【昼食事情】私立中は給食がない!?多くの学校の昼食事情とは?
「公立中と私立中ではそれぞれどのような昼食メニューがあるの?」
私立中学校の受験を検討しているのであれば、上記のように学校の給食事情についても気になるのではないでしょうか?
公立中学校に比べ私立中学校の給食導入率は低く、多くの場合、お弁当持参です。
本記事では、給食がある私立中の特徴や、給食がない場合の昼食事情について解説します。
私立中の受験を考えているご家族の皆様はぜひ、最後までお読みください。
このページの目次
私立中の給食普及率は一割前後!?昼食事情をご紹介
文部科学省が発表した「令和3年度学校給食実施状況等調査」によると、私立中学校の給食実施率は約12%です。
公立中学校の給食実施率は約98%ですから、かなり低いことが分かります。
本項目では、私立中の昼食事情についてまとめました。
私立中は国の給食支援がない
私立中の給食実施率が低い理由は、国から給食費用の支援を受けられないからです。
私立中が給食を実施する場合、かかる費用を学校側や保護者が負担しなければなりません。
国からの支援を受けられる公立中学校に比べると、コストがかかるため実施しない私立中が多いのです。
食堂やカフェテリアを導入している
給食を実施していない私立中では、代わりにカフェテリアや食堂を採用していることも珍しくありません。
広々とした明るい空間や、おしゃれなデザインのカフェテリアも多く、生徒に人気です。
大盛りメニューや日替わりメニューなど、食べ盛りの生徒が満足できるメニューを工夫して提供しています。
カフェテリアや食堂では、友達と和気あいあいとした開放的な雰囲気の中で食事の時間を楽しめます。
給食があるところは都内と大阪に集中している
多くないとはいえ、給食を実施している私立中も存在します。
給食を実施している学校はに集中しています。
反対に、地方の私立中では、給食を実施しているところは多くありません。
地方の私立中への入学を考えている場合は、給食がない可能性が高いでしょう。
給食が導入されている私立中学校の昼食事情
公立中学校で給食を導入している理由の一つは、食育です。
給食を通して、栄養バランスのとれたメニューを考える大切さや食事のマナーを身につけることを目的としています。
国の支援がないにもかかわらず、給食を実施している私立中では、食育に力を入れていると考えられます。
本項目では、私立中の給食事情をまとめました。
給食費用が高い
先ほどの項目でもご紹介しましたが、私立中では国からの給食費の援助がないため、公立中学校に比べて給食費が高い傾向があります。
令和3年の調査では、公立中学校で月々にかかる給食費の平均は、5,121円です。
学校によって給食費に差があるとはいえ、私立中では、上記の費用より高いと考えた方がよいでしょう。
給食の献立は公立中学とほぼ同じ
「私立中の給食は、毎日豪華なメニューが出てくるのでは?」と、期待する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際の献立は、公立中学校とさほど変わりません。
私立中でも、公立中学校と同じく管理栄養士がカロリーや栄養バランスを考えて給食の献立を決めています。
とはいえ、学校のイベントや季節の行事があるときには、特別に豪華な献立になることもあるようです。
学校によってはケーキや、月に一度のイベントメニューが出されることもあります。
給食に特別な献立の日があると、通学が楽しみになりそうです。
給食とお弁当を選択できる学校もある
給食を実施している私立中は、完全給食・選択制など学校によって方法が異なります。
給食とお弁当を選択できる学校や、ランチボックス型の昼食を選択できる学校も少なくありません。
1年生は全面的に給食と決められているものの、2・3年生へと進級すると給食かお弁当かを選べる学校もあります。
学校によってシステムが異なるため、入学前にしっかりと確認しておきましょう。
ストレスなくお弁当を作るためのポイント
給食を実施していない私立中では、昼食にお弁当を持参する必要があります。
保護者の方は「毎日お弁当作りを続けられるだろうか?」と、心配になることもあるでしょう。
中学校生活と高校生活を合わせると、6年間のお弁当を作り続けることになるのですから不安になる場合もあるでしょう。
そこで本項目では、ストレスなくお弁当を作るためのポイントを4つ、ご紹介します。
効率よくお弁当を作る技を身につける
効率よくお弁当を作る技を身につけることが、最優先です。
例えば多くの保護者の方は、次の工夫をしています。
作り置きおかずを作る
おにぎりの日を作る
保温ができるランチジャーを使用してメニューの幅を広げる
SNSに投稿されている内容を参考にする
長期間作り続けるためにも、自分にとって負担にならない方法を見つけましょう。
たまにはお子さんにお弁当を作ってもらう
たまには、お子さんにお弁当を作ってもらっている家庭もあります。
中学生になると、料理に興味を持ち始めるお子さんも少なくありません。
自分でお弁当作りに挑戦すれば、親に作ってもらっていることに対する感謝が深まります。
将来家を出ることを見越した、自炊の訓練にもなるでしょう。
カフェテリアや食堂を利用してもらう
カフェテリアや食堂がある私立中学校に通っている場合は、積極的に利用してもらうこともおすすめです。
カフェテリアや食堂では、ボリュームたっぷりのメニューが比較的安い値段で提供されています。
できたてのご飯を、温かい状態で食べられるため、お弁当とは違うおいしさを味わえます。
毎日、絶対にお弁当を作らなければならないと考えずに、利用できるものは利用しましょう。
コンビニやスーパーを利用してもらう
お子さんが「食堂に行く時間がない」「先輩たちが多いから行きづらい」と感じる場合は、コンビニやスーパーを利用しましょう。
コンビニが隣接している駅も多いため、通学途中に買うこともできます。
お弁当箱を洗う必要もなく「疲れているときは特に助かる」と、感じている保護者は多いのです。
「今日はコンビニの日」と、昼食に関するルールを作るのもいいかもしれません。
まとめ
私立中の多くは、給食を導入していません。
給食がないことで、お弁当を作る必要が生じますが、お弁当作りは工夫次第でストレスなく続けられます。
中学生になると学校の勉強・部活などで忙しく、自我も芽生えるため親子で会話をする機会が少なくなるかもしれません。
お弁当のやりとりを通して、親子の絆を深めることもできるでしょう。
私立中のお弁当に関する記事は、下記を参考にしてください。
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