【政治経済編】大学受験対策用おすすめ基礎問題集・参考書3選
大学受験の「社会科目」の選択肢の中で、日本史や世界史に比べ暗記の量が少なく、ねらい目ともいわれるのが「政治経済」です。
ほかの社会科目に比べ、短期間で勉強が済むため、5科目を網羅的に勉強しなければならない受験生にとっては、ねらい目ではないでしょうか?
そこでこの記事では、受験生におすすめの大学受験用に基礎を学べる政治経済参考書・問題集をご紹介します。
「政治経済はサクッと終わらせて別の勉強をしたい」
「独学で政治経済を大学受験できるレベルまでもっていきたい」
といった方は、参考書選びのときに役立ててください。
このページの目次
【大学受験用】政治経済の参考書・問題集の選び方
日本史や世界史は1科目の参考書が3冊4冊に分かれていることもあり、暗記量は膨大です。
その点政治経済は覚えることが少ないため、どの参考書も1冊にコンパクトにまとまっています。
短期間で学べることはメリットですが、優れた参考書や問題集でなければ結局何冊も必要になってしまいます。
政治経済の参考書や問題集を選ぶ際は、次のことに注意して選びましょう。
最新の参考書・問題集を選ぶ
政治経済は、過去に起きたことだけでなく現在の時事問題が問われることがあります。
必要な情報を網羅するためにも、常に新しい参考書を活用しましょう。
自分の学力に合った参考書・問題集を選ぶ
自分自身の学力に合った参考書や問題集を選ぶことも重要です。
政治経済が苦手な人や学校で授業を選択していない場合は、基礎から学べる参考書が必要ですし、比較的得意であれば標準問題から学べるものがよいでしょう。
段階的に徐々に難易度を上げていくようにします。
【大学受験用】政治経済のおすすめ基礎参考書・問題集
ここからは、実際におすすめの大学受験用政治経済の基礎が学べる参考書と問題集をご紹介します。
標準的な大学を志望する場合は、ご紹介する参考書を読み込み、問題集はしっかり理解できるまで繰り返し解きましょう。
蔭山の共通テスト政治・経済(学研プラス)
政治経済を初めて学ぶ人や基礎から学び直したい人は、学研プラスの「蔭山の共通テスト政治・経済」がおすすめです。
蔭山先生は、代々木ゼミナールの人気講師。
講義形式の参考書で、タイトルに「共通テスト」とついてはいますが、かみ砕いた内容で分かりやすく私立大学で政治経済を選択する人にもぜひ目を通してもらいたい1冊です。
政治経済では、用語の暗記だけでなく理屈を理解していなければなりません。
この参考書は理屈も詳しく解説しています。
まずはこの1冊で流れをつかみましょう。
共通テスト政治・経済集中講義(旺文社)
政治経済で覚えるべき50項目が厳選して掲載されている参考書が「共通テスト政治・経済集中講義」です。
政治経済の基本的な流れを理解した状態で、より深く用語を理解するための参考書です。
過去のセンター試験を分析し、出題頻度やどの程度理解するべきかが掲載されています。
コンパクトにまとめられているため、共通テストだけでなく一般入試でも活用できます。
テーマごとの演習問題や別冊の「必携一問一答問題集」を使えば、アウトプットも可能です。
マーク式基礎問題集 政治・経済(河合出版)
基礎的な問題を解くなら「マーク式基礎問題集 政治・経済」がおすすめです。
共通テスト形式で基礎問題に取り組むことができ「蔭山の共通テスト政治・経済」や「共通テスト政治・経済集中講義」で覚えたことが、身についているかを確認できます。
ただし共通テストレベルの中でも、かなり易しめの問題が集められているため、基礎力が身についたらより難易度の高い問題集に挑戦しましょう。
もしも分からない箇所があれば、再度参考書に戻って復習が必要です。
【大学受験生におすすめ】政治経済の基礎が身についたあとにチェックしてほしい参考書
基礎的な問題さえしっかり解けるようになれば、平均的な大学であればある程度の得点は期待できるでしょう。
しかしMARCHレベル以上の大学が志望校の場合は、さらに深く学ぶ必要があります。
その場合「蔭山の共通テスト政治・経済」に比べ、やや難易度の上がる参考書「蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」がおすすめです。
これらで深い知識を身につけ「政治・経済一問一答【完全版】(東進ブックス)」や「私大攻略の政治・経済( 河合出版)」でアウトプットしましょう。
早稲田大学レベルを目指す場合は、最難関の問題集「政治・経済標準問題精講(旺文社)」を繰り返し解くとよいでしょう。
大学受験で政治経済を選択するときの注意点
大学受験で社会の科目を選択する場合、暗記の少ない政治経済はねらい目ですが、選択する場合は注意すべきポイントがあります。
科目選択で悩んだ場合には、参考にしてください。
政治経済を受験できない学部がある
国公立・私立問わず、社会科が受験科目になっているものの、政治経済が含まれていない場合があります。
日本史や世界史と比べ覚えることが少なく、得点に差が出てしまうためではないかといわれており、今後も利用できなくなる大学が増えることも考えられるでしょう。
また、大学によっては入試方式によって選択できる・できないが異なる可能性もあります。
志望校が決まった際には、入試要項にしっかり目を通すようにしましょう。
丸暗記だけでは解けない
ご紹介したように、政治経済で勉強しなければならないことは歴史と比べて圧倒的に少なく、勉強も短時間で済みます。
しかし暗記さえがんばればある程度は点が取れる日本史や世界史とは異なり、政治経済は丸暗記だけでは問題は解けません。
用語が難しく、理屈もしっかり覚えていなければ、答えられない問題も出題されます。
また最近の時事ネタを問題と絡めて出題されることもあり、ある程度は時事ニュースも新聞やテレビから仕入れておく必要があるでしょう。
まとめ
大学受験において、社会科の科目選択は「政治経済」がねらい目です。
暗記する用語も少なく、日本史や世界史と比べても圧倒的に短時間で攻略できます。
選択する場合は、ご紹介した参考書や問題集を活用して効率的に勉強しましょう。
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