大学受験で覚えたい文学史一覧と試験で得点につながる勉強法!
「文学史の勉強は、一覧を覚えておけば大丈夫?」
「大学受験で文学史を勉強するのを忘れていた!」
大学受験の勉強の中でも、国語は対策が難しい科目です。
その中でも、しっかり覚えてさえいれば得点しやすいジャンルが「文学史」です。
しかし文学史の勉強法が分からない方や、配点が少なそうだからと勉強していなかった方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、文学史の勉強法と最低限覚えておくべき文学作品を時代ごとに一覧にしてご紹介します。
得点アップにつなげられるよう、しっかり覚えておきましょう!
大学受験用の文学史勉強法
多くの受験生は大学受験用の文学史の勉強自体に、それほど時間をかける余裕はありません。
1冊の文学史の問題集を解いて、知識を身につけましょう。
主要作品の「時代・作者・作品名」をセットで覚え、さらに作品のジャンルも暗記できるとよいですね。
文学史は大学によって出題の難易度に違いがあります。
どこまで深く掘り下げて覚えるべきかは、志望校の過去問でチェックしましょう。
かなり深い部分まで掘り下げて聞いてくる問題の場合は、ある程度時間をかけて勉強する必要があります。
日本史を選択している人は、日本史の文化史とあわせて勉強するのもおすすめです。
【大学受験用】時代別文学史一覧
ここからは、大学受験用に覚えておきたい文学作品の一覧を、奈良時代から現代まで時代別にご紹介します。
作者(編者)や覚えるべきポイントも合わせてご紹介しますので、セットで暗記しましょう。
奈良~平安時代
奈良時代の作品はすべて漢字で書かれています。
平安時代は遣唐使が派遣されたこともあり、中国の影響をうけています。
平仮名が生まれた頃でもあり、平仮名の作品も多く見受けられる点が奈良時代と異なる点です。
鎌倉~室町時代
鎌倉から室町時代は、武家や庶民も文学を楽しむようになった時代です。
昔からある文化と、庶民が楽しむ新しい文化が影響を与え合い、軍記物語や能といったジャンルが注目を集めました。
江戸時代
江戸時代は、江戸ならではの文化が発展していく時代。
さまざまな作家が活躍するようになり、怪談や滑稽本などが流通し始めます。
明治
明治初期は、開国の影響を強く受けた時代です。
福沢諭吉のように西洋文化を啓蒙する作家の作品が生まれます。
明治20年代に入ると「浮雲」「金色夜叉」など、世相をありのままに描く写実主義が増えてきます。
ほかに明治から大正にかけて活躍する「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」「三四郎」を書いた「夏目漱石」も忘れずに暗記しましょう。
大正
明治時代後半の自然主義に反対する「反自然主義」が発生します。
中でも谷崎潤一郎らが所属する耽美派が大正初期には主流となりました。
このほかにも梶井基次郎の「檸檬」、菊池寛(かん)の「恩讐(おんしゅう)の彼方に」などがあります。
昭和初期
第二次世界大戦や高度経済成長など、国内が大きく変わった昭和の時代。
昭和初期は社会的身分の低い人々「プロレタリアート」を題材とした作品が生まれました。
また多くの個性的な作家が現れた時代でもあります。
まとめ
大学受験の文学史は、広範囲にわたり覚えなければならないことも多くあります。
しかし知識として身につけておくことで、確実に得点できるジャンルです。
志望校の傾向を探ったうえで、必要な暗記を行い、国語の強みにしましょう。
「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」の大学受験コースでは、全教科の指導を行っています。
文学史に限らず、勉強しにくい国語についても、得点につながる勉強法を指導します。
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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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