英語が苦手な高校生は「中学英語」の総復習が大事!復習の3ステップとおすすめ問題集

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英語教師歴30年になりますが、これまでに英語が苦手な高校生をたくさん指導してきました。

英語が苦手な高校生のほとんどは「中学英語」の理解が不十分でした。高校生になって急に英語ができなくなった訳ではないのです。

中学英語からやり直すのは、一見、遠回りのように感じます。しかし、そんなことはありません。

中学英語を理解すれば、高校英語の理解度がグッと上がります。実はとても良い考えなのです。

まずは文法に絞って復習しましょう。この記事では中学英文法の復習の3つの手順を解説します。

中高一貫校専門個別指導塾WAYS」は、500校以上の中高一貫校の指導実績があり、中高一貫校生の成績を引き上げて、志望校合格に導いてきました。

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英語が苦手な高校生のための「中学英語」の総復習

高校英語は中学英語の土台の上にある

高校で習う英文法の主な項目は、「文の種類」「文型」「時制」「助動詞」「態」「不定詞」「動名詞」「分詞」「比較」「関係詞」「仮定法」です。

実は、これらは既に、中学の英文法で学習済みです。

高校の英文法と言っても、初めて習う項目ではありません。中学校で習った文法を発展させるだけです。

つまり、中学英語がしっかり身についていないと、高校英語が理解できないのは当然なのです。

高校生で「英語が得意な人」と「英語が苦手な人」に分かれるのは、中学英語(特に英文法)の理解度によるところが大きいです。

中学英語の復習は非常に良い考えである

「高校生にもなって中学英語?」と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

中学英語をなんとなくしか理解できていないと、

  • 三単現sが抜ける
  • Be動詞と一般動詞を混同して、疑問文・否定文を間違える
  • 不定詞の3つの用法の理解が不十分
  • 関係代名詞の主格・所有格・目的格の理解が曖昧

などなど、基礎の基礎でさえ間違える高校生は少なくありません。

むしろ、大半の高校生が、中学英語の復習してもいいと、英語教師として個人的に思っているくらいです。

中学英語はそれだけ大事で、高校英語は中学英語を理解している前提で授業が進みます。

30年以上も英語教師をしていますが、中学英語がボトルネックになって高校英語で苦戦している人を何人も見てきました。

「中学英語」の英文法総復習のための3つの手順

「中学英語」でも、英文法に絞って復習します。誰でもできるシンプルな3つの手順を解説します。

【手順1】中学3年分の英文法問題を解く

次のテキストを使って、中学3年分の英文法の復習を一気にします。時間をかけずに終わらせるのがポイントです。

中学3年分の英文法が1冊でまとまっていて、ビジュアルが豊富で、解説が非常にわかりやすい、良書です。

高校生になって復習すると、意外にスムーズに理解できますよ。

これなら、「もっと早く復習しておけばよかった」と思うはずです。

せっかく、最初の一歩を踏み出せた訳ですから、最後までやり切って下さいね。

手順は次の通りです。

  1. 左側ページの解説を理解する
  2. 右側ページの問題を解いて、答え合わせをする
  3. 解答をしっかり理解して、音読をする

取り組み方自体は、特別なことはありません。

問題は記述式になっているので、解答は記述しましょう。中学英語ではしっかり書けるのも大事です。

【手順2】理解が不十分だった単元を復習する

手順1で理解が不十分な単元があれば、その単元を復習します。

例えば、関係代名詞の理解が不十分だったら、関係代名詞をもう一度復習しましょう。

2つの復習方法を紹介します。

1. テキストを使って自学で復習

先述の『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』を学年別にしたテキストです。更に基礎から解説しているので、こちらで理解が不十分だった単元だけを復習しましょう。

