中学生の科目別おすすめ勉強法と成績アップのために親ができること
中学生に上がると、小学校とは比べものにならないほど勉強が難しくなります。
小学校まではある程度の成績が取れていたお子さんも、中学入学後に急に成績が落ちてしまうこともあるでしょう。
授業の難易度が上がる中学校では、暗記や応用といった力も試されるようになり、小学校と同じ勉強をしていても成績は伸びません。
成績を上げるためには、科目ごとの対策が必要です。
この記事では、中学生におすすめの科目別勉強法と親御さんが成績アップのためにフォローできることをご紹介します。
中学生のお子さんが勉強につまずいてしまい、何とかしてあげたいとお考えの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
【科目別】中学生が成績アップできるおすすめ勉強法
中学生は小学生と比べ勉強も難しくなり、これまでなかった定期テストも行われます。
テスト対策が必要ですが、中学生は部活動や友達付き合いなど、小学生とは比べ物にならないほど多忙です。
そのため、効率的に勉強する必要があります。
科目ごとの勉強法をご紹介しますので、学習の参考にしてください。
国語
国語は、よく「どのように勉強すればよいか分からない」といわれる科目です。
しかし実はコツさえつかめばロジカルに答えを導き出すことができ、高得点を目指すことも難しくない科目でもあります。
まず行ってほしいのは、現代文なら漢字や語彙、古文や漢文なら単語や文法、句形の暗記です。
暗記さえすれば必ず得点できる部分ですので、継続して行いましょう。
語彙力がアップすることで長文読解にも有利に働きます。
さらに、教科書の音読も行います。
音読は、文章全体の流れを理解できるだけでなく、視覚や聴覚を刺激し、記憶力の向上が期待できます。
テスト前にはノートの見直しを行い、教科書ワークを全てできるようになるまで、繰り返し解いてみましょう。
さらに詳しい勉強法は、こちらでご紹介しています。
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数学
数学は積み上げの科目です。
一度分からなくなってしまうと、同じジャンルの問題は解けなくなってしまうため、確実に理解し自力で「できる」ようになる必要があります。
まずは基礎力を身に付けるために、教科書の練習問題を解きましょう。
例題を見ずに解けるようであれば、教科書ワークや基礎問題集・標準問題集を間違えずに全て解けるようにします。
ただし問題が解けるようになっても、時間がかかっていては定期テストで高得点は取れません。
問題が解けるようになったら、時間を計って解いてみてください。
もしも、学校の定期テストで難しい問題も出題されるようであれば、さらに応用問題にもチャレンジしましょう。
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英語
数学同様、積み上げの科目といわれるのが英語です。
何よりも大事なのは、単語や文法の暗記です。
毎日コツコツ行えば長期記憶として定着し、高校受験・大学受験にも役立ちます。
暗記ができたら定期テスト対策用に、教科書の音読も行いましょう。
何となく読むのではなく、文章の意味や主語述語などの構造を考えながら読みます。
音読することで、日本語とは異なる語順の英語をわざわざ頭で日本語に訳すことなく、英語の順番で理解できるようになります。
テスト前には、教科書ワークを解いたり、学校で配られたプリントに目を通したりして、試験に出そうな重要箇所を押さえましょう。
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理科
理科は基本的に暗記科目です。
教科書に出てくる重要語句や実験結果、公式などを暗記しましょう。
おすすめは、やはり教科書の音読です。
単に単語を覚えるだけでなく、実験や現象を理解するのに役立ちます。
ある程度暗記できた段階で、教科書ワークや問題集を解いてください。
できなかった問題は、できるようになるまで解き直します。
計算問題では、なぜその公式を使うのか説明できるようにしましょう。
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社会
社会は、とにかく教科書を読み込んで内容の理解をしましょう。
とくに暗記が必要なのは歴史です。
教科書は、歴史の重要語句とともに、それに関連する事件や人物、流れを覚えながら読みましょう。
地理は、教科書のグラフや分布図も頭に入れておきます。
暗記の際には、地図帳を合わせてみるのもおすすめです。
公民は、聞きなれない言葉を暗記する際は自分なりに分かりやすい言葉に置き換えながら覚えます。
教科書を読み込んで、流れや語句の暗記ができたら、問題集に取り組みましょう。
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中学生のお子さんに勉強法を教える以外に親ができること
中学生ともなると徐々に勉強内容も難しくなり、勉強法は教えてあげられても、実際の解き方を教えてあげられなくなってくることも増えてくるでしょう。
何も手伝ってあげられないと感じるかもしれませんが、お子さんが勉強するうえで、親御さんにもフォローできることがあります。
一緒に勉強スケジュールを立てる
定期テストや高校受験など、大きな試験の対策にはスケジュール管理が必須です。
お子さんがスケジュール管理に慣れるまでは、一緒に計画を立ててあげるとよいでしょう。
定期テストは2~3週間前からスケジュールを作って取り組みます。
スケジュールの立て方は、教科ごとにやるべきことを書き出し、それを1日単位で振り分けていきましょう。
立てたスケジュールは見えるところに貼っておき、できた部分は斜線で消すと達成感が味わえます。
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学習環境を整える
学習環境を整えることもおすすめです。
リビングでも自室でも、学習をする際は周辺に気が散るものを置かないようにします。
スマートフォンやゲームは別の部屋に置いておく、もしくは親御さんが預かるといった方法で勉強の妨げになるものは極力排除しましょう。
ご家族も、勉強中にはテレビをつけない、大声で話さないなど気遣ってあげるとお子さんにとってはありがたいことです。
自宅で集中できないのであれば、学校や図書館などで勉強するよう勧めるのもよいでしょう。
塾へ通うことを検討する
どうしても一人では勉強できないお子さんや、勉強してもなかなか成績が上がらないお子さんは、塾へ通うことも相談してみるとよいでしょう。
しかし本人に行く気・やる気がなければ、通っても身になりません。
本当に塾が必要なのか?どのような塾へ行くのか?といったことを親子で話し合ってみましょう。
各塾では、無料体験授業を行っているところがほとんどだと思います。
複数の塾を体験してみて、お子さんに合う塾を探しましょう。
まとめ
中学生になり授業の難易度が上がると、小学校とは異なる勉強法で知識を身に付ける必要があります。
ご紹介した科目ごとの勉強法は、身に付けておけば中学のみならず高校に上がってからも役立ちます。
勉強がうまく進まず、悩んでいるお子さんにはぜひアドバイスしてあげてください。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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