息子・娘が大学受験勉強しないのはなぜ?親の正しい接し方
「大学受験の日は刻一刻と近づいているのに、息子が机に向かうのを見たことがない」
「受験生なのに勉強しない娘。どうすればやる気になる?」
高校3年生になり、本格的に大学受験の勉強を始める頃になっても、お子さんが一向に勉強を始めようとしなかったら、親としては心配ですよね。
「勉強しなさい」と、ついつい口を出してしまいがちです。
しかし、それは逆効果といえるでしょう。
では、親はどのように対処すればよいのでしょうか?
この記事では、大学受験を控えたお子さんが勉強しない理由と、正しい親の対処法をご紹介します。
ガミガミと言うことに疲れてしまった保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
息子さんや娘さんが大学受験勉強しない理由
そもそも、なぜ大学受験が控えているにもかかわらず、勉強しないのでしょうか?
息子さんや娘さんと比べ人生経験が豊富な親御さんは、このままでは志望校に合格できないことや、その後の人生がある程度頭に浮かびます。
心配のあまり、つい口を出してしまいますよね。
しかし、なぜ勉強しないのか、根本的な理由が分かれなければ、どうしようもありません。
まずは、息子さんや娘さんが勉強しない理由を確認しておきましょう。
目先のことしか見えていない
受験期になっても勉強をしない子は、趣味や友達付き合いなど、目先の楽しみしか見えていない可能性があります。
何カ月・何年も先のことは、なかなかリアルに考えられません。
大学受験の勉強を頑張った先にある大学生活や、さらに就職して働くことなどは、息子さんや娘さんにとっては非現実的すぎるのかもしれません。
勉強が嫌い
もともと勉強が嫌いで、大学受験の勉強に取り組みたくない可能性もあります。
学校の定期テストの勉強はできていましたか?
大学受験の勉強は定期テストの勉強よりもずっと長丁場になります。
嫌いな勉強をその間ずっと頑張り続けるのは、お子さんにとってハードルが高すぎるのかもしれません。
危機感がない
大学受験に対し、危機感がない息子さん・娘さんもいるでしょう。
危機感を抱けない原因はいくつか考えられます。
- 高校受験と同じような感覚でいる
- 学校の定期テストである程度得点できており、大学受験も大丈夫だと思っている
- 周りがまだ受験勉強に取り組んでいないと思っている
など
大学受験は高校受験と比べライバルも増えますし、試験範囲も広くなります。
当然勉強時間も、圧倒的に大学受験の方が必要です。
また、定期テストは範囲が狭く限られています。
一方、大学受験の範囲は定期テストの比ではありません。
高校受験や定期テストと同じような感覚でいては、合格は厳しいでしょう。
本当は大学受験したくない
本当は進学したくないと考えている息子さん・娘さんもいるかもしれません。
大学進学は、お子さんが自分で決めたことでしょうか?
周りに流されて受験することになっていたり、大学受験が当たり前な環境にいたりすると、受験したくないとはいえません。
お子さんがどのように考えているのか、聞いてみる必要があるでしょう。
志望校と自分の学力の差を理解していない
これまで一度も模試を受けていないようであれば、志望校に必要な学力と自分自身の学力に差があることを理解できていないことも考えられます。
志望校と自分の学力の差を理解すると、多くの受験生は危機感を抱きます。
学力差を理解するためには、模試を受けることがもっとも分かりやすいでしょう。
模試は志望校と自分の学力差を知るだけでなく、全国のライバルとの差や弱点なども分かります。
大学受験を控えても勉強しない息子さん・娘さんへの正しい接し方
大学受験の勉強をしない息子さんや娘さんには、ついつい「勉強しなさい」といいたくなってしまいます。
しかし勉強の強要はNGです。
ではどのように接したらよいのでしょうか?
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親子関係を良好にする
まずは、現状親子関係はどのような状態か考えてみましょう。
息子さんや娘さんは、話しかけたとき耳を傾けてくれるでしょうか?
勉強や大学受験の話をするには、良好な親子関係が築けていなければなりません。
「毎日ケンカばかり」「思春期で口もきいてくれない」といったときは、まずはお子さんの好きなことを一緒にしてみる、勉強以外の会話をするなど、チャレンジしてみましょう。
時間はかかりますが、お子さんに歩み寄り、対等に話ができる関係を築くことが第一です。
このままではどうなるのか正しく伝える
大学受験の勉強をしない状態のままでは、最終的にどうなるのか説明しましょう。
もしも学校の成績はそれほど悪くない場合、一般選抜で大学受験をするのではなく、学校推薦型選抜や総合型選抜を狙えるかもしれません。
逆に学校の成績もままならない場合は、一般選抜で合格できる大学の数は多くないかもしれないこと、浪人をさせられるかどうか、大学進学しなかったら高校卒業後はどうなるのかといったことを説明しましょう。
本人はどうしたいのか確認する
現状を把握させた状態で、本人はどのように考えているのか確認します。
これから頑張って大学進学を目指すのか、ほかにやりたいことがあるのかなど、息子さん・娘さんの正直な気持ちを聞いてみましょう。
もしも進学の意思がないとすると、無理やり大学へ行かせたとしても勉強せずに無駄な4年間を過ごすことになりかねません。
できる限り本人の気持ちに沿う進路を一緒に考えましょう。
勉強しない息子さん・娘さんでも大学受験に合格したい!今からやるべきことは?
大学受験に向けて勉強を頑張ることになったとしても、勉強になれていないお子さんは、何から手をつければよいか分からず戸惑うケースがあります。
そのようなときは、まず勉強習慣をつけることから始めましょう。
最初から長時間の勉強は難しいため、必ず毎日机に向かうことから始めます。
机に向かって勉強する内容は、とにもかくにも「基礎固め」からです。
どのような大学も、基礎を習得していなければ問題は解けません。
勉強習慣が確立していないお子さんは、自分に合った勉強法も分からないことが多々あります。
そのようなときは学校の先生に相談したり、塾へ通ったりプロの手を借りることも検討しましょう。
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まとめ
大学受験は、人によっては人生を左右する一大イベントです。
親としては、息子さん・娘さんの将来を案じ、勉強を頑張って志望校に合格してほしいですよね。
しかし中には受験生でありながら、ほとんど勉強しないお子さんもいます。
親御さんとしては、気が気ではない日々を過ごしているでしょう。
受験生なのに勉強しない理由は、複数考えられますが、そのようなお子さんにはこのままではどうなるのかを正しく伝える必要があります。
お子さんの気持ちも尊重しながら、親子で話し合う時間を設けましょう。
「大学受験まで時間がないけれど、何としてでも合格したい」
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「勉強習慣がない」
「学校の成績は赤点スレスレ」
このようなお子さんも大歓迎です。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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