【大学受験対策】過去問はいつから解く?最強赤本活用術!
大学受験対策で必須なのが「過去問」です。
しかし、「いつから解き始めればよいの?」「何年分さかのぼればよい?」といった疑問をもつ方も多いでしょう。
この記事では、過去問を解き始める時期や何年分解けばよいのか、上手な過去問の活用法をご紹介します。
大学受験は情報戦です。
どんなに模試でよい成績をとって、A判定が出たとしても、志望校の対策ができていなければ、苦戦してしまう可能性があります。
そのようなとき、過去問は受験生の強い味方となってくれます。
賢く活用して、志望校合格を勝ち取りましょう。
このページの目次
大学受験で過去問はいつから取り組む?志望大学別にご紹介
大学受験において過去問は非常に重要ですが、基礎が身についていない段階で熱心に問題を解いても学力は身につきません。
まずは基礎力を身につけ、標準的な問題が解けるようになってから過去問に取り掛かりましょう。
過去問は、第一志望の大学は10年、それ以外の大学は5年ほどさかのぼって解いてみることをおすすめします。
多く解くことで、その大学の試験に対する免疫ができ、本番でもひるまず解けるようになります。
購入する赤本・青本は必ず最新のものを購入しましょう。
ただし、問題を解き始めるのは、あくまでも基礎を身につけてから。
具体的には、夏が終わる頃までには、標準問題程度まで解けるようになり、志望校対策を始めたいところです。
志望校が国公立大学の場合と私立大学の場合、少し流れが異なる点に注意してください。
国公立大学が第一志望の場合
国公立大学志望の場合は、大学入学共通テスト(共通テスト)対策も並行して進めなければなりません。
そのため、秋にはどちらも過去問を解き始めましょう。
ただし、共通テストの1ヶ月ほど前からは、共通テスト対策を重点的に行います。
共通テストが終了する1月半ばからは、志望校の2次試験対策を再度開始しましょう。
もしも志望校の試験が、共通テストより2次試験重視の場合は、共通テスト1カ月前に、志望校の過去問に取り組む比率を少し増やします。
私立大学が第一志望の場合
私立大学も秋には過去問を解き始めましょう。
複数の私立大学を受験する場合は、なるべく早めに過去問に取り組むことをおすすめします。
学校によって出題形式も大きく異なり、それぞれの対策が必要なためです。
同じ大学の異なる学部を受験する場合も同様です。
科目や配点は、学部によって異なっています。
たとえば、明治大学の「情報コミュニケーション学部」と「国際日本学部」の学部別入試は、入試に使える科目も、科目の配点も違います。(※)
共通テストを利用しない場合は、過去問と合わせて類似問題にも取り組みましょう。
第一志望の過去問にもっとも比重を置き、併願校とのバランスを見ながら学習を進めていきます。
(※参考:入学試験日程・科目・出願に関する注意事項|明治大学)
大学受験対策で過去問を解く際のポイント
では、具体的に過去問を解く際のポイントをご紹介します。
せっかく購入した過去問は、志望校の出題傾向に慣れるまで、徹底的に使いこみましょう。
繰り返し解く
大学受験突破のカギは、勉強の量と質です。
赤本は、できるまで繰り返し解きましょう。
単に解くだけではなく、間違えた問題は必ず確認し、弱点を克服しながら進めることで、質のよい勉強ができます。
志望校の出題傾向を徹底的に身につけてください。
時間を計る
過去問に慣れたところで、時間を計りながら問題を解くようにします。
自主学習でどんなにできていても、本番では緊張してしまい思ったように解けない可能性も十分考えられます。
問題を解く順番を工夫するなどして、なるべくスムーズに解けるように練習しましょう。
さらに慣れてきたら、10分ほど短い時間を設定して解くのもおすすめです。
【大学受験対策】解くだけじゃない過去問の賢い活用法
赤本や青本といった過去問は、大学受験対策をするうえで、強い味方になってくれます。
過去問には、どうすれば志望校に合格できるかのヒントが隠されています。
だからこそ、有効活用してそのヒントを見つけ出しましょう。
解くだけでなく、賢く活用する方法を2つご紹介します。
志望校の出題傾向を分析する
志望校を決めて大学受験対策を始める際にも、ぜひ過去問を活用しましょう。
大学受験対策を始める頃は、まだ基礎学力もついていないため、問題を無理に解く必要はありません。
その代わりに、次の3点を分析しましょう。
- 出題形式
- 難易度
- 合格最低点
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出題形式
マークシート方式か記述式かを確認しましょう。
さらに教科ごとに、どのような問題が出題されるのか、傾向を探ります。
赤本にはその大学の「傾向と対策」も掲載されています。
問題だけでなく、そちらにも目を通しておくと、参考になることがあるかもしれません。
難易度
また、問題の難易度も重要です。
同じ偏差値の大学でも、試験で出題される問題の難易度は学校ごとに異なります。
教科書レベルなのか、それを超えた学力が求められるのか、かなり細かく知識が問われるのかといったことを調べましょう。
合格最低点
赤本には合格最低点の記載もあります。
実際過去問を解いたときに、自分の得点と比較できるため、チェックしておきましょう。
赤本は、発行部数が限られています。
ギリギリに購入しようとすると、売り切れてしまっている可能性もあるため、志望校が決まり次第すぐに購入しましょう。
現状の自分の学力を見極める
過去問は、自分自身の現状のレベルが、志望校のレベルにどの程度近づけているかを調べることも可能です。
まずは、高3の夏休み前に1〜2年分を解いてみましょう。
合格するために、あと何点必要なのか?など、夏の間にとくにどの科目に力を入れるべきかを見極めましょう。
時間配分を決める
出題傾向と自分の学力がわかれば、それに沿って設問ごとの時間配分を決めることができます。
たとえば、毎年出題される文法問題が苦手なら、そこにほかより多くの時間を割く、という配分が可能です。
逆に、苦手な問題に時間をかけず、より高得点を目指せる長文問題に時間を割く、という戦略も考えられるでしょう。
過去問を解く際に注意すべきこと
「量」も意識して勉強する
過去問を繰り返し解くことは、志望大学の試験傾向をつかみ、問題に慣れていくことにつながります。
そのため、問題を理解し、本番でも解けるように「質」を意識して勉強するだけでなく、「量」も意識して勉強しましょう。
自分にとって最適な時期を見極める
過去問をいつから解き始めるかという情報はインターネット上に無数にありますが、最終的には自分に最適な時期を自分で判断するということが大切です。
勉強の進捗状況や目指す大学のレベルは人によって異なります。「まだ大丈夫だ」と安心するのではく、自分の現在の学力と志望校合格までのギャップを明確に把握し、できるだけ早く過去問対策できるように、日々の勉強を進めていきましょう。
まとめ
大学受験において、基礎学力を身につけることと合わせて、過去問を解くことも重要な対策です。
また、単に解くだけではなく、出題傾向の分析や現状の学力と志望校との開きのチェックにもぜひ活用してください。
志望校合格のヒントが隠されている過去問をぜひ有効活用して、志望校合格を目指しましょう。
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