漢文の定期テストは実は対策しやすい!?おすすめ勉強法を紹介

漢文の定期テストは実は対策しやすい!?おすすめ勉強法を紹介定期テスト対策の際、漢文は、国語の中でスルーされることがある分野です。
古文と同時に出題されることもあり、配点が少ない科目だからです。
対策を怠って、低い点数を取ってしまったことがある人もいるでしょう。

しかし、漢文を対策しないままにするのはもったいないことです。
実は漢文は、少ない労力で一機に点数を上げられる科目なのです。

今回は、漢文の定期テストの勉強法を紹介します。
今まで漢文が苦手だった人でも、短期間で点数アップできる勉強法です。
あまり漢文に時間をかけたくない。でも点数を上げたい!
テストまで時間がない!
という人は、最後まで参照してみてください。

漢文の定期テストの特徴

勉強法を紹介する前に、漢文の定期テストにはどのような特徴があるかを確認しておきます。
何が問われるかを知っておくことで、それに沿った対策や目標を立てることができます。

ただし、ここで示す特徴はあくまで頻出の問題形式です。
学校や先生によって、細部が異なっていることがあります。
より高得点を目指す人は、自分が受けた過去の定期テストから、その特徴を探ってみましょう。

文章は授業で扱ったものから

漢文の定期テストは、主に文章の読解が中心になります。
そしてその文章は、授業で扱った文章が使われることがあります。
これは、授業の理解度を確認するためです。

授業で扱われるのは、教科書の文章だけでなく、句法説明に付属する例文、参考書の問題文など、複数の場合もあります。
それらの日本語訳は、必ず手元に置いておきましょう。

書き下し文

書き下し文は、漢文の読解において重要になります。
この書き下し文を通して、文章の意味が理解できるようになるといえます。

返り点の順番は、書き下し文における最も基本的な問題でしょう。
「レ点」「一二点」「上中下点」などのルールを理解できているかが問われます。
また、次に紹介する「再読文字」も、読みの順番が特殊な文字です。

問題としては、漢文の横に数字が順にふってあり、どの数字の順で読むかというものがあります。
また、現代語訳を見て、漢字だけの白文に自ら返り点を加えさせるという形式も存在します。

再読文字

再読文字は、特殊な順番で読むのに加えて、文章のニュアンスを変える力を持ちます。
たとえば、「未」という文字は、「いまダ〜(セ)ず」と読み、「まだ〜(し)ない」という否定の意味があるのです。
この意味を読み取れないと、文章の意味が180度変わってしまいます。

再読文字には種類が複数あります。
それらの読み方や意味を、混同せずに覚えられているかを確認したいがために、頻出なのでしょう。

現代語訳

書き下し文や再読文字に加えて、読解力や単語の知識を使うのが現代語訳です。
上記の知識を総動員する必要があるため、漢文の総合的な理解度が計れるのです。

形式としては、ある一文に傍線を引き、その部分の現代語訳を問うものが出題されることがあります。
難易度が上がると、短い文章(3〜4文)のすべてを現代語訳する問題になることもあるでしょう。

漢文の定期テストの勉強法

以上の特徴を踏まえたうえで、具体的な勉強法を紹介していきます。
勉強法の鍵となるのが、基礎の知識→文章の読解という順番です。

句法を覚える

初めに取り組むべきなのは、句法を覚えることです。
「受け身」や「否定」などの意味を持つ句形、そして「再読文字」の意味は、必ず覚えましょう。

これらの句法は、授業で扱った文章から抽出します。
句法の数は膨大で、テスト期間にすべてを覚えるのには困難が生じるでしょう。
授業で扱った文章に絞ることで、効率よく勉強を進めることができるのです。

例文を音読

教科書や参考書には、句法ごとの例文が一文載せられています。
これを、意味を意識しながら、声に出して音読しましょう
一つの例文ごとに、最低10回は繰り返すのが目標です。

音読は、目だけでなく、口と耳を使うことになります。
複数の器官を使うことで、その文章に使われている句法が頭に残るのです。

また、音読によって、句法の意味だけでなく、返り点や再読文字による文の順番まで覚えることができます。
複数繰り返すと、漢文を見ただけで、その書き下し文が浮かぶようになるでしょう。

録音で例文を暗記

音読の効果をさらに引き上げるため、自分が声に出して読んだ文章を録音します。
声を出す必要があるため、公共の場では、音読を行うことができません。
そういった場合、録音した音読の音声を聞くことで、句法や文の順序を覚えられるのです。

重要なのは、「自分が読んだ声」を聞くということです。
音読の速度や読み方は、人によって異なり、自分には自分なりの読み方、速度があるでしょう。
「自分が読んだ声」には、まさにその「自分なり」が現れており、最も身近と言えます。
そのような身近な音こそ、最も頭に残るでしょう。

ただし、読み間違えには注意が必要です。
録音した音声が間違っていないか、書き下し文と照らし合わせておく必要があります。

授業の文章を音読

短文の文章の音読ができたら、いよいよ長い文章の音読です。
とはいえ、長さ以外は、例文の音読と変わりありません。

文章が長いため、音読にも時間がかかる場合があります。
そのため、回数は4回程度がおすすめです。
文章の量にもよりますが、4回なら10分程度で終わらせることができるでしょう。
テスト直前に毎日繰り返すと、より着実な点数アップに繋がります。

まとめ

定期テストの漢文は、対策を怠りがちな分野です。
しかし、やり方さえ知っていれば、短い時間で対策ができます。
今回紹介した方法で、周りの人と差をつけ、大学受験に備えましょう。

中高一貫校生の漢文の定期テストはより大変です。
ハイスピードな授業に加えて、ハイレベルなテキスト・テスト。
さらには、通学時間や部活動、趣味などに、勉強に使う時間にも余裕がありません。

このままの勉強法で大丈夫か分からないまま、1人で勉強を続けるのはモチベーションを維持させるのも辛いもの。
そのようなときは、プロの力を頼ることも検討してみましょう。

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