大学受験面接で聞かれやすい5つの質問と面接でチェックされる箇所をご紹介


大学受験面接は、推薦入試を選択する人にとって大きなハードルのひとつです。
本番当日に落ち着いて面接を受けるには、事前の心構えや練習が必要です。

面接を練習する際「聞かれやすい質問」や「受け答えのポイント」を押さえておくことで、面接で困ったときも焦らずに対処できるでしょう。

この記事では、面接で聞かれやすい5つの質問、受け答え方のポイント、面接でチェックされる箇所などについて解説します。
面接のポイントを押さえて、練習に役立てたい方はぜひ参考にしてください。

大学受験の面接で聞かれやすい5つの質問

大学受験の面接で必ず聞かれる質問は5つあります。
自分の魅力が最大限に伝わるように「自分の長所・短所」や「大学に入って何をしたいか」などを明確にしておくことが必要です。
願書や調査書、小論文よりも面接を重視する大学もあるため、冷静に受け答えができるよう準備しておきましょう

志望動機

「なぜこの大学を選んだのか」は、多くの面接官が興味を抱く質問です。
志望動機を聞かれた際は、以下の内容を意識してみてください。

・模範解答にならないよう具体的に説明する
・選んだ理由を明確に説明する
・入学への熱意を自分の言葉で伝える

志望動機は王道の質問ですが、模範的な答えになりやすい傾向です。

まず選んだ理由を明確にして、大学の特徴や自分の体験などを交えながら具体的に説明してみましょう。
「自分の体験」には、オープンキャンパスやその大学のイベントに参加した経験など盛り込むと効果的です。
主体的に志望大学へ足を運んでいることも伝えることができるため、熱意が伝わります。

高校生活について

大学受験の面接では、高校生のときに力を入れていた取り組みや印象に残っている出来事を聞かれるケースが多い印象です。

たとえば「美術部での活動に力を入れていました」と話すよりも、美術部の活動で得た学びや結果を伝え、もしあれば具体的な数値(絵を〇枚描いた、〇年かけて大きな作品を作り上げたなど)をエピソードに盛り込むことで説得力を増すことができます。

面接官はあなたがどれぐらい主体的に行動していたかを見ているため、自分の強みを存分にアピールできるよう具体的に伝えましょう。

長所と短所

長所だけ聞かれることもあれば、長所と短所両方の回答を求められるパターンもあります。

長所を伝える場合は抽象的な内容だけでなく、具体的なエピソードも添えられると面接官の印象に残りやすいでしょう。
短所を伝える場合は「どのように改善しようとしているのか」まで話すことで、課題を乗り越えていける人材だとアピールできます。

客観的に自分を分析し「自分の強みと課題」を明確に答えられると、面接官から「自分の意思で考えて行動できる人」だと評価してもらえるでしょう。

別の大学への受験状況

別の大学での受験状況について聞かれた場合は、正直に話すのが適した回答です。

ただし、別の大学が第一志望である場合、そのことについては伏せておくべきです。
別の大学が第一志望であることを伝えてしまうことで、好ましくない印象を与えてしまいます。
「○○大学を受験しています」とだけ回答しましょう。

正直であることは大切ですが、併願大学での面接で「別の大学への受験状況」を聞かれた場合は、建前をうまく使うことも大切です。

大学入学後の抱負

「大学入学後の抱負」もよくある質問のひとつです。

聞かれた場合に備え、大学が提供しているカリキュラムやイベントなどを調べながら、入学後のプランを作っておきましょう。
自分のやりたいことや興味のあることを自身で考えた入学プランに絡めて話すことができ、具体的に抱負を述べられます。

大学について調べる際には、大学のホームページやパンフレットを読むだけでなく、オープンキャンパスへ足を運んだり、可能なら志望大学の出身者に話を聞いてみたりすることもおすすめです。

大学受験の面接では変わった質問も聞かれる?「その他の質問一覧」

大学受験の面接では、想定外の内容を質問される可能性があります。
たとえば、以下のような質問内容です。

・最近のニュース
・最近話題になっているもの
・尊敬する人物
・卒業後のプラン(将来の夢など)
・100万円あったら何に使うか

たとえば「最近あったニュースで印象深いものはありましたか?」「最近話題の○○についてどう思われますか?」など、時事問題や社会情勢に対する関心度合をみるための質問を受ける場合があります。

