【中高一貫校】理科のおすすめ問題集と定期テスト対策(物理、化学、生物、地学)
中高一貫校生、私立中学生のための、成績アップに繋がる理科(物理、化学、生物、地学)のおすすめ問題集を紹介します。
公立の学校とは違い、定期テストでは「国公立大学」二次試験レベルの難問が出されるケースも。教科書をしっかり学んだだけではよい成績が取れない場合もあります。
テストの点が取れなくて悩む方のために、具体的な勉強方法もあわせて紹介します。
このページの目次
中高一貫校の理科はハイレベル&スピードが速く高難度
大学受験が意識されているため難易度が高い
中高一貫校は、大学受験を意識した授業が行われるため、定期テストでも大学受験対策に直結するような問題が出されます。
中には、「国公立大学」二次試験や模擬試験の過去問などをベースに作成されるケースもあり、教科書の内容をしっかり押さえるだけでは良い点はとれません。
授業そのものも、中学の内容をさらに掘り下げ、関連する高校の単元も合わせて学習するといった、中高一貫校だからこそできる進め方をする学校もあります。
授業進度1.2倍!進み具合が速い
中高一貫校では、中1から高2までの5年間で、公立学校の6年分の内容を学習します。高校3年生の1年間で、大学受験対策に専念するためです。
そして授業進度が速いということは、テスト範囲も広くなるということ。
授業にしっかりついていくだけでも大変なのです。
中高一貫校生におすすめの理科問題集
特殊な授業の進め方をすることもある中高一貫校では、どのような問題集を使うとよいでしょうか?
ここでは、中学・高校とそれぞれ2冊ずつご紹介します。
中学:基礎を教科書準拠版問題集で固める
定期テストの成績を上げたいのであれば、まずは基本をしっかり押さえるため、教科書の内容の理解を深めることが重要です。
学校で使用している教科書に対応した問題集があると思いますので、まずはそちらを完璧にできるように、繰り返し取り組んでみましょう。
代表例は『教科書ワーク(文理)』です。
教科書ワークは、単元の並びが教科書とまったく同じように作られており、どこを勉強すればよいかがはっきり分かります。
オールカラーでイラストや図も豊富に掲載されているため、理科が苦手な人も取り組みやすいでしょう。
もし対応している教科書ワークがなければ、学校で配られている問題集に取り組みます。
中学:新中学問題集(教育開発出版)でステップアップ
もし在籍している私立中学で、高校の単元まで深掘りして学習しているのであれば、お子さんの学年は関係なく、『新中学問題集(教育開発出版)』の1年から3年までを購入して該当箇所を勉強しましょう。
要点で内容の確認後、基本演習や練習問題を解く流れとなっています。
内容が難しい場合は、教科書も確認しながら解いたり、学校の先生や塾の講師などに質問したりしましょう。
本来は学校や学習塾対象に販売されている教材で書店では販売されていませんが、インターネットで検索すると個人でも購入可能です。
高校:入門問題精講(旺文社)で基礎固め
高校理科の基礎固めに最適なのが、『入門問題精講(旺文社)』シリーズです。定期テスト対策のみならず、大学入試対策にも人気の問題集です。
「物理」「化学」「生物」が販売されており、全て基礎と通常の科目が1冊に収まっています。
解説も丁寧で、暗記すべき公式やポイントが目立つように書かれています。
定期テストで活用するのであれば、該当箇所を2~3週解き、分からない箇所をなくすようにしましょう。
入門問題精講が全て解けるようになった場合は標準レベルの学習ができる『基礎問題精講(旺文社)』にもチャレンジしてみましょう。
高校:シグマ基本問題集(文英堂)でステップアップ
『シグマ基本問題集(文英堂)』は、「生物基礎」「生物」「化学基礎」「化学」「物理基礎」「物理」の6種類が販売されています。
内容は基本問題と応用問題の2段階に分かれており、学力に合わせてステップアップが可能です。
ただし内容が難しい場合は、教科書や授業のノートを併用して勉強するか、もしくは講義系の参考書を1冊購入してそちらに取り組んでから勉強するとよいでしょう。
定期テスト対策だけでなく、大学入試対策としても活用できます。
中高一貫校生向け!理科の定期テスト対策法
理科の4科目の勉強法は、暗記とともに数学的な考え方が必要な「物理」「化学」と、暗記科目である「生物」「地学」に分けられます。
それぞれ問題集でアウトプットする前に、知識や考え方を身に付けるインプットの作業が必要です。
インプットとアウトプットは3:7のバランスを意識しましょう。
物理・化学:問題集の周回で完成度を高める
物理・化学で高得点を取るには、覚えた公式をいかに活用できるかがポイントです。
数多くの問題を繰り返し解くことで、同じような問題が出題された際に、すぐに公式が思い浮かぶようになります。
まず教科書やノートに一通り目を通し、実験や現象の流れを理解しながら、公式を暗記します。
続いて問題集に取り組みますが、1回だけで終わらせず、間違えた部分に印をつけて、完璧になるまで2回、3回と繰り返す必要があります。
特に高得点を狙うのであれば、基礎を押さえた上で「国公立大学」二次試験レベルをカバーできる問題集を周回し、完成度を高める方法が効果的です。
具体的な勉強法3ステップを、中高一貫校で約10年の指導歴があるプロが解説している記事は、こちらです。ぜひご覧ください。
生物・地学
生物と地学は暗記の科目。とくに生物は、理科4科目の中でもっとも知識量が必要な科目です。
定期テスト対策としては、初めに教科書やノートを読み込むことは変わりません。しかし、生物・地学は物理や化学とは違い、重要語句の暗記を意識しながら読みます。
暗記は教科書以外にも、用語集を購入してもよいでしょう。
一通り暗記できたら問題集に取り組みます。ただし、問題集を解き始めても暗記は定期的に行い、長期記憶として定着させましょう。
なお「生物は暗記メインのため得点を伸ばしやすい」とされますが、大学受験や、大学受験が意識された中高一貫校の定期テストでは、初めて見る実験問題が出題ケースがあり、応用問題にも対応できる確かな実力が求められます。
詳しい対策方法は次の記事で詳しく解説しています。
自宅学習が不可欠。家庭でのサポートが困難なら中高一貫校専門塾で解決を!
様々な問題集を紹介してきましたが、実際のところ重要なのは、どんな問題集を使うか以上に、学校外での自学自習を、コツコツと着実にできるかどうかです。
特に物理・化学の問題集は、一通り問題を解いてみるだけではなく、間違えた箇所を再度周回し、完成度を高めることで、はじめて定期テストで高得点を取れるようになります。
お子さん独力で、学習計画から、周回まで、完璧にこなせるケースは稀です。家庭でサポートしてあげましょう。
ただ、親も仕事等で忙しく、時間が取れなかったり、学習内容が難しくなってお子さんの力になれなかったり、サポートが難しい場合もあるはずです。
そんなときは、私たち「中高一貫校 個別指導塾WAYS」が解決策になる可能性があります。
WAYSでは、次の定期テストまでに、テスト範囲を3周できるように指導計画を立てます。やるべきことをしっかりやれるので、成績がアップするわけです。
中高一貫校専門ですから、学校ごとに選定している検定外教科書・問題集にも完全対応。指導システムや料金体験を確認できるWebパンフレットは、ネットで今すぐ請求できます。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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