2. 映像授業で復習

『スタディサプリ』で復習するのも良いです。『スタサプ』は高校講座を受講しても、中学の授業を視聴できます。理解が不十分な単元は、動画授業で復習して下さい。

有名講師が丁寧に解説するので、わかりやすさには定評があります。理解できるまで、何度でも繰り返し授業を見れるのも、苦手な人には便利です。

「テキストによる自学」か「映像授業」か、どちらかの方法でしっかり復習しましょう。いずれにしても完璧を目指すのが大事です。

【手順3】理解度を確認する

最後は、中学英語の理解度を確認して終了です。次の問題集を使いましょう。

全部理解できていれば、中学英語と高校英語の連結はOKです。ここからは、高校英語の理解度が上がるはずです。

【追加】中学レベルの英文読解で理解度を確認する

中学の英文法の復習が終わってまだ余裕がある人、あるいは、中学英語に手応えを感じて更に完璧にしたい人は、中学レベルの長文読解に取り組むのも効果的です。

を使って長文読解力まで伸ばしましょう。高校レベルの長文読解の基礎固めには最適です。

【実例紹介】中高一貫校専門個別指導塾WAYSで英語の成績アップ

中学英語の学び直しは、もちろん自力でも可能ですが、個別指導塾でサポートを受ければ更に心強いですよね。

ここで、「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」で成績アップした実例を紹介します。

芝浦工業大学附属高校1年生のこの生徒は、入塾前の1年生学年末テストで34点と低迷。英語は苦手意識から、勉強を避けていたのが原因でした。

WAYSでは次の点に留意して指導しました。

  • 理解できない問題は講師が解説して理解。自力で解けるようになったら解き直しを徹底
  • 解ける問題を増やすことで、英語に対する苦手意識を払拭

理解→演習→反復のサイクルが学力定着には大事です。結果的に、2学期中間考査では66点(+32点)まで成績アップを達成しました。

詳しく知る:

「中学英語」を復習して基礎を固めたら、学校の授業で成績アップに繋げましょう。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、基礎固め〜学校の授業までフォローして、大学受験対策につなげます。

