成城高校1年生―「解き直し」と確認試験をこまめに行うことで成績アップ!

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今回は成城高校1年生の成績アップ事例をご紹介します。

こちらの生徒は、入塾時には定期試験の数学が20点台でしたが、今回は65点になり、40点以上成績アップに成功しました。

なぜこのような成績上昇をすることができたのか。

その秘訣をお教えしましょう。

入塾時の学習法

入塾当初は数学がものすごく嫌いで「まったく手をつけたがらない」「数学の勉強の仕方が分からない」という相談をされました。

したがって、
①数学の食わず嫌いを無くすこと
②数学の効果的な学習法を伝授すること

から始めました。

数学が苦手で嫌いになっていたようなので、まずは初歩的な問題を徹底反復して「できる」自信を持ってもらえるようにサポートしました。

また、数学を勉強するという習慣がまったくなかったため、どんな風に学習をすればよいのかをアドバイスし、それを授業時には遵守してもらいました。

後述のようにこちらの生徒には「問題を絞ること」、「解き直し」および「確認試験」を徹底しました。

以上のことを毎授業実施することで、苦手意識を克服し、効果的な学習を行えるようになりましたので、成績アップをすることができました。

問題を3等級に分類し、基礎事項のみを徹底反復することで成績アップ

塾での授業は学校で使用する『サクシード数学IA(IIB)』を扱いました。

これは私の指導方針そのものですが、問題にランク付けをして、その問題に絞って学習をしてもらいます。いわば、試験に確実に出る基礎事項を狭く徹底的に理解し、使いこなすということを重視します。

生徒の成績状況にも応じますが、問題集に出てくるすべての問題を最初からすべて扱うことは原則しません。

その理由としては、
①定期試験は基礎事項の定着を見るための試験である
②問題集の難しい問題は出題されない可能性が高い

ということが挙げられます。

具体的に言えば①最重要問題、②重要問題、③飛ばして構わない問題となります。

①最重要問題
・できなければ非常にまずい問題。勉強したその日のうちに100パーセント正答が望まれる問題。
・「基礎問題」や「A問題」に相当。定期試験で言えば、これができるだけで赤点を回避できるレベルのもの。得点で言えば40~50点が取れる水準問題という認識を持って構わない。

②重要問題
・試験に出題されやすい問題で最終的には必ずできなければならない問題。
・①ができることを前提として、理解ができる問題。「A問題でいうと最後の方にある問題」であり、定期試験で言えば、これができれば平均点越え~70点程度を十分望むことができる問題。

③飛ばしても構わない問題
・入試問題そのもの、発展問題であり、定期試験に出題されても大半ができず差がつかない問題。もしくは定期試験に出題される可能性が著しく低い問題。
・トップ層向けの問題。

定期試験で言えば、①と②がしっかり解ければ、それだけで定期試験ではそれなりの点を取ることもできます。また、応用事項に必要不可欠となる基礎学力も十分に養成できます。

わたしたちの場合は問題を絞って①、②の問題を徹底反復して演習しました。最低でも3周はこなしました。上記のようにして、基礎事項を効率よく徹底反復して身につけました。

「解き直し」と確認テストを徹底して成績アップ

成績が良い生徒は例外なく教科書や問題集を繰り返し解くことで学習内容を定着させています。勉強で特に大切なのは「できなかった箇所をできるようにすること」です。己の未熟さと向き合い、それを補強するということを繰り返すことに尽きます。

したがって、本件の生徒にも「解き直し」を徹底しました。しかしながら、「解き直し」の真似事や「勉強」の真似事しかできていない生徒が多いのが事実です。

そこで、「後で間違えた問題につきホワイトボードで解説してもらいますね!」と言ってプレッシャーを与えることで、ただ単に答えを写すのではなくて、「なぜ間違えたのか」を意識して「解き直し」を行ってもらいました。面倒だと思いこれを行わない生徒が多いですが、これができるか否かが成績優秀な生徒と成績不振な生徒の分岐点です。

加えて、こちらの生徒には「学習のペースを維持」、「学習の習慣化」を身につけてほしかったので、家でやってきてほしい問題を指定し、毎回確認試験を実施しました。

毎回割り当てた問題を家で解いてきてもらう→塾でも解く→間違えた問題を解き直す→確認試験で到達度を知り、穴を埋める。

このようなサイクルを確立して、こちらの生徒は成績上昇を遂げることに成功できました。

今後の目標

今後の目標としましては、中学生の頃や高校1年生の頃に積み上げてしまった苦手分野を1つ1つ克服していきたいと思います。

次は高校2年生なので、重要な時期に差し掛かります。数学も既習分野の理解を前提として進めていきます。それゆえ、今後の数学IIで学習する「図形と方程式」、「三角関数」、「指数対数関数」、「微積分」を考慮して、春期中には数学IAの数と式、2次関数、三角比を優先的に復習していきたいと思います。

 

個別指導塾WAYSでは、このように「中だるみ」で成績が下がってしまった生徒が多く入塾し、正しい勉強方法を身につけることで成績を上げていっています。

学校の成績でお悩みの方は、是非ともお問い合わせください!

投稿者プロフィール

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木元 佑太朗
東京大学文科1類入学、法学部卒業。
子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。
科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。
趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。
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