【大学受験】つまづいている人必見!現代文の点数を劇的に上げる勉強法
大学入試の現代文の勉強に詰まっていませんか?
よく現代文の勉強法は「たくさん問題を読んで解く」と言われたりします。
しかしそういわれても、「本当にただやっているだけで伸びるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
もちろんこの方法は王道的で多くの人がこれによって大学受験で輝かしい戦績を収めてきました。
とはいえ、形だけそれに合わせても、確実に成績が伸びるとは言えません。
そこで今回はただ現代を解くにとどまらず、具体的にどういう風に勉強、演習すればよいのかについて紹介していきます。
このページの目次
演習を始めるまえに
まず確認するべきなのは自分の現代文レベルです。
確認方法は、定期テストや模試の結果でしょう。
自分がそもそも現代文を読めているか、用語を理解できているか、などを、上記の解答用紙を横に置いて自問自答してみてください。
もし、自分の実力が不足しているな、文章を理解できていなかったかなと思った人は、難易度が低い文章を扱った、解説中心の参考書などを挟みましょう。
解説中心の参考書とは、問題数は少ないものの、その読解方法や問題の解き方などの解説を講義形式で書いてくれている本です。
有名なものだと「田村のやさしく語る現代文」(日本入試センター)や「船口のゼロから読み解く最強の現代文」(学研プラス)のような参考書が挙げられます。
これらを読んだうえで、「文章がある程度読めるレベル」になってから、演習に取り組みましょう。
演習開始
それでは演習のやり方について考えてみましょう。
何段階かのステップに分けて考えていきます。
なおこの演習を行う際、問題や解答をコピーして始めるようにしましょう。
書き込みが多くなるため、もし直に書き込んでしまうと2周目以降がやりづらくなってしまうからです。
問題を解く
まず問題を解く際に考えるべきなのはなんでしょうか。
それは「自分の読み方」を意識しながら問題文を読解することです。
現代文の読み方は人によってさまざまではあると思います。
もしかしたら、上記の解説中心の参考書でそのやり方を学んでいるかもしれません。
ここでは、どんなやり方にせよ、それを実践する際に意識的にやってみるというのが重要です。
なぜなら、後々顧みたとき修正がしやすくなるからです。
もしその読み方でうまくいかなかった場合、それは単に間違っているか、自分に合っていないかなどが考えられます。
となると、次の文章読解の際に今回とは違う読み方でやろうという分析ができるようになるのです。
また逆にうまくいったなら、そのやり方を続けようとできるわけです。
これは、読み方を「意識しながら」行わないと、振り返る際、全てなんとなく読んできたとまとめられてしまうのでできない作業です。
知識問題
漢字や言葉の意味、文学史などの知識問題は解いている時点では知っているか知らないかしか基準にならないため、あまり時間をかけずに解きましょう。
選択問題
正解の選択肢の根拠になっている部分を本文中から探して印をつけておくなどというのは当然ですが、間違いの選択肢にも印をつけておきましょう。
選択肢のどこが間違っているかを後に見てわかるようにしておいてください。
こうしておくことで、解答解説を見たときにそちらも正しかったかどうかをチェックできます。
この作業によって、例えば4択問題なら、4回分根拠探しの練習ができることになります。お得ですね。
記述問題
記述問題とはいいますが、やり方は選択問題とほぼ同様で、本文中のどこの部分を根拠にして書いたかを明記しておいてください。
抜き出すべき部分が問題集の解説には書かれているはずなので、どの要素が抜き出せていたりいなかったりかが即座に判明します。
長い場合、自分が記述した文章自体も本文のどこと対応しているかを書き込んでおくとなお良いです。
要約
問題を解き終えてよし丸付けだ!となる前にもう少しだけお時間をください。
一通り見直しまでやったら、最後に本文の要約を行ってみてください。
これにより、「本当に文章を理解できていたか」が確認できるようになります。
文字数制限を設けたりするのは自分ではなかなか難しいので、一旦何も考えずに書いてみましょう。
ただし要約なので、長すぎるのはいけません。
2,3文程度におさめるのが良いでしょう。
解答解説
書き込み部分との照らし合せ
まずやるべきなのは正解不正解の確認だけでなく、上記で書き込んでおいた部分と、解説に示されている部分が重なっているかのチェックもです。
もし解答に自分が気づけなかった部分があったなら、どうして見つけられなかったか、または見つけ方を理解しましょう。
これを繰り返すことで、「解答根拠の見つけ方」がなんとなくわかってきます。
この見つけ方の発見こそが、問題量をこなすと成績が上がる理由となっていると思われます。
要約確認
要約が合っているかについてですが、これは自分が取り組んでいる演習問題に要約の記載があるかによって変わってきます。
あればそれと照らし合わせればよいのですが、そうでない場合はセルフチェックができません。
その場合、学校や塾の先生に問題文と要約を提出して添削してもらいましょう。
現代文の先生であれば、ある程度要約の是非がわかるはずです。
「どの部分が抜けていましたか?」「どの部分が余計でしたか?」などを問答してみると、身になるフィードバックを受けられるかもしれません。
2周目以降
もちろん、一度読み終わったからその文章に関する学習は終わり、というわけにはいきません。
しばらく時間をおいてから、同じ文章に取り組みましょう。
この2周目以降は、一周目よりも目標点数を高めに設定しておきましょう。
主な要領は一周目と同じです。
まとめ
現代文の演習には、なんとなくやるのではなく、具体的にやり方を設定したうえで行うのが良いということが分かったかと思います。
これをやるかならないかで、現代文の成績の上がり幅が大きく変わります。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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