中学受験と大学受験どっちが大変なの?7つの観点から徹底比較!
「中学受験と大学受験どっちが大変?」
「将来が不安で、付属の中学を受験させようか悩んでいる」
中学受験は決して簡単なものではありません。
大学受験で苦労させないために、大学付属の中学を受験させるべきか、悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、中学受験と大学受験、どちらが大変なのか7つの観点から比較してみます。
中学受験をさせるべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中学受験と大学受験どっちが大変?
中学受験と大学受験では、どちらが大変なのでしょうか?
一つの観点だけでなく、複数の観点から比較してみましょう。
学習範囲・勉強の難しさ
まず学習範囲ですが、大学受験は大学・学部によって異なるものの、非常に範囲が広く短期間で習得するのは困難です。
ただし、大学受験用の参考書は非常に豊富で、自分の学力や大学の出題傾向に合ったものを選ぶことができます。
塾へ通わず独学で志望校に合格する人もいます。
一方中学受験は、学習範囲はあってないようなものといえるでしょう。
学校によって出題内容は全く異なり、志望校の過去問を見ながら、どのような内容をどこまで掘り下げて勉強するか判断するしかありません。
中学受験では、小学校で習うことが出るわけではないうえに、大学受験ほど問題集や参考書が豊富にあるわけでもありません。
ご家庭だけで勉強するには限界があり、どうしても塾頼みになります。
倍率
倍率の高さも気になるところでしょう。
近年、中学受験は非常に人気があります。
首都圏では、小学校卒業生のうち20%以上が中学受験しています。
社会情勢から今後も中学受験人気は加速していくと考えられ、倍率は今以上に高まっていくことが考えられるでしょう。
大学受験は、一つの大学でも複数の受験方法があることが一般的です。
多様な受験方法のある大学では、それぞれの受験方法によって倍率に大きな差が生まれることもあります。
とはいえ倍率は、中学・大学ともに学校によって大きく異なるものです。
そのため、中学と大学どちらの受験が大変とは一概にはいえません。
科目数
大学受験の場合、国公立を受けようとすると共通テストで5教科7科目の受験が一般的です。
さらに2次試験対策もしなければならず、大学受験する受験生は非常に多忙となります。
一方中学受験では、「国語」「算数」「理科」「社会」の4科目をベースに、2科目・3科目のみの学校もあります。
その内容や配点は学校によってさまざまです。
中には1科目だけで受験できる学校や学力試験ではなく適性検査を実施している学校など、個性的な学校もあります。
科目数は多くないものの、それぞれの学校に合った対策が求められます。
偏差値
偏差値も、学校によって異なります。
ただし、中学校の偏差値は低く出やすい傾向があります。
その理由は、そもそも受験する生徒のレベルが高いためです。
多くのお子さんは中学受験対策をしてきており、極端に勉強が苦手なお子さんは少ない傾向にあります。
全体のレベルが高いと、偏差値は低く出ることも考えられます。
選択肢の幅
中学は義務教育です。
万が一受験に失敗した場合、一般の公立中学へ進学します。
浪人はできず、1度しか受験のチャンスがありません。
しかし大学受験は違います。
近年は一つの大学でも、さまざまな受験方法があり、日程が被らなければ同じ学部でも何度も受験可能です。
万が一落ちてしまっても、どうしてもその大学に入りたい場合は、浪人もできます。
大学受験の方が、受験のチャンスや選択肢に幅があるといえるでしょう。
家族の関わり
中学受験をする場合、お子さんが自主的に行きたい学校を選んで勉強することは少なく、ご家族が手助けをしながら志望校の決定や、勉強を進めることが大半です。
本人はもちろん大変なのですが、親御さんにも負担がかかってきます。
お子さん以上に受験に熱心な方も少なくありません。
ときに「中学受験は親の受験」といわれるのもそのためでしょう。
中学受験が家族の受験であるのに対し、大学受験は基本的に本人が自主的に頑張らなければならないものです。
もちろん家族のフォローも必要ですが、中学受験ほど関わることはないでしょう。
親御さんにとっては、大学受験よりも中学受験の方が大変だといえそうです。
ライバル
中学受験のライバルは、基本的に同じ都道府県内に住む小学生です。
つまり、比較的狭い範囲で戦うことになります。
一方で大学受験のライバルは、全国の受験生です。
しかも現役の高校3年生だけでなく既卒生も含まれます。
もちろん、志望校の倍率にもよりますが、この点大学受験の方が、ライバルが多く大変だと考えられます。
【結論】中学受験と大学受験はどちらも大変
7つの観点から中学受験と大学受験を比較すると、異なる理由ではあるもののどちらも大変なことが分かります。
どちらの方が大変と感じるかは、選ぶ学校や人それぞれです。
絶対にどちらかが大変とはいえません。
しかし、確実にいえるのは、お子さんにとってはどちらも大変な受験であるということです。
中学受験をさせるかお悩みの方は、先行きが不透明な今の時代にお子さんの将来に「少しでも多くの選択肢を残してあげたい」という親心もあるのではないでしょうか?
しかし、受験で辛い思いをさせたくないのも、本音ですよね。
では、中学受験させるかどうか、どのように決断すればよいのでしょうか?
中学受験をするべきか悩んだら
中学受験や大学受験には、それぞれに難しい点があります。
最終的に中学受験するかどうかは、それぞれのご家庭の判断ですが、悩んだ際に基準として考えるべきなのは次の2つです。
- その中学へ通う目的
- 学校の教育方針が合っているか
中高一貫校へ行く目的は、系列の大学へ進学することや、難関大学を目指すことだけではありません。
中高一貫校は、一般の公立中学・高校にはないオリジナリティあふれる教育が受けられるメリットがあります。
中学受験をする方の中には、その学校独自の教育を受けさせることが目的の方もいます。
中学・高校の6年間は、子どもが大きく成長する時期です。
充実した6年間にするために、お子さんに合った教育方針の学校で過ごすためには、どの学校がベストか家族でじっくり考えましょう。
まとめ
中学受験と大学受験は、複数の観点から比較してもそれぞれ大変な点があります。
しかし、中学受験は大学受験と比べ、親御さんの意向が反映しやすい傾向にあります。
中学受験させるのか?どの中学を受験するのか?は、お子さんに合った教育が受けられるかどうかも考慮して決めましょう。
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