私立中学は不登校になると即退学?そのとき親にできること

私立中学は不登校になると即退学?そのとき親にできること
私立中学の場合、不登校で出席日数が少ないと、退学の可能性があります。
その場合、別の中学に入り直さなければなりません。

とはいえ「せっかく頑張って入学した私立中学を簡単に退学するのはもったいない」と感じる保護者の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、私立中学で不登校になった場合、即退学となるのか?退学せずに済む方法や、万が一退学した場合の進路・親が子どもにしてあげられることについてご紹介します。

私立中学のお子さんが不登校になってしまうと、お子さんだけでなく親御さん自身も、将来のことを考え不安になるのではないでしょうか?
そのような方は、ぜひ参考にしてください。

私立中学で不登校になる原因

勉強を頑張ったうえで入学した私立中学にもかかわらず、不登校になってしまうお子さんがいます。

原因は、いくつか考えられます。

【私立中学で不登校になる原因】

  • 学校の勉強についていけない
  • 友達付き合いがうまくいかない
  • 学校のカリキュラムと合わない
  • 相性の合わない先生がいる
  • 親の期待が重すぎる

私立中学では、公立校と比べ難易度の高い授業が行われています。
進度も早いため、ついていけないお子さんもいます。

また、小学校とは違う新しい環境で、友達をうまく作れず学校になじめないお子さんもいるでしょう。
学校独自のカリキュラムや教師が関係しているケースもあります。

私立中学に入学したのだから、大学・社会人とエリートの道を歩んでほしいと考える親の期待に、重圧を感じてしまうことも考えられます。

精神的に成長段階にある中学時代のお子さんは、とても繊細です。
誰がいつ不登校になってもおかしくありません。

私立中学で不登校になっても即退学ではない

私立中学では退学の可能性がありますが、不登校になったからといってすぐに退学となるわけではありません
中学3年の卒業まで頑張れば、高校からは別の学校に通うという選択肢も広がります。

一般的には、不登校になった場合、次のような対応が考えられます。
ただし、学校によって対応が異なるため、先生に確認してみましょう。

フリースクールで単位を取得

フリースクールとは、民間の事業者が行う不登校生用の学習施設です。
民間のため学校に籍を残したまま通うことになります。

全国にはさまざまなフリースクールがありますが、そのすべてで単位の取得ができるわけではありません。
最終的には、在籍する私立中学の校長が許可を出して初めて学校の単位として認められます。

フリースクールのメリットは、家族以外の人とコミュニケーションをとれること。
人と接することで、復学への足掛かりができます。

プリントの提出や補習に出席

学校からプリントを配られるケースもあります。
しかし、プリントだけもらっても、授業を受けていなければ分からないこともあるため、自主学習が必須です。

なかには補習を行ってくれる学校もあるようです。

原級留置の措置が取られる

原級留置」とは、留年のことです。

一般的に公立中学で留年はありません。
しかし、私立中学では「原級留置」の措置が取られる場合があります。

実際「玉川学園の中学部・高等部」では、欠席が著しく多い場合は原級留置となることがホームページに記載されています。

留年してしまうと、今後の進路に影響が出るだけでなく、これまでの後輩と机を並べることになり、抵抗感があるお子さんも少なくないでしょう。

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私立中学を不登校で退学する場合の進路

私立中学を不登校で退学する場合、進路としては学区内の公立中学に進学する方法か、別の私立中学に入りなおす方法があります。

どちらにしても、お子さんはどうしたいのか?また、学校を変われば登校できるようになるのか?といったことを親子で判断しなければなりません。

公立中学

私立中学に入学しなければ、入学するはずだった公立中学に入ることが可能です。

小学校まで一緒に学んだ、慣れ親しんできた友達がいるため、スムーズに不登校から抜け出せる可能性があります。

ただし、一度私立中学に入学したのに、途中から公立中学には行きたくないと感じるお子さんもいるでしょう。
お子さんが、どのように感じるか聞いてあげる必要があります。

別の私立中学

別の私立中学に入る場合、転入・編入試験を受ける必要があります
ただし、どの私立中学でも入れるわけではありません。

生徒の追加募集の有無は、随時各都道府県の私立中学高等学校協会のホームページからチェックできます。

親の転勤や海外からの帰国などが理由でなければ、試験を受けられない学校も多いものの、中には積極的に不登校の生徒を受け入れている私立中学もあります。

私立中学へ通う我が子が不登校になったとき親ができること

もしもお子さんが、不登校になってしまった場合、親としては「いつまで学校に行けないのだろう?」「高校や大学はどうなる?」など、さまざまなことが頭をよぎります。

まずは、お子さんに対してできることからやっていきましょう。
やるべきことは、次のとおりです。

【不登校の我が子へ親ができること】

  • 子供を責めない
  • じっくり話を聞く
  • 不登校の理由を追求し過ぎない
  • 学校にサポートを頼む

お子さんは、不登校になってしまった自分を責めているかもしれません。
もう人生終わり」だとも思っているかもしれません。

しかし、人生には、ほかにもいろいろな選択肢があります。
お子さんが、遠回りしても自分の道を歩んでいけるよう、大人がサポートしてあげましょう

まとめ

私立中学に合格したとき、不登校になってしまうとは誰も想像していなかったはずです。

しかし、不登校は誰もがなる可能性のあるもの
お子さんを責めずに、これからのことを考えていきましょう。

親として気になるのは、将来的なことと勉強面ではないでしょうか?

不登校になったお子さんの中には、学校は無理でも、フリースクールや塾ならいけるお子さんもいます。
無理のない範囲で、勉強を継続できるよう考えましょう。

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