息子・娘が大学の受験勉強をしないのはなぜ?親としての正しい接し方を解説!

悩んでいる母親

大学受験が迫るなか、勉強しない我が子に頭を抱える親御さんは少なくありません。

「勉強しなさい」と言い続けても効果がないどころか、逆効果になることも。

しかし、受験勉強をしないお子さんは、親の接し方次第で態度を変えさせることが可能です。

本記事では、500校以上の中高一貫校生の指導実績がある専門家の立場から、お子さんが受験勉強をしない理由と、親としての正しい接し方を解説します。

現状を改善する秘訣を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

子どもが大学受験の勉強をしない7つの理由

そもそも、なぜ大学受験が控えているにもかかわらず、勉強しないのでしょうか?

息子さんや娘さんと比べ人生経験が豊富な親御さんは、このままでは志望校に合格できないことや、その後の人生がある程度頭に浮かびます。

心配のあまり、つい口を出してしまいますよね。

しかし、なぜ勉強しないのか、根本的な理由がわかれなければ、手の施しようがありません。

まずは、息子さんや娘さんが勉強しない理由を確認しておきましょう。

何から手をつければいいかわからない

大学受験の勉強に取り組めない理由の一つに、何から始めればよいかわからないという問題があります。

受験勉強の全体像が見えず、膨大な学習量に圧倒されて手が付けられないのです。

多くの生徒が、教科書や参考書を眺めるだけで途方に暮れてしまいます。

この状況を打開するには、まず現在の学力を正確に把握し、具体的な学習計画を立てることが重要です。

模試や過去問を解いて自分の弱点を特定し、それに基づいて優先順位をつけて学習スケジュールを作成します。

学校の先生や塾の講師に相談して、効果的な学習方法や教材の選び方などのアドバイスを求めるのもよいでしょう。

将来の夢や目標がなくてモチベーションがわかない

大学受験の勉強に取り組めない大きな要因として、将来の夢や目標が明確でないことが挙げられます。

目標がないと、「なぜ勉強しなければならないのか」という根本的な動機付けが不足し、モチベーションを維持することが困難になります。

この問題を解決するには、まず自己分析を行い、お子さん自身の興味や適性を探ることが重要です。

書籍やネットで、様々な職業について調べたりすることで、将来の方向性を見出すこともできるでしょう。

また、大学のオープンキャンパスに参加したり、先輩の体験談を聞いたりするのも良い方法です。

大学生活や将来のキャリアに対するイメージを具現化でき、学習意欲を高められるでしょう。

誘惑に負けやすい環境にいる

勉強に集中できない大きな要因の一つとして、誘惑の多い環境が挙げられます。

スマートフォンやSNS、ゲーム、動画サイトなど、現代の中高生を取り巻く環境には、誘惑にあふれています。

これらの誘惑に負けないためには、学習環境の整備が不可欠です。

具体的には、勉強中はスマートフォンを別室に置く、タイマーを使って時間を測って勉強するなどの対策が効果的です。

また、図書館や自習室など、勉強に適した場所で学習するのもよいでしょう。

お子さんと話し合って、家庭内のルールを決めて、家族全員で受験生を応援する環境を整えましょう。

集中力を持続できない

「勉強しようと思っても、集中力が続かずに手につかない」と悩むお子さんもいます。

集中力を持続させるには、勉強机や目に見える範囲に気が散るものを置かないなど、集中できる環境を整えることが最重要です。

あるいは、ポモドーロ勉強を使うという方法もあります。

ポモドーロ勉強法とは、「25分勉強して、5分休憩」を繰り返す勉強法です。

そのほか、適度な運動や十分な睡眠、バランスの取れた食事など、生活習慣の改善も集中力の向上に効果的です。

これらの方法を組み合わせることで、長時間の学習にも耐えられる集中力を養えるでしょう。

プレッシャーや不安から現実逃避している

大学受験を控えた生徒の中には、プレッシャーや不安から勉強を避けてしまうお子さんも少なくありません。

現実逃避するのは、受験への恐怖心や失敗への不安が原因となっていることが多いです。

この問題に対処するには、まず自分の不安を客観的に分析し、具体的な対策を立てることが重要です。

例えば、苦手科目を克服するための計画を立てたりすると不安を軽減できます。

同じ目標を持つ学校や塾の仲間と交流し、互いに励まし合うことで、孤独感を和らげ、モチベーションを維持することも可能です。

危機感を感じていない

大学受験に対して危機感を感じていないことも、受験勉強に取り組めない大きな要因の一つです。

高校受験と同じ感覚で「夏から頑張ればいい」と思っていたり、「この前の定期テストが良かったから受験勉強はまだやらなくていい」と安心してしまったりしています。

しかし、大学受験は高校受験とは全く別物です。

