【選抜方法別】大学受験の流れをおさらい!入試の注意点も解説


「大学受験の流れがよく分からない」
「志望校の募集要項は、いつ発表されるのだろう」

大学受験は、国公立・私立ともに受験時期が前期・後期に分かれています。
また受験方法も指定校推薦・一般選抜・総合型選抜など、選択肢が数多くあります。

受験の仕方により出願時期は限られているため、事前に確認しておくとよいでしょう。

受験勉強を頑張っているからこそ、志望校合格のチャンスはできるだけ多く欲しいもの。

そこでこの記事では、受験方法別の大学受験の流れと注意すべきポイントをご紹介します。
志望校も決定し、出願を意識し始めている受験生はぜひ参考にしてください。

【一般選抜】大学受験の流れと注意点

大学受験は志望校の募集要項を取り寄せる時期や出願期間が決められていることが多く、書類の不備や提出を逃すと受験すらできません。
受験勉強と並行して、さまざまな手続きをするとなると、混乱しそうですよね。

まずは、一般選抜の手続きや試験日程を時系列でご紹介します。

公立大学は前期・後期のほかに、中期日程が組まれていることがあります。
この場合の試験日は、後期日程の1週間ほど前です。

国公立大学の出願時期に注意する

国公立大学の2次試験の出願は、前期・後期ともに共通テストが終わった直後です。
前期の結果を見てから後期の出願ができれば問題ありませんが、残念ながらそれはできません。

共通テストの結果と志望校の過去の倍率や2次試験の内容などを考慮し、前期と後期にどこを受験するかよく考えたうえで決定しましょう。

募集要項の発表時期に注意する

国公立大学は募集要項や出願の時期が各大学とも同時期です。
しかし私立大学は5月頃から募集要項が出始め、すべての大学が出揃うのが12月に入ってからと、大学によって配布される時期が異なります。

募集要項の配布を待っていては大学受験対策が遅くなるため、前年までの傾向を探りながら受験勉強を進める必要があります。

【学校推薦型選抜】大学受験の流れと注意点

学校推薦型選抜には「指定校制」「公募制」の2つがあります。

指定校制は、大学側が指定した高校の生徒だけが出願できる制度です。
たとえ行きたい大学があっても自分の高校が指定されていない可能性もあります。
ただし校内で指定校推薦枠を得られれば、ほぼ100%合格可能です。

公募制は高校の指定はなく、学校長の推薦さえあれば出願できます。
しかし全国の受験生がライバルとなるため、必ず合格できるとは限りません。

どちらの選抜方法も、一般選抜と比べて試験や合格発表が早いため、注意が必要です。

学校推薦型選抜を利用する大学の中には、共通テストが選考内容に入っている場合があります。
共通テストが選考内容に入っている場合、合格発表が年明けになることも。
一般選抜も受験する場合は、タイトなスケジュールになるため万全の対策が必要です。

学校推薦型選抜の準備は高1から始める

学校推薦型選抜を狙う場合、定期テスト対策は高校1年から始めましょう。
学校推薦型選抜は、内申点対策が必須です。

内申点は高1の1学期から高3の1学期までのすべての科目の成績が反映されます。
そのため高3からいきなり推薦を狙おうとしても、志望校が提示する内申点(評定平均)に満たない可能性があるわけです。

一般選抜の試験対策も行う

学校推薦型選抜や総合型選抜で受験する場合も、万が一のことを考えて、一般選抜で受験する準備を進めましょう。

学校推薦型選抜の合否は、早くても12月にならなければ分かりません。
学校推薦型選抜の合否が分かってから一般選抜の準備を始めると、合格できないわけではありませんが、かなりの努力が必要です。

確実に現役で大学に合格したいのであれば、早い時期から対策を進めておきましょう。

【総合型選抜】大学受験の流れと注意点

総合型選抜とは、大学側がアドミッションポリシーで求める学生像に合った生徒を選抜する受験方法です。
学校推薦型選抜が学校長の推薦が必要であるのに対し、総合型選抜は誰でも受験できます。

総合型選抜は、願書の受付が9月からと決まっている以外、比較的大学側が自由に決められます。
そのため出願より前に「エントリー」という形で受付ができたり、オープンキャンパスへの参加が求められたりするケースもあります。

9月までのんびりしてしまうと受験資格が得られない可能性があるため、総合型選抜で受験を考える人は、こまめに志望校のホームページをチェックしましょう。
また学校推薦型選抜同様、一般選抜の対策も並行して進めることをおすすめします。

まとめ

大学受験は国公立・私立の違いだけでなく、受験方法や受験時期などさまざまな選択肢があります。
受験方法によって大学受験までの流れが異なるため、貴重な受験の機会を逃さないように、細かく流れを把握しておきましょう。

また、学校推薦型選抜や総合型選抜で受験する場合も、万が一のことを考え、必ず一般選抜の勉強も並行して進めてください。
事前に受験の流れを把握しておき、気持ちにゆとりをもって対策していきましょう。

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