英語の小説文は解けない人が続出⁉読解のポイントと小説文の難点を紹介

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評論文は解けるけど、小説文になった途端わからなくなる…
小説文の日本語訳が思っていたのと全然違った
というような経験がある人がいるのではないでしょうか。

英語の小説文は、評論文に比べて、出題の少ない傾向にあります。
そのせいか、中高生の中には、慣れずに苦手意識を持つ人がいるようです。

今回は、そんな苦手な人が続出する英語小説文の読み方について紹介していきます。
小説文が得意になりたい人は、最後まで参照してみてください。

英語の小説文の読解ポイント

時間を表す表現に注目する

論説文は段落(パラグラフ)ではっきりと分かれていて、筆者の主張と具体例がわかりやすく判別できるようになっています。
しかし一方で、小説文、物語文は読み進めるときに手がかりとなるわかりやすいマークがありません。

そこで、時間を示す文や単語に留意して読み進めましょう。
小説文から出題される正誤問題は時間の前後関係をもとに構成されていることがあり、物語の中で、いつ何が起こったのかの時間系列をしっかり把握して読むことが速読の際重要となります。

具体例としては、

  • 「five o’clock am」(午前5時)「three forty-five」(3時45分)のようなピンポイントの時間を表すもの
  • 「morning」(朝)「night」(夜)などの大まかな時間帯を表すもの
  • 「5 years」(5年)「3 weeks」(3週間)などの特定の期間を表すもの
  • 「ago」(~前)「after」(~後)などの時の前後を表すもの

が挙げられます。

5W1H を意識する

5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)をしっかり押さえられれば、国語の読解問題と同じく、状況設定を効率よく把握できるので、文章の理解が容易になります。
たとえば、速読をしていても、きちんとその場面のメインを把握していれば、誤読しにくくなるでしょう。

場面場面での行動の主体が男性か女性かで行動の意味や重みが大きく変わりますし、同じセリフでも、状況やそれを発する主体が何なのか、そしてそれがどのような状況に置かれているのかで、その意味は大きく変化します。
速読をしている中で、いかに誤読を減らすか、文脈を問われる問題に即答するかには時間にまつわる表現をしっかりチェックしながら読むことが大切なのです。

英語の小説文の難点

英語の小説文には、小説文独自の難点があります。
この難点は、上記のポイントを押さえたうえでもぶつかる可能性があるのです。

以下では、小説文独自の難点とその対策法を紹介していきます。

文学的な表現技法が使われる

小説文では、評論文では見られない様々な文学的な表現技法が用いられます。
倒置や、nothingやnoを用いての複雑な否定文での文章、常識と若干異なる単語表現での感情表現などが代表的でしょう。
読みにくい文章につまずいていると、またしっかりと精読していると確実にテスト時間が足りなくなります。

細かい表現でニュアンスが変わる

小説文、とくにセリフ文章では、細かな英語表現でだいぶ文脈、意味合いが変わってくることもあり、注意が必要です。
a littleとlittleで肯定、否定の違いがでてきますし、wouldとused toで継続の長さが変わってきます。
そのような知識を固めて、読み違いを減らしていくことが、読みやすさをアップすることとなります。

対策法:小説文を複数読め!

この2つの難点に対処するには、小説文に慣れるのが最も効果的でしょう。
表現の違いによるニュアンスの差異は、感覚的なものに近いとされているからです。

文学的な表現については、教科書や参考書で紹介されていない場合があります。
知らない表現や使い分け方が出てきたら、適宜それをメモしておきましょう。

数をこなす方法としては、問題集や過去問に取り組むのがおすすめです。
小説文が演習用の問題に選ばれていることがあるので、それらを取り上げて何度も解きます。
時間に余裕のある人は、英語で書かれた童話や小説が市販で購入できるので、そちらも参照してみましょう。

まとめ

小説文は、文脈や登場人物の行動の前後関係をきいてくる出題や、英文の一部を正確に読み日本語で答えさせる問題を中心としているので、速読とそのなかでのストーリー把握が大切となります。
そのため、時を表す単語、文章に注意し、余力があれば、英語文法における微妙なニュアンスの違いや類似表現の区別が大きな力になるでしょう。
ぜひ、文法書の太字ではなく些細な記述にも注意を払ってみてください。

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英語・現代文の得点力を上げる文章読解の方法論!

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