受験年代でない場合、「せっかくの長期休みなので羽根を伸ばそう」という気になるケースもあるかと思いますが、勉強を完全にオフにするのは大きなリスクです。
いつからやる?テスト勉強の理想的なスケジュール
「テスト範囲がわかってから」では遅い
一般的には、学校側からテスト範囲のお知らせがあってから、テスト勉強を始める中学生、高校生が多いでしょう。
具体的なテスト範囲がわかるのは、2週間前が一つの目安になります。
しかしながら、たった2週間でできることは限りがあります。
中間テストが終わったら、次の期末テストを意識してテスト勉強を始められるのが理想です。
具体的なテスト範囲がわからなくても、できることは多い
たとえば、英語の勉強を例に考えてみましょう。
英語のテスト勉強は、英単語の暗記と、英文法の理解の2つがポイントになります。
詳しく知る:
このうち、英単語の暗記は、授業で習う前でも問題なくできるものです。
先生に質問すれば、次のテスト範囲の目安がわかるはずです。
具体的にテスト範囲がわからない場合でも、ある程度、先取りをして英単語を覚えてしまいましょう。
テスト2週間前になったときに、英単語がわかり、書けるようになっていれば、限られたテスト勉強の時間に、英文法の演習に専念できるというわけです。
日常的に勉強していれば、テスト前に特別な勉強は必要ない
学校の定期テストでよい成績を取るために必要なのは、学校の授業をしっかり理解し、習った知識で問題を解けるようになることです。
毎日の授業にしっかり取り組み、宿題や課題をしっかりこなし、日々少しずつワークや問題集を解いていれば、テスト期間が直前に迫っているからと言って、特別な勉強は必要ありません。
自宅学習の習慣こそが、最も理想的な定期テスト
対策です。
特に、ワークや問題集を解く演習は、1回やっただけでは効果は薄く、最低3回は周回することで、しっかり実力として身につき、テストで点が取れるようになります。
FAQ
-
Q 3学期制の中学・高校では、中間テスト・期末テストはいつ頃行われることが多いですか?
A3学期制では年間5回の定期テストが行われることが多く、1学期中間は5月中旬〜下旬、1学期期末は6月下旬〜7月中旬が一般的です。
2学期は10月上旬〜中旬に中間テスト、11月中旬〜12月上旬に期末テストが入り、3学期は2月中旬〜3月上旬に学年末テストが実施されるケースが多くなっています。 -
Q 2学期制(前期・後期制)の学校では、定期テストの回数や時期はどうなっていますか?
A2学期制では前期・後期それぞれに中間・期末があり、年間4回の定期テストになるケースが一般的です。
前期中間は6月中旬、前期期末は夏休み明けの8月下旬〜9月中旬、後期中間は11月中旬〜12月上旬、後期期末は2月中旬〜3月上旬に行われることが多くなっています。
3学期制よりテスト回数が少ない分、1回あたりの出題範囲が広くなる点に注意が必要です。 -
Q 定期テスト勉強を無理なく進めるための基本方針は何ですか?
A定期テスト勉強は、範囲表が配られてから一気に詰め込むのではなく、前のテストが終わった直後から次を見据えて少しずつ進めるのが理想です。
ふだんの授業理解・宿題・ワーク演習を継続し、英単語などは早めに覚えておくと、テスト直前は英文法などの演習に集中できます。
一人で学習習慣をつくるのが難しい場合は、学習塾や個別指導塾、家庭教師などのサポートを利用し、重要教材の選定や演習量の確保を手伝ってもらうことで、定期テスト対策の悩みを軽減できる可能性があります。
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日本大学第二高校1年生:数学 46点→98点(+52点)
入塾前、中学2年2学期中間テストでは数学が46点と低迷していました。
原因は、学習内容をノートにまとめることだけに終始し、問題演習が不足していたためです。
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詳しく知る:
明星中学校2年生:英語1 31点→65点(+34点)英語2 24点→83点(+59点)
入塾前、中学1年3学期期末テストでは英語1が31点、英語2が24点と低迷していました。
原因は、勉強の仕方が身についていなかったためです。
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- 指導時間の後半で小テストを実施し、単元に頼らない本質的な理解を確認
- 定期テスト約2週間前から対策を開始し、十分な反復演習時間を確保
結果、2年1学期中間テストで英語1が65点(+34点)、英語2が83点(+59点)と大幅に成績アップできました。
詳しく知る:
国府台女子学院高等部1年生:代数50点、幾何61点→数Ⅰ74点
入塾前、中学3年2学期期末テストでは代数50点、幾何61点と低迷していました。
原因は、学習に対する認識の甘さから、自学自習の習慣が全くなかったためです。
そこでWAYSでは次のように指導を行いました。
- 週に4コマ(多い時は1日2コマ)の集中的指導で学習習慣を確立
- 指導時間内に教科書を何度も反復し、中学内容も含めた基礎知識の定着を徹底
- 1人で学習する習慣を身につけさせ、学習内容を理解するための土台を迅速に構築
結果、高校1年1学期期末テストで数学Ⅰ 74点(+10点以上)と大幅に成績アップできました。
詳しく知る:
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