そのほか「尊敬している人物は誰ですか?」「卒業後はどのような仕事に就きたいと思っていますか?」など、あなた自身の人柄について深く掘り下げて質問されることが多い傾向です。

「100万円あったら何に使いますか?」といった応対力について質問されるかもしれません。
想定外の質問を受けた場合でも、慌てずに「結論・理由・展望」を意識して回答しましょう。

また、面接の最後に「何か質問はありますか?」と逆質問されることがあります。
このときに「ありません」と答えてしまうと「やる気が見られない」と判断されかねないため、あらかじめ用意しておくと良いでしょう。

【大学受験面接】質問に対する受け答え方のポイント

質問を受けた際には、焦らずに質問の答えと理由をセットにして答えましょう。
困ったときに沈黙しそうなら、時間をいただきたいことを伝え、考える時間をもらうのがポイントです。
回答を丸覚えして面接に挑むのではなく、要点や内容だけまとめたものを自分の言葉で話せるよう練習しておくと安心です。

質問の答えと理由をセットにする

面接を受けるうえで大切なことのひとつに「自分の主張をわかりやすく正直に話すこと」が挙げられます。

面接官の質問に対して、正直な答えと一緒に理由もセットにしましょう。
そこにあなたの体験などを交えながら説明することで、あなたの主張を面接官に理解してもらえるのです。

困ったときの沈黙を避ける

質問された内容に答えられない場合、沈黙にしてしまうこともあるでしょう。
この場合は答えられない旨を正直に伝え、考える時間をもらうのがポイントです。

正直に話すことで面接官を待たせずに済みますし、面接官によっては質問を変えてくれる場合もあります。

用意していた回答をそのまま使わない

面接は受験生の人間性を見るためにあるといっても過言ではありません。

質問への答えが用意された回答ばかりでは心に刺さらないばかりか、模範的な印象を与えてしまう可能性もあります。
もちろん、ある程度の回答を事前に用意しておくことは大切です。

そのため要点や内容だけをまとめたものを、自分の言葉で話せるよう練習しておくことも必要です。

大学受験の面接でチェックされる箇所

面接当日に備えて、面接官がどのような部分を見ているのかをおさえておきましょう。

・動作や言葉遣いなどのマナー
・面接態度
・目線や表情

動作や言葉遣いは、意識していなくても人柄が出るものです。
友達と話すときのような言葉遣いではなく、最低限の敬語は身につけておきましょう。

面接時には背筋を伸ばし、目線を合わせながらハキハキと話すように心掛けます。
自分を取り繕うことなく笑顔で話している姿は「会話を楽しんでいる」と感じられ、好印象です。

また、面接時にチェックされる「面接マナー」は、十分練習しておくことが大切です。

・2つの動作を同時にしない(NG例:お辞儀をしながら「失礼します」という)
・ドアノックは3回(2回はトイレの扉をたたくときと同じ回数のため失礼にあたる場合がある)
・お辞儀の角度(入退室は会釈15度、面接官の前では中礼30度)

大学受験の面接で合格するための練習方法

面接の練習方法はできる限り「本番に近い状況」を作ることを意識しましょう。
緊張感のある雰囲気を作り出すためにも、入室してから退室するまでを忠実に再現するのがおすすめです。

実際の面接の流れは以下のとおりです。

・持ち物や身だしなみの確認
・入室
・自己紹介
・質疑応答
・逆質問
・退室

練習する前には、あらかじめ頻出する質問をまとめたものや、それに対する回答の要点、内容をまとめたQ&A集を用意しておきます。
面接マナーとあわせて練習しておくと、志望大学への思いの強さをアピールできるでしょう。

自信が持てるようになるまで、何度も練習しましょう。

まとめ

大学受験の面接では「志望動機」「高校生活で取り組んでいたこと」「長所や短所」「ほかの大学への受験状況」「大学入学後の抱負」について質問されるケースが多い傾向です。

面接官はあなたが「どれぐらい主体的に行動しているか」「態度や言葉遣いのマナーがなっているか」「コミュニケーションをとる意思があるか」を見ています。

自信が持てるまで面接練習を繰り返し、本番に備えましょう。

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