個別指導塾のメリットを徹底解説!デメリットや集団塾との料金比較も
個別指導塾を検討している方の中には、どのような特徴があるのか詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、個別指導塾のメリットやデメリット、集団塾との料金比較などを紹介します。
お子さんの塾選びにお役立てください。
このページの目次
個別指導塾の特徴
個別指導塾とは、1人の講師が1〜4人程度の少人数を指導する形態の塾です。
席はブースで区切られているので、集中して勉強に取り組むことが可能です。
完全個室で1対1の授業を行っている塾もあります。
学習する科目や内容は生徒ごとに異なり、講師が指導していない間、生徒は問題演習を行います。
個別指導塾のメリット
個別指導塾のメリットは以下の通りです。
- カリキュラムが個別最適化されている
- スケジュールを調整しやすい
- 講師が近くにいるので集中しやすい
- 講師との距離が近いので質問しやすい
順番に解説します。
カリキュラムが個別最適化されている
個別指導塾では、成績や学習態度などに応じて、一人ひとりに合ったカリキュラムが組まれます。
そのため、授業を受けたものの「レベルが合わなくて理解できない」ような事態を避けることが可能です。
カリキュラムを柔軟に変更できるのも特徴です。例えば、年度の途中で受講科目を追加したりできます。
スケジュールを調整しやすい
スケジュールを調整しやすいため、部活動や習い事と両立できるのもメリットです。
例えば、以下のように通塾スケジュールを立てられます。
- 平日は部活動で忙しいため、土曜の15時に通塾する
- 部活動と習い事がない水曜日の18時に通塾する
集団指導塾の場合、生徒は塾のスケジュールに合わせなければなりません。
欠席した場合の振替授業を設けている塾もありますが、再度スケジュールを調整する手間がかかります。
部活動や習い事に頑張りたいお子さんの場合、個別指導塾の方が融通が効きやすいでしょう。
講師が近くにいるので集中しやすい
講師が近くにいるので、集中して勉強に取り組めます。
「集中力が続かない」「学習慣習が身についてない」ようなお子さんの場合、個別指導の形態は特に効果的です。
集団指導の場合、複数人で同じ授業を受けられるので、仲間と切磋琢磨できるメリットがある一方、講師の目が行き届かないこともあります。
お子さんがどちらの塾に向いているかは以下の記事を参考に判断してみてください。
講師との距離が近いので質問しやすい
講師との物理的な距離が近いため、わからない点を質問しやすいのもメリットです。
1対2でも1対3の個別でも、基本的に指導は1対1で行われるので、質問するのが苦手なお子さんも安心です。
授業回数を重ねていけば、信頼関係も構築できるので、進路や勉強方法なども相談しやすくなるでしょう。
個別指導塾のデメリット
メリットだけでなく、デメリットも把握しておきましょう。
- 費用がやや高い
- 競争心が芽生えづらい
- 学習進度の管理が難しい
順番に解説します。
費用がやや高い
集団指導塾と比べると、費用がやや高いのがデメリットです。
一般的に、塾の料金は講師が担当する生徒数が少ないほど高くなる傾向があります。
したがって、1対3よりも1対1の方が授業料は高めに設定されています。
塾は数ヶ月から数年にかけて通うものなので、予算を考慮して判断しましょう。
競争心が芽生えづらい
生徒は各々のペースで勉強を進めるため、競争心が芽生えづらい面もあります。
集団指導塾のように、他の生徒と切磋琢磨しながら勉強のモチベーションを高めたい子どもには向いていないかもしれません。
とはいえ、マイペースで勉強したいお子さんや競争がストレスになる場合は、個別指導の方が適しているでしょう。
学習進度の管理が難しい
わからない単元で時間がかかってしまうと、計画通りの進度を確保できなくなる場合があります。
自分のペースで勉強できるというメリットが、デメリットになってしまう可能性があるのです。
講師はカリキュラムを考慮して指導するものの、苦手科目の場合、進度が遅れてしまうこともあるでしょう。
思うように進度を確保できない場合は通塾回数を増やすなどの対策が必要です。
個別指導に向いている子の特徴
個別指導に向いているのは以下のようなお子さんです。
- マイペースな子
- 勉強の基礎を固めたい子
- 苦手科目を克服したい子
- 学習習慣を定着させたい子
- 部活動や習い事で多忙な子
- 大勢の前で質問するのが苦手な子
基礎が定着していて、応用力を高めていきたいお子さんや学習意欲が高く、自主性があるお子さんは集団塾に向いています。
個別指導塾と集団塾の料金比較
個別指導塾と集団指導塾の料金を小学生、中学生、高校生に分けて紹介します。
【月額授業料の相場】※週2回通塾したケース
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
個別指導塾 |
1万2000〜3万円 ※中学受験コースの場合は3〜6万円 |
2〜4万円 | 3~5万円 |
集団指導塾 |
1万〜2万5000円 ※中学受験コースの場合は2~4万円 |
1万5000〜3万円 | 2万5000〜4万円 |
小学生は、中学受験を目的として塾に通わせた場合、費用は高額になるのが一般的です。
上記のほか、夏休みや冬休みなどの長期休暇中に実施される季節講習の費用もかかります。
塾代についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
個別指導塾を選ぶ際に確認すべきこと
個別指導塾の中から塾を選ぶ際は、以下の点を確認しておくとよいでしょう。
- 講師は担当制か
- 講師との相性は良いか
- サポート体制は充実しているか
講師は担当制か
担当制の場合、同じ講師が一貫して指導を行うため、生徒は講師との信頼関係を築きやすくなります。
また、同じ講師が担当した方が、生徒の性格や特性を知った上でコミュニケーションを取れるので、指導効率も高まるでしょう。
一方、講師が担当制ではない場合、慣れるまで時間がかかるだけでなく、緊張やストレスの原因にもなることもあります。
集中して勉強できなくなる可能性もあるので、できるだけ担当制の個別指導塾を選ぶことをお勧めします。
講師との相性は良いか
講師との相性は特に重要なポイントです。
学校や集団指導塾で行われる一斉授業よりも、密にコミュニケーションを取るからです。
ある生徒にとっては「良い先生」だったとしても、別の生徒にとってはそうでないケースもあります。
塾は生徒の性格や特性を考慮して担当講師を決めますが、実際に授業を受けてみないとわからないこともあります。
多くの塾が無料の体験授業を実施しているので、積極的に活用して判断するとよいでしょう。
サポート体制は充実しているか
塾に通う最大の目的でもある「成績アップ」や「志望校合格」のためには、充実したサポート体制も不可欠です。
具体的には、以下のような点をチェックしてみるとよいでしょう。
- 定期的な面談はあるか
- 学習の様子はこまめに共有してくれるか
- 授業中以外でも気軽に質問できるか
特に、初めてお子さんを塾に通わせる場合は不安になって当然です。
気になっていることは遠慮せずに質問し、誠実かどうか見極めるとよいでしょう。
まとめ
一人ひとりに合ったカリキュラムで学習できるのが個別指導塾のメリットです。
学習習慣を定着させたいお子さんやマイペースで勉強したいお子さんに向いています。
個別指導塾を選ぶ際は、特に重要な「講師との相性」に着目するとよいでしょう。
体験授業を活用して見極めるのがおすすめです。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、無料の学習カウンセリングを実施しています。
お子さんの学習面で悩みを抱えている方はお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。