英語長文問題は時間無制限で読解力を鍛えるべし
駿台の2浪早稲田政経志望のA君の指導です。
A君は模試で英語の点数が思うように安定しない、高得点が取れないということでした。
その原因は長文でした。
和訳はできるが、文脈が読み取れない、
読解力がないため点数に結びつかない、
という自己分析だったので、宿題で初見の長文を1日1文課していました。
長文のやり方については、時間無制限で、
パラグラフ毎要約、全要約、選択肢リーズニング
を書いてから、全訳や解説を読み、自分の思考プロセスを評価する
といったことを指示していました。
A君「長文にめっちゃ時間割かれます、
要約、リーズニング評価までして全部で2時間とかかかります。」
伊藤「そうだね、それが普通だよ。慣れない思考だし。
自分が受験生だったとき1長文に最高6時間とかかけてたよ」
A君「6時間ですか!?やばいっすね!」
伊藤「東大後期の問題だったんだけど、要約だったり、
リーズニングだったり普段してない思考をするとやっぱり時間かかるよ。」
A君「なるほど。ところで質問があるんですが、
時間無制限で解いてますけど。いつから時間設定してやりますか?」
伊藤「時間無制限で8割取れたら、時間制限を設けて解いて8割目指してください。」
長文を解く際に、時間無制限で正答率を上げるための思考を鍛えるやり方と
時間を設けて実践的に点数を稼ぐやり方が存在します。
読解力のない人、長文の点数が取れない人は、
時間を設けて実践的な点数の稼ぎ方を学んでも、点数は伸び悩むでしょう。
長文が苦手な人はまず、正答率を高めるために、
時間をかけて正解を導くための思考プロセスを学びましょう。
具体的には、要約、リーズニングを駆使して時間無制限で8割を目指しましょう。
伊藤「パラグラフ要約、リーズニングやり続けると慣れてこない?」
A君「慣れてきましたね。最初の約3倍の速さで出来るようになりました。」
伊藤「その調子だね、段々と正解を導ける思考の癖がついてきたね。」
時間無制限で8割以上が安定したら、時間制限をつけて行きましょう。
長文の問題集にある推奨解答時間で8割安定して取れるようになったら、
今度は長文の難易度を上げて8割を目指しましょう。
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