大きなターニングポイント!文系理系の選択方法

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今回は、文系と理系の選択方法について書いていこうと思います。

多くの人が高校1年生くらいで文系か理系かを選択することになります。

その時、どのように選択すればいいのでしょうか。

得意科目で選ぶのか、好きな科目で選ぶのか、など様々な選択の基準がありますが、今回はそれ以外にも先のことまで考えた選択方法についても紹介していこうと思います。

文理選択の意味

高校生になると大学受験に向けた準備が必要になってきますが、大学の場合は様々な学部があり学部によって受験科目が異なります。

そのため、文系の学部か理系の学部か自分の志望の学部を大まかに決めて、自分の進路に向けた効果的な学習を行っていく上ではかなり重要な選択になります。

文理選択の方法

①得意科目または苦手科目で選ぶ

これは意外と多い選び方かもしれません。

よくあるのが、数学が苦手だから文系に進むというのだと思います。

この場合は苦手科目をなくすことが出来るというのがメリットです。

苦手科目の授業が無くなるので、受験に必要な科目を集中して勉強することが出来ます。

しかし、

ただ苦手科目がなくなるからといって、これだけで文系か理系かを選ぶのは短絡的なのでやめた方がいいです。

この選択で文系・理系を選んだ場合、

自分の学びたいものや夢などがない選択をしてしまう可能性があり後悔することがあります。

そのため、不得意科目を避けるという理由で文理選択は極力やめましょう。

逆に、数学が得意だから理系を選ぶ場合は得意科目を生かすことが出来ます。

この場合は自分の能力や特長を最大限に生かせるので良いのですが、

何が学びたいのか、将来の夢は何なのかということは必ず考えましょう。

②自分の好きな科目で選ぶ

これは得意・不得意に関係なく、その科目の勉強が好きか嫌いかで選ぶ方法です。

この場合は、好きな科目なので勉強が苦になりづらいというのがメリットです。

そのため、苦手でも努力を続けることが出来て、最終的に良い結果につながる可能性があります。

ただ、苦手な科目が複数固まってしまっている場合、勉強がかなり辛くなってしまう可能性もあるので、その点は注意しましょう。

③大学で自分の学びたい学部の科目で選ぶ

これは多い選び方だと思います。

自分の進みたい学部が決まっている場合は、事前に受験科目を調べて文系か理系か決めておくとスムーズに選択ができます。

この選び方の場合、自分の進路が明確に決まっているのでモチベーションを高く保ちやすいのがメリットです。

意識の高い人や向上心のある人が多いのもこのタイプの特徴です。

そのため、自分の志望校や進路に進むうえで、

今やるべきことや必要なことが分かれば進んで勉強に取り組むことが出来ることが多いです。

このタイプの人は具体的な目標を決めてあげると上手くいくと思います。

④将来の夢で選ぶ

これは③の選び方に近いです。

将来の夢が文系か理系かで選択し、その夢に関連する学部に進むという方法です。

分かりやすい資格で例を挙げると

法学部(弁護士・裁判官)・経済学部(税理士・公認会計士)・薬学部(薬剤師)・医学部(医者)などが有名でしょうか。

ちなみに、医者や薬剤師は別ですが、

意外とこのような資格は専門の学部を出ていなくても取ることが出来ます。

その資格を取るための塾があるくらいなので、どの学部の人でも努力すれば取ることは出来ます。

そのため、大学で資格には関係のない他の知識を学びながら、塾に通い専門的な資格を取る人も数多くいます。

これを知らない人は意外と多いかもしれません。

この選び方も長期的な目標が決まっているので、モチベーションが保ちやすいです。

各大学の資格の合格率や合格者数も調べてみると、より目標が明確になると思います。

文系と理系で悩んだら

まだ、将来の夢などが具体的に決まっていない場合は、文系と理系どちらを選ぶか悩んでしまうこともあると思います。

その場合、一度は自分が文系と理系のどちらの道に進みたいのかを考えてもらいたいのですが、それでも決められない場合は理系の方をお勧めします。

その理由は、理系から文系に移行することは出来ても、文系から理系に移行することは困難だからです。

文系の場合、基本的な科目は英語・国語・社会です。理系は英語・数学・理科です。

英語は共通ですが、文系は残りの二科目が国語と社会なので現代文の分野以外はほぼ暗記です。

それに対して、理系は数学と理科なので暗記に比べ演習量が必要になってきます。

理科は暗記と思うかもしれませんが、理系の場合は理科の中でも理系の物理や化学が試験科目なので用語の暗記というよりも数学的側面が強いです。

また、数学は数学Ⅲという理系の人のみが扱う科目もあるので、文系から理系に移る場合はそれを自力で勉強することが必要になります。

そのため、もし迷った場合は理系を選んでおくと、万が一文系に変更したくなった場合も対応がしやすいです。

しかし、

決して文系が楽だというわけではないので、文理を選ぶときは十分考えて選ぶようにしましょう。

まとめ

以上、文理選択について書いていきましたが、

出来る限り本人の希望を尊重してあげるべきだと思います。

よく理系の方が就職率が良いなどと言われていますが、今の社会では今後もそうだとは言い切れません。

そのため、短絡的に理系に進むべきだと決めつけたりはしない方がいいです。

また、文系だろうと理系だろうと就職は出来ます。

それより大切なことは、

自分が何をやりたくて、それに向けてどのようなことを学んでいくかです。

文理選択は将来を考える良い機会だと思うので、今後の進路について大学で何を学んで、どのような道に進もうと思っているのか一度考えてみると良いです。

その時点で明確に将来まで決まっていなくても、大学で何を学んでそれをどう生かしたいのか、それを具体的に考えるだけでも進路に対する考え方が大きく変わると思います。

文理選択後にそれを学んでいくのは自分です。

様々な選択方法はありますが、自分が後悔しないような選択をするように心がけて下さい。

投稿者プロフィール

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田中 裕喜
個別指導塾WAYS 立川教室 室長
学習塾で5教科幅広く指導した経験をいかし、各科目において効率的かつ効果的な勉強法を伝えて最短で結果を出るように生徒たちを導く。「継続は力なり」を信条に、正しい努力を続けていくことで成績が上がることを多くの中高一貫校生に実感させている。

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