中高一貫校の進路決めのポイント!受験の流れもご紹介


中高一貫校は、ほとんどが大学受験に特化したカリキュラムを組んでいます。

中学と高校の計6年間をかけてじっくりと体系立てた授業を行うため、授業の進行スピードはもちろん、内容の濃さも公立校とは比べものになりません。

そのため、中高一貫校の学生の進路選択は、公立校に通っている学生と比べると少し特殊です。

本記事では、中高一貫校の進路選択について、どのような流れで進路決めを行っているのかご紹介します。

進路を決める際のポイントや大学受験に向けた対策も一緒に取り上げているため、ぜひ最後までご覧ください。

中高一貫校の進路選択!上位校ほど進路決めの時期は早い!?

公立校の高校生は、2年生から大学受験を意識するようになり、高校3年生になってから実際に受験勉強を開始するのが一般的です。

しかし、中高一貫校の場合、大学受験を受けるのを前提にカリキュラムを組んでいる学校が多いです。

そのため、高校1年生、早ければ中学の段階で希望進路の調査が行われ、自然に大学受験を意識するようになります。

特に有名なのが、御三家と呼ばれる男女の中高一貫校です。

東京大学をはじめとする難関大学へ進学するための準備を中学校入学と同時に行うため、毎年多くの難関大学合格者を輩出しています。

【中高一貫生の進路選択】受験方法

中高一貫校生が進路選択を行う際は、大学の受験方法もしっかりと検討する必要があります。

大学受験にはどのような形式が存在するのか、主要な受験方法についてみていきましょう。

一般入試で大学を受験する

まず、ご紹介するのは中高一貫校の生徒のみならず、公立校の生徒も利用している一般入試です。

一般入試は大学入学共通テストと、大学が作成している個別学力検査の2つのテストで構成されています。

中高一貫校の場合、大学受験を受ける前提のカリキュラムで6年間学ぶため、大学入学共通テストは問題の傾向が変わらない限り、安定して対応できるのが強みです。

学校によっては、個別学力検査の対策講習を行うところもあります。

推薦で大学を受験する

一般入試に次いで知名度が高い受験方法が、指定校推薦です。

指定校推薦は面接や小論文で合否を判定する試験で、高校側で行われる校内選考を通過することで受験できます。

一般入試が3月まで続くのに対して、指定校推薦で合格すれば10月ごろには受験から解放されるため、指定校推薦を目指す生徒は多いです。

そのため、指定校推薦を目指す場合、高校1年から優秀な成績を収める必要があります。

ただし、優秀生徒は指定校推薦ではなく、学校サイドの受験の実績に残る一般入試をすすめられることも少なくありません。

付属の大学へ進学する

中高一貫校の中には、大学が付属している学校もあります。

付属の大学へ進む場合、学校によって進学条件が異なるため、事前に調べておきましょう。

たとえば、早稲田大学高等学院・高等学院中学部の場合、一定の成績を収めることができれば全員が早稲田大学に進学できます。

しかし、希望学部へ進めるかは成績次第です。

一方で、同じ早稲田系列の学校でも早稲田中学校・高等学校の場合、生徒の全員に内部進学の枠が配られません。
そのため、成績が足りない人は外部の大学を受験する必要に迫られます。