学校のカリキュラムに合わせて、受験対策をサポートするWAYSの大学受験対策指導はこちらから。

中学英語を総復習を効果的にするための3つ留意点

目安は3週間!短期間で復習する

中学英語を復習すること自体は大切ですが、一方で、その間も高校の授業が進むのを忘れてはいけません。

復習している間に学校の授業を疎かにして、授業についていけなくなるようでは本末転倒です。

また、英文を読めるようになるには、文法を全て理解しなければいけません。その意味では、全項目を終わらせてようやく成果が現れます。

こうしたことから、一単元ずつ丁寧に進めるよりも、一定期間、まとまった時間を確保して早いペースで復習を終わらせるようにしましょう。

手順1〜3を、3週間程度で終わらせるのが目安です。長期休暇を活用するのも良い考えです。

覚えていない単語を覚え直す!中学レベルはスペルまで正確に

覚えていない単語は、このタイミングでしっかり覚え直してください。

盲点になるのは、

  • 動詞:原形・過去形・過去分詞形の活用
  • 形容詞:原級・比較級・最上級の活用
  • 名詞:単数形・複数形

などです。間違えないように覚えましょう。

意外ですが、「不規則変化する過去分詞」「名詞の複数形のスペル」など、基礎が身についていない高校生は、少なくありません。

中学レベルの英単語は何度も出てくるので、基本は出てくるたびに覚えればOKですが、語彙力不足を痛感する人は

などを使って覚えることもできます。

完璧に理解してこそ基礎力が固まる

中学英語の復習は、回り道に感じるかもしれませんが、絶対に役立ちます。せっかく復習するのなら、この際、完璧な理解を目指して下さい。

なんとなく理解したつもりで終わると、またどこかのタイミングで学び直さなければいけなくなるかもしれません。

一人で復習できない人は、個別指導塾や家庭教師を活用するのも有効な選択肢です。

中高一貫校生の英語の学び直しなら中高一貫校を知り尽くした専門塾がおすすめ

ここからは、中高一貫校生に絞って解説します。

中高一貫校生向け教材では、中学からすでに高校内容は含まれています。そのため早い段階からつまずいてしまう人がいます。

また、高校受験がないので「中学英語」を復習する機会もありません。

こうした実情から、中学から英語に苦手意識を持ったまま高校生になってしまうケースが少なくありません。

中高一貫校生の実態を知り尽くした「中高一貫校専 個別指導塾WAYS」なら、無理なく中学英語の復習をサポートして、成績UPに繋げます。

私の勤務校の生徒の実例を紹介します。

Aくんは、洋楽がきっかけで英語に興味を持ち始めましたが、定期テストの点数は低迷していました。

「洋楽好きで英語好き」を自負しているのに、成績が悪いことに気恥ずかしさを感じて、高校1年生の時に英語の学び直しを決意したそうです。

Aくんは、自らが中1内容から学び直すことを決めて、苦手を克服したのです。

最終的には、英語は得意科目になり、見事に早稲田大学教育学部の合格を勝ち取りました。

中高一貫校は、「ハイレベル教材で進度が早い」という事情があります。

手を抜いていると、気がついたら英語が苦手になっていた生徒は少なくありません。その上、高校入試がないので、学び直すきっかけもないのです。

入試を勝ち抜いた中高一貫校生の場合、ポテンシャルには問題がありません。早く気づいて、中学内容から学び直せば必ず立て直せます。

Aくんも、早い段階で、中学内容の復習を決意したのが功を奏したと言えます。

WAYSで英語の苦手を克服した中高一貫校生の実例を紹介

駒込高校1年成績UP例:英文法の基礎問題から解き直し

この生徒の学校では、定期テストは指定教材から出題されます。

英文法では応用問題を一人で対応することができない状態でした。

中学英語の理解が不十分なのが原因です。

基本問題が解けないようでは応用問題が解けるはずがありません。遠回りに感じるかもしれませんが、結局は基本をしっかり身につけることが学力UPには大切です。

入塾から2ヶ月が経過した頃には、演習量が増えて、基本問題の理解が深まり、応用問題も少しずつ対応できるようになりました。

30点台だった英語の点数は63点まで伸ばすことができました。

この生徒自身も勉強に対して前向きな気持ちが芽生え、今ではクラス1位を目指して頑張っています。

WAYSで英語の苦手を克服した好例です。

東洋大学京北高校1年成績UP例:英文法を立て直して成績UP

この生徒は、中3の10月の入塾当初は、英語が苦手で、定期テストでは平均点以下しか取れていませんでした。

特に英文法が苦手で、文法は何から手をつけて良いのかわからない状態でした。「中学英語」で躓いてしまった典型例です。

WAYS入塾後は、英文法の立て直しから着手。まずは何がわからないかを明確にして、そのポイントを講師が解説します。

理解できたら本人が問題を解きます。解けるようになるまで一つ一つ徹底的に繰り返すことで、わからなかった問題が次第に解けるようになってきました。

入塾から7ヶ月が経過して高校に進級してからは、コミュニケーション英語が69点、英語表現が74点と英語の苦手を克服できるようです。

WAYSなら基礎固め〜学校の授業までをサポート。学校のカリキュラムをフォローして志望校合格に導きます

中高一貫校生のお子さんが、英語が苦手でお困りでしたらWAYSに相談してください。

中高一貫校は、カリキュラムが大学受験に最適化しているので、学校のカリキュラムに合わた学力アップが合理的です。しかし、それぞれの学校で、教材や進度が違うため、塾の対応が困難なのです。

WAYSは、中高一貫校専門塾として、500校以上の指導実績があります。ノウハウが蓄積されているので、学校の独自のカリキュラムに対応しているのが特徴です。

WAYSは、中高一貫校生ならではのつまずきポイントを把握しています。まずは、そこから解消して基礎を固めます。後は学校のカリキュラムに合わせて英語力を伸ばしましょう。

逆転合格の実績多数のWAYSの大学受験対策はこちらを参考にしてください。

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投稿者プロフィール

ひろ先生(中高一貫校教師歴 約30年)
ひろ先生(中高一貫校教師歴 約30年)
中高一貫校指導歴30年のベテラン教師です。勉強が得意な生徒から苦手な生徒までたくさんの生徒を指導してきました。念願叶っての中高一貫校だと思います。充実した6年間を過ごして欲しいものです。ベテランならではの視点で悩みに寄り添ったアドバイスを心がけます。ちなみに2人の子供も中高一貫校に通っています。保護者としての目線も大事にします。

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