ライバルの数は格段に増え、試験範囲も広範囲に及び、定期テストと比べて必要な勉強時間も圧倒的に多くなります。

この現実を理解せずに、のんびりと構えていては合格は厳しいでしょう。

危機感を持つためには、模試を受けて自分の位置を知ることや、先輩の体験談を聞くとよいでしょう。

志望校と自分の学力の差を理解していない

受験生の中には、自分の実力を過大評価したり、志望校の難易度を甘く見積もったりしている子も少なくありません。

これらの誤解は、模試や実力テストを受けていないことが原因であることが多いです。

学力差を正確に理解することは、適度な危機感を持って学習を進めていく上で不可欠です。

模試を定期的に受けることで、志望校との学力差だけでなく、全国のライバルとの位置関係や自分の弱点も明確になります。

模試の結果は襟を正す上でも非常に重要です。

自分の現状を客観的に把握することが、受験成功への第一歩となるのです。

大学受験を控えても勉強しない子どもへの正しい接し方

大学受験の勉強をしない息子さんや娘さんには、ついつい「勉強しなさい」と言いたくなってしまいます。

しかし勉強するように子どもに強要するのはあまり効果がありません。

ここからは受験勉強しないお子さんに対して、親としてどのように接すればいいか解説します。

子どもの気持ちに寄り添い、対話を重視する

受験勉強をしないことを一方的に叱ったり、勉強を強要したりせず、子どもに気持ちに寄り添い、対話を重視しましょう。

子どもが勉強に向き合えない理由を、批判せずに傾聴するのです。

不安や迷い、プレッシャーなど、様々な感情が隠れている可能性があります。

「はい」か「いいえ」で答えられない、オープンクエスチョンの質問を用いて、子どもが自分の言葉で気持ちを表現できるよう促します。

例えば、「受験についてどう感じている?」「勉強を始めるのに何か障害を感じている?」といった質問が効果的です。

親自身の受験体験を共有すれば、子どもの気持ちに共感を示すこともできるでしょう。

このままではどうなるのか正しく伝える

子どもが受験勉強に向き合えない状況を改善するには、現状のリスクをきちんと伝えることが重要です。

一歩前違えると、脅しにつながったり、過度な不安を煽ったりしてしまうので伝え方には注意が必要です。

例えば、志望校の合格に必要な学力と現在の実力の差を、模試の結果を用いて具体的に示したり、大学入学後の学習や就職活動への影響を説明したりします。

また、受験勉強に使える時間には限りがあることを理解させるのも大切です。

「あのときもっと勉強しておけばよかった」と後悔させないように、子どもと真剣に向き合って親の考えを伝えましょう。

不安を煽ってばかりではなく、まだ間に合うことも伝えて、前向きな行動を促してげましょう。

子どもと一緒に具体的な目標を設定し、小さな成功体験を促す

大学受験を控えた子どもの学習意欲を高めるには、小さな成功体験の積み重ねが効果的です。

達成可能な短期目標を設定し、段階的に成功体験を積み重ねていけるようにサポートしましょう。

まず、子どもと話し合いながら、週単位や月単位の具体的な学習目標を立てます。

例えば、「今週は英単語を50個覚える」や「今月は数学の問題集を1冊分終わらせる」といった明確な目標です。

目標達成時には必ず褒め、成功を共に喜びます。

この過程で、子どもは自己効力感を高め、学習への前向きな姿勢を育むことができます。

同時に、目標が達成できなかった場合も、原因を一緒に分析し、次の目標設定に活かすことが大切です。

この方法により、大きな目標である大学受験に向けて、子どもの自信とモチベーションを徐々に高めていけます。

親がサポートするのが難しい場合は塾や家庭教師を利用する手も

とはいえ、「親が忙しくて子どもに使える時間がない」「反抗期でコミュニケーションを取れない」などの理由から、子どもをサポートしたくてもできないケースもあるでしょう。

そんなときは、塾や家庭教師の利用を検討してみましょう。

専門家のサポートを受けることで、子どもは正しい勉強法を学べるだけでなく、効率的に受験対策もできます。

第三者が入ることで親子関係の緊張が和らぎ、家庭での会話がスムーズになることもあるでしょう。

まずは勉強習慣を身につけさせたい、苦手科目を克服させたいという目的であれば、お子さんのペースで勉強できる個別指導塾がおすすめです。

講師が近くにいるので、わからないことも気軽に質問できるメリットがあります。

まとめ|大学受験の勉強をしないお子さんは親が

大学受験を控えた子どもが勉強しない理由は様々です。

親として重要なのは、子どもの気持ちに寄り添い、対話を重視することです。

同時に、現状のリスクを適切に伝え、子どもが小さな成功体験を積み重ねられるようにサポートしましょう。

親がサポートするのが難しい場合は、塾や家庭教師の活用も検討してみてください。

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