【中高一貫生の進路選択】大学受験までの流れ

大学受験の形式についてご理解いただけたでしょうか。
続いては、中高一貫校の大学受験までの流れについてご紹介します。

中学1年から2年までは基礎固め

中学1年生から2年生は、基礎学力を向上させるための期間です。

そのため、基本問題を徹底的に反復学習させながら、中学校の授業内容を2年間で終わらせます。

授業の進行スピードが速いため、予習と復習を自主的に行う姿勢が必要です。

中学3年から高校1年で高校の授業範囲を終わらせる

中学3年生からは、高校1年生の授業範囲が前倒しで始まります。

受験を意識する場合、準備が早いに越したことはないからです。

授業の進行スピードは相変わらず速く、中学3年生から高校1年生までの2年間で、一般の公立高校で学ぶ範囲のカリキュラムを全て終わらせます。

東大の進学実績で日本一を誇る開成高校などのカリキュラムは、このスタイルです。

高校2年以降は大学受験のための準備期間

高校の学習範囲が終わると、残りの2年間を利用して大学受験向けの授業が行われます。

春季講習や夏期講習など、大学受験に特化した講習も頻繁に行われるため、公立校の生徒よりも早い段階で大学受験に対応できる学力を身につけることが可能です。

学校によっては、大学受験を終えたばかりのOBやOGを呼び出し、相談に乗ってもらう場を設けてくれます。

【中高一貫生の進路選択】大学を決めるときのポイント

大学受験において、自分が進学する大学の選択は非常に重要です。

2022年時点で日本国内には790の大学が存在しており、進学先を選ぶのは骨が折れます。

そこで、大学を決める際は以下の3点をチェックしましょう。

自分がこれから学びたい分野が何かを明確にする

進路選択の失敗でありがちなのが、大学の名前だけで進学先を決めてしまうパターンです。

有名大学に進んだものの、進学先の学部や学科分野の勉強に興味が持てず、勉強へのモチベーションが下がってしまう話は決して珍しくありません。

進路選択時は、将来自分が何になりたいか、何の分野を極めたいのか、しっかり考えましょう。

興味のある分野の第一人者が教授をやっている大学に行くのも、立派な理由になります。

偏差値がギリギリでないか確認する

大学に限った話ではありませんが、進学先の大学のレベルが自分の学力に見合っているかは、重要な判断ポイントです。

講義のレベルが高過ぎると、勉強する側はかなり苦しい思いをすることになります。

目標は高いに越したことはありませんが、無理なく自分の好きな分野の勉強ができるかも重視しましょう。

とはいえ、受験日まで日にちがある場合は、きちんと計画を立て、正しい方法で勉強すれば大幅な偏差値アップも可能です。

通学の利便性も考慮する

進路選択において、通学の利便性も考慮しましょう。

大学は、最低でも4年間は通うことになる場所です。

片道数時間かけて通う人も一定数いますが、通学で体力を削り取られ勉強に集中できない、という問題が発生する可能性も十分考えられます。

自分の体力や大学の希望度など、さまざまな要素を考慮して結論を出しましょう。

【中高一貫生の進路選択】希望の未来へ進むためには

進路選択で決めた希望の未来へ進むためには、どのような準備を行えばよいのでしょうか。

以下に3つのポイントを取り上げているため、一つずつ確認しましょう。

自主的に学ぶ姿勢を持つ

中高一貫校は高校受験がない分、中学から高校に上がる時期が一番中だるみしやすいです。

その結果、成績が伸び悩み大学受験本番までの準備に苦労することになります。

自分で学ぶ姿勢を保つことで、学力の低下を防ぎましょう。

大学受験までの細かい目標を立てる

大学受験は長期戦のため、計画的に行うことが大切です。

中学から高校までの6年間の長期計画と、学期や月ごとの短期計画を立てながら勉強しましょう。

ただし、無理な計画はモチベーションの低下につながるため、努力次第で実現可能なレベルの目標を立てましょう。

成績の上下に一喜一憂しない

大学受験をするにあたって、学校の実力テストや外部の模擬試験を受ける機会が増えるでしょう。

そのとき、目先の成績や結果に一喜一憂していては、長い受験を戦い抜くことはできません。

成績が落ちても慌てず、間違えた問題の復習と対策を行い、受験本番に備えましょう。

まとめ

以上、中高一貫校の進路選択について取り上げてきました。
進路選択は、自身の将来に関わる重要な決断です。
自分がどのような未来を求めているのか考えたうえで、自分の進む道を選択しましょう。

ちなみに、大学受験に向けた勉強に不安を抱えているのであれば、「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」へ通うのがおすすめです。

「WAYS」では中高一貫校生向けのカリキュラムが用意されており、大学受験はもちろん定期テストの対策まで行ってくれます。
現在、新規生徒の募集も積極的に行っているため、興味のある人はぜひチェックしてみてください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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